2023/08



MANHOLEオープン当初、4年前の8月ごろ。
暑過ぎて洋服を着るのが面倒になった僕は、中台に「カフタンとか作りたいんだよなあ。それで終わるやつ。UMIT BENANのとか良かったよね。男のワンピース。ロングコートと変わらないってことにすればいけると思うんだよなあ」と相談したことがある。
その時は誰に具体的に作ってもらうかもイメージしていなかったし、本気で自分がカフタンを良いと思っているかどうかもわからなかったし、何よりお客さんに全く響く気がしなかったので、いつの間にかカフタンのことは頭の中から消えていたけれど、4年越しにこうしてお店に並べることが出来て僕は嬉しい。



世界で一番カフタンが似合う男、イヴ・サンローラン


ひょんなことで手元にある、というかしばらく預かっている、
絶対にnauticaじゃないはずなのにnauticaのタグが付いている謎のワンピース。
僕がカフタンを作ることを諦めきれていないことが窺える一枚。



そんな僕の諦めのムードを払拭してくれて、背中を後押ししてくれたのは間違いなくCLASSのデザインチーム。
彼らの作ったこのカフタンを見て「そろそろ、本当にいけるのかも」と感じることが出来た。

タイミングよく僕らも陶芸柄の企画を進めている最中だし、m’s braqueも10年ほど前にカフタンを作っていた覚えがある。今回進めている生地が布帛ではなくカットソー生地というのも、蒸し暑い東京の夏にはちょうどいいかもしれない。



僕のように暑くて洋服を着るのが面倒くさい人は一枚でざっくりとどうぞ。
短パンさえ穿いていればそんなにソワソワしないと思います。
中台のように合わせたことのない柄同士を楽しんでみても面白いのではないでしょうか。

着慣れた頃に、秋が来て、冬が来るといいですね。



深いスリット


ポケット付き


” m’s braque for MANHOLE “
– KAFTAN – [陶芸柄]
Size : M/L
¥81,400-(tax included)



陶芸柄のカフタン。
便宜上、カフタンと名付けてはいるけれどドイツのウィーン工房の作風をモチーフとした陶芸柄をのせたカフタン型のワンピース。
m’s braqueのこの新しい洋服をルーツや意味で縛る必要はない。
僕らは僕らが、そしてお客さんにかっこよく着てもらう為に、この洋服を用意した。
意味やルーツが必要であれば、これから自分たちで作り出せばいい。
男性服としてのワンピース、単純にワクワクしませんか。





MANHOLE ONLINE STORE

MANHOLE official instagram



河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892



m’s braqueの陶芸柄シリーズの為に作ったコットンシルクレーヨンのカットソー生地。
中台に「なんか案ある?」と聞いたら「河上がよく着てたTシャツ作ったら?」と言われたのでそのままその案を採用した今回の陶芸柄のクルーネックT。
右にかかっている白いものが2017年に発売されたモデル。左にかかっているのが今回発売するモデル。

2017年当時、発売されたのは黒いボディに黒い陶芸柄プリント、白いボディに白い陶芸柄プリントの2色展開でした。
薄いコットンのボディにラバープリントがベタっと印刷された、Tシャツのはずなのに全然涼しくないTシャツ。きっと、透けるように薄いボディにベタっとした顔料プリントを施すことで同色ながら柄の強弱をつけるようなデザインなんでしょう。それにしても風が抜けないから暑い、汗も吸わない、ぺたぺたする。
なんだけど気に入って着ていました。今でもたまに着ています。
着心地だけで考えると決して良いとは言えないTシャツなんだけど何故か着たくなる理由はこの「陶芸柄」の柄の持つパワーだったんだと思います。
白、黒、どちらの色も持っていたはずなのにいつの間にか白いボディしか手元に残っていなかった。どこに行っちゃったんだろう。



透けるくらい薄いコットンボディ、見るからに暑いベタっとプリント


ポケット付き


” m’s braque for MANHOLE “
– CREWNECK TEE – [陶芸柄]
Size: M/L
¥35,200-(tax included)



と、いうわけで完成したのが今回のモデル。
2017年モデルが白一色、黒一色だったので、今回は白いコットンシルクレーヨンの生地をベースに黒の陶芸柄をプリント。柄の迫力はそのままに、単純に着心地を良くしました。
というか、それくらいしかイジるところがありません。

昨日禅野くんも書いていましたが、組成はコットンがメインなのでしっかりと汗を吸ってくれて、普通に洗濯が出来るという手軽さも良い。洗濯すると顔料で寝ていたシルクのネップが浮いてくるので、買った時のピカピカの状態よりも着用を繰り返すことで雰囲気が増すのもこのカットソーの良いところなのではないでしょうか。







ただのTシャツですが、何かを考えながらも着ることが出来るし、何も考えなくても着ることが出来ます。
自分自身にシンプルに、その時着たいようにお楽しみください。



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河上 尚哉

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MANHOLEらしさ


こんにちは、禅野です。

本日もm’s braqueの陶芸柄シリーズ。
どの型も魅力的な企画です。
新人の僕からはレギュラーフィットのタンクトップについてお話しさせてください。



MANHOLEのスタイルには欠かせない洋服となったタンクトップ。
このお店がきっかけでタンクトップの存在を思い出した方は僕だけではないはずです。

古着のヨレヨレプリントタンクトップや変わった素材のタンクトップ、穴の空いたタンプトップなど、皆様多数の選択肢をお持ちだと思いますが、そうきたか!陶芸柄タンクトップ!

「レギュラーフィット」と紹介するだけあって、形はベーシックなタンクトップ。
河上さんの私物のタンクトップをベースにしたのが今回のレギュラーフィット。

生地はコットンシルクレーヨン。直接肌に触れる面積が大きいレギュラーフィットのタンクトップだからこそ、このカットソー生地の良さが伝わりやすいと思います。
混紡されているシルクが生むネップは、表面にプリントされた柄の雰囲気を増すだけでなく、裏面の肌への接地面を減らしてくれます。組成はコットンがメインなのでしっかりと汗を吸ってくれて、普通に洗濯が出来るという手軽さもタンクトップとして優れているポイントだと感じます。


重ねて下が4XL。重ねて上がMサイズ。
身幅の差:20cmが目立ちますが、実はレギュラーフィットとワイドフィットは全然違う形。
別物の洋服。





一言で「タンクトップ」と言っても色々な形があることがこの画像を見るだけでうかがえますね。




上からシャツを羽織ります。柄と柄がぶつかっても大丈夫。
肌着であるタンクトップだからこそ、何も考えずにとりあえず何かを羽織った時の組み合わせを楽しむことができそうですね。




ヴィンテージのデニムジャケット、ツイードジャケットにも負けない力強さ。
ブルゾンやジャケットにタンクトップという合わせ方は「シャツにジャケット、ニットにジャケット、スウェットにジャケット」といったベーシックな組み合わせにはない空気が漂います。
それは、素っ気ない男性的なかっこよさ。




あのメキシコ最速ネズミ“Speedy Gonzales”すらも悪そうに見える。やはり、このタンクトップを潜ませるだけで、何かが変わる。




脇や肩から覗く陶芸柄。控えめだけどあるのとないのとでは絶対に、違う。


” m’s braque for MANHOLE “
– TANK TOP –
Size:M/L
¥27,500-(tax included)



柄やグラフィックに「意味」を求めてしまうのは男性の性ですが、意味やルーツを知らなくてもかっこいいものはかっこいい。意味やルーツは目の前のものをより楽しんだり、より好きになることが出来る最高のきっかけに過ぎない。
仮に意味やルーツを知っていたとしても、聞かれた時にさらりと答えられるくらいがクールですね。

このタンクトップの魅力はパッと見の柄の強さとは別の部分にある、最初から最後まで漂う「素っ気なさ」にあるのでしょう。

「今年はどんなタンクトップを作ろうかな〜」と考えた結果作られた、陶芸柄のタンクトップ。
お客さんとしてMANHOLEをずっと見てきた僕が思う、実にMANHOLEらしい洋服です。



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禅野 晃士

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こんにちは、中台です。


m’s braqueの陶芸柄シリーズ、全4型のうちタンクトップが2型。
レギュラーフィットがM / Lの2サイズ。
そして、今日紹介するワイドフィットは2XL / 4XLの2サイズ展開。

僕が古着で見つけた、極端に身幅がデカいタンクトップ。そのイメージが頭に残っていたので、それをリファレンスに。








パワーショルダーのジャケットの上からすっぽり被せて着られる大きさ。
合わせ方次第で異なるバランスを楽しめそう。


もちろん、ワイドフィットでも一枚で着ることはできるけど、それだけじゃない。何かの上に着たり、着なかったり、その時の気分とひらめきを素直に表現できる一枚になりました。
いつも通りのタンクトップはもちろん最高だけど、何かと楽しめるワイドフィットもお気に入りです。







どんな形で作ろうが、このシリーズ最大の特徴は柄。
この柄を初めて見た時はアフリカ的なトライバル柄を連想したけど、よく見ると違う。

アールデコやアールヌーボー、はたまたジャポニズムまで。
様々な要素を感じる不思議な雰囲気。
いつ、どこで見ても存在感がある陶芸柄。



影にも青にもマケズ。




どんなロケーションにも映える陶芸柄。



夏だけでは終わらない、季節に合わせて様々なイメージが浮かぶビッグタンクトップ。

思いもよらない組み合わせや偶然生まれるバランスに期待しながら、一年まるごと楽しんでみませんか?





” m’s braque for MANHOLE “
– BIG TANK TOP -Size:2XL/4XL ¥27,500-(tax included)











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中台 竜郎

〒107-0062
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2017年春夏、ドイツ人陶芸家:ハンス・コパーをイメージしたシーズンに登場したオリジナル柄、それがm’s braqueの陶芸柄。
このオリジナル柄の制作は、グスタフクリムトに始まるウイーン分離派に属した新進芸術家集団のうち、同じくウイーン出身で建築家2名によるウイーン工房の作風をイメージソースにしている。
アールデコにも通じる直線的で幾何学的なそのデザインがよく見える。



「今年はどんなタンクトップを作ろうかな〜」というところから始まった本企画。
「次は柄が良いかもな〜」というわけでm’s braqueに協力してもらって陶芸柄のタンクトップを作ることにしました。
扱いやすく、着ていて快適で、この柄とも合う生地を探していたところ、今回の陶芸柄シリーズのボディとなるコットン80%、レーヨン10%、シルク10%のカットソー生地を見つけました。

去年のシルクリネン生地同様、生地を作ってそこから加工を加える必要があったためタンクトップだけだと到底捌き切れない数が出来上がってしまうことはなんとなく想像が出来ていました。
その為、あらかじめ「生地を大胆に使える洋服ってなんだろう?」と考えてみたところ、MANHOLEオープン当初からどこかのタイミングで作ってみたかったカフタンシャツが思い浮かびました。柄や生地との相性も良いし、男のワンピースへの道はこの前CLASSが少しだけ切り拓いてくれたのでタイミングも良いかもしれない。



さて、タンクトップ1型、カフタンシャツ1型で進行しようとしたところ、それでもとんでもない量が出来上がることが判明。
中台に「なんかある?」と聞いたら「生地を大胆に使ったタンクトップを作ったら?」と言われたのでそれを採用しました。
よし、タンクトップ2型、カフタンシャツ1型で進行しようとしたところ、それでもとんでもない量が出来上がることが判明。
中台に「なんかある?」と聞いたら「河上がよく着てたTシャツ作ったら?」と言われたのでそれを採用しました。
というわけで、タンクトップ2型、クルーネックTシャツ、カフタンシャツの計4型。

タンクトップ2型、カフタンシャツはm’s braqueのデザインチームが今回の企画のためにパターンを引いてくれた新しい形。
Tシャツはm’s braque定番のポケット付きTシャツと同じ形。



” m’s braque for MANHOLE “
– TANK TOP – Size:M/L ¥27,500-(tax included)
– BIG TANK TOP -Size:2XL/4XL ¥27,500-(tax included)
– CREWNECK TEE – Size:M/L ¥35,200-(tax included)
– KAFTAN – Size:M/L ¥81,400-(tax included)




MANHOLEにとっての夏の風物詩、m’s braqueの陶芸柄シリーズ。
去年はシルクリネンのカバーオール、2タックのバギーパンツ、ドレスショーツ。
今年はコットンシルクのカットソーシリーズを作りました。

タンクトップ2型、クルーネックTシャツ、そしてカフタンシャツ。
全部で計4型。

台風が過ぎれば秋が来る、なんて季節の移り変わりは既に過去のもの。最早嘘に近い。
まだまだ夏が長いことは今日の太陽が元気に伝えてくれていますね。
そう、世界は良くも悪くも確実に変化しています。
日本の夏の平均気温もコンビニのおにぎりの値段だっていつの間にか上がっている。

古い肌感覚、どこかで止まってしまった経験則、アパレル業界特有の変な商慣習は脱ぎ捨ててMANHOLEのお客さんには今をまず、楽しんでほしいし涼しくなった時のこと、寒くなった時のことはその時に考えればいい。
きっと「夏の風物詩、m’s braqueの陶芸柄シリーズ」は涼しくなっても、寒くなっても気に入ってさえいれば着ることが出来るはずです。
世界がどれだけ変わろうが、着たいものを着たいときに着るための手段をその時目の前にあるものを組み合わせて。
変化に応じて考えることこそ、本質的なファッションの楽しみ方なのではないでしょうか。



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