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” cantate ” – COWE TRACK PANTS –





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

本日はcantateの松島さんに作ってもらったジャージートラックパンツを紹介します。

昨年の秋冬シーズンは裏地シルクのミリタリーライナー。
今年の春夏シーズンはスウェットの上下。

そして、今シーズンはどこにでもある古着のジャージをベースにして、” cantateのジャージートラックパンツ “を作ってもらいました。



若干テーパードしてますが、シルエットはほぼストレート。
サイズは44/46/48のスリーサイズ。
現状ベージュのみしかサンプルが無いので、先日からずっとベージュしか載せていませんが、ベージュとグレーの2色展開。

サイドの側章は両色共に経・緯糸ともに2/80のSuper100’sを使った高密度のベネシャンを使用。
最新の濃染加工を施して深みのある真っ黒にし、そこに光沢加工を施すことで、ウールと思えないような光沢を持つ美しい黒に仕上がっているのが特徴です。

この黒は日本の水でしか出ない黒。




パッチのバックポケット付き。
通常ジャージにはフロントZIPはつかないものが多いですが、折角だったら用を足す際もクールでありかったので、前立てをつけてZIPをつけることに。



生地は”COWE”という織り組織でもあり、編み組織でもある不思議な生地。
縦ストレッチは無いけど、横ストレッチはあるジャージーな素材です。

デザイナーの松島さんは化学繊維を使うことを嫌がるので、「ウール100%でジャージを作ってください。」と伝えたところ、この生地が上がってきました。

トップの糸を使った柔らかなメランジ調の生地。
ベージュとグレー、1反ずつ編んでもらうのに3ヶ月かかったそうです。

なんでもかんでも時間と手間をかければ良い、という訳ではありませんが、この生地は時間と手間をかけた分だけその良さが表に出てくれました。
もちろん、着心地のよさにも。


” cantate for MANHOLE”
– COWE TRACK PANTS –

Color : Beige / Grey
Size : 44 / 46 / 48
Price : ¥73,000+TAX-



素材の良さ/生地の良さ/作りの良さがしっかりと面に出てくれた分、価格にも反映されてしまいましたが、納得の行く一本だと思います。

古着特有の不真面目なノリの良さと、質を重視した真面目な現行ブランドの良さ、両方が伴った洋服。



cantateというブランドにしかできないこと。
それは、僕らの薄っぺらい説明を耳で聞いて頭で理解するよりもまず、着てみることで実感が出来ると思います。

買う前の素材がどう、生地がどう、付属がどう、作りがどうという情報の大半はただのロジック。
その本質的な良さは、日常的に着ていて後から気付くもの。

大切なのは、その場で実際に着て直感的に良いと思えるか。
この価格を出して、欲しいと思えるかどうか。

僕は作りの話を聞いてある程度頭で理解が出来るようになったけど、実際に洋服は作れない。
生地の良し悪しは、ある程度手で触れて理解が出来ると思いたいけど、実際に生地は作れない。

結局、相手の仕事を信頼しながら最終的に自分の目と手を信じるしかないのです。

良いパンツが出来て嬉しいなあ。
皆さんも気に入ってくださると嬉しいです。



” CLASS “
– SOCKS –



実はCLASSにもジャケットを作ってもらっていました。
これも7月23日に販売を開始する予定です。

2019AWシーズンにリリースされたテーラードジャケット:SOCKS。
様々な箇所に違和感を覚えるジャケット。

「納期はいつでもいいですよ〜。値段もお任せしますよ〜。」なんて、CLASSのデザインチームを信じるあまり僕がとても適当な話の進め方をしてしまったので、ちょっとバタバタさせてしまいました。反省してます。もうちょっとしっかりやろう。

明後日納品予定。
結局値段もまだ把握できていないけど、おそらく14万円近辺。

今回ビジュアルの撮影に使用したのはサンプル。ベージュのヤクウールの生地のタイプ。
MANHOLEではウールジェントリートップフラノのグレーの生地で作ってもらっています。

まだ製品を見ていないので到着が楽しみです。


詳しくはまた明後日お知らせします。



前回も協力してもらったコタローくん。
彼は役者希望らしい。そろそろ本気を出してくれることをおじさんたちは期待していますよ。

撮影してくれたのは中台の友達のカメラマン:春日太希さん。
ただのイケメンだと思っていましたが、カメラを握ると本物でした。
洋服もコタローくんもかっこよく撮ってくれてありがとうございます。

人の知らない一面を見るのはやっぱり楽しい。






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河上 尚哉

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