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いつものお使い


CLASSのCCGS12UNI Aはラムレザーの巾着袋。
こんな一言で気持ちよく言い切りたくもなるくらい、シンプルで豪快な鞄。
そう、一見シンプルで、一見豪快。いや、おそらく何度見てもシンプルで豪快。
レザーの巾着として、さも普段通りかのようにちょこんと持ってなんかいたら、たちまち異様な輝きを放ちそう、そんなふうにぶらりんと持つのが楽しそう。というか持ちたい。持ちたい。そういう感覚を直に刺激するパワーがあります。
シンプルで豪快と評されるような人物っていますよね。フィクションの世界でも現実世界でも例を挙げようとしたらキリがないのでしませんが、そういう存在にはやっぱりどこか憧れちゃいます。しかもそういう人に限って小さく細かいことにまで気がついたりするんですよね。いいなあ。このバッグ。

肩にも掛けられる長さ


滑らかでしなやかなラムレザー。が袋の形となり、その空いた口が紐によってぎゅと絞られています。
グググと波打ち、柔らかく寄った皺には独特の趣がありますね。
「紐」、なんてあっけない一文字で通り過ぎてしまいましたが、おそらくみなさんの目は見逃していないはずです!む?毛羽立っているのかなんなのか、とりあえずただの紐じゃなさそうだなと。


藪から棒に、というか革から紐です。
あらゆる方向に飛び出しギチっとねじられているこの紐。とあるヘリンボーンがCLASSデザインチームの手によって編まれたものらしい。ただの紐、というか、なんなんでしょうか。パカラッパカラッが思い浮かぶラグジュアリーブランドのジャケットの裏地に本来使われるヘリンボーン生地。とりあえず巾着開閉をこの手綱でコントロール致しましょう。ヒヒン。
このラムレザーは、CLASSのレザーブルゾンrenomaのレザージャケットで採用されていたのと同じもの。また、ふっくらしたダイヤモンドキルトにじゃらりチェーン、そんな形の鞄に用いていると伝え聞きまっせ!
と、ラグジュアリーにラグジュアリーで結局CLASSではありますが、この鞄が「〜のものです!」っていうのが誰にもわからないという点が僕はものすごく良い点だなあ、と思いました。

CLASSのCCGS12UNI Aは、ラムレザーをそんなコードで絞る巾着袋。
ぶらりーんと揺ら提げたくもなるし、ぐるっと拳に巻きつけてがしっと掴みたくもなります。


がさごそ。
サイドにマチ。巾着型というやわらかなイメージとは裏腹に、鋭いアウトライン、意外な側面。
袋の内部は仕切り等のない一空間。豪放磊落にほほほいっと、そして自由にがさごそしたい。

そしてこれまた伝え聞いたことですが、このCCGS12UNI Aが作り出された脳裏には「永井荷風が自分の全財産を入れた鞄を片手に持ち歩いていた」という逸話もあったよう。お恥ずかしながら無知でお馴染み吉田はこの作家について名前を耳にしたことがあった……のか……?くらいでしたがパッと調べてぽっと出てきた写真の永井さんはどれも確かに鞄を片手に。これにドカンと入れていたのですかねえ。そんな風貌ひとつで、もう惹かれちゃっています。
うまく言えませんが、鞄ひとつに人間性が詰め込まれている気がして、いいですね。そりゃ人のすべてが鞄に入るわけがないですし、多分ぼくたちは束現ナマを鞄に入れることもなさそうですけれど、荷物くらいは突っ込んでぶらつきたい。


「普段使い」って何につけてもよく言いますが、よく考えなくても人それぞれ違った普段があることは誰もが知っています。
そんな常識を踏まえた上で、普段から、ふつうに使いたい。そもそも鞄ってそういうものです、そうかそうか。なんで鞄が必要かは人によるでしょうが、誰にとってもある普段をどう持ち歩きましょうか!
なにを入れようかな、どこを行こうかな!

“CLASS” -CCGS12UNI A-
Color: BLACK Size: F ¥147,400- (tax included)


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