2020/04

雨の日、検証



こんにちは。
MANHOLEの河上です。

上の階の空調ダクトから垂れた水が壁を伝って沁み出てきたり、台風の際に壁から水が沁みて浸水していたり、上の階の工事をした際にパイプが破損して壁から水が沁み出てきたり。

そう、このお店は水にめっぽう弱い。
全て商品に全く関係ない場所で起きているからまだ良いけど。。。

「建物古いからしょうがないね〜。」なんて諦めは全然つくんですが、やっぱり思いもよらないところに水分を感じると毎回ヒヤッとします。




今日は数年に一度の大雨らしいですね。
去年の42年ぶりに命名された令和元年東日本台風といい、最近の気候状況はどうなってるんでしょうか。

「また水漏れするのか。。。」なんて予感に、いてもたってもいられずお店の様子だけ見にきました。受け取らなきゃいけない荷物もあったので、そのついで。

うん、今回は大丈夫そう。


定期的に「台風時に田んぼの様子を見にきた人が怪我する、亡くなる」という悲しい事件が発生しますが、起こる度に「見に行く人はどういう心境なんだろうか。」と、疑問に思っていました。

今ならなんとなく気持ちがわかるなあ。
自分が頑張って作り上げた物がどうしようもなく壊されていくのはとても辛い事ですよね。




せっかく来たので、簡単にBlogでも書こうと思います。
雨具について。

と言ってもアイデアがあるわけでもなんでもなく、僕は物のスペックに完全に頼る事にしているのでACRONYMと象革の話。



さすがGORE-TEXのプロシェル。
面白いくらい水を弾いてくれます。

傘をささずに歩き回っても、全然問題ありませんね〜。
フード被れば傘いらず。
ポケットの中も全然濡れない。

シェルに弾き出された水分でパンツがびしょびしょになるくらい。
これはどっかのタイミングで改善したいなあ。。。
あ、コート買えばいいのか。どうせパンツの裾は濡れるし。



前ポケだけはフラップも何も無いので水が入りたい放題。
その点もちゃんと考えられていて、中に溜まった水を逃がすために一部縫いとめられてません。

最初は「なんでここだけ穴が空いてるんだろう? 鍵とか入れると顔が覗くなあ。」なんて思っていたんですが、理由に気付いた時はちゃんと納得できました。




余談ですが、NYから帰って来てすぐ、東京で雨の日に着ていたら滑ってこけて内側のメンブレンにまで穴が空きました。

超ショック。
表生地に傷がつかなかったのが唯一の救い。

すぐに代理店の方に相談したところ「montbellのGORE-TEXパーマネントリペアシートがいいですよ〜。」と教えてもらって、すぐに補修しました。

意外と悪くないかも。

後日仲良いお客さんから「次出るモデル買うから、ACRONYM貸してくれ。」と言われたので穴を補修したことも特に伝えずに2,3ヶ月貸してたんですが、戻ってきた後も剥がれてないし、全然問題なさそうですね〜。




MARMOLADAのトレッキングブーツ、エレファントレザー。

この靴を手にするまでは、濡れた後の手入れとかもそんなに考えなくて良いゴートレザーにハマってました。

が、やっぱり今日くらいの雨になると10分歩くだけでなんとなく水が沁みてくる。
サイドゴアもモンキーブーツもハンドソーングッドイヤーだからなのかなあ。
返りを良くする為にVibramのソールの底まで縫い通しているからなのかも。

ノルベジェーゼとかで作ったら改善されるのかもしれませんね〜。





象革だからなのか、ノルベジェーゼだからなのか、Vibramを底まで縫い通していないからなのか。

この靴は本当に水が入ってこない。
土砂降りの中2,30分歩いただけなので、全然モデルケースが足りてないからなんとも言えないんですが。。。

ただ、自分の生活において土砂降りで歩き回って靴下が濡れなかったら十分です。

何よりかっこいい。




「何よりかっこいい。」と感じられる事が、自分にとって結構大切だったりします。

別に雨具として考えるのであればACRONYMである必要も無いし、MARMOLADAのトレッキングブーツである必要も無いのですが。

雨の日でも楽しみながら外に出られる事で、気持ちが少しだけ楽になる気がするのです。




ACRONYM
” J1L-GT ” [ 3L GORE-TEX PRO INTEROPS JACKET ] ¥326,000+TAX-


F.LLI Giacometti ” Marmolada “
[ CHUKKA BOOTS ] – Elefante Marrone –
¥170,000+TAX-



今シーズンのACRONYM®︎は3着売れて、残りSサイズ1着、Mサイズ1着の計2着。

MARMOLADA:エレファントレザーのチャッカブーツはバイトのゆうと君が買ってくれるそうなので、急遽追加しておきました。Size:41の一足のみ。


両方とも僕が持っているモデルとは異なりますが、コロナウィルスが落ち着いたタイミングで是非お試し下さい。






今日は帰って焼きそばを食べるのでここらへんで。
それではまた。






4月7日以降の営業について


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河上 尚哉



〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892




冬の宿題

FRANK LEDERのジャケット

FRANK LEDERのシャツ






とりあえずFRANK LEDER。
今期オーダーしたシャツは3型。
今日でFRANK LEDERの紹介は一区切り。




過去にコレクションに用いた複数の生地を使って、一つのガーメントを作るVINTAGE FABRIC EDITION。

MANHOLEでオーダーしたのは、異なるトーンのリネン生地を用いたブラウンのオールドスタイルシャツ。
昨日紹介した物とは異なり、胸ポケットもサイドのスリットポケットも無い、よりシンプルなデザイン。

異なるトーンの切り替えやオールドスタイル特有のシルエット。
このシャツならではの良さを感じられるはずです。



リネン特有の軽さと起毛感のある独特な生地。
昨日紹介したコットンのタイプと比較すると、よりサラッと羽織やすく感じると思います。

発色もよく、褪色もしやすいリネン本来の良さを感じる事の出来るシャツ。



春夏はどうしても手入れのしやすいコットンに頼ってしまうのですが、ちょっとだけ勇気を出して違う素材に手を伸ばしてみると選択肢が広がって、春夏ならではの楽しみ方を見つけることが出来るはずです。

僕にとってFRANK LEDERのリネンの洋服はその入り口のような存在。

代理店さんは保険も兼ねて「DRY CLEANING ONLY」というタグが付いている物も多いですが、最初に買うサイズさえ間違えなければ、本来リネンは自分で洗って着用を繰り返すことで初めて良さを感じられる素材。

着丈の長く、身幅もアームホールも袖幅もゆったりとしたオールドスタイルシャツを僕が好んでオーダーする理由も、そこにあったりします。


” FRANK LEDER ” [VINTAGE FABRIC EDITION]
– BROWN MIX MATERIAL OLDSTYLE SHIRT – ¥48,000+TAX-




「間違いの無い買い物」をしたいお客さんも多いのですが、僕らは間違ったら間違った分だけ楽しむことが出来ると思っています。

ただ、お客さんにそれを強いるのは絶対に違うので、自分たちが間違えた分だけお客さんに伝えられるように、僕らは自分でする買い物は出来るだけ間違い続けて試行錯誤して、その時の自分の正解に近づけていけるようにしたい。


FRANK LEDERのVINTAGE FABRIC EDITIONは、それを肯定してくれるような洋服。

『 取り扱い方を間違えて 』うっかり破ってしまった/汚れてしまった部分を、違う生地で補修するように。
『 釦が取れてしまって 』うっかり失くしてしまった釦を、手持ちの釦で補填するように。
『 単純に気分が変化して 』思い切ってパーツごと置き換えてしまったような。


流石に最後の『 パーツごと置き換える 』というのはちょっと現実的では無いですが。。。
そんなストーリーを感じる洋服。

「まあ、こんな事してもいいんじゃない?」と、デザイナーが容認してくれるような、肩の力がスッと抜けるシャツなのです。







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冬の宿題

FRANK LEDERのジャケット





引き続きFRANK LEDER。
今シーズンオーダーしたシャツは3型。





襟やカフ、剣ボロ/脇のガゼット部を別生地で切り替えた、定番のオールドスタイルシャツの変型パターン。

両玉縁の胸ポケット。
両脇にスリットポケットが付いています。

派手なベースを派手に切り替えている、キャラクター溢れるシャツ。

ちなみに去年オーダーしていた、LODEN WOOLのシャツも同じ形。
生地が変わるだけで全く別のものに見える点も、このシャツの魅力の一つです。




元々のサイズ感も大きめ。
コットンなので手入れも楽で、通年着られる仕様。
夏はショーツなどとの相性も良いかと思います。

着丈の長さを活かして様々な着方が楽しめるオールドスタイルのシャツ。




個人的には、羽織物としてもブルゾンのインナーとしても使える点を活かして、襟を渋滞させるような着方が好きです。

洋服を適当に重ねているうちに、勝手にそれっぽくレイヤード出来ているので手持ちの洋服と組み合わせて楽しんでみてください。




柄と柄をぶつけても楽しいと思います。
それぞれの柄の大きさを変えれば、ガチャガチャしません。

シャツの柄の色、合わせる洋服の柄の色の組み合わせ次第でそれぞれの印象を大きく変えることが出来る点も面白さを感じます。

「どこの色を拾って〜」や、「この色にはこの色が合うから〜」という、セオリーじみた組み合わせよりも、「なんとなく良さそうだな〜。」という自分の直感を信じて合わせてみると、更に楽しさを感じられるはずです。



” FRANK LEDER “
– GREEN STRIPED COTTON SHIRT – ¥48,000+TAX-




シャツ自体のキャラクターだけでなく、これを着る人のキャラクターも強く引き出してくれそうな良いシャツです。

このシャツを合わせる為に新しい洋服を買う必要はありません。
まずは手持ちの洋服との様々な組み合わせをお楽しみください。





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冬の宿題

FRANK LEDERのジャケット #1





またまたFRANK LEDER。
今期オーダーしたジャケットは2型。




ノッチドラペル、シングルの3つ釦。
バイアスのパッチポケット。ノーベント。
コットンのクラブストライプ。
袖は筒、ライトブラウンのヴィンテージ釦、背と袖裏はコットン地のボルドー。

FRANK LEDERの作るジャケットの中では着丈が長く、身幅も若干細いモデル。

袖は昨日紹介した2つ釦のジャケットより長いですが、切羽もない筒の仕様なので詰めやすいと思います。

織りを利用した変型クラブストライプとはいえ、スクールっぽさは出るのであまり真面目に合わせ過ぎない方がしっくり来るはず。

個人的には極端に股上の深いパンツと合わせたくなるジャケット。





清涼感のある色の洋服にも。
モノトーンの組み合わせにも。

色気のあるジャケット。

スウェット合わせたいけど、アメリカ物だと強すぎるしなあ。
なんて考えながら、売り場を見渡したらイタリア製の変なチャンピオンがあったので合わせてみました。

FRANK LEDERにチャンピオンを合わせてしっくり感じる自分にびっくりです。
欲しくなったので買いました。

ボタンの留め位置で印象が変わるので、その日の洋服のバランスに合わせて遊んでみてください。



” FRANK LEDER “
– STRIPE COTTON 3B JACKET – ¥88,000+TAX-





不良の洋服ですね〜。

FRANK LEDERの作るものには、男性的な印象の裏側にちょっとした色気が見え隠れするのです。





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冬の宿題





と、いう訳でFRANK LEDER。
今期オーダーしたジャケットは2型。




ノッチドラペル/シングルの2つ釦。
セミフラントのフラップポケット、センターベント。
ジャリっとした質感のコットンのバスケットウィーブ。
ブルーがかったグレー。ブラウンのビンテージ釦。


FRANK LEDERの作るジャケットの中では、着丈が短く身幅のゆったりとしたモデル。

袖つけを前に振っているので最初は窮屈に感じるかもしれませんが、これはFRANK LEDERのジャケットの特徴の一つ。
肩周りの動きがスムーズに、背中が大きく見えます。

最近は日本人の体型に少しずつ合わせて来ているのか。
それとも僕らのサイズ感の定義が変わったのかはわかりませんが、若干ジャケットのサイズ感がコンパクトになったような気がします。

袖の長さは健在。
ドイツ人、大きいですもんね〜。
諦めきれない方はお直しも出来ます。

ですが、袖口に指先が隠れてしまう方以外は一度この袖の長さと向き合ってみても良いんじゃないかなあ、なんて思ったりします。

着こむ内に脇下や肘の部分に生地が寄ってくるせいか、袖の長いバランスに慣れてくるのか。
次第に気にならなくなります。

色々と試行錯誤して遠回りした後、自分は自分以外の何者にもなれない、という気付きの先にある面白さを感じる洋服。




” FRANK LEDER “
– LIGHT GREY COTTON 2B JACKET – ¥88,000+TAX-



このジャケットを「かっこいいな。」と思って手にとった方には「着たいように着ちゃいましょう。」と伝えたいな、と思いながらオーダーしました。

FRANK LEDERらしい生地のチョイスだけど、そんなに重々しくもない。
春夏に着るジャケットとして軽快な色味だけど、そんなに爽やかすぎもしない。
真面目に着るバランスか、というとそうでもない。
かといって崩してなんとでも合わせられるバランスか、という訳では絶対にない。




色々と遊びながら、自分に似合うバランスを探していけるような洋服。

まずは自分がかっこいいなあ、と思うように楽しんでみてはいかがでしょうか。





イギリスの格式高さも、イタリアの軽快さも、ラテンの華やかさも、アメリカの豪快さもない。
ドイツ人の庶民的な土臭さの残るジャケット。

だからこそ、僕は親しみやすさを感じてしまうのかもしれません。



同素材で組下のイージーパンツも用意しています。
このパンツの紹介は後日改めて。






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