黒とベージュ






SADE、今シーズンのセミフレア:PT21。Size:1で裾幅25cm。
今では細身のシルエットになるのでしょうが、窮屈さのないパンツ。
例えば、見た目は凛としているのに穿いている本人は古着のスタプレを穿いているような気軽さ。
フレアパンツには珍しくタックが入っているからなんですかね。運動量の少ないノープリーツのパンツだと少し窮屈さを感じていた方は特にそれを感じられるはず。
使われている生地もその「窮屈さのない感じ」に影響しているのかもしれません。
粘り気のあるウールツイル:ブラックと伸縮性のあるポリエステルツイル:ベージュの2色展開。
持ち出し/ウェストベルトに付属する3つの釦、両サイドについたフラップ付きのコインポケット、2インプリーツ。で、後ろ両サイドのウェストベルト部分にもプリーツが一つ入っています。特に視覚的に特徴あるデザインはフロントの3つのボタンと両サイドのフラップ付きコインポケットでしょうか。その3つの釦もベルトをしてしまえば隠れてしまうし、両サイドのフラップ付きコインポケットなんて見ている人もそこまでいないし、仮に気付いても「え、このパンツ、両サイドのフラップ付きのコインポケットが二つついてるんですね!」で会話が止まってしまうから割とどうでもいいディテールですね。が、男性服というのはベースが完成されているせいかその「割とどうでもいいディテール」がなんかいや〜な感じがすることもあるんですが、このパンツはよく見ると「割とどうでもいいディテール」が随所に散りばめられている割に、その「なんかいや〜な感じ」がしない。なんていうんでしょうか。耳障りの良い言葉を使えば飽きもなく毎日穿けそうなスラックスです。
で、「毎日穿けそうなスラックス」なのに、退屈な印象にならないのがその「割とどうでもいいディテール」なんでしょう。






で、色ですね。
今シーズンのSADEのコレクションがほとんどその2色で構成されていた黒とベージュ。
黒は黒でも怪しげなシャドーストライプ。
ベージュはベージュでもチノ生地の真面目なベージュとは違い、これまた怪しげなポリエステルのベージュ。



なんか、なんていうんですかね。
小物の色と靴の色を合わせないとか、黒い洋服に茶靴を合わせてみたりとか。
そういう細かいセオリーを無視して今まで合わせなかった色や素材の組み合わせを試してみてください。なんでも合うグレーとは違った「なんでも合う感じ」を楽しんでほしい。
特にベージュ。ジャージがなんでも合うのはジャージだからではなくポリエステルだからかも。

BEIGE(100% Polyester):¥47,300-(tax included)
BLACK(100% Wool):¥59,400-(tax included)
この「高級上質素材です!」みたいな感じがしないのも良い。いや、決して手に取りやすい値段とは言えないんですが。
今では素材が上質なのが当たり前になっているけれど、ちょっと冷静に思い返すと素材が上質じゃなくても洋服って楽しかったと思いませんか。
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河上 尚哉
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