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” ALONE ” – COWICHAN KNIT –




MANHOLE 2019AW PREVIEW “ALONE”




こんにちは。
MANHOLEの河上です。

昨日はロンT一枚で歩き回っていたにも関わらず汗だくになったので、僕は今年の冬に対して絶望していました。

今日は寒くて嬉しいです。
電車の中もそんなに暑くなかったです。
それだけで一日気分が良いですね〜。



そういえばセレクトショップ界隈では「今年は暑いから洋服が売れない。」なんて悲観的な話題が多いみたい。
って言ってもあと一ヶ月ほどしたら確実に寒くなるので、お店はセールで価格を下げる時期を見直して、自分の首を自分で締める残念な行為を改めれば、もう少しまともな内容になるんじゃないですかね〜。


いずれにせよ、欲しいタイミングで欲しい洋服が買えるのがベスト。
そういう意味では、このブランドみたいに欲しい時期に納品してくれるのが一番いいのかも。





“ALONE”
– COWICHAN KNIT – ¥85,000+tax-





オープン前の内覧会の告知の際に紹介したALONEのカウチンニット。

この手の洋服は古着だと野暮ったすぎてまともに着る事が出来るものも少ないので、こういうバランスの良さは新品の洋服ならでは。


「国内外の3つの工場を経由して作ったんだよ〜。大変だったなあ。zipをririにしたのもお金がかかったけどやっぱりいいよね〜。」
なんて、全く大変さを感じさせない口ぶりでデザイナーの神谷くんが展示会の際に説明してくれましたが、このニットの仕上がりを見ると確かに手間のかかった雰囲気ある表情がしっかりと出ています。




ウールの質感、ボディバランス、エルボーパッチ、ハンドステッチ、ハンドウォーマーポケットなど。

全体的に丸っこい印象のカウチンニット。

カウチン特有のヘチマ襟等のディテールを省くことにより、更に野暮ったい印象を削り取っています。



カットソー/スウェットやシャツの上からライトアウターとして。




吸湿保温性も高そうなので、風を止めるものを上に着れば東京の冬くらいであればどうにかなるはずです。


ニット自体の生地感はかなりあるので、個人的には縮絨ウールの洋服などを合わせるよりも、生地感がドライなコットンや梳毛系ウール、化繊のものと合わせた方がバランスが取れると思います。

中台もどうやら同じ考えだったよう。



カウチン自体もスポーティなアイテム。
ニットの質感を拾って現代のスポーツものと組み合わせて上品に合わせてみると面白いかもしれません。


あれこれ考えるのが面倒な人は、普段の装いにシンプルに羽織るだけでも形になると思います。




“ALONE”
– COWICHAN KNIT – ¥85,000+tax-




シルクスクリーンプリントのTシャツを手売りすることから始まったブランド:ALONE。

19A/Wシーズンから1ラックのみの限られたラインナップながら、トータルウェアでコレクションを展開しています。

MANHOLEでは、彼のコレクションの中からカウチンニットのみをセレクトしました。


アメリカンカジュアルをベースに、ただそれだけじゃ無い彼の軌跡を確かに感じられる洋服が、正にこのアイテムだったからです。


国内外の工場をいくつも経由して作り上げられた、良い意味での野暮ったさと重みのある雰囲気を残した現代的なバランスのカウチンニット。






ALONEのブランド名は、デザイナーの神谷くんが所属していた前の職場で、ずっと一人で店頭に立っていた事からつけたそうです。



彼が一人で始めて、数多くの人たちに受け入れられたから続くブランド。

彼が一人でデザインし、数多くの人の手により形となったニット。

どこと無くアイロニカルかつ哀愁のある雰囲気ながら、彼自身の柔らかな人となりを奥底に感じるブランド:ALONE。







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河上 尚哉