あなたもSlashされる

Stefan Cookeのシューズ: Slashed trainer。
両側面に配されたのはアイコニックな…………なんと言えばいいんでしょうか、ロゴ?デザイン。
彼らのインスタレーションや洋服にもあるようにStefan Cookeのシグネチャー的なシンボルなんでしょう。
Slashed(切り取られた)という語の通り、シャキシャキーンとくり抜かれた黒から黄、白から青の楕円たちが映えますね。スニーカーの側面デザインといえばまずSwoosh(シュー!)や三本線が思い浮かびます。単純な話ですが、「それと違う」というだけでなんだか優越感を感じるような気もします。そんなところに上下関係なんてないですが、元々スニーカーの形なんて遠目でみれば大体同じようなものな気もしますので、こういう固有のデザインには素直に惹かれます。スニーカーに限らずかもしれませんが、「なんか、かっこいい!」その気持ちのまま軽やかに履きたいものですね。
形。trainerと名のつく通りジャーマントレーナー的なモチーフ。どこが似ていてどこが違っている、などということは指摘してもあまり意味がなさそう(じ、自信がないわけじゃありませんよ)ですが、元より手放しで信頼のおける形ですよね。
そしてクレープソール。おいしそうな名前ですね!なんていう原宿ワナビーなコメントは差し控えますが、かわいいですよね。柔らかな歩き心地。アッパーから漂う未来的な雰囲気との絶妙なコントラスト。
というわけで、Slashed trainerはStefan Cookeのシューズ。

[Blue mix]


このシューズ自体の説明といたしましては、冒頭に記した通り。
後出しジャンケン的なギミックなどを隠しているわけでも、ありません。
こう言って良ければ、とてもシンプルなスニーカー。そしてこのシンプルさこそ、このシューズの魅力だと思います。
「シンプル」は「ふつう」と勘違いされがちですが、そうでもありません。
既存のものとは一線を画すデザインながらも、過剰ではない装飾。
どこか懐かしさを感じるようなカラーリングが、Stefan Cookeならではのカッティングで未来的。
それが整然と、ひとつのシューズに収まっています。
なーんて、わざわざクールを装う必要もないんですよね。
特に気負わずに履いた時に自然と輝いてくれそうなのです。



[Yellow mix]

前に紹介されたSoft grip slip on の際もそうでしたが、このStefan Cookeの靴を見たときに迷うのが呼び方。
じっさいこのBLOGでも「シューズ」と言ったり「スニーカー」と言ったり来たり。言い訳じみて聞こえるかもしれませんが、その感覚は意外と味わえないものです。べつにレザーで作られたスニーカーを見ても呼び方に戸惑うとは思えませんし。
やはりどこか新鮮さに驚いているのではないでしょうか。
ちなみにクレープソールは靴のお直し屋さんで補修や交換が可能。ソールが減ったら捨てるしかないスニーカー、というわけではありません。アッパーさえ壊れなければ補修を繰り返して履ける靴、と考えると革靴的な側面もある靴ですね。





デザイナーさんの仕事は何かのデザインをする、というよりも、目にした人や手に取った人の気持ちを変えることにもあると思っています。
そう、この靴はStefan Cookeというデザイナーがデザインした靴。
これまでとどこか違った靴。
こういう、絶妙な違和感と新鮮味を兼ね備えた靴って見渡すと意外なほどないものです。
それを普段となんら変わらない心持ちで履けそうなところが良いですね。
「でも、履いたら何かが変わるんでしょ?」
そうです。履いて何も変わらなかったらそれはきっと靴じゃないですよ。
ただ、その変わり方が新たな革靴を手にした時や、はたまた突飛なデザインのハイテクスニーカーの場合とは違うでしょうね。
パッパラー!と刷新されるというよりかは、じんわりとキュートに恥ずかしさがなく変わっている。
ほんの少しの、スラッシュです。




Color: Blue mix / Yellow mix Size:39-43 ¥90,200-(tax included)
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