” CLASS for MANHOLE ” – HIPPIE MODERNISM –
MANHOLE 2020SS PREVIEW
CLASS/POOL BYCLASS 2020 S/S ” HIPPIE MODERNISM “

こんにちは。
MANHOLEの河上です。
1月24日(金)から販売を開始する洋服の紹介を始めます。
このタイミングでリリースする別注は計3型。
今日はそのうちの1型であるCLASS for MANHOLE ” HIPPIE MODERNISM “を触りだけ。

ベースはCLASS 2020SSコレクションにラインナップされるウルトラスウェードのカバーオール: HIPPIE MODERNISM 。
普段インラインのモデルをベースとして単純な色替え、生地替えでの別注を作ることはちょっと安易すぎるのであまりやりたく無いのですが。。。
今回お願いした内容は色替え、生地替えでの別注です。

” CLASS “
– HIPPIE MODERNISM – ¥126,000+TAX-
まずはインラインのHIPPIE MODERNISM。
70年代に作られた某ブランドからインスパイアされたカバーオール。
ゼロシーム縫製にて背中に十字ダーツ、両サイドにフロント横ダーツを入れることで全体的にゆったりしているのにウエスト部分が細く見えるのが特徴です。
大戦モデルに見られる、ポケットを省略したアシンメトリーの立体ポケット。
パッチワークレザーをコミカルに描いたグラフィックをウルトラスエードにインクジェットプリントした素材を使用。


” CLASS for MANHOLE “
– HIPPIE MODERNISM – ¥138,000+TAX-
こっちが別注。
インラインのモデルが柔らかで体に沿って縦に落ちるウルトラスウェードを採用しているのに対して、MANHOLEでお願いして作ってもらったモデルは、生地に厚みがあり立体感が出るウルトラスウェードを採用しています。
色はライトグレー。




お客さんからは「インラインよりも地味になって、値段も高いんですね〜。」なんて辛辣なツッコミが入りそうだし、自分でもそう思います。
しかも別にわかりやすいセールスポイントになりそうな仕様変更も何もしていない、ただの生地替え、色替えでの別注。
単純にウルトラスウェードのカバーオールを提案したいだけだったら、インラインのものだけで十分事足りる内容。
じゃあ、この洋服をわざわざブランド側にお願いしてまで作ったのはなんでなんでしょうか。

その理由を、お店で楽しんで欲しいと思っています。
MANHOLEに並ぶ様々なブランドの洋服との。
偶発的に集められた古着との様々な素材のコントラストを。

ARTIFICIAL LEATHER = 人工皮革の名の通り。
冷たい工業製品のようにフューチャリスティックかつ彫刻的な生地の表情。
ウルトラスウェードの機能的な部分ももちろんですが、この自然のものに寄せたようで全く寄せていない不思議な立ち位置のライトグレーの生地に、僕らは妙なシンパシーを感じるのです。
河上 尚哉