2025/08



あなたにとって、「忘れがちなモノ/コト」って、なんですか?

-いやそんなのいきなり聞かれましても……思いつかないですよっ汗

たしかに。すみませんいきなり聞いてしまっt…

-ていうか、なかなか思い出せないからこそ、忘れがちなんじゃないですか?聞かれてパッと答えられるようなことならばそもそもそれは「忘れがち」とは言えないのでは?え?どうなんですか?

(まさかこんな鋭い逆ギレを喰らわされるとは思わなかった…しかし、負けてはいられぬ)
たしかに。一理ありますね。では、パッと、ではなくて良いですから、教えてくれますか?

-え?なんの話でしたっけ?すみませんなんか忘れちゃいました

グゥ……



すぅ〜〜、ふぅ〜〜〜。深呼吸深呼吸。


「シンプルで穿きやすい黒スラックスって、意外と忘れがちではないですか?」


こんな風に軽〜く紹介を始めたかっただけだったのですが、あわや一触即発というところでした。
短絡のしすぎは要注意ですね。反省。



さて、気を取り直して



m’braqueの微フレアスラックスの紹介です。

お馴染みの方も少なくないであろう、定番の形。
POLYESTER 68%、WOOL 29%、POLYURETHANE 3%
いかにも絶妙そうな配分を数字で説明するよりも、誤解を恐れずに、

シャリっとした、ハリのあるポリエステルの生地が微フレアの形にマッチした、
とても履き心地の良いスラックス。

特に気負うことなく、サラッと言い切れます。
そんなスラックスは、やはりクールだと思います。


「きれいですね……」
思わず出てしまう言葉。



クールなパンツだけど、ポリエステルメイン。組成通り約70%取り繕って約30%は本物。
で、それが良いと感じられる。つまり、別に穿く本人は100%クールである必要がない洋服。例えば、なんか寝過ぎちゃったなーもう昼だなー今日何しようかなー…なんてぼーっと考えながらゴロゴロしてたらお腹が空き、だらだらご飯を食べ、ていたらもう夕方かぁ、洗濯物も乾いたし取り込んで畳もう、畳みながらテレビでもみよう携帯もいじろういじろう、むぅ、なんだか腹が減ってきたぞ、夕飯にしよう、もぐもぐ、ふー、お腹いっぱい。
あ……もう23時…か
みたいな時間を過ごして、あーあ…なんかゼツボー。
って感じの自己嫌悪な休みの日を過ごしたとしても、次の日はこのパンツを穿いて、昨日必要以上にだらだらしていたことを誰かに言おうが言うまいが、ちゃっかりなんかちゃんとかっこいい感じ。

かっこつける努力が出来る人には憧れるけど、それが向いていない人の中にも格好いい人はいる。
約30%の格好良さ、約70%の格好良さ。


これは河上さんがLINEしてくれた、このスラックスの例え。

ぼくにはとってもよく分かります。
フランス映画に出てくるような、なぜコイツにこんないい友がいるんだと思わされずにはいられないダメ主人公も、なんかカッコはクールなスラックスを履いていますもん。

フランス映画の主人公なんかに喩えてなんかいて、キミ、クールだね(笑)

こういう人がいてくれるから、世界は賑やか。これホント。
しかしこのBLOGにおいては冷やかしでしかないので排除します、「うるさい!どっかいけ!」

ふぅ、頭を冷やします。



カギは、「クール」の捉え方。

スラックス、クール、この要素で連想されやすいのはメガネスチャスチャ本パララ、みたいな感じでしょうか。
それはそれで、まあ良いです。

それを、「クールだな。」と真っ正面から捉えるのはちょっと疲れそうですから、
「Coolcoolcoolcoolcool(クークークークークー)」です。

つまり、スラングっす。






流石に、この寒さがエアコンのせいじゃないことは分かるので、言い直します。

このクールなスラックスが与えてくれるのは、適当なCOOLさ。

ある種「完璧」な定番スラックスを真面目に紹介し直すのは、
その良さをすでに直感的に捉えているぶん、無理に頭をひねろうとしてしまいそうでしたが、
よかったです。
そうでしたそうでした。適当なCOOLさ。文字面は途方もなくダサいですが、とても良いです。
心配ありません。スラックスを文字で見る人はいないはずですから!

” m’s braque ” -Flare Slacks-
size: 36/38/40 color:BLACK
¥64,900- (tax included)




MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892




というわけで、6周年を迎えます。
本当は8月17日なんですが、今年は中台と禅野君が8月16日に渋谷2丁目:NUMMにて夜からイベントをすることが先に決まっていたので昼はMANHOLE、夜はNUMMでくっつけちゃお〜。
というわけで結果的宵越し6周年。ただの土日なんですけどね、僕たちにとっては少しだけ特別な土日。
ちなみにMARSと同居するMGRも本日より新エピソード開始。



で、僕は未だにイベントに全く興味ないのですが、以前の禅野くんのように全然興味ない僕でも楽しめる内容にしてくれているかも。裏切られるかも。

先に書いた通り本当にたまたまくっつけただけなので、このイベント自体にMANHOLEは全く関係ありません。中台も禅野くんも禅野くんの大人なDJ仲間:KIRIさんも江口さんも音楽を楽しみながら誰かに楽しんでほしいだけの空間。
何が言いたいかというと、なんの気持ちも必要ないので少しでも興味がある方は遊びにいらしてください。エントランスは1000円らしいです。ドリンクは確か500円だった気がします。
僕は寝たいから途中で帰りますが、それくらいのぬるい夏の夜も楽しんで。


POETRY OVER PUBLICITY, SKILL OVER SPEED. AND ELEGANCE OVER EXTRAVAGANCE.

久しぶりに浸りたい気持ちにさせてくれた洋服。
ARNYSをベースにしたジャケットの流れで紹介したかったMAX THOMAS SANDERSON。


Dechampsより。
Hedi Slimane率いるCELINEでテーラードウェアとアウターウェアのデザイナーを務めていたCamilが担当するクロージングコレクション。


で、LUTZと共にフランス勢もお店に並べ始めます。紹介するのが楽しみです。

お店が続く限り区切りなんて無い、ということに気付きます。
きっと10周年とか20周年とかになってもそうなんだろうな。
というわけで、僕たちは6年前と変わらず毎日続く明日が楽しい時間になることを目指して。


MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


お店それぞれの趣味嗜好を交えながら木型、革、ソールの仕様、付属の指定をしてオーダーするF.LLI Giacomettiには基本的に「別注」が存在せず仕様変更に留まる。と、僕は思っている。
つまり、僕らがぼーっとしている間に思いつく安直なアイデアが入り込む隙がないくらい、我々からオーダーを取る段階で既に完成しているということだ。

木型を一から作成してそれをずっと使い続ける、という手段をとれば「別注」になるのかもしれないけれど、移り気な僕たちにその方法は向いていないし「結果的にこの形の高級既製靴を数百足売った」ならば良いけれど「これから俺たちはこの形の高級既製靴を数百足売り続ける」という覚悟を決められるような自信とアイデアを残念ながら今の僕は持ち合わせていない。


僕はそんなF.LLI Giacomettiが好きだ。なんでもやらない、やらないことはやらない。
革の制約、木型の制約、工場の得意とする技術という制約、既製靴という制約。
その制約は「出来ない理由」ではない。彼らが彼らの仕事を100%行うために存在する。
やることは徹底的に、やる。

それを100%以上の物にしたいならば、我々が上がってくる靴に対して「自分たちならこの革のこの靴をこう履きたい、こう提案したい」という部分のみに向き合えばいい。わかりやすい。気持ちがいい。


今年の一月。
トランジットをミスって「空港でじっとしてるの嫌だ!」と、過ごしたアムステルダムでの深夜の半日から最終日までずっと雨だったパリ。

中台はずっとFG193、IRIS BLUEのオーストリッチを履いていた。
僕は黒のカーフの靴を2足持って行った(履いていく予定だったモンキーブーツは早々に売り切れた)ので、帰っては塩抜きして乾かして、帰っては塩抜きして乾かしての毎日だった。
中台は何もしていなかった。「毎回大変そうだねえ」と言っていた。くそー。
あいつは知らない。僕がついでにブラシをかけてあげていたことを。
そう、オーストリッチはしなやかで頑丈、雨にも強い。
加えてFG193はビブラムを履いていてノルべジェーゼ製法。
荷物を持ちたくない、天候の読めない、というか気にしたくない時の理想の選択肢と言える。

唯一彼がこの靴の文句を言っていたのは「河上、もう俺歩けないかも。無理だ」と言って立ち止まった夜。で、彼の足元を見たら靴紐を結んでいなかった。
「(へ〜これで一日歩けるんだなあ。)中台、靴紐結んだら多分大丈夫だよ。それは東京仕様だな」と言って靴紐を結んでみたら「あ、めちゃくちゃ歩きやすいわ。なんだよ。」と言って歩いていた。

そう、FG193は靴紐を結ばずに一日歩けるくらい履きやすい。
そして、靴紐を結ぶともっと歩きやすい。


F.LLI Giacometti、MARMOLADAのチャッカブーツ:FG193。
甲革はMANHOLEエクスクルーシブレザー:赤いオーストリッチ。
ちょうど赤いカーフを使い切った頃、ちょうどオーストリッチの良さを感じ始めた頃。
「そうか、難しいことを考えずに革作ってもらえばいいのか」と、思いついた。
別に「この店にしかないもの」に拘るつもりはないけれど、この革はMANHOLEにふさわしい。
そう、僕はMANHOLEに。いや、僕と中台らしいものを作りたかった。
(すぐに息切れするけど)どこかしら、何かしらに熱中したい気持ちを未だに抱えながら、僕らは生きている。

“F.LLI Giacometti” -FG193- [MANHOLE EDITION]
Forma: 282, Norvegese, STRUZZO FLAME RED
Size:39,40,41,42,43
¥220,000-(tax included)


革の色名には「FLAME RED」と書いてあった。
ちょうどいい。キンキンの冷房に心も冷えていた。
そろそろ、熱く燃えたかったんだ。

MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


今シーズンよりLUTZ HUELLEを取り扱い始めました。
並べたかった理由は色々ありますが、一番の理由はMANHOLEの空気と彼らの空気が合う気がしたからです。

デザイナーはLUTZ HUELLE。
セントラルセントマーチン卒業後、1995年にMaison Martin Margielaに入社、後にマルジェラ本人のアシスタントを務め、ニットやアーティザナルラインのコレクションを任されるようになったらしい。
2000年、パートナーのDavid Balluと共に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。

で、彼の作る洋服を知らなくても、彼の姿を見たことがある人はいると思う。
ヴォルフガング・ティルマンスの作品に登場、というか表紙も飾っているのがルッツ。
ルッツ本人やティルマンス本人の様々なインタビューにて書かれているように彼らは同窓生。
そして、その親交は今も尚続いているようだ。

1993年、若き日のLUTZ。
ポンピドゥセンターで2025年9月22日まで開催されているWolfgang Tillmansの展示にて。



“LUTZ HUELLE” – LOW PANTS – ¥111,100-(tax included)
Size: S/ M Color:BLACK


レーヨンのイージーパンツの上にウールのトラウザーズを貼り付けたようなデザイン。
「スラックスなのに楽ちん」とか「イージーパンツなのにスラックスに見える」とかそういう場所をゴールに作っているというよりも、あくまでも「それはそれ」で「これはこれ」として貼り合わせたパンツ。

トラウザーズはトラウザーズだからこそ美しく、イージーパンツはイージーパンツだからこそ色気がある。


LUTZは別々のものを一つにする努力ではなく、一つのものに別々のものを共存させるための努力をしている、気がする。

その一つの形がLOW PANTS。
イージーパンツの色気はイージーパンツとして。トラウザーズの美しさは、トラウザーズとして。


「別々だからいい。でも別々の場所にある必要はない」
そう、それはMANHOLEがオープン当初より目指すムードだ。

「あれがこうだったらいいのに」とか「これがこうだったらいいのに」とか「自分だったらこうするのに」とか「自分がもう一人いればいいのに」とか、そういう考えが頭の中をよぎる瞬間もあるけれど、僕らはやっぱり別々だからいい。別々だからそれぞれ別々の何かを集められる。
「別々の誰かと作った空間」は「もう一人の自分と作った空間」よりもきっと楽しい。

事実、LUTZが作る「別々なのに一つのパンツ」は何を合わせても楽しい。
今思うと5年間の改修期間を迎えるポンピドゥーセンターにて行われている閉館前の最後の展示:「Rien ne nous y préparait – Tout nous y préparait」も。別々なのに、一つだった。



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

“CLASS” -CCFA20UNI A- ¥44,000-(tax included)
Color:WHITE Size:1, 2


CLASSのバカみたいにデカいTシャツ:CCFA20UNI A。
どれくらいデカいかっていうと、まず袖口に顔が入るくらいデカいし〜


坊主頭が二人入るし〜


「こら!服が伸びるでしょ!」と、例え怒られたとしても〜

はいはいよっこらせっと
ぽりぽり
すんっ


ってな感じで大きいです。
少なくとも「めちゃくちゃ大きいTシャツが欲しい」とイメージするめちゃくちゃ大きいTシャツの数倍はデカいのではないでしょうか。

で、形がTシャツだからTシャツって形容しているけれど、生地はドライなタッチのミニ裏毛。
カリッとしたタッチのライトウェイトな超薄いスウェット生地みたいな、、、いや、スウェット生地みたいにふわふわしてないですね。なんだろ。ドライなタッチのミニ裏毛です。
で、このデカいTシャツ、どう着るかっていうと〜

アユムくん、174cm、Size:2
禅野くん、180cm、Size:2


ただ着るだけですね。
大では小を兼ねづらくなりましたが、依然として特大は小を兼ねるということ。


さて、このTシャツは一枚で着なければいけないのかというとそうでもなく、好きなように着ることが出来ます。
数年前に仕入れたBLESS、同じくバカみたいにデカいTシャツ。これはカシミア。
既にCCFA20UNI Aと同じくらいバカみたいにデカいTシャツを持っているし実際に着ているので、僕は知っている。
バカみたいにデカいTシャツでも別に上着(テーラードでも)は余裕で羽織れるということを。


実はTシャツの下にモヘアのカーディガンを着てました〜、ってな感じでアームホールに引っかかって上がる裄丈込みでポジティブに楽しむことが出来ます。
さて、上に何か羽織れることはわかった。では下には?

フードのレイヤードは現実的



フードやダウンを下に着たら流石に「実は〜」なんて言わなくてもわかりますね。
パンパンのダウンでボリュームアップしたTシャツ、とかも面白いかもしれません。
肩パッド入りのジャケット、ゴツゴツしたレザージャケット、ポケットがたくさんあるブルゾン。
めんどくさがりで暑がりの僕は、やらないけど。
Tシャツという自分の体の形に依存する洋服なのに自分の体の形が変わる感覚。
ある種、このデニムと同じような考え方。
セルフパディング、セルフ ボディ ミーツ Tシャツ・Tシャツ ミーツ ボディ。
カットソーなので好きな時期に好きなように着ることができるけれど、このカットソーが秋冬コレクションにラインナップされる理由はもしかするとそこにもあるのかも〜ないのかも〜。
まあ、どうであれTシャツはTシャツ、好き勝手にどうぞ。

MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892