普通の革の普通の靴も並べたいな、と思いF.LLI Giacomettiの名木型:LUIGINOのローファーをオーダーしました。
甲革はここ数シーズンブーツに使っている使い勝手の良い革:Vachetta Elbamatt。
そして、これまた使い勝手の良い起毛革:Superbuck。
ここでいう使い勝手というのは手入れがしやすいとか革として強いとかそういう意味も含まれますが、今回のローファーのテーマは「男らしく柔らかい、すなわちグッドイヤーなのに履き馴染みが良い」ということ。この二つはそれを叶えてくれる革。
F.LLI GiacomettiのLUIGINO木型のローファーは、グッドイヤーだからこそ男性的な格好良さが出ると思います。垂直なソールから切り立つように垂直に伸びるトゥなど、特に。
て、グッドイヤーのまま更に柔らかく履き馴染みがよくするにはどうすればいいかな、と考えて思い出したのが「ライニングをヒールカウンターとタン裏にしか用いないアンラインド」という仕様。
そもそもF.LLI Giacomettiのグッドイヤーは手縫い、更にウェルトも男性の体重を支えている内に形が変わってこない程度に柔らかい(固いとソールが返らない、柔らかすぎるとアウトソールがズレてきたり台形になったりする)ので履き馴染みは良いのですが、更に履き馴染み良くできるかもというある種の試み。
で、ライニング張らずに使える革ってどれですか?と聞いて候補に上がったのがVachetta ElbamattとSuperbuck。
ライニングを張っていないだけでここまで柔らかく軽くなるんだな、という印象。
もちろんライニングが張ってあることのメリットはありますが、今回はアンラインドのメリットも感じてみたい。今の所「男らしく柔らかい」という当初の目的はクリア出来ていると思います。
あとは実際に履いて感じてみてほしい。
FG254 – Vachetta Elbamatt Piombo ¥121,000-(tax included)
Size:39 – 43
FG254 – Vachetta Elbamatt Nero ¥121,000-(tax included)
Size:39 – 43
FG254 – Superbuck Snuff ¥118,800-(tax included)
Size:39 – 43
FG254 – Superbuck Nero ¥118,800-(tax included)
Size:39 – 43
ここから怒涛の紹介が始まる、と思いきや今日はなんだか人気店だったので諦めます。
平日だから暇だろ〜、と油断してましたね。休日でも暇なんですけどね。
また今度詳しく紹介しようと思いますが、革靴は革靴。
いつも通りオンラインに掲載はしない上、ライニングを張っていないことで普段とフィッティングも多少変わるので試しに履きに来てほしいです。
男らしく柔らかい、F.LLI Giacomettiのアンラインドローファー:FG254。
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奔放、洗練、シュ、ピーン
本日はLUTZ HUELLEより、HUTTON DENIM PANTSの紹介です。
とりあえず、ワイドストレートのブラックデニム。
デザイナーはLUTZ HUELLE。
セントラルセントマーチン卒業後、1995年にMaison Martin Margielaに入社、後にマルジェラ本人のアシスタントを務め、ニットやアーティザナルラインのコレクションを任されるようになったらしい。
2000年、パートナーのDavid Balluと共に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。
で、彼の作る洋服を知らなくても、彼の姿を見たことがある人はいると思う。
ヴォルフガング・ティルマンスの作品に登場、というか表紙も飾っているのがルッツ。
ルッツ本人やティルマンス本人の様々なインタビューにて書かれているように彼らは同窓生。
そして、その親交は今も尚続いているようだ。
Thu.8.14.2025 BLOGより
まさに「彼の作る洋服を知らなくて」、「彼の姿を見たことがある人」のひとり、ぼく(吉田)。
稀代のミーハー(どれ位ミーハーかというとたった今[ミーハー 意味]と検索する位)のぼくは、ひとまず飛びつきましたよ。
「ティルマンスのあの写真の右の人」と聞き、「へえ!」と。
確かに何度か見たことある写真でしたが、もう1人の自在の関節を持つ人のポーズに気を取られて若かりしルッツ氏の印象は薄かった。とほほと反省しながら今朝店内を散歩していたらちょうどその写真が表紙を飾る写真集を発見したので、ペラリペラリと眺めていると、その写真以外にもちらほらルッツ氏が登場。奔放な姿で友人たちと、楽しそう。友だちっていいですね。
と、いつもの調子でつらつらと書いていると、どうせぼくのことだから、.。oO(LUTZ……ルッツ……フム)
「リッツパーティが実際に開かれた回数ってどのくらいなんですかね?!」
こんなトンマ発言に繋がりかねないのでストップ。
とはいえ、ぼくにとってLUTZの取っ掛かりとなったTillmansの写真の話をしようにも、
「なんでもないようなポートレートや風景なのに全てが違って見える」と言った類の紋切りマンになってしまうのも避けたい。しかしTillmansの写真に特別詳しいわけでもないぼくに言えることなど無に等しい。
あ、そういえば結構前に表参道のLVのギャラリーの展示に行ったことを思い出した。プリントされて額装されて大小様々、被写体も様々。
今、詳細を思い出そうと唸っていますが諦めました。なんかのスニーカーがドカンと写されたおっきい写真しか思い出せません。ただのスニーカー(と脚ちょっと?)なのに、見上げながら「スゲー」と思った気がします。
おっきなスニーカーを見上げたことなんて初めてだったからかな、おっきかったからかな、ただのスニーカーだったかな、それともそのスニーカーが好みだったのかな、ナイキのなんかだったっけ……
ふぅ、Tillmans氏は、Lutz氏の友だち!
今日は、LUTZ HUELLE のデニムの紹介!
今、目の前にあるものを見る。
改めて、HUTTON DENIM PANTS。
フルレングス、ワイドストレート、ブラックデニム。
カテゴライズしてみました。大きな間違いはないと思います。
でもカテゴライズ、これほどつまんないことはないですね。
と、言った瞬間、いや、逆に良いのでは?ワイドストレートのブラックデニムということで。まずは。
「たぶんちょっとフツーではない」という印象は受けたはず!
前提があれば、浮き上がって見えてくるものもあるはず。
サイズは42。レディースブランドのLUTZとして、一番大きいサイズ。
ワイドなウエストをベルトでギュッと絞って。
で、シュピーン!としている裾。
ワイドデニムらしい弛みも見せるのに、
シュピーン!と歩く。
のは、くっきりクリースが際立たせる縦の鋭さもあると思います。
が、それでいてシャキーン!ではなくシュピーン!なのは、またひと味違う違和感が混ざっているということ。
それは、シンプルかつ大胆なワンタックなのかもしれません。
クリスピーなデニム地に生まれた襞が腰回りを絞りつつふわっと立体感が生まれたところからピーン!とクリースが伸びていくと。
つまり、「シュ」だったんですね。
長めの丈、裾をちょちょいと折ってみる。
それで腰を落としてみる。
さっきまでとは別のデニムみたいですね。でも同じです。
すっきり腰パンできる腰回り、嬉しいですねと褒めながらやはり目に留まるLUTZロゴ。
ずっと見ていると文字じゃないなにかに見えてきそうな感じ、かわいい。
一転、ぐしゃーんとずるずる穿く。
洗練された奔放さ。
いや、なんだか急にカッコつけて言ってみたくなりました。
さっきまで「キャっ」とか言ってたのに、話始めたら眼光鋭し。そんな感じですよね?
「ちょっと!!あんたそんなところで寝ないでよ!」
そんな場合がほとんどだと思いますが、時にはそれがかえがたく良く見えることだってあります。
いくら後から「奔放だ」と評されようが、「ボクたち奔放だなぁ」とわざわざ思いながら今を過ごしていたとは思えない。奔放(らしい)ものを洗練されていると感じることも、そりゃああり得ますよね。
ある写真が「わからない」けど「なんか良い」と思うとき、
その「なんか」は技巧や意匠かもしれないし偶然かもしれないし、思い出かもしれない。
「フツーなのにフツーじゃない」というのは結局、フツーもフツーじゃないもどうでもよくて、
「なのに」がどこまでも面白いはずです。
” LUTZ HUELLE ” – HUTTON DENIM PANTS –
Size:42 Color:BLACK ¥79,200-(tax included)
ちなみに河上さんに「このフツーなのにフツーじゃない良さっていうのはなんなんですかね?」と、聞いたところ「うーん、メンズのブランドだとどうしてもデニムの染めが〜とか縫製が〜とか拘り出しちゃうんだけど、LUTZの場合はレディースブランドで、どちらかというとそういうのよりも大切にしていることがある。し、デニムの良さはヘビーデューティで「古き良きアメリカ」的な部分だけじゃなくて、このデニムに使われている90年代のデッドストック生地のような大衆的で軽やかな色気にもある。なんかいいよね、このデニム」と、言っていました。
なんか良いデニム、どうぞ。
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真っ赤な靴も真っ赤なパンツも真っ赤なスウェットも真っ赤なニットも真っ赤なジャケットも作ったから、次は真っ赤なコートかな、なんて考えていた最中に真っ赤なコートが届きました。
そういえばオーダーしてたな、NICENESSのダッフルコート:R.WETTON。
くすんだ赤でもバーガンディでもなく、真っ赤。
“NICENESS” – R.WETTON -[Horse Riding Melton Duffel Coat]
Color: RED,NAVY Size:M,L ¥220,000-(tax included)
梳毛のタスマニアウールを撚って織ったメルトン生地。
で、NICENESSの用いるメルトンは従来のガサガサで重い、そして別に着ても暖かくはないメルトンのイメージを覆す顔付き、肌あたり、着心地。
鮮やかな赤と深いネイビー。
仕様は昨シーズン紹介したものと変わりません。
フードはデタッチャブル、トグルもデタッチャブル。
仮に外したトグルが全て失くなったとしても楽しめる。
“NICENESS” -H.LEDZ-[Horse Leather Shoulder Strap Bag]
Color: BLACK Size:FREE ¥126,500-(tax included)
と、革大物:H.LEDZ。質感の塊。
“NICENESS” -D.SCHENKER-[Overdyed Stripe Flying V Trousers]
Color: D.NAVY Size:S,M ¥85,800-(tax included)
フロントをクッションさせても裾はズラない逆モーニング仕様。
ロマンを実現させたパンツ:SCHENKER。
今シーズンはウールリネンに洗いをかけたクシャッとした生地。
“NICENESS” – LOWE.TUNES – [Looney Tunes Printed Horse Leather Shoulder Bag]
Color: B.BUNNY, P.PIG, P&P.PIGS Size:FREE ¥79,200-(tax included)
と、シリアスの中のユーモア。
良いとされている物やかっこいいとされている物だけでなく、笑いやノイズも是非。
明日から。
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POETRY OVER PUBLICITY, SKILL OVER SPEED.
AND ELEGANCE OVER EXTRAVAGANCE.
– 宣伝よりも詩を、速さよりも技を。
そして、華美さよりも優雅さを。
なんて美しいスローガンなんだろう、と思いました。フランスより、MAX THOMAS SANDERSON。
文字、単語、句、文、文章。で、深く理解し慎重に選んで丁寧に繋いできた、それ。
それが形になった洋服。
以下、コピペ。
●ブランドのルーツと背景
マックス・トーマス・サンダーソンは、2022年に自身のブランドを立ち上げたオーストラリア出身のファッションデザイナーです。
タスマニア州の広大な牧草地に囲まれた羊牧場で育ち、良質な羊毛に囲まれた環境が彼の創作の根底にあります。
18歳でメルボルンに移り、ロイヤル・メルボルン工科大学でファッションデザインを学びます。卒業後は伝統的な仕立屋の工房で実践を積み、縫製技術や衣服の構造を習得しました。
その後パリへ渡り、パーソンズ美術大学パリ校で修士号を取得。大手ラグジュアリーハウスでの経験を経て、2022年に自身のブランドを設立し、独自のクリエーションを追求しています。
また現在もブランドの運営の傍らで、パーソンズ美術大学パリ校で学生達の指導を行っています。
●ブランドの理念と特徴
マックスは自身のブランドについてこう語ります。
「私のブランドは単なるファッションブランドではなく、現代版の仕立屋の工房です。『コレクション』や『シーズン』の枠にとらわれず、ジェンダーレスに服の原型となる『エディション』を年に一度発表し、そこから徐々に深化させています。」
伝統的なテーラリング技術を基盤に、彼は厳選された素材を用い、時代を超えたワードローブを生み出しています。すべての作品はパリ郊外にある彼の工房で、「オートクチュールの伝統に則り」一着一着オーダーメイドで丁寧に仕立てられています。
●製作プロセスと技術
彼の作品は欧州連合知的財産庁に登録された独自のステッチ製法で作られており、一着あたり約55時間の手縫い作業が施されています。内部の仕上げに至るまで、すべてデザイナー自身の手によるものです。付属品に至るまで、全てデザイナー本人が製作しています。
また、マックス・トーマス・サンダーソンはジェンダーのアイデンティティや表現に縛られない、現代的で職人技に根ざしたテーラリングブランドです。デザイン、裁断、縫製はすべて自社アトリエで行われ、正式なオーダーメイド技術に基づく手仕事の独特なステッチが刻まれています。
素材はオーストラリア産ウール、イタリア製シルク、イタリア製コットンなど最高級の素材にこだわり、すべて注文生産で提供しています。
●ブランドの価値観
このアトリエは、機械では決して代替できない完全な「ハンドメイド」を強く信じています。
宣伝よりも詩的表現を、スピードよりも技術を、派手さよりもエレガンスを重視し、丁寧で誠実なものづくりを追求しています。
彼が生み出した「シグネチャー・スローステッチ®」と呼ばれる彼の独自技法は機械で再現不可能で、アトリエ内でのみ手作業で施されています。
さらに、フランスのオートクチュールの伝統に則り、注文が確定するまでは一切の裁断を行わず、完全な受注生産体制を守っています。これにより、持続可能かつ高品質なファッションを提供しています。
“MAX THOMAS SANDERSON” -HYBRID TROUSERS-
¥189,200-(tax included)
世界中の誰もが知る大手ラグジュアリーハウスを離れ自身でのモノづくりを始めたMAX THOMAS SANDERSON。
先にコピペしたブランド説明にある「オートクチュールの伝統に則り」「ハンドメイド」「一着あたり55時間」「最高級素材」など、値段が高い洋服であることが容易に想像できる。
事実、僕は物を見る前にブランドの説明を受けている時「ま、俺には関係のない話かな」と、聞いてるふりをしてほとんど聞かずに違うことを考えていた。何を考えていたかは覚えていないけど、とりあえず今は「今日の夜はサンマが食べたいな」と思っている。それくらいのことを考えていたんだと思う。
僕らは高いものが欲しいわけではなく良いものが欲しいわけではなく、自分たちが欲しいものが欲しい。
“MAX THOMAS SANDERSON” -TAILORED JACKET-
Color:BLACK ¥717,200-(tax included)
ただ、このジャケットを羽織った時に決めた。
「俺には関係ない話かな」どころか、コート、ジャケット、パンツ、シャツ、ほぼフルコレクションで仕入れることを決めた。
理解できる理解できない買える買えない売れる売れないではなく自分が良いと思ったものを素直に並べられる、そして「世の中にはこういうものがある」と、認めることが出来るお店でありたい。
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“CLASS” – CCFS18UNI A – ¥38,500-(tax included)
Color:BLACK,WHITE Size:1,2,3
と、いうわけで気に入りすぎて夏用にメッシュ生地で作るにとどまらず、秋冬に向けて再生産までしてもらった僕の2025年上半期部門第二の肌、CLASSのパーフェクトTフーディ:CCFS18UNI A。
2024年8月に行われたCLASS2025年春夏シーズン展示会の際、この洋服を見た僕は「冬から着たいから12月くらいに売り場に並べましょう」と、ダメ元で希望を出してみたのですが納品は今年の2月末でした。春夏シーズンの展示会だもんな。。。そりゃあそうですよ。
177cm – 悠人、Size:3
174cm- アユムくん、Size:2
170cm-摩周、Size:1
そう、CCFS18UNI Aはこれからの洋服。いや、既に冬の終わりから夏にかけて散々楽しみました。
だからこそ、この洋服がこれからの洋服であることを僕は知っている。
春や夏に出来なかったことが出来る。
コーディネートは一枚で着るか重ねるだけです。
で、帰ったら洗濯機に突っ込んで乾燥機にかけておしまい。
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