レッツ、軽柔へ遠回り

みなさん、こんにちは。
近ごろは、夏がその気配を消したのかと思ってしまうくらい涼しい日々が続いていますね。サイコーに過ごしやすい気温なのは間違いないのですが、曇天とどうせすぐに酷暑が到来するという事実が体を湿らせてきやがりますね。あ、違う、雨だ。ふぅ、落ち着きましょうよ。どうせもう少ししたら毎日ブツクサ文句を投げつけることになるのですから……隠れている今ぐらいはそっとしておいてあげます。

さて、再びこんにちは!吉田悠人です。
本日はコチラ。FRANK LEDER。
先日紹介されていた、コットンジャージーイージーパンツ(「軽くて柔らかい」)の、
2-TUCKバージョンです。
何故これだけ2-TUCKなのかは定かではありませんが、デザイナーがそう決めたならそうなのでしょう。
ちなみに1-TUCKと2-TUCKの大きな違いは股上の深さです。
1-TUCKの方が股上が深いです。2-TUCKの方が股上が浅い。
色はブルーグレー。ひんやりとした色ですね。
1-TUCK バージョンの繰り返しになりますが、生地は軽くて柔らかいヴィンテージのコットンジャージー。
ウエストにはジュートのドローコードがついています。で、当たり前のようにドイツ製。
20年以上前はイギリス製のものもあったようですが、それ以降はずっとドイツ製。

「軽いのに存在感がある」
人間に置き換えたら神さまギリ二物与えてんじゃん、と思っても仕方ないくらい。
河上さんはもうかなり長くFRANK LEDERの作る洋服をお店に並べ続け触れ続け、
このパンツを見て、特色として「軽いのに存在感がある」(無論この一言は濃縮還元)と。
今回の2-TUCK バージョンはタックが増え厳密に言えばシルエットが絶妙に変化しているとはいえ、
色違いとはいえ、生地はおんなじコットンジャージーとはいえ。
「軽いのに存在感がある」と繰り返したとて……もうそこは伝わっているはず。
無知のぼくとはいえ、MANHOLE内FRANK変遷は見てきているはず……
1-TUCK 紹介BLOGを追い風に、2-TUCK バージョンと共に歩みます。換気換気!夏も近いですしね。


ヨイショ

よし、まずは心を空っぽにして、そこに吹き込もう!ヒュ〜
(時は穿く前に遡ります)
ぼくでさえ、このパンツを見たとき、ぼくのくせに思いました。タグも見る前。
「FRANK LEDERぽいな」と。そしてタグがそうだったとき、「うわ!ヤベー正解じゃん!あってたあってた!」などと歓喜の舞はしませんよ流石に。だって予想とはいえ確信に満ちていましたもん。
ではなぜぼくは「これはFRANK LEDERだ」と思ったのか。
いや、そんな大それたことは言えませんよ?!
雰囲気です。もっと言えばつまり柄と生地の雰囲気です。
ここでみなさんにぼくの頭をパッカリお見せできればかなりラクなのですが……
ぼくの中にも一応として「FRANK LEDERぽいイメージ」なるものがあります。それは大小様々な印象だったり着ている人だったりするのですが、服単体にまず抱くイメージ、というか予想は、
「ガッシリした男らしい感じ、ガサっとしていたり、少し厚めの生地」といったところでしょうか。
この感じが見て取れたら、「おっ、FRANK LEDERだな?」と思うわけです。
だから今回もそう思って触って穿いたんです、FRANK LEDERのパンツを。
そうしたら華麗に……戸惑うぼくを嘲笑う2-TUCK。大げさですね。
「あの感じじゃ……ない!」
説明難し!がんばれあともう一歩!
「まず軽い…しかし薄っぺらいような印象も受けないしブ厚くもない…独特の風合い、などという謎の言葉を使うまでもなく、まっすぐひたすらにキモチイ生地。最初に触れた爪先から今ふとももまでキモチイ。」
それでいて、なお、ぼくにとってさえ「FRANK LEDER」。


ぐぅ……
たくさん指先を動かしたからお腹すいたな〜と思ったら、
ジュートのドローコードがズドン。
これは、ぼくの中ではかなりFRANK LEDER。
今となってはふんわりとしたコットンジャージーとゴツメなジュートのロープのコントラストになんかも気付けちゃいますよ。



セクシーなジャケットにドレスシャツ、イタリア製のふんわりとしたジャカードタイ。
に合わせるといかにもトラウザー顔ですが、なんか雰囲気が柔らかいな。。。
と、腰に目を向けるとジュートのドローコード。
毎秒、「あ゛ー疲れたハラ減ったぁ」とネクタイを緩め、いや、でもまだダメだ!とまた締め直す。毎秒そんなことを繰り返していようが許されそう。
そうですよね?MASTER。


「だって、こんなに気が抜けていてもだらしなくないじゃろ?」
「あら、だらしなくてもいいじゃありませんか」
「そう、そういうことなのです。そういうこと。」
一人勝ちの大主張ではなく、かといって縁の下のゴリマッチョ
・・・ここまで書いて、悠人は学校の面談へと向かいました。
というわけで締めはバトンタッチ。タイトルも内容も無視して締めたいと思います。


– DEADSTOCK VINTAGE COTTON JERSEY 2-TUCK TROUSER with DRAWSTRINGS –
¥75,900- (tax included)
トラウザーのように見えて、ホームウェアのような顔。
ホームウェアのように見えて、トラウザーのような顔。
えてしてこの手の洋服にはある種の中途半端さを覚えることもありますが、その中途半端な印象をFRANK LEDERは自分が選ぶ「素材」によってかき消している。
これは、彼独自のものづくりです。だから、悠人の目にはFRANK LEDERがFRANK LEDERに見える。
タグを失えばオリジナティがなくなる、タグを入れ替えればそれぞれのブランドに見えてしまうような洋服もある中で、彼が彼自身の目で手で肌で素材を選び決め続ける限り、その洋服はFRANK LEDERなのです。いや、どこのブランドかなんてどうでもいい。彼の作る洋服にちゃんとキャラクターとオリジナリティを感じるから、僕は彼の洋服を自分が立つお店に並べ続けている。
重くてガサガサしてようが、軽くてふんわりしてようが、どっちでもいいんです。
どっちでもいいけど、これから暑くて蒸し蒸しするから今は軽くて柔らかい方がいいかなあ。
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