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定番と消耗

“CLASS” -CCGS16UNI B-
Color:SUN BLEACH BLACK Size:1,2 ¥39,600-(tax included)


CLASSには所謂「定番的な品番」は存在しません。
が、この形のカットソーだけは唯一、ほぼ毎シーズンコレクションにラインナップされています。
それって定番的品番じゃないの?というのはもっともな言葉ですが、このカットソーはCLASSにとって定番ではなく消耗品的な立ち位置だそうです。
「うん。で、それってどう違うの?」という疑問が湧いてくるのも自然ですが、前提というのはものすごく大切なことなんだよなあ。何でもかんでも後付け出来るけど、前提だけは後付けが出来ない。


今回の「PEEL OFF YARN MERCERIZED COTTON HIGH GAUGE JERSEY」は本来ツルピカサラサラになるはずのマーセライズドコットンの糸をあーやこーやしてあーやこーやしたクタクタカットソー。個人的にこれから受ける印象はヴィンテージのそれではなく90年代のデザイナーズブランドのそれです。カットソーというシンプルな構造の洋服ながら、CLASSが見てきたもの、好きなもの、興味があるもの、形にしたいもの、それらのバランスを確かに感じられる洋服です。

さて、ほぼ毎シーズンコレクションにラインナップされる、ということはすなわちMANHOLEにもずっと並び続けているということになります。
カシミヤのもの、キャメルのもの、コットンのもの、ジャカードのもの、変なコットンのもの、変なワッフルのもの、ストッキングみたいなもの、ステンレスのもの、コットンのものかと思いきや裏毛がヘンプでステンレスのもの同様なんかのタイミングで物理的な刺激を感じるものなど。
適当に記憶を辿っただけで色々な生地のものを並べてきたんだなあ、という一方で当然完全に忘れているものも中にはあり、お客さんとの「そのCLASSのカットソー、なんでしたっけ?」で「あー、そんなのありましたねー」というやり取りは結構嬉しいし楽しい。
ただのファントークなんですが、本来消耗品として残らないはずのものが、残っているという。

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河上 尚哉

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