Sure sounds good to me

THE REGGAE KLUB TEE- Color:MUSTARD Size:M,L,XL
¥20,900-(tax included)
こんにちは。禅野です。
カリブ海に浮かぶ島国ジャマイカが産んだ偉大な音楽、REGGAE。
高校時代、訳もわからず地元の海岸でお散歩をするときにいつも聞いていました。のんびり海岸沿いを歩きたい気持ちとは裏腹に、リズムと歩幅が絶妙に合わず、いつもより歩くのが速かった気がします…。
テンポの速いスカやロックステディから派生し、テンポを落とし、低音をぐっと前に出したことで生まれた独特のうねり。メロディアスなベースに、ギターや鍵盤が裏で「チャッ」と刻むのが特徴の音楽。
「ズン、チャッ、ズン、チャッ」を繰り返す、シンプルなリズムだけど、聴いていると身体が自然に揺れてしまう。
僕を含め、レゲエが好きな人たちはみんな、音の“間”が好きなはず。
必要以上に音を詰め込まないからこそ、リズムが波のように寄せては返すように聴こえる。その余白が心地よく、自然と肩の力が抜けてくる。低音の厚みでぐっと支えられながらも、全体は軽やかに揺れていて、気づけば陽気な南国の風景が頭に浮かんでくる…。
レゲエは日常をふわっと変えてしまう、魔法のような音楽。

日本からニコラス・デイリーを見ていると、周りには音楽シーンで活躍する人たちばかりで、つい「特別な人がレゲエカルチャーを外付けしているのでは」と思ってしまう。
ですが、彼の父親が運営していたサウンドシステムや、日常の中で触れてきたであろう音楽を思い返すと、レゲエやその思想は彼にとって身近なもの。
僕たち日本人にとっては距離も文化も少し遠く、特別に感じられる「レゲエ」というテーマ。
ですが、彼にとっては何の無理もない、ごく自然なクリエイションなのです。
そして、その延長線上で、僕たち日本人がレゲエTシャツを着る。
彼はその理由に「レゲエが好きだから」ではなく「かっこいいと思ったから」を付け加えてくれているだけのこと。

ほとんどの日本人にとってレゲエは遠い存在。
ちょっと近づくとラスタファリアンがどーのとか、少し距離を置きたい気持ちになるのも事実。
加えてラスタカラーに身を纏い、タオルを振り回しながら何故かR&Bを歌っているレゲエ風アーティストが日本に多いのもそれを証明している。
といっても、僕は別に彼らに興味がないわけではなく、なんか楽しそうでいいなと思います。
その「なんか楽しそう」というのは非常に強い力です。
なんか楽しそうな人の周りには人が集まってくる。
Tシャツにプリントされた”レゲエ”について知っていようが、知らなかろうが、「かっこいいから着てみたいかも」という気持ちが生まれる。
それこそが赤と黄色と緑(そして黒)の根源的な強さなのではないでしょうか。
つまり、別に知らなくても楽しめるということ。
誰にだって、始まりはあるということ。


“ROOTS ROCK REGGAE”
この言葉は、ボブ・マーリーのアルバムに収められた曲のタイトルでもあり、ルーツ・レゲエというジャンル名の由来になったといわれています。
この曲はBOB MARLEYにして珍しく、メッセージ性や政治色皆無の、ルーツレゲエ自己紹介&PRのようなキャッチーなナンバー…。
意外と軽薄な内容を歌った名曲のプリントを背負って、軽い足取りで街を歩いてみませんか。
なんか楽しそうだな、と思ったことに、僕らはもっと素直に飛び込んでみたい。
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