2021/05





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

僕は小物を仕入れるのが苦手。買うのは好きなんですけどね。
「いいな。」と、思うものをどこかで見つけても、オーダーするまでにいつの間にか忘れてることが多いです。
そういうわけでMANHOLEは常に小物少なめ、イベントごとに弱いのもそのせいですね。





昨年末に紹介したBLESSのピン

見ていて楽しいし、何につけてもいいし、よく見るとガラクタなので最悪失くしても微妙に悔しいか悔しくないかくらいの感じでちょうどいい。

全部違うけど、全部同じなのでその時に好きになったものをお選びください。





この「その時好きになったものを買ってみる。」というのはすごく自然な行為な気がします。
だから僕は小物を買うのは好きだけど、仕入れるのは苦手なのかもしれません。

作為的な意思を感じない、無作為なBLESSのピン。
とりあえず50個くらい作ってもらいました。
何かのついでにどうぞ。



” BLESS “
– Blessbuttonspecial – ¥3,850-(tax included)








河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892




たまに他人のビスポークを買うことにしている。
僕らのような庶民とは生まれや育ち、社会的地位等の文化レベル/資産レベルなどが根底から違う人たちが様々な目的をもって誂えた洋服が、何故か日本の典型的一般家庭出身32歳が借りてる賃貸アパートのクローゼットにかかっている。分不相応の極みだと思う。
そんな文化レベルの違う人たちが誂えた洋服だから、奇天烈なものも中にはある。
この前原宿の古着屋さんで見かけた紫のフランネル/金釦の2BブレザーのGieves & Hawkesは流石に買えなかった。お店の人は「この人はよくこういうのをオーダーしてる。」と笑いながら教えてくれた。

僕らはデザイナーでもパタンナーでもなんでもないので、「作りがどうこう」や「中身がどうこう」といった洋服の構造的美しさを学ぶために洋服を買っているわけではなく、単純にかっこいいと思ったものがかっこいいと思える範囲のサイズ感で着られるようであれば買うことにしている。
ので、普通に普段通り着ている。ビスポークだろうと高級メゾンだろうと、古着として世に出ればその瞬間にそれはただの一枚の古着だ。大切に着ていきたいとは思うけど、畏る必要はそんなに無い。
もちろん似合わないものもあるけど、買ってすぐに似合わない物を買うのはとても楽しい。

生きる時代も国籍も違う人間が誂えた物だから当たり前のように僕らの体型には合わない、合っているつもりで着ていてもやっぱりどこかが致命的に合っていない。
「合う/合わない」とは一体なんなんだろうかと考える、面白い体験が出来る。
自分の体型に合わせて細かくお直ししてもいいんだけど、最近は太りまくってるから体型が落ち着くまで我慢してる。その内「直さなくてもいいかも。」と、思うこともあるかもしれない。


ちなみにこのARNYSのビスポークは中台へのちょっとしたボーナスとして買って渡した物だ。
彼の感覚的着こなしは、僕にいつも勇気を与えてくれるし「このジャケット、なんかよくわかんねーけどかっこいいな!」という中台を見ていると少しだけ、安心する。






「自分がかっこいいと思うものを買って普段通り着る。」というのは、僕らにとってすごく大切な行為だ。
「かっこいい。」という物凄く様々な要素が絡み合うひどく曖昧だけど確かにそこにある感覚を、買って普段通り着ることで自分のものに近づける。

本でしか読んだことの無い、写真でしか見たことの無い、映画で見たことしかない、文字でしか見たことの無い「かっこよさや美しさ」を表現するディテールやパターン、裁断や縫製やアイロンなどのテクニック、今では作ることが難しい生地。
僕らは自分で洋服を作ることが出来ないので、それを頑張って頭で理解する必要は無い。
目で見て手で触れて、体が覚えてくれればそれでいい。





87年に作られた、ぽっこりお腹のAnderson & Sheppard。
77年に作られた、僕みたいな体型のTommy Nutter。

この2着は僕に「英国モノ」を体感させてくれた気がする。

と、色々書いているけれど、所詮僕が着ているのは僕が誂えたものでもなんでも無い「他人のビスポーク」だから、それぞれのテーラー本来の良さを僕がお客さんに伝えることは出来ないし。
加えてまだまだ知らないこともたくさんあるし買ったことがないもの、見たことがないものも山ほどある。
テーラードは終わりが無くて楽しい。





少なくとも「自分が誂えたビスポーク」だろうが「他人が誂えたビスポーク」だろうが「高級既製服」だろうが「デザイナーズブランドのジャケット」だろうが「古着で見つけたよくわからないシャバいジャケット、なのに何故かかっこいいもの」だろうが。
自分が「いいかも。」と思うものはそれぞれの良さを探してそれぞれをかっこよく着ることの出来る自分でありたい。

自分で一つのものすら形に出来ない以上。
古き良きものだけでは無く、今。
自分が「かっこいい」と思う物を作ってくれる人を大切にしていきたい。



” cantate “
– The Tropical Jacket – ¥192,500-(tax included)
– The Tropical Trousers – ¥82,500-(tax included)




cantateが毎シーズンコレクションにラインナップする毛芯仕立てのテーラードと、その組下のトラウザーズ。
先シーズン紹介したジャケット&トラウザーズの春夏モデル。

生地は経糸に2/60、緯糸にモヘヤ30%の1/30を採用したモヘヤトロピカル。
山栄毛織で50年ほど前の生地を現代に復活させている。
山栄毛織でしか作ることのできない、ゆっくりと丁寧に織られた生地は、光沢・涼感·ハケ感・ハリ感すべてのバランスに優れた生地だ。

もちろん優れているのは生地だけではない、このセットアップにはデザイナーが考え、日本の職人が形にする「cantateのテーラードとしての意匠」が詰まっている。

中台が写真で着用しているのは、トップグレーカラー。
今季はcantateによる初の試みとなる、特殊なブラックカラーも用意した。
MANHOLEでは盛夏に向けて、その” GREEN BLACK “と名付けられたカラーの生地を用いて2TUCKのトラウザーズをオーダーしているので、後日改めて紹介させてほしい。


このセットアップに「コロナ禍だからこそ」とか「スーツを着用する機会が減った今」などの、一過性の売り文句は必要ない。
テーラードが好き、あるいは興味があり、cantateデザイナー:松島さんのモノづくりに共感する全ての人に向けて作られた一着である。










河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

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こんにちは。
MANHOLEの中台です。


古着で数十本集めておいた、adidasのジャージ。
少しずつ店頭に出し始めました。

今回は90〜00年代くらいのものを中心にいろんな色/素材/シルエットを用意しています。
珍しいディテールやパターンの変わり種も数本。

MANHOLEがオープンして以来、継続して買い/仕入れ続けているけど、今のところ飽きる気配もない。
気付けば、自宅にはダメになったジャージの墓場みたいなスペースができた。





[ USED ] ” adidas “
– JERSEY TRACK PANTS –



ジャージだからと言って、頭でバランスを計算して合わせる洋服を選ぶ必要は無い。
どんな靴を履いても、どんな洋服を着ても、いつだって心地良い違和感を残しつつ馴染んでくれたのが僕にとってのジャージだ。



きっと、「スポーツ」というジャンルでは捉えきれない可能性を感じてもらえるはず。





MANHOLE official instagram


中台 竜郎

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ensou.のタンクトップ。
この洋服の良さは、ちゃんとタンクトップの形をしているところだと思う。
前開きは出来るけど、決してベストではない。





試しに一枚で着てみる。
小綺麗なソマリアの海賊みたいだ。
僕にはこういう着方は(街中では)出来ないけど、人によっては別に悪くないのがなんとなくイメージ出来る。






カットソーのタンクトップはタンクトップが故に良い部分もあるけど結局タンクトップで最終的にタンクトップだけど、ensou.のタンクトップはタンクトップが故に良い部分もあるし結局タンクトップで最終的にタンクトップって感じです。

ensou.のタンクトップに飽きたタイミングでカットソーのタンクトップの良さも改めて実感できるかもしれない。






このタンクトップでしか出来ないことがあって楽しそうです。
家にある洋服で自分がしっくり来るバランスを探して欲しい。




” ensou. “
– Tank top – ¥17,600-(tax included)







河上 尚哉

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こんにちは。
MANHOLEの中台です。


先日、中学生ぶりに大捻挫。
体力の衰えを感じる…。
右足首がぱんぱんに腫れて河上に笑われました。
「かわいそう〜ロキソニンあげるよ」だって。
どうやらロキソニンが万能薬だと信じているらしい。心配です。

何故だか、怪我をするとまともに洋服を着ようという思考にならない。
適当に着られる服を適当に着て、ここ数日間は出かけています。

早く治らないかなあ。







TENDER Co.から、たぶん今シーズン最後の入荷。
以前紹介したシャツジャケットと同型、生地違いのモデル。

色や生地の違いで、大きくイメージの変わるシャツジャケット。
納品のタイミングに時間差があるから余計にそう感じるのか、同じ形だけど毎回楽しい気持ちでお客さんに紹介することが出来る。









今回納品されたのも、前回同様デッドストックのリネン生地を使用したもの。
完璧なしわくちゃ状態で納品されていたが、良いチェック柄だなあと思ったので軽くスチームを当ててシワを伸ばしている。

とびきりかっこいいチェック柄というわけではなく、古着で並んでいたら見落としそうな地味チェック。
そのくらいがいい。

日々なんとなく手に取ってしまいそうな雰囲気。
捻挫した僕にもぴったり。





特徴的なディテールや着ると新鮮に感じるバランスを持ち合わせているが、とびきりお洒落というわけでもない。
古着のように、抜けた印象もあるシャツジャケット。
少しギャップを感じるような組み合わせもよく似合う。

夏の茹だるような暑さでボーッとした頭でも、いろんな合わせ方が想像出来てしまう。
そんな可能性を感じさせてくれます。




” TENDER CO. “
– WEAVER’S STOCK L/S HIGH-BACK SHIRT –
¥39,600- (tax included)





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中台 竜郎

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