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どんな気分でシューズ?


Stefan CookeのSoft grip slip-on。
スエードとシボ革というスポーティながら落ち着いたコンビネーション。
レザーシューズにバレエチックなディテールが差し込まれ、その隙間からスニーカー的なムードも漂う不思議な靴。


踵、ぐにゃりとした履き口。
お恥ずかしながらバレエについては無知なのですが、バレエダンサーがシューズを新調してまず初めにする作業みたいな動画はみたことがあります。バキバキっ!ビリビリ!とかいってなんかを剥がしてバチンバチンと叩きつけたりグキグキしたりしていた気がします。すごい迫力でしたが、たぶん足に馴染みやすいように予めほぐしておく、みたいなやつでしょう。野球でいうグローブみたいなことでしょうか。グローブについても無知なので隣の元プレーヤー:こうしさんに尋ねてみようかな。あ、どっか行っちゃった……

とにかく、この踵の柔らかなぐにゃぐにゃがこの靴をslip-onたらしめています。

こういうことです。

指を差し込みおっとっと、なんていう光景も。

たしか以前、MANHOLEにStefan Cookeのシューズが並ぶとなったとき、河上さんは靴専業ブランドとデザイナーズ/ラグジュアリーブランドの靴の話をしていました。確かに河上さんやこのお店のこれまでを遡るとそれはしっくり来ますね。しかしあくまで対置させ続けるわけではなく、その境目は溶けあってきている、といった感じで結ばれていました。それは今の店内を見渡せば頷けます。

ぼくの場合はどうだろうか。みなさんの場合はどうでしょうか。
もう少し近くに引き寄せて、自分の玄関。靴が並んでいますね。
コーディネートはどこから決めるか、やはり足元からか、なんて野暮な話はしませんが、やっぱり結局どうしても決めることになりますよね。決められねえからってんでオラ裸足で出んべ、そんな勇断は滅多にできたものじゃありませんからね。

革靴かスニーカーか。大体がそうなんじゃないでしょうか。
いやおれは革靴しか履かんとか最近はスニーカーばっかだねえとかサンダルは?とかは一旦閉口ですからね。今たまたまどっち側にいようがちょっと一二歩ステップバックして、
革靴かスニーカーか。玄関に出されている靴なんて大体が履き慣れたものでしょうから、よほどのことがない限り迷うことなんてないはずですよね。その日の気分でスッと足が向かっていくものです。なんて言ってますが、意外なくらい、よほどのことってあるもんですよ。
そっちじゃ、ないな……でもこっちでもない気がするんだけど……あれってどこあったっけ?ああ、違うか……
気分ってのはそんなものなので、きっとどこまで行ってもそんなものなのです。


出来すぎた話のようですが、こういう何かのあわいにあるような靴にはその点、すばらしい曖昧さがあるように思います。
優柔不断っていまはぐずぐず決めあぐねることを揶揄して使うようですが、優しく柔らかで断ちきらないって大らかでいいとも思ったりもしますがね。
まあたしかに、ずっとふにゃふにゃじゃダメだなって思うこともあります。


この仕様。
いわゆる革靴としては接してこなかったこのシューズですが、スニーカーでもないことがはっきりと現れていると言えます。
締まるところは締まっている。実生活にもぜひ実装したいものです。
デザイナーズブランドの靴は一般的に儚い印象を持たれがちとのことですが、消耗したところでトップリフトを交換したりラバーを張り替えたりと補修をすれば、心もち長く履いてゆくこともできるのではないでしょうか。と、フラットシューズで傷みがちなトゥ部分もこの靴ならば磨くことで解決。


「ほかがカッチリしてるから、スニーカー」とか「で、革靴。まとまった」
他のなにかがこうだから、こっちはこうする。というのが洋服のコーディテートの起点であり終点でもあるような気がしますが、どちらか一方に対するイメージが揺らいだりぐらついたりするとなんだかよくわかんなくなっちゃうのも世の常ですよね。

そんな時、どちら側にもつかない(≒つける)信頼のおけるヤツがいることがどれほど嬉しいか。フットワークまで軽いと来た。


さりげない自信と共にデートに出かけていきたくもなるし、出た直後に土壇場キャンセルの悲報が入り引き返すのも癪だしヤケ酒にはまだ早いから1人でクールに美術館へ赴き途中で疲れてコーヒーブレイクなんかしてまだ帰る気にもならないからフン、ちょうど見たかったしと映画をみて映画館を出てスマホを開くと友だちからの誘いが。パーフェクトタイミング。楽しい夜になりましたとさ。
どんなつもりだったとかはじめからどうでも良い!そんな気分?


要するに!
肩肘張らない凝り固まらない、怠惰なわけではない。でも何かが欲しいというぼくたちの足元にデザインされたのがStefan Cookeのシューズ。
そんな風に映ったので、そんな風にスリップオン、いかがでしょうか。

“Stefan Cooke” [ Soft grip slip-on ]
Color: BLACK COMBI Size:39 – 43 ¥90,200-
(tax included)



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