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” bagjack ” – Bike Carrier XS –





僕らは手ぶらが好きだ。
手ぶらで歩くための努力を無意識にしている。

お客さんからの「なんかオススメの鞄ありますか?」という質問に僕は「無いです。」と答え、中台は「俺が鞄持ってるところ見たことある?」と答えている。

手ぶらが好きと言っても、鞄が嫌いな訳では無い。
用途が全くわからない、何が入るのかわからない鞄を見ると無性に気になる。
他人が持っている鞄はよく見える。
それが背景や場面とマッチする、あるいは極端に馴染まない場合は余計によく見える。
きっと、鞄が嫌いというよりも荷物を自分で持ち歩くのがたまらなく嫌いなんだと思う。
どこかに入る時に荷物があると単純に邪魔だ。
どこかのどこかに荷物を置いたとしても、常に頭の片隅に自分が持っていた荷物がある。
買い付けをしているときはどんどん増えていく荷物が楽しくてしょうがないけどそれはアドレナリンが出ているせいだ。
ある瞬間を境に荷物や鞄など自分が抱えているもの全てが嫌いになる。

荷物を持ち歩きたく無い人間が鞄を持つ理由は、単純に「荷物を持ち歩く為」だ。
そこに少しでも楽しさを見出したい。
だから、僕らが仕入れる鞄はどうしても先日発売したLYNCHや去年発売したNIPPONJACKのように「持っていて、使っていて楽しそう。」というある種のインパクトや、LOWEのような鞄を大切に使うことの出来る人への憧れが、きっと必要なんだと思う。
それが結果的に使いやすいのか使いやすくないのか、生きやすいのか生きやすくないのかは別として。





bagjackのBike Carrier XS。
その名の通り、輪行袋がデザインソース。

折りたたんだ状態だと携帯/財布などの小物を収納するためのポケットが二つついたショルダーポーチ。
拡げた状態だとトートバッグになる。

「お、仕入れ行く時いいじゃん〜。」と、感じたので仕入れることにした。
その時には気付かなかったけど、お店に納品されて使ってみたら鞄としてもちゃんとかっこいいことに気付いて嬉しい気持ちになる。

このバッグに対して僕が一番気に入っている点は、ショルダーポーチ→トートバッグ、トートバッグ→ショルダーポーチと形状を変える際の動作が全く面倒じゃないことだ。
ジップを開ければ勝手にトートバッグになり、適当に折り畳んでジップを閉めればショルダーポーチになる。





昨日のBlogをご覧になった方ならばわかるであろう。
Bike Carrier XSの「XS」は、輪行袋を基準とした「XS」。
物はかなり入る。

意外と大きいBLESSのクッション
意外と嵩張る二度塗りふがし
意外と嵩張るトムヤムクンヌードル
意外と嵩張るSIX PADの棒(お客さんからお勧めされて買ってみた)を入れても尚、鞄としての形は崩れない。

持ち運びがスマートな高級エコバッグといえばそれまでなんだけど、このバッグにはbagjackの誇る機能がしっかりと詰まっている。





使うたびに「よく考えられてるな〜。」と思うショルダーストラップ。
ついてると嬉しい開口部のジップ、指馴染みの良いジップトップ。
持ち手を束ねるスナップがついてるのもいい。
ミニショルダー形状時のポケットは、トートバッグ形状時は底に来るので今は行きづらい海外旅行の際、セキュリティが必要な小物をここに入れてもいいかもしれない。





肩掛けの出来る長さの持ち手/取り外しが可能なショルダーストラップの2way。
加えて、サイドにつけられた容量調節用のテープアジャスターバックルを用いて斜めがけすることも可能。
この容量調整用のテープアジャスターバックルは、元々左右対称につけられていたんだけど、左右非対称につけてもらいました。

「ショルダーストラップを家に忘れた時とかいいじゃ〜ん。」と思ったので代理店側にアイデアを出したら採用されたんだけど、よくよく考えるとこのバッグを持ち歩く際にショルダーストラップを家に忘れることは、よっぽどじゃ無い限り無いですね。僕はありそうだけど。
無駄アイデアでしたが元々の用途/値段には影響していないのでまあいいか。
良さを感じる方は是非使ってみて欲しい。




” bagjack “
– Bike Carrier XS –
¥58,080- (tax included)






さて、「手ぶらが好き。」とか言っている僕らだけど、出かけると必ず買い物をする。
そして、結局家に帰る時は荷物を持っている。

僕は最近太ってきたせいかパンツの後ろポケットに財布を入れることが物理的に難しくなってきた、ポケットのついてないパンツを穿くことも多い。その為、大体財布を片手に抱えて移動している。
もはや手ぶらではない、ただの鞄を持っていない人である。
その事実に改めて気付き、「俺ってバカだなあ。」としみじみと思う時、僕は新しい鞄が欲しくなる。





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河上 尚哉

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