2025/01

パンツが好き


僕は、パンツが好きだと思う。
中台もパンツが好きだと思う。
山崎くんもパンツが好きだと思うし、禅野くんもパンツが好きだと思うし、悠人もパンツが好きだと思う。だから、MANHOLEではしょっちゅうパンツを並べている。

まず、パンツを穿かないと外に出られない。
いや、仮に穿かずに外に出られるようになったとしても、僕はきっとパンツを穿いて外に出かけると思う。パンツのおかげで外に出ることが出来ている。パンツが無かったら僕は家でずっと漫画を読んでると思う。

僕は家の中ではほぼ半裸なので、パンツを穿いた時点で外に出かけるスイッチが入る。
ベルトが必要ないくらいのサイズ感のパンツを穿くとなんだか気分がいい。
中学生の頃に気にしていた、お尻がぷりぷりする感じもおじさんになった今はなんだか逆に気分がいい。あー、お尻ぷりぷりでよかった。
お尻ぷりぷりを気にしていたが故にウエストもヒップも大きいパンツをベルトで締め上げて穿くような穿き方は長い間やっていたせいか妙に落ち着く。
ウエストのサイズを気にするのすら面倒になったタイミングで手にしたイージーパンツは「これはイージーパンツです。」という名前によってちゃんとした物っぽく見えるけど、根本的にはウエストの大きいパンツをベルトで締め上げて穿く行為の拒否感を和らげる為の便利な洋服だと思う。好き。
「大きいパンツのウエスト余りを横に逃すとあまりもたつかない。」ということを昔発見した時はウエストさえ通ればどんなパンツだって穿けるような気がして楽しかった。
でも、これはミリタリーやスポーツウェア等のサイドアジャスターと同じ発想。
昔の人がちゃんとディテールとして形にしている。
もっと遡ればただの布をただの紐で固定していた名残。昔の人には敵わない。

一言に「パンツ」と言っても色々ある。
書き上げていくとキリがない。
頑張って書こうと思ったんだけどパンツがゲシュタルト崩壊を起こしそうになったからやめた。
そのパンツが作られた当時の「目的」の先に、シルエットやディテール/機能や当時の気分がある。

現代人の僕らは「昔から機能や目的、そして気分を元に作られてきた、目の前にある穿いたことのないパンツ/穿いたことのあるパンツ」を穿きながら日々洋服を着ることで。
今この時この場所で、自分が、隣にいる人が、あわよくば道行く大勢の内の誰か一人の気分が良くなるように過ごす事が出来る。
機能やシーンやディテールも全く関係がない、今は休日も平日すらも関係がなくなった東京の街で。
それが出来ることはなんて楽しく幸せで、なんて素敵なことなんだろうか。

今日も僕はパンツを穿いて外に出ている。
当たり前なんだけど、それを当たり前以上にする楽しさは自分で能動的に「穿くこと」でしか味わえない。




SADEデビューコレクションにラインナップされていたPT01をベースに、MANHOLEオープン当初から修正を繰り返してアップデートしてきた形:PT09。
写真を見ているだけで楽しいけれど、穿くともっと楽しい。
裾幅/膝幅/ワタリ幅/ヒップ寸/プリーツの深さ/股上の深さ/クリースが入るか入らないか/裾の処理は何か。
そういう繊細な部分だけでもパンツは、変わる。
その上に生地や、作る上でのテクニック、ディテールなどが覆い被さる。
ただの「パンツ」なのに、なんて選択肢が多いんだろう。

パンツ選びで大切なのはシルエットやサイズではなく「穿く人がかっこよく穿けること」
そもそもシルエットの良し悪しの基準って一体、何?



従来のPT09からの改良点は特徴的だった太いウェストベルトを細くして、これまた特徴的だったフロントの3つの釦を二つに変えた点。フロントはメタルのスナップ釦です。
腰から下は直すところがないので、そのまま。サイドシンチ付きのベルトレストラウザーズ。
ノータックのフレアシルエット。広い裾幅、揺れる裾。

BROWN,GREY,PINK,BLACKの4色展開。
BROWNはWool70%,Polyester25%,Nylon5%のホームスパン。
GREYはWool100%のヘリンボーン。
PINK,BLACKはCotton100%のベルベット。

細かい修正を繰り返してきたPT09ですが、今回で「SADEのPT09」は完成した印象を覚える。
きっとしばらく続く裾幅の広いパンツの流れを途切れさせず、飽きさせず、流行り廃りで終わらせない「何か」があるパンツだと思います。
だから、作りました。




「裾幅の広いパンツ」が売り場に飽和する中で、お客さんの口からも「裾幅の広いパンツはたくさん持ってるので。」という言葉がちらほら聞こえるようになりました。
ただ、僕たちは昔から裾幅の広いパンツを穿いていた。
「細いパンツや太いパンツ」が売り場に飽和する中でも、無理矢理裾幅の広いパンツを探して穿いていた。

それでも、まだ、飽きない。
十数年前と履いてる靴、合わせてる洋服も違う。
数年前と履いてる靴、合わせてる洋服も違う。
更に、一概に「パンツ」と言っても。
裾幅/膝幅/ワタリ幅/ヒップ寸/プリーツの深さ/股上の深さ/クリースが入るか入らないか/裾の処理は何か。
そういう繊細な部分だけでもパンツは、変わる。
その上に生地や、作る上でのテクニック、ディテールなどが覆い被さる。
ただのパンツなのに、なんて選択肢が多いんだろう。

結局、飽きる飽きないはその「繊細な部分」から生まれる違いをどれだけ楽しめるかに左右されるのではないだろうか。
結局、流行に流されるか流されないかは、流行の入り口からどれだけ深くその物を好きになれたかに左右されるのではないだろうか。
洋服の場合はその上に「その人の体型が生み出すシルエット」と「その人が持っているもの」と「その人が好きなもの」などが覆い被さる。更に「自分の感覚の外側にある物」を受け入れ始めたら、そのただのパンツの選択肢は広がり続ける。
結局、飽きるか飽きないかは全部自分次第で、目の前の物のせいではないのだろう。

SADE [MANHOLE EDITION]
“PT09” – FLARED TROUSERS –
Size:0,1,2,3 Color:BROWN,GREY,PINK,BLACK
¥64,900-(tax included)



僕らは、飽きてもいいと思っている。
別にパンツのシルエットが太かろうが細かろうがフレアしてようがストレートだろうテーパードだろうが、その時穿きたいものをその時穿きたいように穿ければなんでもいい。

ただ、いつか飽きるのであればとことんやりきってから飽きたい。
僕らには暇な時間しかない。
その時間を何かに注ぎ込むことで、暇な時間は何か別の時間にきっと、変わる。



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河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

MANHOLEのSADE



こんにちは。河上です。
お店には春夏物が納品されていますが「あの夏」を想像したくないので、納品されたままの状態でほとんど放置。MANHOLEはまだまだ秋冬したい。
し、今年は「春夏コレクションのはずなのになんか暖かそうなもの」がとてもよく見えたシーズンでもありました。そういうものに限って届いていないんですけどね。寒いうちに届くといいな。


で、「まだまだ秋冬したいMANHOLE」のためにSADEとパンツを企画しました。
改良型フレア:PT09と改良型バギー:PT10です。
ちょうど今、いい感じに寒いですしね。暖かいパンツを穿くには良い時期なのではないでしょうか。

PT09:黒ベロア
PT09:ピンクベロア
PT09:グレーヘリンボーン、そしてブラウンホームスパン


PT09はベロアが2色、ツイーディなウール生地で2色。
PT10はツイーディなウール生地4色。

PT10:ウールリネンのふわふわ白ヘリンボーン。
PT10:ブラウンホームスパン
PT10:おもしろブルーツイード。
そして、おもしろオレンジツイード



全部、税込64,900円です。
今週の金曜日1月24日から販売開始。
今日はのんびり楽しい良い1日でした。気付けばこんな時間。
明日からまた詳しく紹介させてください。


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こんにちは!
皆さんはナニドシですか?



ぼくは巳年です。ニョロリ。




そしてこれは、m’s braqueのベルトです。

大抵の人は興奮したりして体温が上がると腕とかに血管が浮き出ると思うのですが、自分はたまたまそのうちの一箇所が額の隅なんですね。たしか小学生くらいの頃、それに気づいた友だちに「ハリーポッターじゃん」と言われた気がします。それを真に受けたぼくはきっと蛇と喋れるぞ、なんて胸を膨らませていたはずです。時は過ぎ中学生になり視力が低下し丸眼鏡をかけ始めたぼくはのちに「ポッター」と呼ばれることになるのはまた別のお話。膨らんでいたのは血管だけでした。


猫が火にあたっています。寒いですからね。



il micio × m’s braque レザーメッシュベルト。
色はナチュラルとブラックの2種類です。ブラックは真っ黒、ナチュラルは明るいレンガ色のような感じ。
ベルトの幅は2cm。ほぼ全てのベルトループにスルッと入ることでしょう。
全長は約137cm。いつも通りギュッと絞ると大体20~30cm前後は余ります。

着けてみましょう。


2つの円バックル
下から2つ通して‥


折り返して1つ通して‥



この余り、もちろんキチンと再びループを目指してウエスト駅伝復路をスタートさせても良いんですが、一旦そのままプラーンと垂らしてみてはいかがでしょうか。

ムム、垂らすというのは何だか違うな‥
放っておいたら勝手に垂れますから、垂らしておいてみて下さい。




このレザーベルト、一般的なベルトのように細長い一枚の革の板のような形状を成しているわけではなく、ご覧の通り小さなレザーパーツが連なっています。

鎖をイメージすれば分かりやすいような気もしますが、この動きのしなやかさはレザーの質感に依るところも大きいでしょう。構造 + レザーの質感で、ギュムムと締めるとストレッチの効きを感じます。

静止画ではこの動きが伝わりづらいのが歯痒い‥何というか‥さてぃすふぁい〜という感じ。
それにしても歯が痒いってどんな状態なんですかね?「いや〜どうしても痒くて掻いちゃうんですよね歯〜、ポリポリ。」なんて人いますかね?ウワーどんな感じなんだろうモヤモヤするな、ムズムズするな、なんで想像できないんだろう‥もどかしい‥あ‥‥歯‥かゆ‥



しなやかに垂れるのは、節がたくさんあるから。
「節」と聞くと何故か固いイメージが頭に浮かびますが、それはきっと筋肉が凝り固まって「節々が痛いなぁ」と感じているからです。それは冬だから仕方ないです。

節は多けりゃ多いほどしなやか。
あのマンガのあの空手家のあのコマを、思い出してみてください。そういえば名前もそうですね。
実際の蛇の骨も驚愕ですよ。「蛇 骨」で検索してみてください。


NATURAL


2つ締めても、誰も怒りやしません。



「いつも黒いベルトを締めているから、気分転換に茶色いベルトを締めてみようかな?でも、どんなパンツに合わせたらいいんだろう‥」
というベルトユーザーの心の声が聴こえるようですが、気分転換のために頭を悩ますんじゃ本末転倒ですね。
もし毎朝、「ベルトが黒いからパンツはこれで‥シャツはこれだな。ベルト黒いし」という風に考えていないのであれば、そのままのノリで茶色だって手に取れるはずです。



しなやかに垂れる、茶色いベルトと黒いベルト。
お好きな方を垂らしましょう。垂らす前に、締めましょう。やっぱりベルトは締めなくちゃ。

朝起きて顔洗って歯磨いてベルト垂らして街に出て家に帰ってベルト垂らしてお風呂に入って歯磨いて布団に入りましょう。

皆さんの初夢は何でしたか?あれはいい夢だったな‥‥

” m’s braque × il micio ” – Leather mesh belt –
¥46,200- (tax included)




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吉田 悠人

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こう見ると数珠っぽいけど



こう見ると数珠っぽくありませんね。
商品の注意書きに「珠数ご使用上の注意」という記載があるので数珠のようです。念珠?ジャパマラ?まあ、数珠でいいか。

数珠、どんな格好につけても「数珠をつけている人」になるパワーアイテム。
だけど、これは洋服に合わせると数珠っぽく見えない。CLASSのネックレス:CCFS20UNI。
この桐の箱を見ると約三年前に仕入れた菩提樹のネックレスを思い出します。
今思うとあれも数珠っぽく見えなかったな。
今回はBLACK PERSIMMON WOOD。黒柿。


う〜ん、数珠っぽく見えない。


う〜ん、数珠っぽく見えない。



う〜ん、数珠っぽく見えない!


う〜ん、数珠っぽく見えない。


う〜ん、数珠っぽく見えない。

“CLASS” -CCFS20UNI A-
Color:L.BLUE / RED Size:FREE
¥60,500-(tax included)


黒柿は日本の木材で、唯一黒を出せるもの。
宮内庁HP:正倉院の宝物検索で見る限り、日本では古くから価値のあるものとされていることが見受けられる。奈良時代か。。。租庸調の調の中の一つに黒柿があった、と考えると面白いですね。

黒柿は樹齢150年以上の柿の古木、更にその中から1万本に1本の確率でしか発見されない木材のようだ。
立ち木の状態では普通の柿と黒柿の外見は全く変わらず、実際にボードで穴をあけてみないと判断がつかないらしい。
更に黒い部分と周りの白い部分の収縮率が変わる為、手間と時間をかけて慎重に乾燥をさせる必要があるそうだ。

「ようだ」「らしい」「そうだ」という言葉から伝わるように、僕は黒柿のことを知らない。
希少なものがたくさんある今、黒柿が希少であるかどうかもどうでもいい。
ただ、知る機会が出来たことはとても楽しい。租庸調を思い出せたことも嬉しい。
黒柿の「途方もない時間を生きた上で、中をあけてみないとわからない」という点にもロマンを感じる。それに美しさや用途を見出して、加工する為に試行錯誤を重ねた人間の時間と情熱に対しても。

日本人だからと言って必ずしも日本の伝統的なものを身につける必要は全くないけれど、西洋の近代的文化に価値を見出す我々は日本の美しさを知る機会を今、手にして良いのかもしれない。
なんて、それっぽいことを考えずとも自然に手に取れる、CLASSの数珠:CCFS20UNI A。


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たけたらず



「あけましておめでとうございます」と挨拶すると鳩が豆鉄砲をくらったような顔をする人が出始める季節ですね。一月も半ば。「え、もう遅くない?」という表情なのか、「あ、そういえばそうだったね」なのか。どっちでも良いですね。自分はその年が始まって初めて会うと何月であろうと言いたくなってしまいます。3月くらいにAKOMすると「ふざけてるの?」と笑われることもあったような気がしますが、別にふざけているわけでもないんですがね。かと言って、新年初だから言わないと失礼に当たる‥なんていう硬い気持ちなわけでもないですね。何なんですかね。
果たしてぼくはいつまで年明けを引き摺るんですかね。



というわけで、こちらは引き摺ることの出来ないパンツです。

CLASS、CCFS10UNI A。
COTTON 100%、インディゴ。

普遍的デニムの丈を途中でチョキンと切断したような形。
あえて言うならば、八分丈、九分丈くらいでしょうか。
そもそもピッタリを十分丈とするならば、十一分や十二分丈と言っても良いようなパンツを穿くのにも慣れましたね。ダブダブ、ズルズル、もはや落ち着きます。

そんな私たちの目には、この丈の絶妙さに気づく前に、まず単純な「短さ」が新鮮に映ります。



私たちの目には、この丈の絶妙さに気づく前に、まず単純な「短さ」が新鮮に映ります。

なんて、大層なことを言っている人もいるようですが、まあとりあえず短いです。
長すぎパンツもかわいいし、ちょい短パンツもかわいいです。ちょい短かー‥ウーム、これだと何だかハーフパンツみたいに聞こえるなあ。
短いと言うよりも、ちょっと足りてない!って感じ。

足りない楽しさを感じてからが、2025スタートです!


その足りなさを裏切るようなディテールのご登場

今日の話で言うところの「丈不足パンツ」は何だかんだ古着などでも見かけることもあるかも知れません。
一方、ガバッと広い裾幅のパンツを裾でパチっと留めたりギュッと絞ったりするディテールもあったりします。

CCFS10UNI Aは、べつに元々ガバッと太いパンツではありません。
CCFS10UNI A は、足りない丈を、バチっと留められます。


ありのままの左足


留めた右足
「あぁちょっと待ってぇ!」と足首を掴まれた感じ



「長いデニムをわざわざロールアップして、短くする。そして靴下を、見せる。」
みたいなやつ、時と場合によっては抵抗がある人も時と場合によってはいるかも知れません。

それはきっと「見せている」からなのだと思います。

ぼくの個人的な感覚ですが、
CCFS10UNI A は、「見えちゃう」です。
なぜ「見えちゃう」かと聞かれれば、「足りない」からです。
留めても留めなくても、見えちゃうからこのパンツはかわいいです。



「足りない」からどうってことはありません。
「足りない」からって焦る必要もありません。



足りないと感じたらなにかしら他のものを足したって良いし、
べつに、ちょっと足りてないくらいが気分良かったらそのまま、いつも通り。

「見えちゃうし、ルーズソックスでも履いておこうかな」なんていうのも。ものは言いよう考えよう。
なんだか色々足りまくっているな、溢れちゃうよ〜って方は、
「たまには足りないくらいが良いんだよな」と自分で納得してみると新しい考え方ができるのかも知れませんね。

はい‥いつまでたってもおつむの足らないぼくも自分に言い聞かせます!

” CLASS “  – CCFS10UNI A –
¥59,400- (tax included)



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