MANHOLE 2019AW PREVIEW ” FRANK LEDER “
– ALONE – / – bagjack – / – SADE – / – Nicholas Daley –
– m’s braque – / – NICENESS – / – ULTERIOR – / -BLOHM –
– whowhat – / – RANDY –
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
洋服屋を始めた当時の自分にとって、FRANK LEDERの掲げる主張は衝撃的。
自分がファッションビジネスに対して抱いていた疑問をクリアにする言葉。
この文章を目にした瞬間、自分の中の価値観の指針が少しだけ定められたのを感じました。
以降、僕が接してきたお客さんには「FRANK LEDERというブランド」を勧めてきた、というよりかはどちらかというと「FRANK LEDERの考える哲学」を勧めてきました。
MANHOLEでもその価値観を少しでも多くの方に伝えていきたい。
FRANK LEDER AUTUMN/WINTER 2019 “ the hermit : Kammer ”
「ハーミット:カンマー / 孤独に過ごす:スペース」
閉ざされた空間にいる一人の孤独な男。
日頃の生活を離れ、集中するために部屋に篭る男。
そして、自然の中に篭る男。
人里離れ、孤独を愛し、絵を描いたり、書き物をしたり、世俗から離れ自身の内側に語りかける。
FRANK LEDERの洋服は確かに価格が高い。
生地、付属、縫製、ほぼ全てにおいてドイツ製。
日本に持って来たら高いに決まっています。
なので、買ったはいいものの物凄く丁寧に扱ってしまう方がいらっしゃるのも事実。
それは決して悪い事では無いのですが、ここの洋服に関してはもう少し肩の力を抜いて着た方が良いのです。
今はまだ新しく、生地が寝ていないこのジャケットも、着古してクタクタになったモノを適当に椅子にかけた瞬間の方がより魅力的に感じるでしょう。
今シーズンのFRANK LEDERは、特に日常的に着られる洋服が多かった印象です。
素直にそういったアイテムを買い付けました。
ウールだろうがリネンだろうが。
着倒して、汚して洗ってを繰り返してこの洋服の本質的な魅力を楽しんで下さい。
吊るしで格好良い、着て格好良いのは当たり前。
それぞれのガーメントに込められたルーツ・ストーリー・メッセージ。
そういった一つ一つのピースに付与されるもの、そして持ち主が付与していくもの。
全てが魅力的なブランド、それがFRANK LEDERです。
河上 尚哉