踊るな 大走査線


CLASSのいつものロングスリーブカットソー:CCFS17UNI A。
これもこれもこれもこれもこれもこの形。絶対もっと出していますが、過去の思い出を掘り返すのはこれくらいにして・・・。
「CLASSのいつもの」というと思い浮かぶのは、このL/Sカットソーとkarachiくらい。
改めて、定番が存在しないブランド。


フライスは首のみ、裾も手首もすとんと落ちる作り。
唯一デザインされている部分は肩の切り替えのみ。
確か前後に肩線をずらし、着用した際に肩に縫い代が当たらないようなパターンだったような気がします。ものすごくシンプル。
と、言っても使う生地がいつも特徴的なので、生地の特徴をそのまま肌で楽しめるようにデザインされたカットソーなんでしょう。
そんな「今期のいつもの」に使われている生地は、コットン/ポリエステル/ヘンプのミニ裏毛。
ジャリっとした手触りがヘンプでしょうか、ドライなタッチが好印象。
コットン/ポリエステル/ヘンプ、それぞれの糸の太さを利用したメランジ調のジャージーカットソー。


さて、「CLASSのいつもの」という感想が真っ先に出てしまう僕からこのロングスリーブカットソーを文章で紹介するのはこれくらいが限界です。
あ、申し遅れました。河上です。
というわけで、何も知らない匠から紹介してもらいましょう。
パリ後から唐突に始まった何も知らない匠にとりあえずBlogを書いてもらう流れですが、気に入っているんです。何も知らない人から見た、いつもの。

Color:WHITE/BLACK Size:1/2/3
¥31,900-(tax included)
如何お過ごしでしょうか?!
またしても飯田です。安心してください。飯田によく似た鳥ではありません。
小手始めに、今日紹介するカットソーでも見て心を落ち着けましょう↓

80% COTTON
12% POLYESTER
8% HEMP
↑製品表示もあるともっと落ち着くかなと思って

この安心感のあるCLASSのカットソー(CCFS17UNI)は遠くから見ると見える走査線のような肌理が特徴のカットソーです。
たぶん、これをヨコシマと呼んではならない。
撮影の時、私がカメラを持ちながら
「そのヨコシマが…」
というとこのカットソーを着ている晃士さんに
「じゃあ、ブログのタイトルは『ヨコシマな気持ち』…いや、『ヨコシマな気持ティー』だね!」
と言われました。
たぶん、『ヨコシマな気持ティー』をタイトルにすることも、あってはならない。

何故なら、私はこのカットソーを眺めながら、中学生の時に着ていたumbroのポリエステルのヨコシマカットソーを、もとい着心地を第一に母親が選び、与えられるがまま着ていたであろう少年期の切実な童心を思い返していたから。そういう気持ちと邪さはきっと、混淆すべきではないから。
そして、確かに私が思い出したのはヨコシマのカットソーではあったものの、このCLASSのボーダーらしき存在だけが私に昔着ていたそれを喚起させたのかと問われるなら、その限りではありません。
一つ、カットソーであること、
二つ、ボーダーらしき肌理
三つ、ボックスシルエット
四つ、リブとボディの軋轢
五つ、ポリエステル
五-二(六でも可)、
極め付けは8%のヘンプ。
その手触りは「喚起」における重大なファクターに思えてなりません。


走査線はテレビやモニターのディスプレイ上にその表示方式が目に見えて現れてくるものです。
大味に二通りあるみたいですが、どっちでもデジタルカメラで撮ると見ることが出来ます。
適当に撮った写真にテレビが映っていて、目を凝らしてよく見ると横に壊れたような線が走っている。
「カメラがテレビバグらせちゃった!」
と思って振り向くも、変わり映えしない液晶画面にどうしてかガッカリしたものです。
べ、別に…テレビ…砂嵐……ザラザラ…とか別に、言う予定は…今でもありません、。が…何か記憶って〜ザラザラしてますよ!よねE!!っw
…スチャ
でも、今ならわかる。
幼き頃の私たちは常に、一抹の痛みを前提に生きてきました。
ノーズパッドの跡が赤く残るほどよわい顔の皮膚。
それは濡れを拭われるというより、古くごわごわとしたバスタオルによって擦られていました。
そういえばumbroのポリエステルもちくちくとしていました。
ノーズパッドや古いバスタオル、ポリエステルの感触が、訳もなく指先を当てながら歩いた外壁の、白くトゲトゲした表面が歩行、その速度によってはぐらかされた手触りの結末に収斂する。
その道程こそ成熟の指し示すところであり、喪失したのは一抹の手触りそのものでした。


主走査、副走査は常に存在するにも拘らず静止画によってはじめてみたいに現前する線。
CCFS17UNIの織と材質がなすこの線は常に在るにも拘らず、これを着た人が”動きながら(椅子を持つなど)”にして捉えられうるものでないことはこれと似ます。
8%のヘンプが引き起こすこのカットソーのざらざらはきっとあなたにとっても何かに似ています。
「かつての痛み」のまとまりとしてのざらざらが、”立ち止まって”思い返すことによって迎える復活劇の大役を、一抹と呼ぶほかない8%のヘンプが担っています。
普通にすごい。

今日は肩肘張らず普通のブログを書いてみようと思いました。
ヘンプパワー(邪)!
この存在への直感!
このカットソーに袖を通してみてください。
あなたもヘンプパワーの安心感に身を委ねれば、この肌理をヨコシマと呼ぶことはできないはず。
何より最たることは、今こそこのざらざらで喚起したビデオをこのディスプレイ、CCFS17UNIに放映する時である、まさにそのことなのであります!
今日帰ったら、『踊る!大捜査線』でもみようかなー

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