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色一つで


こんにちは。河上です。
「雨だな、象だな」というように、優秀な道具として履いています。F.LLI Giacomettiの象のトレッキングブーツ:FG105。
手にした当時は「うわー!象だー!」みたいな感じで道具としても優秀な装飾品でしたが、象の顔付きになれた頃に僕の中で優秀な道具になりました。つまり、雨の日に象を履くことが普通になりました。
「天然シボ」なんて言葉で片付けるわけにはいかなそうな象特有の腑、染めるのすら難しいほど詰まった表皮、の割に内部はスポンジのような構造らしく、ノルべジェーゼ製法かつビブラムを履かせても尚軽く感じる。で、染めるのすら難しいということは手入れも楽、ブラッシングのみ、あとはビブラムを履き替え続けるだけでOK。
悪天候時に「今日はこれじゃないな」という理由以外で履かない理由があまりないんですよね。

といっても、濡れた後に適切な処置さえすれば(履きたいか履きたくないかは別として)雨の日に履けない靴なんてそんなないし雨に濡れてムラになる種類の革の顔付きも「ま、生きてたらそんなもんだよな」と許せるタイプなので、雨の日だろうがなんだろうが(外に出る時間が短時間で済む東京であれば)別にどんな革でもいいんですが「雨だな、象だな」みたいに脳みそを使わずに反射神経で履ける靴が手元にあるというのは僕にとって良いことです。

で「ま、生きていたらそんなもんだよな」みたいに許せるが故、そして「カーフやパイソンのような線の細い印象の靴が履きたいな」という気分が故に僕の初代象:FG257、コインローファーの登場頻度は最近少なめ。
ただ、久しぶりに引っ張り出すとかっこいいなあ。
そういえば、中台の誕生日にあげた赤黒い象のフリーザーマンブーツも彼が冬にたまに履いているのを見るととても良く見える。象には男心をくすぐる何かがある。


とつぜんこんにちは、吉田象です。
確かあれは高校生活が終わりにさしかかった頃、かつMANHOLEに通いはじめて半年が経とうとしていた頃でしょうか。象の靴を買いました。

コゲ茶ャッカブーツ。歴戦のシューレースがぞうさんのしっぽみたいですね!

当時ぼくはハンバーガー屋でバイトしてたんですが、いやはやまさか。ジュージュー牛肉をこんがりバンに挟み続けていたあの時間が象の靴に変身するとは思ってもみませんでしたね。さすがに購入当時の記憶はぞうぞう薄れてきていますが、「それ、象の靴」という河上さんの一言に「え?」と驚いたのはパオンと覚えています。しかも、「雨もいける。雪だっていける。」とのこと。雨の日にかっこいい靴がなんの心配もなく履ける、きっと当時のぼくにはそれだけで十分だったんでしょうね。ちなみに今でも十分ですがね。
・・・それから時は経ち、吉田青年は友だちに誘われて見知らぬ山奥の廃墟(ほぼ屋外)で開催されるという謎のイベントに行くことになります。当日夜、大雨ゾーゾー。雨天中止になるような類のイベントでは無かったのでぼくらもGO。雨なのでね、当日の服装はというと、ADIDASのジャージ短パンにレインコートみたいなやつ。足元はといいますと、象。そりゃもちろん、雨なのでね。全幅の信頼をおいていますからね。到着。雨。大泥。ん?ドロッドロ。ぬかるみとかいうレヴェルではない。THOUGH、むろん気にしませんよ。なぜならぼくの足元はゾウだから。
♪♪♪・・・遊び疲れて、幸い雨も止み、夜が明けてきて「そろそろ帰るか〜、どっか温泉でも寄ってさ」「いいねえ!」そう答えたぼくはふと足元をみてびっくり!泥だらけ!象のブーツが泥だらけ!おそらく、みなさんの想像を大幅に絶するというかもはやゾッする泥具合。ぬかるみに立っていると、どこからが靴で、足で、どこまでが泥なのか判別がつかないくらい。泣きそうでしたよ、パオン。確かに河上さんも泥についてはなにも言ってなかったな……当時のぼくは「騙された!!」とまで思ったかも知れません。(中略) 自宅に帰宅し疲れ果てているので爆睡、そして目を覚ますと玄関には泥の靴。なんだっけこれ。ああ……そうか……でも……もしかしたら……と一念発起。ブシャーと水をぶっかけまくって歯ブラシでゴシゴシしたらびっくりするくらいすぐ蘇りました。うん、なんなら一昨日のキミより綺麗だよ。そういえば、象って、そうですもんね。

いや、なに勝手に思い出話に花咲かせて大してうまくもないダジャレで締めたつもりになってんだ!


今回の象、それはスクエアトゥのこれまたいいベージュ。色名はミルクシェイク。キュートかつエレガントな色と当然ワイルドな肌理が、相まってもはやエレファント!そりゃあそうですね。
冗談はこれくらいにして、一目でこの象も好き。なんていうか、洋服と合わせるの楽しそうですね。

つま先に汚れがついている個体
クラックのような腑が細かい個体
クラックのような腑が全くない個体


と、ダジャレを書きまくった悠人はそそくさと学校に向かったので再び僕にバトンタッチです。
「河上、今回は象の新色があるぞ!」ということで象の新色、ミルクシェイク。
ご覧の通り、先日紹介したうなぎ同様薄く染められたことによって個体によるムラや汚れが存在する色ですが、最初からピカピカしていないので最初の一歩が踏み出しやすいと前向きに捉えていきましょう。生きていたからな、当たり前なんですよ。


僕や悠人の中で良くも悪くも「雨の日靴」となった象を、洋服と合わせたい存在に引き戻してくれる色。
加えてこのトゥの形はかつてのスキーブーツが出自だけれど、現代では洋服と合わせる為にある。
つまり、この靴は僕たちにとって「丈夫で悪天候に強く手入れも楽」という実用的な特徴以外に履く理由を新しく与えてくれる靴だ。
色一つで、単純だけど。色一つで、既に通り過ぎた物をもう一度楽しむことが出来る。

“F.LLI Giacometti” -FG568- [CHUKKA BOOT]
Forma:MARMOLADA Q, NORVEGESE with VIBRAM
Color: ELEFANTE MILK SHAKE ¥220,000-(tax included)


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河上 尚哉

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