2023/11

足元ぐにゃり



メンズのパンツのシルエットの幅に限界を感じていたのか、いつの間にかお客さんへロングスカートまで勧めるようになっていたMANHOLE。
そんな僕らが勝手に感じていた限界を吹き飛ばしてくれたのはRANDYの新感覚スウェットパンツ:TORNADO

このパンツが吊るされている姿を初めて見た時は「相川くん、また変なパンツ作ったな〜」という印象だったけど、実際に足を通すとその吊るしの姿からは想像できないくらいクールなパンツで衝撃を受けました。
後ろのシームに吊られるように膝下からくるんとカーブを描くその構造は、決して「変なパンツ」を作り出すために考えられたものではありません。

吊るしの姿は確かにユニークです。
だけど、このパンツの本質はそこにはない。吊るしの姿なんてどうでもいい。
穿いてかっこよければ、それがいい。



というわけで、冬の男性服の代表的素材:チャコールグレーのウールフランネルでTORNADOを作ってもらいました。

トニックとフランネル。長い間、一緒に連れ添ってきたであろう素材同士なのに。
多分トニックもウールフランネルもRANDYのTORNADOとは出会ったことがありませんね。



裾をずるずるさせながらジャケット着るの可愛いだろうなあ、と思っていたけれど、実際に(不快な気持ちにならずに)裾をずるずる出来るパンツはなかったので、柔らかい生地が裾に無造作に溜まっていくRANDYのTORNADOに初めて足を通した時、とても嬉しい気持ちになりました。
古着サイドの山崎くんも(不快な気持ちにならずに)裾をずるずる出来るパンツを探していたようで「河上さん、これ僕スタイリング組んで撮影してきてもいいですか!」と言いながら若者4人と太希さんを引き連れて撮影に出掛けて行きました。




と、河上さんが言っていました。
こんにちは。吉田悠人です!

寒い日の朝、
身体が芯まで冷えていく感覚、久しぶりでした。
これから当分は、なんでも着れますね。

皆さん、待望の冬がやってきましたよ!

 

STANDING BY

 

一体、何処から現れ出たのでしょうか

かわいいスニーカーの上に、ぐにゃりと溜まっています

 

ヨシヨシ
きみも寒いでしょう

ロングコートの足元ぐにゃりもいいですね

 

出庫完了

上はぴったり
下はぐにゃり



集合

寒いのに元気ですね、カットインランニングオジサン‥
ぼくも寒い方が元気ですけどね

歩き出すとまた違った表情を見せてくれますね、このパンツ。
この左足なんかはまさにTORNADO、って感じしませんか?



「足元を見る」なんて、良い意味では無いですし、
ぼくも足元を見られたら嫌ですし、きっとムカつくでしょう。

ということで意味を捨てます、ポイ!

足元を見てみてください。
親しみ深い生地だからこそ、足元ぐにゃりの存在感が素敵ですよね。

‥‥ぐるり、とかの方が良いんですかね、TORNADOですし‥


時すでに遅し、ということでドロンします!

 

” RANDY ”
– TORNADO – [MANHOLE EDITION]
Color:C.GREY Size:2
¥66,000-(tax included)




※RANDY – TORNADO – [MANHOLE EDITION]は11月18日12時から発売致します。


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吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

not バリカタ



なんだか急に気温が下がってしまったので、出かける前にどの程度のアウターを選べばいいのか、いまいち掴めませんね。鶴田です。先週末はミドルゲージのカーディガンをアウターにして出かけたら、びっくりするくらい寒かったので、道すがらの大通り沿いで立ち食いソバを食べて、その場しのぎの暖を取りました。やっぱりスープは体が温まりますね。ラーメンなんかも、これからの季節いいですね。味噌ラーメンとか。

僕は熊本出身なので、ラーメンの話題になると「やっぱり、とんこつが好きですか?」と聞かれることも多々あるんですが、普通に中華そばみたいな醤油ラーメンが好きです。食べる機会は殆んど無いけど、喜多方ラーメンなんかもいいですね。とんこつラーメンを食べる際も、麺を「バリカタ」にすることはありません。九州の面汚し、鶴田です。



九州、中でも博多ラーメンと言えば「麺はバリカタっしょ!」じゃないけれど、このブランド、FRANK LEDERが作る洋服と言えば生地が「バリカタ」。そんな偏ったイメージがある人も多いだろう。ドイツ人の彼が使う代表的な素材は「ジャーマンレザー」「ローデンクロス」、大昔だと「シェラドミンガ―」なんかも服地としては「バリカタ」、もしくは「ハリガネ」に分類されると思う。「自立するくらい硬い服」というのは、なぜだか昔からモノフェチの人々を中心に一定の支持を得てきた。なんか、得意げなんだよね、売る人も買う人も、みんな。「自立するくらい硬いんだよ、このコート。凄くない?」なんて言って。

それが悪いなんて1ミリも思わないけれど、中にはあるんですよ。硬くないFRANK LEDERも。今日紹介するのが、それ。



軽快な膝上丈、ツンと上向きのワイドラペルが特徴的なこのコート。中肉のホームスパンツイードはチャコールグレーの重厚な色目に反して、ずっとしなやか。丸いラインを描くシルエットを見てもお分かりのとおり、このコート「硬くない」。



背面にはローデンコートのような深いインバーテッドプリーツが。裾にかけて布の分量が多くなるためか、横から見ても丸く自然なシルエット。これはおじさんの背中が丸いわけではなく、コート本体の丸さ、軽さ、柔らかさ。とはいえ、それはあくまでもFRANK LEDERの中での話。つまりジャワカレーの甘口はそんなに甘くない、みたいな。

ちなみに、ハウス食品のカレールウの箱に書いてある「辛味順位表」を参照すると、一番甘いのは「バーモントカレー 甘口」、一番辛いのは「ジャワカレー 辛口」、「バーモントカレー 辛口」は「ジャワカレー 甘口」と同レベルくらいで「ジャワカレー 中辛」よりも、甘い。これは「フランクが作る洋服の中で一番柔らかい生地の方がブルネロ・クチネリの中で一番ゴワゴワした生地よりも、たぶん硬くて重い」感じに近い。ということで、このコートはFRANK LEDERの中では比較的柔らかいコート生地だけど、それはたぶん「ザ・カリー 中辛」くらいの辛さ、いや、硬さなんだと思う。



それにしても、FRANK LEDERのコートにはやっぱり路地裏が似合う。



ヒョウ柄ウルトラスエードのコートに、FRANK LEDERの甘口生地コートを重ねた河上。ヒョウ柄ウルトラスエードが、ハウス食品の「辛味順位表」には載っていないので、何とも言えないけれど…このFRANK LEDERのコートが割と色んな洋服の辛さを受け止めて包み込むくらい、軽く柔らかく強いということは何となくお分かりいただけるかと。



斜に構えたヒールブーツも、ふんわりと開いたコートの裾と一緒に見れば、なんともいい感じ。



ミリタリー的なフロントの合わせも、ローデンコートのような背面プリーツも、裾に向かってわずかに広がる膝上丈も、そのどれもがいつものFRANK LEDERに比べると軽く柔らかい。



「FRANK LEDERの洋服は、重く硬い」という偏ったイメージをお持ちの方は、現物を見てちょっと考え直してみてほしい。そりゃあ、博多でラーメンを食べるときは「バリカタ」を頼んでみたい気分にもなるけれど、並びのうどん屋では「ぐにゃぐにゃ」のうどんを食べることだってできるわけだから。コシのある讃岐うどんもいいけれど、博多の柔らかいうどん、個人的にはけっこう好きなんだよなぁ。「博多=バリカタ」とか「うどん=コシ」とか「FRANK LEDER=自立する服」という先入観は目を曇らせるだけだから、一旦はよそに置いておいて、あとは実際に食べてみないと分からない。

それくらい、この「硬くないFRANK LEDERのコート」は、フランクらしさを失わないままで「軽く柔らかい」。
※ブルネロ・クチネリよりはたぶん重く硬いけれど。



裏地も表地みたいなツイード。袖裏にはレジメンタルストライプ。このコートの畳まれ方(ドレープ)を見ても、なんとなく伝わってくると思う。これは「ジャワカレー 辛口」ではないぞ…という感じが。



ドレープが揺れる、広がる。全然、自立しない。撮影中の床に、崩れ落ちる。辛くない、もとい、硬くないFRANK LEDERのコート。前合わせはダブルブレストなのに、ボタンは一列しかついていないってところも正にそんな(ダブルでもシングルでもない)感じ。

硬きゃいいってもんじゃないし、柔らかけりゃいいってもんでもない。FRANK LEDERの硬さは一種類なわけじゃない。


“FRANK LEDER”
– 5 BUTTON DOUBLE BREASTED COAT –
¥173,800- (tax included)



「FRANK LEDERの硬くないコート」についてブログを書いていたら、山崎くんが「鶴田さんの邪魔にならないように静かにしますね」と気を使ってくれたので「大丈夫だよ、俺、周りがうるさくても全然書けるタイプだから」と返したら「じゃあ、メチャクチャ話しかけますね!」と言ってきたので「(うるさいと静かの)中間コース、ないの?」と訊いたところ「ないです!」と笑っていた。じゃあ、静かコースでお願いね、と山崎くんにソフトに伝えて、僕はいま甘口の脳みそでブログを書いている。

今日のMANHOLEは河上、山崎くん、鶴田の三人体制。MANHOLEの「おしゃべり順位表」を参照すると、河上が中辛(しゃべることも、黙っていることもできる)、鶴田が甘口(物静か)、山崎くんは辛口(ずっとしゃべっている)という感じ。



辛口のヒョウ柄ウルトラスエードの上に、FRANK LEDERの硬くないコートをさっそうと羽織る、中辛の河上。コートが軽やかに舞っている。



スウェットパンツやフェアアイルセーターなどマイルドなアイテムに、FRANK LEDERの硬くないコートを重ねた、甘口の鶴田。

辛口の山崎くんにも着てもらえばよかったか…。まぁ、いい。FRANK LEDERの硬さが一種類ではないように、MANHOLEの辛味も一種類ではない。勿論、お客さんの種類だって一種類じゃない。このコートが硬いか柔らかいかなんて、相対的なものでしかない。

「辛いのは苦手ー、と思ったらそんなに辛くないね、これ。むしろ深みがあって良いかも」ってこともあるし、ブレンドの種類はいくらでもあるし、一晩寝かせたら違う味になっているかもしれない。決めつける前にまずは一口、是非どうぞ。山崎くんが中辛接客してくれるかも。





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鶴田 啓

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栗色の靴



今日も靴です。
F.LLI Giacometti、MarmoladaのU-TIPブーツ。
形自体ももちろんですが、靴の機能となる部分に使われている太さの異なる縫い糸がとてもかっこいい靴だと思います。
数年前に「このモデル、白のホースレザーでお願いしたいんですけど」と相談した際に「ごめん、その仕様ついこないだ受けちゃったわ」とのことで断念。それ以降、オーダーするタイミングを逃していたのですが、禅野くんがこのモデルの黒のヌバックレザーを履いていたのでオーダーすることにしました。
禅野くんには自分が持っているものを履きながらこの靴の良さをお客さんに伝えてもらおうと思います。



甲革はVACCHETTA ELBAMATT。
この革の表バージョンですね。
「8足以上注文してくれれば好きな色選べるぞ」とのことなので「PIOMBO」というカラーで用意しました。
僕みたいな繊細さの無い人間が小さな革のスワッチで靴全体を想像するのは中々難しいので、勢いで決めた結果、栗みたいなカラーリングの靴が届きました。気に入っています。良いですよね、栗。
ベジタブルタンニン鞣し、オイルをたっぷり含んだ革。ツヤとムラっけがあるので尚更栗みたいです。

ハトメ付きの8ホール、ハンドソーンノルベジェーゼ、Vibramを履かせた頑丈なブーツ。
天候も季節も手入れも何も気にせずに履いてみてください。
「そろそろ手入れしないとやばそうだな」というタイミングでしっかりクリームを入れて磨いてみると、より好きになれる革だと思います。
履く人の性格、手入れの仕方、入れるクリームの色などでスタートが同じでも途中から全然違う物になりそうで楽しみですね。

どうやら革靴をスニーカーのように履く男:中台の琴線に触れたようで「俺、これ買うわ」と言って、中台も履いています。「スニーカーより楽だわ」と言っています。
気に入ってくれたようで何よりです。
みなさん、中台からもこの靴の良さを伝えてもらってください。


” F.LLI Giacometti ” [MARMOLADA]
-FG542- [ VACCHETTA ELBAMATT PIOMBO ] FORMA:GIORDANO TR
Size: 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43 / 44
¥137,500-(tax included)



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河上 尚哉

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赤い靴



MANHOLEお馴染みの赤い靴、入荷しました。
いつものスリッポン木型:ROSSAを使用していますが、今回はタッセル付き。
タッセルを付けた理由は、タッセル付きのこれの人気が全くなかったから。
タッセル、なんでダメなんですかね。可愛いのに。可愛いからダメなのか。

ディテールの好き嫌いなんてその場だけです。
一度良いな、と思えたらその後はちゃんと受け入れられると思います。
どうせどこかのタイミングで飽きるので、飽きた時の手札はたくさんあった方が楽しいのではないでしょうか。「これしかダメ」という物の選び方ってしんどいですよね。
そういう意味で、僕らは常に「なんでもいい」と思える自分でありたい。




F.LLI Giacomettiのタッセル付きスリッポン:FG421。
甲革はいつもの仏DUPUY社製ボックスカーフ。
底付けはハンドソーングッドイヤー。

ベタっとした赤ではなく、透明感のある赤。
この「透明感のある赤」が気に入って定期的に売り場に並べていましたが、そろそろ革の在庫がなくなるようです。
まあその「透明感のある赤ではなくベタっとした赤」しか使えなくなったとしても、ベタっとした赤が似合う靴を作れば良いだけなのですが、とりあえず今とは違う雰囲気になるんでしょうね。



野暮ったいツイードジャケット、野暮ったいデニム、野暮ったいニット、野暮ったいジャージ、野暮ったいスウェットパンツなど。
「でも、好きなんだよなあ」という洋服に合わせてあげると良いです。
野暮ったさの中のキュートさ、引き出してください。
自分が好きだからいいや、という方に似合う靴だと思います。
なんでもないようにどうぞ。

“F.LLI Giacometti”
– FG421 – [VIT. PUY ROSSO] Forma:Rossa
Size: 38 / 39 / 40 / 41
¥102,300-(tax included)




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