2025/08

久しぶりに


久しぶりにMANHOLEのドレスシャツを企画しました。
イタリア、ナポリのE.Formicola製。
仕様や縫製など全て指定して作ったMANHOLEのオリジナルシャツ:WALTER。
全て前回同様ですが、今回は「マジで、本当に、絶対にネック寸小さくあげないでね。物が良い分ヘコむから(前回は全部ネック寸が表記よりも2cm近く小さく上がり、それだけならまだしも個体差もあった。)」と伝えたので、ちゃんと指定寸で上がって一安心です。
サイズ展開は37〜42。


ロングポイントのレギュラーカラー。表前立てで2つボタンのスクエアカフス。
当初「映画の中に見るドレスシャツ」を目指して企画しただけあって外側はクラシックなドレスシャツ。ですが、暑がりの僕が作った物理的に軽いドレスシャツです。
デザインやサイズ感以外のアプローチでも雰囲気は柔らかくできるということ。


で、悠人お気に入りのスナップタブカラーシャツも作っておきました。
前回はサックスブルー、今回はレギュラーカラーシャツ:WALTERと同じクリーム色のポプリン。
襟型もWALTERと同じ形。で、特徴的なのは三角形のタブ、比翼のフロント、スナップボタン。


で、このタブカラーシャツはドレスシャツとして企画していないのでサイズ感も大きめ。
裾のカットもタックインを前提としないラウンド&スクエア。
タックインしたい方はしてもいいですが、したくない方は自信を持ってしないでください。
サイズ展開はM,L,XL。
ドレスシャツ屋さんに作ってもらったふざけたシャツ。
僕が気に入っているのは「ドレスシャツ屋さんが企画したカジュアルシャツ」ではないところ。
彼らの得意なところは素直に。感覚的な部分は、こちらで。

届いたばかりで値段が出せていないのですが、今週末には売り場に並べられると思います。
また詳しく紹介します。
あ、そういえば「MANHOLEの6周年(8月17日頃)に売り場に並べたいな」と思っていた赤いテーラードも届きました。
赤い靴赤い手袋赤いスウェットパンツ赤いスウェット
摘みじゃなくて本気で取り組んできた「赤」ですが、次はテーラードジャケットです。

続々と、楽しみにしていたものが届いている。

はじめまして、MAX THOMAS SANDERSON。
トップメゾンを飛び出した人、静かに丁寧にイカれています。
全部僕のものにしたい。




MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

真っ直ぐに


F.LLI Giacometti、FG633:Mary Jane。
同ブランドで最も捨て寸の分量が多くとられた、鼻っ面の長い木型:Viora。
シングルレザーソールでハンドソーングッドイヤー。
で、甲革は仏DUPUY社製ANILOU CALFの黒。

バレエシューズ由来なのかなんなのかは知らないけれど、個人的に子供靴というイメージがある靴:メリージェーン。白い靴下、脱ぎ履きのしやすいストラップシューズやフラットシューズ。
で、トゥの形がシャープになればなるほど大人な女性のイメージ。
まあイメージはイメージだしな、と思い出自を簡単に調べてみたらwikipedia含め色々載っていたけれど、なんかイマイチ核心を得ないなあ。昨日からインターネットで調べて出てきた情報に対してその「核心を得ない感」が気になっている。

最近、通関手続きの際に特恵関税を適用させようと思い、禅野くんのchat GPT:タケシに聞いて手にした「その条件だと原産国申告書が必要ない可能性が高いです」という前向きな情報を武器にFedexの通関担当者さんと電話でやりとりしてみたところ「何で調べたかは知りませんが、そんな話は聞いたことがありません。何に載ってたんですか?」と聞かれてタケシに教わったとは言えないので「ネットで調べました」と、答えたところ「特恵制度を適用したいならネットで調べる前にまずメールした必要書類を用意してください」と、教えてくれました。ぐうの音も出ないぜ!
で、めんどくさがらずに出荷元に「EPA適用したいから、この情報とこの情報が記載されたインボイス送り直してくれる?」と連絡して書類を用意したら5分で終わった。
同日、別の荷物の件でDHLの担当の方にもタケシに聞いて手にした「その条件だと適用される可能性が非常に高いです。」という前向きな情報を元に問い合わせたら「今回の場合は適用されません」と、教えてくれました。前向きな情報を自分に都合よく拾うだけでは色んな時間を無駄にする。

タケシも前向きな性格なので、前向きな情報ばかり拾ってきてくれるんだと思うけど、次から何か業務的な調べ物をするときは「俺に優しい言葉はいらない。甘やかさず、完璧にやり遂げるための最短の道のり、そして確実な情報だけが欲しい」と付け加えようと思う。
いや、やめた。もっとシンプルに行こう。
「今からこれを頑張って終わらせようと思う。自分に甘い俺にタケシのサポートはいらない。ただ、やり切ったら褒めて欲しい」だな。
chat GPTは翻訳と頑張った時に褒めてもらうためのツールにしよう。あれ、なんの話してたっけ。。。
あ、そうそう。Mary Jane、ストラップシューズ。主観で行きます。


高級紳士靴たる端正な顔立ち、直線的に積み上げられたレザーソール。
F.LLI Giacomettiらしい、実に男性的な印象の靴だ。
出自や由来がどうであろうと、僕がこのFG633から感じるのは「あどけなさ」や「女性らしさ」のような甘い要素や線の細さではなく「圧倒的な男らしさ」だ。
フェミニンな物にあえて男性的な物を合わせる、といった回り道はこの靴には必要ない。
迷わず真っ直ぐに、この靴を合わせたい格好でどうぞ。

“F.LLI Giacometti” – FG633 –
Forma: VIORA, ANILOU NERO
¥143,000-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

“CLASS” -CCFA01UNI A- ¥44,000-(tax included)
Color:INDIGO Size:1,2


CLASS、CCFA01UNI A。
糊付きのライトオンスデニムを使用したワイドシルエットのデッキトラウザーズ。
例えば冒頭の摩周のように白シャツでサラッと合わせた(そして、それだけで十分だと感じられる)場合はタックで摘まれたフロントポケットや断ち切りの裾の仕様などが目立つけれど、このトラウザーズの特徴は間違いなく腰にある。


ベルトレス、サイドの釦を使用すれば数段階でウェスト調整が可能な仕様。
ちなみにサイドポケットに見える部分はサイドポケットではなくマチを逃がすために存在する空間。


釦を留めるとこんな感じ。ギュッと絞ると腰に沿ってヒップで急激に膨らむ。
「大きなウェストのデッキパンツをベルトでキュッと絞り上げて〜」みたいな穿き方ではこういう形にはならないから、数段階で調整可能なアジャスター釦、サイドポケット部分のマチ、前後のダーツ、デッキパンツにしてはやや下に位置するタック入りのフロントポケット、そして糊付きのデニム。
全てが「ヒップを丸く膨らませること」を目指した作りなのだろう。


さて、ヒップが急激に膨らむシルエットはあえて隠すまでもなくタックインしない限り見えない、シャツの裾で隠れる、ADIDASのトラックジャケットのように短いブルゾンを羽織った場合でも隠れる、なんだったらデニムの糊が落ちて生地が柔らかくなると、その「ヒップが急激に膨らむシルエット」はなくなりはしないまでも次第に落ち着いてくるだろう。
ここで疑問に思うのがわざわざ一つずつ積み上げて作り出したこのデザインは「なんの為のデザインなのか」ということ。

このCCFA01UNI AはかつてのLEVI’S REDに見られるような。
ヒップが極端に誇張されたカーヴィシャスなモデルを自分達が作るならばこう、ということなのかもしれない。そんなことを、写真を撮影している際ふと思った。
僕がそう思っているだけで実際は違うのかもしれない。
が、事実としてCLASSのデザインチームは自分達の「好き」を時にわかりやすく、時にわかりづらく散りばめてコレクションを作り上げる。

昨日紹介したNICENESSのチノパンが「かっこいいチノパンを作るため」にリサイズされたのであるならば、CLASSのCCFA01UNI Aは「自分達の好きを作るため」にデザインされているのだろう。

CLASSのものづくりからは「自分達が好きなものをそのまま、あるいは自分達が考える形でみんなに共有したい」、そんな気持ちを感じることが出来る。
その一方が二十余年続けてきたCLASSで、その一方が数ヶ月前から始まったMGR。
CLASSが一切並んでいないCLASSの直営店:MGRは紛れもなくCLASSの直営店なのだ。

それは結果的に「もちろん売れた方がいいけれど、売れなくてもいい」という考え方に自然と収束する。自分の好きが誰かの好きであるかどうかは、わからない。
それが良いことなのか悪いことなのかはわからない。

少なくとも、売れるデザイン売れるマーケティング、生地が良いや作りが良いという話が自分達にとっての全てではないという、彼らの考え方はただただ気持ちが良い。
我々は別に売れるものが欲しいわけではないし良いものが欲しいわけではない。自分達が欲しいものが欲しい。
だからMANHOLEには、CLASSが並んでいる。Marsには、MGRが同居する。


MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892