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Gathered Velvet Jersey.


SADEのPT31:Gathered Jersey。
デザイナーが学生時代に穿いていた、あるスポーツブランドのジャージをSADEとして形にした洋服。
で、「デザイナーが学生時代に穿いていた、あるスポーツブランドのジャージ」というのはあくまでもモチーフで、リファレンスにギャザーが入っていたわけではなく、ジャージのダルダルした雰囲気を別の方法で表現するためにギャザーを入れた作りにしたそうだ。

ちなみにSADEが作っていたPT31はジャージとスーツ地を切り替えたもの。
それを見た僕が(ちょうどベルベットの何かを作りたかった僕が)お願いしたのがMANHOLE EDITIONである本企画:Gathered Velvet Jerseyである。
元のPT31(ジャージ×スーツ地)の面影が全く思い出せないくらい、最初からこうだったかのように自然に出来上がった。

さて、Gathered Velvet Jersey。
ジャケット地のバンチにあるベルベットやシルクレーヨンのベルベットなどの繊細なそれと違い、化学繊維のベルベット。で、ジャージ。つまり伸縮性に富んでいて洗濯可能ですぐに乾く。
時代によって「お洒落なもの」として受け入れられるジャージではあるけれど、例えばドラマ:ごくせんでヤンクミがジャージを冒頭から仕事着にしていたように、ジャージはあくまでもジャージ。土埃と汗の匂い。動きやすくて薄汚れてもすぐに洗えてすぐに乾いてすぐに着ることが出来るのがジャージ。

そう、ジャージの良いところは「100%格好が良い洋服ではないところ」だ。
ただ、工夫すれば格好がいい。格好が良い上に楽だ。そして、工夫するのが楽しい。
MANHOLEオープン当初。いや、以前の僕らがジャージにジャケットを羽織って革靴を合わせていたのは、楽しかったからだ。
全部が全部格好いいわけじゃないジャージの中から「着たい」と思うジャージを探して、それを使って格好がつけられるのが楽しかった。


2020年代ではランウェイを歩く洋服になっているけど、昭和の時代だとスクールウォーズ。
そんなラガーシャツもまた「工夫すれば格好が良く楽しい洋服」というカテゴリーの一つ。
いつの間にか2020年代にランウェイを歩く格好いい洋服になっていたダック地の作業服。
これもまた「工夫すると楽しい洋服」というカテゴリーの中の一つ。


SADEの作るジャージ:PT31。
この洋服はジャージらしいジャージだ。
「今スタイリッシュに見えるジャージ」を作るのであれば選ばないような作りだからこそ、僕の目には余計にそう見える。

“SADE” [MANHOLE EDITION] – PT31 –
GATHERED VELVET JERSEY ¥40,700-(tax included)


SADEが作っていたPT31はジャージとスーツ地を切り替えたもの。
それを見た僕が(ちょうどベルベットの何かを作りたかった僕が)お願いしたのがMANHOLE EDITIONである本企画:Gathered Velvet Jerseyである。
元のPT31(ジャージ×スーツ地)の面影が全く思い出せないくらい、最初からこうだったかのように自然に出来上がった。

MANHOLEオープン当初。いや、僕らがジャージにジャケットを羽織って革靴を合わせていたのは、楽しかったからだと思う。
全部が全部格好いいわけじゃないジャージの中から「着たい」と思うジャージを探して、それを使って格好がつけられるのが、楽しかった。

工夫すれば格好がいい。格好が良い上に楽。
そして、工夫するのが楽しい。
そんな感覚を、PT31が思い出させてくれればいい。


※10月11日(土)にMANHOLEで発売します。オンライン掲載は10月14日を予定しています。
在庫状況に応じて掲載しない場合もございます。何卒ご了承ください。


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河上 尚哉

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