たけたらず

「あけましておめでとうございます」と挨拶すると鳩が豆鉄砲をくらったような顔をする人が出始める季節ですね。一月も半ば。「え、もう遅くない?」という表情なのか、「あ、そういえばそうだったね」なのか。どっちでも良いですね。自分はその年が始まって初めて会うと何月であろうと言いたくなってしまいます。3月くらいにAKOMすると「ふざけてるの?」と笑われることもあったような気がしますが、別にふざけているわけでもないんですがね。かと言って、新年初だから言わないと失礼に当たる‥なんていう硬い気持ちなわけでもないですね。何なんですかね。
果たしてぼくはいつまで年明けを引き摺るんですかね。


というわけで、こちらは引き摺ることの出来ないパンツです。
CLASS、CCFS10UNI A。
COTTON 100%、インディゴ。
普遍的デニムの丈を途中でチョキンと切断したような形。
あえて言うならば、八分丈、九分丈くらいでしょうか。
そもそもピッタリを十分丈とするならば、十一分や十二分丈と言っても良いようなパンツを穿くのにも慣れましたね。ダブダブ、ズルズル、もはや落ち着きます。
そんな私たちの目には、この丈の絶妙さに気づく前に、まず単純な「短さ」が新鮮に映ります。

私たちの目には、この丈の絶妙さに気づく前に、まず単純な「短さ」が新鮮に映ります。
なんて、大層なことを言っている人もいるようですが、まあとりあえず短いです。
長すぎパンツもかわいいし、ちょい短パンツもかわいいです。ちょい短かー‥ウーム、これだと何だかハーフパンツみたいに聞こえるなあ。
短いと言うよりも、ちょっと足りてない!って感じ。
足りない楽しさを感じてからが、2025スタートです!

その足りなさを裏切るようなディテールのご登場
今日の話で言うところの「丈不足パンツ」は何だかんだ古着などでも見かけることもあるかも知れません。
一方、ガバッと広い裾幅のパンツを裾でパチっと留めたりギュッと絞ったりするディテールもあったりします。
CCFS10UNI Aは、べつに元々ガバッと太いパンツではありません。
CCFS10UNI A は、足りない丈を、バチっと留められます。

ありのままの左足

留めた右足
「あぁちょっと待ってぇ!」と足首を掴まれた感じ


「長いデニムをわざわざロールアップして、短くする。そして靴下を、見せる。」
みたいなやつ、時と場合によっては抵抗がある人も時と場合によってはいるかも知れません。
それはきっと「見せている」からなのだと思います。
ぼくの個人的な感覚ですが、
CCFS10UNI A は、「見えちゃう」です。
なぜ「見えちゃう」かと聞かれれば、「足りない」からです。
留めても留めなくても、見えちゃうからこのパンツはかわいいです。


「足りない」からどうってことはありません。
「足りない」からって焦る必要もありません。


足りないと感じたらなにかしら他のものを足したって良いし、
べつに、ちょっと足りてないくらいが気分良かったらそのまま、いつも通り。
「見えちゃうし、ルーズソックスでも履いておこうかな」なんていうのも。ものは言いよう考えよう。
なんだか色々足りまくっているな、溢れちゃうよ〜って方は、
「たまには足りないくらいが良いんだよな」と自分で納得してみると新しい考え方ができるのかも知れませんね。
はい‥いつまでたってもおつむの足らないぼくも自分に言い聞かせます!



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