MANHOLE 2019AW PREVIEW “ALONE”
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
やっと洋服の紹介が始められます。
本当に長かった。。。
本日は僕とデザイナーの不思議な巡り合わせから取り扱いが決まったブランド:ALONEの紹介を行います。
<ALONE>
デザイナーは神谷龍。
彼と初めて出会った場所は、新宿にある予備校でした。
別に一緒に切磋琢磨したわけでも、一緒に遊んだわけでも無いし、とりわけ良い思い出や悪い思い出があるわけでもありません。
出会ってから12年後、2019年に入ってから行われたALONEの展示会の際に初めてまともに話した気がします。
特に連絡先を交換することもなく、道端ですれ違ってお互いの近況報告をすると、なんとなくシンクロするような不思議な関係性。
僕が大学を辞めて大手セレクトショップにいた頃は彼も大手セレクトショップに籍を置いていたり。
僕が大手セレクトショップを辞めて、前職に移った頃は、彼もとあるブランドのオンリーショップで働いていたり。
僕が独立を決めて前職を辞めたタイミングで、彼はブランドを立ち上げていたり。
それぞれの節目で必ず道端でばったり会い、「え、マジで。俺もだよー。」という会話を何度したでしょう。
付かず離れずの存在で、ここまでリンクするのも面白い。
しかも彼が作る洋服も、彼が昔からブレずに好きなものの空気をほのかに感じさせる、僕にとっては説得力のあるものです。
今までこんなふわふわした買い付けは行った事がありませんが、彼からこんなふわふわとした買い付けが出来る人間は僕くらいしかいないと思うので、良しとします。
“ALONE” – COWICHAN KNIT – ¥85,000+tax-
シルクスクリーンプリントのTシャツを手売りすることから始まったブランド:ALONE。
19A/Wシーズンから1ラックのみの限られたラインナップながら、トータルウェアでコレクションを展開しています。
MANHOLEでは、彼のコレクションの中からカウチンニットのみをセレクトしました。
アメリカンカジュアルをベースに、ただそれだけじゃ無い彼の軌跡を確かに感じられる洋服が、正にこのアイテムだったからです。
国内外の工場をいくつも経由して作り上げられた、良い意味での野暮ったさと重みのある雰囲気を残した現代的なバランスのカウチンニット。
ALONEのブランド名は、彼が所属していた前の職場でずっと一人で店頭に立っていた事からつけたそうです。
彼が一人で始めて、数多くの人たちに受け入れられたから続くブランド。
彼が一人でデザインし、数多くの人の手により形となったニット。
どこと無くアイロニカルかつ哀愁のある雰囲気ながら、彼自身の柔らかな人となりを奥底に感じるブランド:ALONE。
※ALONE 2019AW COLLECTIONの実際の入荷は10月頃になります。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
河上 尚哉