2021/02




こんにちは。
MANHOLEの河上です。


何故か怖がられることが多い僕と中台。
悠人を取引先に連れて行く度に、取引先の方々が「二人とも、怖いでしょう。大丈夫?」と、悠人を心配する光景を目にします。


なんでかはわからない、本当はあまえんぼうなんですが。
あまえんぼうおじさん二人でお店やってるつもりなんですよ。
何を言っているんでしょうかね。





ensou.からシャツが届きました。
その名も「チャーミングマンシャツ」

肩の落ちたリラックスサイジング。
着るとふわふわと、揺れる。

MANHOLEではデザートカモとブルーを選びました。
生地はシルクリネンのリップストップ。
変な光り方をします。

そのせいか、爽やかなはずのブルーはどこか化繊チックに。
本来無骨な印象になるはずのデザートカモはどこか優しい印象を感じさせます。

この「〜のはずなのに〜」が生み出すギャップに、僕らが「かわいい」と思われる為の答えが隠されている気がします。うん、気がしますよ。



ensou.
” Charmingman Shirt ” ¥40,000+TAX-








MANHOLE official instagram



河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892





「河上、見てみ。この靴、こんな返るんだよ。」
そう言って、F.LLI Giacometti代理店であるWHEELIEの秋山さんが上の写真のように机に靴を押し当てて見せてくれた事がある。
この返りの良さは、ボロネーゼ製法で作られたFG417ならではの特徴のようだ。
他にもこの靴について色々と教えてくれたけど、呪文を聞いたような儚い記憶しか残っていない。

確か2017S/S シーズンの展示会を行なっていた時期。
2016年の夏。
その頃、僕はソールにボリュームのある、堅牢な印象を覚える靴が好きだった気がする。
そのせいか、「返りが良い」というワードにも、いまいちピンと来ない。
ポインテッドトゥに、ドレス的なイメージしか頭に浮かんでこない。
当時働いていた職場の洋服と組み合わせることも、あまり想像が出来なかった。





そして今、2021年の春。

僕は少なくとも、5年前よりも色々な形の革靴を履くようになった。
事務所に行くたびに秋山さんが教えてくれる呪文も、ようやく脳内で日本語に変換できるようになってきた気がする。
ポインテッドトゥに、ドレス以外のイメージを持つ事ができるようになった。
パッと目に留まった靴が、売り場に並ぶ洋服に合うか / 合わないかも。
そこまで今は重要ではない。

周りの人たちも、お客さんも、僕の頭の中にない「かっこいいイメージ」を持っている。
まずは何も伝えずにそれに委ねてみてもいいのかもしれない。
それと同時にMANHOLEに並ぶ洋服で、周りの人たちと、お客さんの頭の中にない新しいイメージを一緒に考える事が出来たら、僕は嬉しい。



” F.LLI Giacometti “
– FG417 – ¥83,000+TAX-





と、いうわけでFG417 :ボロネーゼ製法で作られた、ヒールカウンターのないスリッポン。


今期MANHOLEで用意したのは、甲革にSCIARADA社の銀付きスエード:リバースドカーフを採用したもの。




履き方は簡単。
踵を潰して足入れして、指で踵を起こして靴内に足を収めるだけ。

ボロネーゼ製法と3mm厚のウェルトが生み出す屈曲性。
高いトップライン/ヒールカウンターの無い踵が足を包みこんでくれる。

普段41〜41Hを彷徨っている僕。
今回、42を買う事にしました。
多少大きくても踵が付いてきてくれる。
サイズが大きい靴を履くときに気になる、履き口と足に生じる隙間もそこまで気にならない。





最近、パンツのシルエットがある程度出尽くした感がある。
ので、プリーツがあろうがなかろうが、ワタリが細かろうが太かろうが、裾幅が広かろうが狭かろうが、割と何も考えずに目に留まったパンツを仕入れました。
今シーズンは古着も含めるとたくさんのシルエットのパンツが並ぶ予定。

次、どんなパンツが穿きたいか、自分でもわからない。
そんな状態の僕が「履きたいな。」と思って仕入れた靴です。





底はしなやか / 芯は無い。
だけど、しっかりと個性はそこにある。

自分達でもよくわからなくなるほど曖昧で気分任せの毎日を送る僕らですが、いつ、どの位置にいても、ついてきてくれそうな靴のように感じます。








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河上 尚哉

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” NICENESS “
– LENNY – ¥59,000+TAX-




先日紹介した、僕の欲しいNICENESSのニットシリーズ。
再入荷したドライバーズもすぐになくなってしまった…。


今回紹介するのはベスト。
これもすぐになくなってしまうだろう。
欲しい物を諦めることには慣れてきたので、お客さんに譲ろうと思う。

当初一色のみで仕入れていましたが、河上が気付いたら二色揃えて追加してました。
M/Lの2サイズ。








無染色のオーガニックコットンとワイルドシルクをブレンドした、どこまでもナチュラルなニットベスト。


どんなロケーションにも馴染んでくれる優しい色味。
編み地はアメリカンレッドクロスのニットを参考にしているが、シルエットは現代的。
肌触りも良いし、ストレスを感じることも全くない。


試着して買わずにいられるのだろうか…僕なら2秒で買ってしまいそうだ。











リブの締め付けがないのでゆったりリラックスした着心地だけど、ルーズな印象は感じさせないバランス。

シャツやジャケットのインナーにも使えるし、夏だってTシャツの上に着られるから一年中楽しめるニットベスト。

ニットは伸びたり引っ掛けたり、ダメージを受けることもあるだろうけど、このニットはそうしてボロボロになっていく様もポジティブに捉えられそう。

大切にしすぎず、適当に扱うことで気付くことは多い。
このニットを着ていると不思議とそんなイメージも見えてくるはずだ。










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中台 竜郎

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靴と靴べら




革靴を扱っていると、たまにぶち当たる壁がある。
それは、靴べらを使うことを極端にめんどくさがるお客さんがいることだ。
気持ちはわかる。
僕は昔、革靴を履く際に靴べらを使わなかった事を先輩からめちゃくちゃに怒られて以降、出来る限り靴べらを使って靴を履くことにしている。
かといって、靴べらを持ち歩くような繊細さは僕には無い。

出先で靴を脱ぎ履きする際、靴べらがないタイミングもあるだろう。
そうして無理矢理履いている内に、靴べらを使わないことに慣れてしまうのは、あまりよくない。
だからこそ、靴べらがある環境では靴べらを使った方がいい。





僕が頻繁に試着室から出てくるお客さんへ靴べらを差し出すせいか。
靴べらを使わずに靴を履く人に「靴べら使った方がいいですよ〜。」と毎回伝えるせいか。
「靴べらを使わないと、靴に何が起きるんですか?」と、聞かれたことがある。最近の話だ。

それに対する現実的な答えは「道具としての耐久年数が落ちてしまうこと。」である。
道具としての最低限の使用方法を誤れば壊れるのは、どんな物にも当てはまるはずだ。

革靴の踵に入っている芯が死に、単純に履き心地もフィット感も薄れてしまう。
どんなに高い靴でも、いや、高い靴だからこそ、それを顕著に感じるはずだ。
革靴の種類にもよるが、靴べらを使わずに履き続けられた靴の踵部分の、革が内側に入り込んでしまっている様子はあまり美しくない。

僕らが革靴を履く理由は「かっこいいと思うから。」である。
ピカピカに磨かれた靴よりも薄汚れた靴の方がかっこよく見えるタイミングもある。
薄汚れた靴を合わせるよりも、ピカピカに磨かれた靴を合わせた方がかっこいい服もある。
靴べらを使わずに履き続けられた靴の踵部分の、革が内側に入り込んでしまっている様子が「かっこいいかも。」と感じたことが一度だけあったけど、それはその人の人柄込みでのかっこよさであったように思う。

MANHOLEにくるお客さんに。
「欲しい!」という気持ちを少しだけ抑えてもらって、サイズのあった革靴しか売らないようにしているのは。
サイズがあっていると歩きやすい/履いていて痛くなりづらい、という実用的な理由はもちろんだけど、サイズがあっていた方が絶対にかっこいいからだ。
サイズがあっていると必然的に、ほとんどの革靴は靴べらを使う必要がある。


かっこいい革靴は、その時々のシーンに合わせたかっこいい状態で履くからこそ、かっこいい。
靴は単体でもかっこいいけど、履く人/着る洋服/その時々の状況次第でよりかっこよくなるものだ。

靴べらを使って靴を履く動作 / かがんで靴紐を結ぶ・バックルを留める動作が無性にかっこよく見える瞬間がある。
それは、意識して行うことで生まれる光景ではなく、日々無意識に行なっている動作が生み出す自然な美しさであるように思う。





革靴を売っていると、たまにぶち当たる壁がある。
それは、靴べらを使うことを極端にめんどくさがるお客さんがいることだ。
気持ちはわかる。
僕は昔、革靴を履く際に靴べらを使わなかったことを先輩からめちゃくちゃに怒られて以降、出来る限り靴べらを使って靴を履くことにしている。
かといって、靴べらを持ち歩くような繊細さは僕には無い。

出先で靴を脱ぎ履きする際、靴べらがないタイミングもあるだろう。
そうして無理矢理履いている内に、靴べらを使わないことに慣れてしまうのは、あまりよくない。
だからこそ、靴べらがある環境では靴べらを使った方がいい。


が、今回MANHOLEで仕入れたのは、靴べらを使わずに履ける革靴。
むしろ靴べらを使って履こうとすると「この靴は靴べらを使わなくても履ける靴だから!」と、代理店の方から注意される、不思議な革靴だ。



” F.LLI Giacometti “
– FG417 – ¥83,000+TAX-




もちろん、この靴を仕入れた理由は「靴べらを使わずに履ける靴だから」という理由だけではない。

今日は営業中に外をぷらぷらしてしまったので、明日また詳しく紹介しようと思います。
最近は展示会シーズンなので、ついつい寄り道をしてしまいますね。


それではまた。




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河上 尚哉

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