MANHOLE 2019AW PREVIEW ” whowhat “
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
買い付けの際は「あーめちゃくちゃ売れそう!」という印象の洋服ではなく「なにこれ。。。」と考えさせるような洋服に出会える方が嬉しいです。
「なにこれ。。。」という洋服がバカ売れしたらそれはそれでなんとなく寂しい気持ちになったりするのですが。
自分の中のアイデアのストックを日々削りながら商売をやっているような僕達にとって、「なにこれ。。。」という今までの自分の中に無かった感覚を定期的に与えてくれる人というのは、それだけで好きになってしまいます。
ヘッドギアではありません。
これはwhowhatのカマーバンド型のウェストポーチ。
カバンを持つのが嫌いな僕にとって、「あなたはもう、カバンを持たずに手ぶらで出かけて良いの。」と確実に囁いているこういうアイテムはついつい手を伸ばしてしまう存在。
カットソー、ニットの上から。
シャツの中、ブルゾンの中、ジャケットの中、コートの中に忍ばせても活躍するアイテム。
内側にもポケットがあるので、パスポートなどセキュリティが必要な物を入れて海外旅行の際に活用するのも良さそうです。
ちなみにデザイナーさんはホッカイロを入れるために作ったポケットだ、と言っていました。
個人的にはジャケットの上から合わせて欲しいな、と思って仕入れたのですが、肝心のこのアイテムに合いそうなジャケットを用意するのを忘れました。
なので店頭では私物を交えて紹介すると思います。
これはwhowhatのハーネスベスト。
通常安全面に考慮されていたり収納力に優れたアイテムですが、whowhatでは中綿の詰まった保温性に優れたユニークなアイテムに。
モバイルサイズの収納が付属、アシンメトリーなデザインバランスに仕上げられています。
「どう着ようかな。」と、ワクワクするような洋服。
別にトリッキーな事をする必要は無く、ふつ〜に使って欲しい。
もちろんそのシーズンの起爆剤になるようなアイテムもコレクションにラインナップされるブランドではありますが、個人的にはwhowhatはこういった無邪気で自由でユニークなアイテムこそ光るブランドだと思います。
一見戸惑いを感じさせ、違和感を覚えさせながら、実は着る人に委ねた余白のある洋服。
ここの洋服の着方にルールなんてありません。
自分の好きなように、自由な感覚で。
河上 尚哉