“NICENESS” -KLAUS&L.DAYS- Color:BLACK Size:FREE ¥77,000-(tax included)
NICENESSのガジェットケース:KLAUS。と、レザーストラップ:L.DAYS。 普段使いもいいけれど、個人的に旅を連想させた革小物。 サイドポケットにスマートフォン。 メインジップ付きの本体にパスポート、その国の通貨にクレジットカード。 首からぶら下げるだけでOK。 マチがないので上からシャツなりジャケットなり羽織っても邪魔にならない。 で、このケースに入っていなかったら失くしたということ。 このケースが首から下がっていなかったら失くしたということ。 わかりやすい。
本来別売りのKLAUSとL.DAYS。 ストラップだけ残ってもどうすればいいかわからないのでMANHOLEではセットで販売しています。 で、本来別売りなので当たり前のように着脱が可能。 着脱の機構は非常にシンプルで、KLAUSのDカンにL.DAYSを通してTバーで止まる。
僕は鞄を持たない人間なので、いざ鞄を持つと中身はぐちゃぐちゃです。 そのぐちゃぐちゃの中から目的の何かを探している内に鞄を持つこと自体が嫌になり、手ぶらで過ごしています。 ただ「サイドポケットにスマートフォン。メインジップ付きの本体にパスポート、その国の通貨にクレジットカード。」が入ったKLAUSがあれば鞄の中もスッキリしそう。いや、多分スッキリしないな。 鞄持ってるからKLAUSの中に入れるなんて面倒なことをせずに、鞄自体にぽいぽいぽいーのぐちゃぐちゃぐちゃーですね。いざ鞄を持った時のスッキリした中身の妄想でした。 ただ、道具は想像を膨らませてくれるから楽しい。 例えば、KLAUS/L.DAYSを見て僕は「旅支度」を連想したけれど、人によっては全然違うことを想像するだろう。で、気に入って使っている内にその想像や理想が現実になる、かもしれない楽しさ。
禅野くんがKLAUSから取り出したのは出来立てホヤホヤの紺パスポート。 目先の5000円に釣られて5年にしたようです。禅野くん、5年なんてあっという間ですよ。 彼と中台は明後日からニューヨーク仕入れに出かけます。 初めての海外買い付け、楽しんできてほしい。
今朝の撮影数時間後、禅野くんが海外仕入れ用の現金を両替しに行っている最中。 「KLAUSって中に仕切り付いてたっけな」と、確認するためにジップを開けたら撮影するために入れた彼の出来立てほやほやパスポートと会社のクレジットカードが入ったまま店頭に陳列されていました。不安だわー。 (中の仕切りは小さいのがついていました)
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河上 尚哉
〒107-0062 東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室 M : info@manhole-store.com T : 03 4283 8892
FRANK LEDER、TWO TONE STRIPE COTTON SHIRT。 台襟を伸ばしたような変形ストラップが生み出すアシンメトリーなデザインが特徴的な布帛のプルオーバー。で、今回MANHOLEに並んでいるのは洗いがかった薄手のコットン生地。 クリーム地に走る、紺と山吹色のマルチストライプ。 ブランド初期に作られた形。もう20年以上前でしょうかね。 鶴田さんが当時のものを持っていた気がするな、確か豚革。 「去年どんなこと書いてたっけ」と、過去の投稿を見返していたら鶴田さん本人もそう書いていました。そうそう、豚革のスエードのモデルだ。鶴田さん、元気かな。 昨年はTRIPLE WASHED THIN COTTONの青と赤でオーダー。 で、鶴田さんはその「青と赤」 を拾って劇場版名探偵コナン「時計仕掛けの摩天楼」の話に拡げていました。 僕はどうしよっかな。。。この前チェックシャツ で頑張ったし諦めようかな。 そう、このシャツは特に書くことがない。話すことは思いつくんだけど、書くことがない。 自分が着ているイメージも、他の人が着ているイメージもしっかりと湧くんだけど、書くことがない。 (そもそも必要があると思っていないけれど)文字で伝えることを諦めてもちゃんと響く気がする、そんなシャツ。
“FRANK LEDER” -TWO TONE STRIPE SHIRT- Size:M/ L ¥64,900-(tax included)
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今でこそこういうトラウザー を作ってくれていますが、かつてのFRANK LEDERのトラウザーはノータックでヒップが小さくワタリの細いストレートしか存在しない時期がありました。 それが良いとか悪いとかではなく、そういう時代。 その頃の「FRANK LEDERが作る太いパンツ」といえば、今日紹介するこれ。 ジュートのドローストリング付きのイージーパンツ。
で、「かつてのFRANK LEDER」といえば、春夏シーズンであろうとヘビーなリネンやヘビーなコットンを用いたガーメントがコレクションの半分程を占めていましたが、それはかつての話。 今のFRANK LEDERは軽くて柔らかい。 いや、もちろんヘビーなリネンやヘビーなコットンを用いたガーメントも依然としてコレクションにラインナップされています。 正確に書くと、今のMANHOLEに並ぶFRANK LEDERは、軽くて柔らかい。
ヴィンテージのコットンジャージーを使用したFRANK LEDERの1-TUCK TROUSERS。 ジュートのドローストリング付き。イージー。 ゴワゴワやザラザラとは無縁、涼しげな軽さで柔らかな肌触り。 ただ、本来重々しく雰囲気ある生地を好むFRANK LEDERがピックアップするコットンジャージー。 軽くて柔らかであるのは事実だし、実際に穿いても軽くて柔らかなのですが、ちゃんと存在感がある。 リラックスした部屋着ではなく「ちゃんと洋服を着ている」ということを実感する意味での存在感。
加えて。 「ジャージー素材のイージーパンツ」であるのは事実だし、実際に穿いても「ジャージー素材のイージーパンツ」なのですが、その全体的な印象はリラックスした部屋着ではなく「ちゃんと洋服を着ている」ということを楽しめる意味での存在感。
「かつてのFRANK LEDERがどうだった」とかはどうでもいいし、なんだったらこのパンツがFRANK LEDERであることすらもどうでもいいけれど、このイージーパンツは彼のモノづくりを通しているからこそこういう見え方になるし、イージーパンツのような単純な作りの洋服でも彼の感覚を通しているからこそこういう雰囲気になる。 改めて、FRANK LEDERはオリジナリティのある特別なデザイナーだと思う。
“FRANK LEDER” – DEADSTOCK VINTAGE COTTON JERSEY 1-TUCK TROUSER with DRAWSTRINGS – Color:OLIVE/ BROWN Size:S/ M/ L ¥75,900-(tax included)
夏場に向けて仕入れた、ドイツ製のコットンジャージーイージーパンツ。 今のMANHOLEに並ぶ、今の軽くて柔らかいFRANK LEDERを、是非楽しんでほしい。
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チョコミント⁉️
※違います。違うんです。今回は本の紹介なのですが、どうしても現物ホンモノの色と写真に映る色が違うんです。カメラに罪はありません。ぼくに撮影技術or色彩調整術が備わっていれば…… ホントは、イッチバン元気で青々とした松の木のような色合いなんですよ。いやでもちょっとミント味も… はい。それは実際に手に取って、触って、ページをめくれば自ずと目に入るはずなので、冒頭からこんな言い訳めいたことは抜きにするか…………さ、気を取り直して前回の写真集紹介:『レテに浮かんで』 を見返して、本ってどう紹介してたっけ〜と回想も束の間、ギクリ。ボケた写真から始めている……ぼくは本の装丁がボケた写真から本の紹介を始める人間です。 さあさ、気を取り直して。おはようございます。
三重野龍作品集「龘|TOU」(TISSUE PAPERS 10) ¥13,200- (tax included)
文字を軸にしたグラフィック制作を中心に幅広く活躍する三重野龍の、10年余りにわたる活動の軌跡を収めた初の作品集を刊行します。 (TISSUE PAPERS websiteより引 用 )
「グラフィックデザインの本、自分には関係ないしな」「わたし、デザインしないしな」「写真見てもなんだかよくわかんないしな」「へえ、このひと有名なんだ、ふうーん」「おれこういうの読まないしな」「興味ないしな」
MANHOLEは誰がどう見ても洋服屋です。南青山にあります。洋服を買ったり、着たりするのが好きな人々が集まります。 洋服を買って着るということはかなり自分に関係することですよね。 「あっ、これあの子と会う時に……」「仕事の時も着れるな」「あのジャケットと一緒に着よう」「こういうのはいつでも着れる最高のやつなんだ」 この服は自分という人間が着るんだ、という実感がありますよね。 こんな時もありませんか? 「この色は着ないしな〜」「あいつになんか言われそうだしな」「別にこれ、欲しかったわけじゃないしな」 しかし、「あの子と会う時に……」と自信満々で購入した洋服が、デートを成功させてくれるわけでは、ない。 そりゃあ運がよけりゃあ「それかわいいね〜」とか言ってくれるかも知れませんが。 「えっ、そう?」とかはにかんだりなんかしちゃったりしてっ! あれ、なんだっけ…… 本を買って読むこと/見ること。 を、自分から離しすぎていや〜しませんか?みたいな感じです。と共に、無理に近づけようとしなくても良い。 と、他人事みたいにつらつらしているように聴こえるかも知れませんが同時に自分とも「フムフム、そうか?」と小突き合いながらキーボードを叩いています。 本を着ることはなかなか難しそうですが、 同じように「この本を買った人」、読めば「この本を読んだ自分」になります。 (今日は久しぶりの書籍紹介だから、どさくさ紛れに行けるとこまで書いてみよう) ……なんて意気込んで息継ぎして壮大っぽいこと書いてやる気でいたらオランダからのお客さまがいらっしゃり小一時間、拙い英語を駆使して楽しげ風おしゃべりに勤しんでいたらすっかり考えていたことを忘れてしまいました。ありますよね、こういうこと!読んでいた本をすっかり忘れて久々開いたらアレ?みたいなアレですよ。
「〜(中略)Illustratorでこねくり回しながら。そうこうしていると理屈とかではなくて本当に決まる瞬間みたいなのが突然訪れるんです」(本文引用:p.8)
これは三重野龍さんのグラフィックが生み落とされる瞬間として語られています。 こういう、降りてくる的経験って特にクリエイティブな領域ではよく耳にしますが、かなり不思議なことですよね。 「これだぁ!!」と思って自分でケリをつけるのか、「ふぅ、まあ一旦こんな感じか」と思って一息ついて画面を見返したら「あれ……これ決まってるわ」なのか、はたまた全然ちげえのか。 もしくは実は「締切」という名の強制的切断ポイントを目前にしている可能性もあったりして!知らないことを闇雲にいうのも良くありませんですね勝手な想像です。 さてもとりあえず、ぼくはこのBLOGをあと2時間以内くらいで仕上げねばならないので、進みます。
CHAPTER 2:書体の脱構築 と銘打たれたとりあえず誰しもがムズムズ唆られそうな章。 この本のメインは大まかに5章構成で、それぞれの章頭に2ページ(1ページ英文/1ページ邦文)イントロの役目を果たす文章があり、その後に三重野さんの作品だったり関わった広告だったり創造の源泉となったのかも知れないリファレンスなどなどが連なっていきます。 ぼくは「グラフィックデザイン」というものに全く明るくありません。が、喫茶店で周りを見廻すと五回に一回くらいは、あっあの人デザインの本読んでるな、と気が付くくらい気にしてはいるんだと思います。だからって今ここで「書体の脱構築。元から当たり前のように存在しているフォント、書体に云々。そもそも脱構築とは?」なんて背伸びをして始めてしまったらすぐに背筋が凍る思いをしそうだし、的外れ発言を連発すること間違いなし。いや、ビビってるわけじゃないですよ! そういえば最近、某TUBEにてレジェンド文化人の肉声お喋りを聴くことが多いのですが、その方が 「最近はなんでもかんでも欲しい的に向かって射る、薬だってそうだ」というようなことを言っていました。 確か、高麗人参の話でしたね。細かいところは忘れてしまいましたが、 万病に効く薬、人参。当時は胃腸に効く薬ということで始まったらしい。とりあえずお腹に不調を来したら、摂る。①下していても、②詰まっていても、とりあえず摂る。どっちの人も、症状が和らぐ。こりゃ万病に効くわ、と。化学の発達と共に成分抽出が可能になり、それを基に、下るのを止める薬と下剤のような便秘薬の2種類が作られる。お腹に異常を感じた人は症状に合わせてそのどちらかを求めるようになる。しかし元々人参には①②に効く分子がくっついて備わっていた。 ここでぼくなんかは、「どっちもあったら、摂ったら詰まって下っての地獄連鎖でトイレから一生出られないじゃん!!!」と思ってしまうわけですが、これが現代病ですね。 どうやら分子①と分子②をくっつけている無効果の分子③というのがあるらしく(細かい言葉遣いが違ってもご堪忍下さい)、その③が、人体に「①と②、どちらを有効にするか」を選ばせていたらしいんですよ。 いや、発達したと言われていたその当時よりもさらに進んでいる今から言えば、本当のところどうなのかはわかりませんが……それは専門家の方にお任せさせてください。ぼくはこの話を聞いて、おとぎ話みたいで面白いな、と思ったんですよ。 (例によって暫しの切断を経ました) よし、先へ! の前に、さっきの人参の話、(当時)朝鮮から輸入されたサイコーな薬ということで大勢ブチ上がっていたらしいですが、どうやら本当は日本でも生産されていて、それを朝鮮に輸出し、加工を経て逆輸入でその名も朝鮮人参!しかしその加工というのは実は・・・ 果たしてぼくはこの受け売り面白噺を今日の書籍紹介にどう繋げようとしていたんでしょうかね? いや、実は繋がっているかも知れませんよ・・・お考えください。 冗談は、さておき!
「それが存在するのは平面だけなんです。でもグラフィックを見た人が『これは物だな』って認識したら、同時に手触りとか質感も想像すると思うんですよね。それはリアリティというよりかはむしろ『思い出す』っていう感覚に近いんじゃないかな」(本文引用:p.8) 「ぺらっとしてるものより奥行きがポンってある『物感』みたいな。そのために陰影で奥行きを付けたりもします」(本文引用:p.8)
断片的に勝手に引用して、このBLOGを読んでくださっているみなさんにとっては何を言っているのかわからない、そんな風に思うかも知れません。
fromぼくの先日「の」散歩
きっとみなさん日々無意識に感じているはずの、 陰影とはまた違った「奥行き」……だれかの手触り。ぼくは触ったことがないけれど。 なんて自分のカメラロールを横断することだって読者には許されているのです
一読のぼくは曲解師にでもなったつもりなのでしょうか?笑ってよ〜♪ みなさんのために。
三重野龍作品集「龘|TOU」は500ページ超えのボリュミーな作品集。 我らが安東さん(本書には発行人としてクレジットされています)の手によってMANHOLEに辿り着き、 扉を開けて入りすぐ向かって右、ここがMANHOLE書籍コーナー。
今回は(とっても良く言えば)、ぼくの読み方/見方の流れになるべく沿って、この作品集がMANHOLEに入荷したということを皆さんにお知らせしたという形になりました。 魅力的な内容を増幅して紹介する、などという芸当はできませんでした!「あっ、このポスター見たことある!」とか、もちろんありましたよ、みなさん。 何よりも、このBLOGを冷房をマトモに受けるソファで書き書きしている横で、ひとりのお客さんが 「ボク本読まないんですよね〜」 と言ってくれたことが何よりの励みになりました。これはぼくがその一言で一蹴されたと感じたとか、皮肉って言っているわけでは全くないのです。 ただ単に、それは楽しみだな!と内心思います。 いきなり「ゲートボール、マジおもろいわ」と言われれば「いや俺はやらないわ」と言うと思うんです。 いや、ちょっと待てよ?と。もしかしたら俺やるかもな?公園で、穏やかに楽しむ…なるほど。 これこそ冗談はさておきかも知れませんが、そういう感じです。もしかしたらその新人ゲートボーラーは「コイツわかってないな〜クソ楽しいのに、どうやって引き込んでやろうかな」と画策しているかも知れませんよ?
文章を読んで、文字-グラフィック-ポスターを見る。また文章を読む。スマホをいじる。散歩するご飯食べる。コーヒー飲んで、またペラりとめくってみる。 まず読むならば、「視覚的」とか「デザイン」などの言葉は一旦忘れてオッケーだと思います。 いつか……ハッ ペラり…………ふむふむ。へえ、いいなあ。ん?どういうこと?わけわかんないな。ペラ……ん゛ー、そうか。 散歩して何やら看板を写真に撮ってみる。パシャ 友だちとの飲み帰りに「あの文字やばくね?」とか、言ってみる。 おやすみなさい。
三重野龍作品集「龘|TOU」(TISSUE PAPERS 10) ¥13,200- (tax included)
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吉田 悠人
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無地よりも無地に見える
Mon.5.19.2025
“Leonard” -made in Italy- [Regular collar shirt] Color:CHECK Size:36-42 ¥36,300-(tax included)
こんにちは。河上です。 今日は作ってからしばらく放置していたMANHOLE企画のチェックシャツでも紹介しましょうかね。企画概要 やサックス は以前紹介しました。ご興味ある方は見てみてください。 ざっくり説明すると当初日本製で作っていたオリジナルのドレスシャツを「もうちょっと雰囲気を柔らかくしたい」という理由から形はそのままディテールを変え、芯を薄く柔らかく作ったイタリア製のドレスシャツ。の、チェックバージョン。 無地よりも無地に見える、静かなシャツ。いや、もちろんチェックなんですが、印象の話です。 どうコーディネートしても、派手に見えないという静かさ。
そうそうチェックシャツといえば。 たまに「あれは一体なんだったんだろうな」みたいに思い出すことがありまして、だいぶ前の話。 季節はいつ頃だったかな。深夜暑くも寒くもなかったので、ちょうど今〜夏にかけてでしょうかね。 当時の彼女に釣りに付き合ってもらった時の出来事ですね。 海から歩いて15分ほど、山の上というか、切り立った崖の上というか、そんなところにあるホテル。 「何が釣れるかな〜」「知らない」という会話を交わしながら夕飯を食べた後、潮が動くのを待って、夜中にホテルを出ました。 そこからほとんど道路照明灯のない坂を下って釣り場に向かうわけですが、途中、道路に面する形で立派な鳥居があるんですよ。 ワクワクしている僕はそのシチュエーションに対して何も思わず「何が釣れるかな〜」「知らない!」という会話を交わしながらのしのしと歩いて海に向かうのです。 で、釣りを始めて「なんか釣れるの?」「知らない」というさっきと逆方向の会話を交わすこと数時間。 生命感皆無な海に見切りをつけて「そろそろ帰るかあ」と、ホテルに戻ることにしました。 で、何も釣れずに落ち込んでいる僕はホテルに至る道のりの雰囲気が相当重いことをここで思い出します。 「やだなあ」と感じながら、15分くらい歩いて帰る二人。夜中の鳥居ってなんであんなデカく見えるんですかね。 まあ、大抵怖がっているとなんもないわけで、何事もなくホテルの入り口に着く僕らですが、なんかね。 ホテルの看板の隣に人が立っているんですよ。入り口に向かう僕らに背を向けるような形で。 赤とオレンジと茶色のブロックチェックのシャツを着ている男性がすっと立っていました。 横目ではなく、ちゃんと正面に見えていました。 ただ、その頃には帰りの道のりで感じていた恐怖が終わり、ほっとしているせいか怖さも不気味さも覚えず「なんでこの人こんなとこ立ってんだろうな」くらいの気持ちで通り過ぎました。 通り過ぎたあと「ねえねえ。さっきの人、なんでこんな時間に看板の横に立ってたんだろ?」と、小声で彼女に聞いてみたら「は!?誰もいなかったから!なんでそんなこと言うの?本当にやめてほしい」と、すごい怒られました。(他にも怒るべきポイントはたくさんあったはず、やさしい人でした。) ただ、僕は根っからの幽霊はいない派の男。絶対に立ってたんだよなあ、チェックシャツ着た人。
さて、MANHOLEのチェックシャツ。 特別なエピソードの必要ない、静かなシャツ。 この静かさが今、とてもよく見える。
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河上 尚哉
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