2025/03


こんにちは。禅野です。
皆さんはどの動物が好きですか?僕は、タイガーです!

NICENESSのタイガーカモフィールドトラウザーズ:KRAMER。
ブランドオリジナルのカモパターンを墨、備長炭、黄土、インディゴなどの自然素材を用い、錆をイメージしたグリッターをアクセントに加えて表現しているようです。どうやって思いつくんですかね?
で、ミリタリーパンツのド定番:M43とM51の要素を融合した形。
アイデアやリファレンス、色の構成などはずっしりとした重い印象の洋服。

“NICENESS” -KRAMER- [Tiger Camouflage Field Trousers]
Size:L Color:OLIVE ¥74,800-(tax included)


さて、そんな迫力ある柄を載せているのは太番手のコットンとリネンを用いたハリコシのある軽い生地。持つと軽い、着ると軽い。非常に爽やかなギャップを感じる一枚。
重い見た目で実際の軽さがカモフラージュされているとはいえ「わ!かっこいい〜柄だ〜!」という気持ちをカモフラージュする必要はありません。
そう、気持ちはカモフラージュできない。僕が本当に好きな動物は、ミーアキャットです!

かる〜い気持ちそのままに、手に取ってみましょう。着てみましょう。洋服、合わせてみましょう。
「春夏シーズンならではの、どこか物足りない軽さ」すら、この洋服を作るに至るまでのアイデアやリファレンス、色柄の構成全てがずっしりと後ろから支えてくれるのではないでしょうか。
軽くて良い部分、重くて良い部分、両方がしっかりとデザインされた洋服。
NICENESSのタイガーカモフィールドトラウザーズ:KRAMER。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

禅野 晃士

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


僕らが革靴の甲革にパイソンをのせはじめたのは5,6年前から。
そこから毎シーズン、形を変えながら、色を変えながら並べ続けてきた。
当初と比較して値段も上がり、同じようにパイソンのシューズを並べるお店が増えてきた中で。

この靴は未だ僕らの目に光り輝いて見える。
お客さんの足元、随分と酷使したであろう様子が窺える状態や光沢が失われた状態でさえも、その靴は未だ僕らの目に光り輝いて見える。

“F.LLI Giacometti” [FG502] – Double monk strap shoes –
Forma : Verde, Pitone Acapulco Soleado
¥206,800-(tax included)


英国のクラシックシューズを模したVerde木型を使用したダブルモンクストラップシューズ:FG502。
僕らが革靴の甲革にパイソンをのせはじめるきっかけとなった、始まりの靴である。
この靴はイギリスのクラシックシューズでもフランスのクラシックシューズでもアメリカのクラシックシューズでも、イタリアのクラシックシューズでも日本のクラシックシューズでもない。
F.LLI Giacomettiの。そして、MANHOLEのクラシックシューズだ。

「何にでも合わせること」を目的とした革靴と違い、この靴は何にも合わない。
「何かに合わせること」を目的とした革靴と違い、この靴には「あえて」なんて小細工も必要ない。
「何にも合わないから、何にでも合ってしまう」というF.LLI Giacomettiが作り上げMANHOLEが積み重ねたどこまでも純粋でどこまでも真っ直ぐな提案を是非、楽しんでほしい。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


 飯田 匠⤵️です。
F.LLI Giacometti:Eel Skin Seriesの最終章。FG618[SLIP ON] – ANGUILLA NERA – です。
イールスキン⤵️、い〜、ル⛔️!すきn⤵️……しりすぼみなこの音には聞き馴染みがあります。
い〜、ダ⛔️!しょぅ⤵️……
いや、ホントですから。
終助詞さながらに「太⛔️」とか「子⛔️」とか「哉⛔️」とか「貴⛔️」なんかが、「「しょう」の後についていたら普通っぽくて良くないか?!」と思い続けた人生だった!(?「Dr.ヒルルク風の言辞に意味はあるの…?あとどう考えても「た」「こ」「や」「き」は鰻では回収できないでしょう。」)

お腹空きました。だってうなぎは黒いから。(見事な「たこやき」の回収)


鰻重のクオリアとFG618スリッポンはいざ比べてみると驚くほど似ていない。

河上さんが、「よく見るとつま先と踵にシボの少ないツルツルした革を持ってくるといった、ニクイ演出もありますね。」 と、以前の記事に書き記していたようなことにまず気が向きます。

その「ニクイ演出」というのも、河上さんによれば紳士靴には「靴全体をピカピカツルツルに磨き上げるのは自然なこなしではない」という一つの例があるようです。
この靴は最初から一部分のみが光っている。
「まあ、どうでもいい世界観だけど」という言葉に続けて「絶対に傷がつく、汚れがつく部分であるつま先と踵と横下腹部がいつもピカピカしていれば十分手入れが行き届いている、という証明にもなるだろうから確かにな、と納得はできる。革の濡れたような透明感とマットな表情のグラデーションは静かでとても美しいと思う。磨かれていない革靴よりも磨かれた革靴の方が当たり前のようによく見える。けど、自然なこなしを目指したはずのそれを見せつけてしまうのが本末転倒であるようになんでもかんでもこれが正解っていうのはなくて、靴が汚れていようが磨かれていようがそれがその人とその背景にとって自然であって不思議と魅力的に見えた方がいい気がする。だから、部分ではなく全部なんだろうなあ。」と、言っていました。

ほほぅ。
長い一本の表皮、その肌理の起承転結を念はざる。
それが仮象か否かを私達は知る術すら持たないのに…。
とまれシボがあるのは背か、腹か。

そんなことを考えてまた腹が減ってきた男は再び目を凝らすことにします。

シャイン・オン・ユー 光あれ
あえて言うけど、光ってます。


 シボが光を拡散し、本来届くものを届かなくしている。
ではツルツル部は遺憾無くそれを届けているのか。
そうではないと気がついた時、くすみにも似たトーンダウンが現前するのです。
だから「あえて」言わなければならないのだし、こちら側が一手遅れた反応を取らなければならないのです。

トーンダウンが現前するような「もの」でないならこれは何か。
河上さんはそれを「透明感」と形容していました。
言い得て妙とも思えませんでした。
またしてもお恥ずかしながら、他ならぬ私自身、この光沢に気がつくまでに大幅な遅延があったからです。

ランダムなきっかけからこの事態に自覚的になった時、拡散したはずの晴れきらない光が私たちを直射し、次のことをのべるのです。
「この光/わたし/うなぎはどこか違っている。」

この差異のなかで、「透明」という言葉が繰り返されます。

分厚い絵の具のようなベタっとした重い光やガラスやコート剤で生み出された光沢がよく見える瞬間もあるけれど、薄く儚い透明感に魅力を感じる瞬間の方が多い。
で、うなぎの革はその「薄く儚い透明感」を放つ革。

「ヌルッ⤵️」の後には「と⛔️」を付けたい。
それはうなぎをがっしり手掴む助けとなりそうだからです。
そういう質感の透明性がこの靴を覆いつくしている(に気がつくまで)、という話でした。


さて、このスリッポンの魅力は「うなぎ革」という一部分のみにあるわけではない。
ハンドソーングッドイヤー(F.LLI Giacomettiは堅牢さを保ちながらソールの返りを良くするために、甲革と中底とアウトソールを機械でなく手で縫い上げている)ではなくブレイク製法(甲革とアウトソールを直接縫い上げる方法、中底を挟まない為、グッドイヤー製法と比較して返りがよくコバの張り出しが少ない)の軽快なドレスシューズ。
程よい捨て寸のスリッポン木型:FUXIA。
爪先から甲までを低く抑え、トップラインを高くとることで鼻先の長さを強調したスクエアトゥとメリハリのある全体像が、今の裾幅の広いパンツの足元にピッタリとハマる。
軽くしなやかな甲革に軽快なブレイク製法というのは靴としてとても自然、尚且つその甲革が薄くて儚い透明感のある品の良いカーフでなく薄くて儚い透明感のあるエキゾチックレザーのイールスキンというユニークさ。
それぞれ一つ一つが集まって形となったのが、この黒いうなぎ革のスリッポン:FG618[SLIP ON] – ANGUILLA NERA -なのではないだろうか。
そう。この靴は一部ではなく全てが、光っている。

⛔️

“F.LLI Giacometti” [FG618]
– SLIP ON – Forma:FUXIA,ANGUILLA NERA
¥105,600-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

飯田 匠

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

熱を感じて


ノルウェー、オスロ発。重衣料のMTO(注文服)屋:BIBOJAの作る既製服。
イギリス製ウールギャバジンが裾でゆらゆらと動く、フレアトラウザーズ。
膝幅がほとんど絞られていないので「フレアトラウザーズ」という名前ではあるけれど、裾幅の広いストレートシルエットに近い。ワタリから下の印象に癖がない。

非常に曲線的で立体感のある股ぐり。俗にいう「畳みづらいパンツ」


で、癖のないトラウザーズなんて山ほど存在する中で僕がこのパンツを選んだ、MANHOLEのお客さんに紹介したい理由はケツにある。いや、「ケツにある」だと語弊がある。腰回りにある。
「通常であればお尻が食い込んでいてもおかしくないヒップライン」なのに、このパンツにはそれがない。サイドポケットも開いていない。プリーツのないフロントに窮屈さを感じない。
MANHOLEで以前発売したノープリーツのトラウザーズ、そしてMANHOLEで何度も発売しているSADEのフレアトラウザーズ:PT09とは似ているようで全然違うパンツ。


試しに穿いてみれば、僕の「パンツが好き」という擦り切れそうな記事に幾度も登場している「繊細な違い」というのを感じられるはずだ。
加えて、このBIBOJAのパンツの素晴らしい点は、既製服であることだと、僕は思う。
大抵の場合、最初存在したであろう情熱が「既製服」という規格によりどんどん削り取られていってしまう。が、BIBOJAのトラウザーズはそんな「既製服ならではの限界」をまるで感じさせない作りをしている。デザイナーが美しいと思うトラウザーズを作るためのパターン、裁断、癖取り、縫製を経て、デザイナー自身が美しいと思うバランスに着地しているのが窺える。


一見、美しい生地で作られたクールなパンツ。が、その裏には情熱が隠されている。
「デザイナー自身が美しいと思うバランス」という、見えているけど道筋のわからない遠い遠い目的地に一度辿り着いたようなパンツなのではないだろうか。

理想を頭の中に思い描いた瞬間の気持ちと、その理想が物となり目の前に並ぶ瞬間の気持ち。
そこに差を生じさせない為の努力を想像させてくれる、実にロマンチックな洋服。


で、裾はアンフィニッシュです。なんでもいいからかっこいいのが良いという方は、お任せください。
ここはパーソナルな部分です、お好きにどうぞ。
一応裾の仕上げにも「デザイナーが理想とするバランス」があるようですが、それを超えてみるというのも既製服、更にインポートブランドの楽しいところだと、僕は思っています。
(例えば)注文を受ける人と注文する人という関係性の注文服。
企画する人、仕入れて売る人、それを買う人という関係性の既製服。
その違いは、その距離から生じる無責任さにある。
そして、一度他人に委ねられた既製服ならではの無責任さというのは物自体の奥行きでもある。

“BIBOJA” [ Flare – No pleats ]
Color:RED, BLUE, BEIGE Size:36-44
¥86,900-(tax included)


重衣料の注文服屋が作った既製服としてのトラウザーズ。
このパンツはタイドアップしてジャケットを羽織る、というコーディネートにも当たり前のように合う。
裾幅が広いのでMANHOLEでオープン当初から提案している「鎌の高い、着丈の長いジャケット」とも相性が良いだろう。

ただ、まずはスウェットやカットソーなどと合わせてみてほしい。
ジャケットを羽織る時のインナーはタンクトップでも良いと思う。
まあ、正直言ってシャツでもニットでもなんでもいい。
なんでもいいからとにかく、着慣れているもので合わせてみてほしい。

仕立ての良いパンツを活かすのは、何も仕立てが良いものだけではない。
まずは「これが、いつも通りです」という態度でどうぞ。
BIBOJAの熱に負けないで。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

ルージュ


と、いうわけでオーダーしていたウナギ革の靴が揃いました。
金うなぎ、黒うなぎ、赤うなぎです。
本当は3種類一緒に並べたかったんですが。。。買うのは一足でしょうし、まあいいか。
で、サイズが欠けていた黒うなぎのスリッポンもこのタイミングで補充されてご案内しやすくなっています。気になっていた方、試しに履きに来てください。

で、赤いうなぎ。
(例えば)磨いたカーフやコードバン、エナメルとも全然違うツルツルした革。
コンビの革として毛足の長い銀付きの黒スエードを並べておきました。
コーディネートは素材合わせ。
一見変わったバランスの靴に見えるかもしれませんが、履いてみると「普通の顔」で履けます。
特別におしゃれをする必要はない。いつも通りの格好で自然にどうぞ。


シリアスな革靴もいいけれど、最近はこういう肩の力の抜けた革靴を格好の良い洋服に合わせるくらいのバランスも気に入っています。良いものをガチガチに合わせる、ガチガチにサイズを合わせる、ガチガチにイメージ通り組み上げる、どれもタイミングによっては良いのですが、今は一旦この靴のゆるいフィッティングに身を任せて、気持ちに隙間を与えてみてもいいかもしれない。

“F.LLI Giacometti” [FG424]
– SLIP ON – Forma:DIEGO,ANGUILLA ROUGE×VELVINA NERO
¥104,500-(tax included)




MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892