大袈裟なトレンチコート

ウェストベルトでたっぷりとした身頃をキュッと締める。
ラグラン袖、アンブレラヨーク、そして深いインパーテッドプリーツ。
特徴的なディテールが、ベルトによって絞られたウェストと対照に、立体的に膨れ上がる。
そんなボンキュッボンなシルエットが非常に男性的に見えるという点が(着る上での)トレンチコートの魅力だと、僕は感じている。

と、いうわけで「美しさとか高級感とかそういうのはどうでもいいので、少しずつ大袈裟にしたトレンチコートを作りませんか?変わったデザインは全く必要ありません」と、SADEに声をかけました。
ちょうど、そんなコンセプトに合いそうなコットン生地も持っていました。
60番手の糸を2本撚った綿糸で織ったコットンギャバジンにニドム加工を施した生地。
数年前、とあるMANHOLE企画の為に作られた物。

で、出来上がったのがSADEとMANHOLEが送るトレンチコート:CO01。
前述した通り「大袈裟なトレンチコート」というのが、僕から影山さんへのリクエスト。
そう、トレンチコートは大袈裟に見える方がかっこいいと思う。



で、フリーサイズ。裏地なし。
使ったコットンギャバジンの良さを目で肌で、ダイレクトに楽しめる仕様。あと「洗って納品しましょうか?」と、影山さんから提案があったくらいには普通に洗える。結局早く売り場に並べたかったので洗わずに納品してもらいました。裏地がついてないとはいえ、用尺たっぷりなのでアイロンがけは大変そうではありますが、クシャクシャと細かく皺が入ったトレンチコート、それはそれでセクシーです。



トレンチコートの特徴的なディテールを少し大袈裟にしただけ。
例えるなら、女性が大きなトレンチコートを着ているバランスを、そのまま男性に置き換えたようなイメージ。
オーセンティックな洋服の持つオーセンティックな良さはそのままです。
その時期に着たい洋服を着て、このコートを羽織って、おしまい。
迷わない、実に男らしい洋服。


Size: Free ¥121,000-(tax included)
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河上 尚哉
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