2021/06






膝幅22〜24cm、裾幅24〜26.5cm。
膝から緩やかに拡がるセミフレア。
華奢な足元と共にふわふわと揺れる裾がなんとも涼しげなSADEのトラウザーズ:PT05。





リピートしてオーダーしていた分が先日届いた。
お店で欲しいものは大体買えない、本当に頭から離れない場合は他所で買おうとするアホな僕らだけど、このパンツは追加でオーダーしてお店に並べることにした。

SADE取扱店が極端に少ないことが一番の要因だけど。
取扱店が少ないからこそ、MANHOLEのような弱小店舗がこういうビジネスセンスのかけらもないブランドと共に、少しずつ少しずつ輪を拡げていくことが出来るのはとても楽しいことだ。

 




玉虫色に光るウールレーヨンの生地。
色はブラウンとベージュ(というよりもカーキ)の2色。
サイズは1/2/3の3サイズ。

シルエットどうこうはおいておいて。
僕がこのパンツで一番気に入っている点は、5ポケット型のカジュアルパンツなのにクラシックなトラウザーズの作りをしていることだ。

ウェストにゴムか紐を入れればいいと思っている昨今のカジュアルスラックス市場とは全然違うベクトルに向けて作られた洋服。
スラックスを穿き慣れた方こそ、楽しんでもらえるバランスだと思う。



” SADE “
– PT05 – ¥53,900-(tax included)





「リファレンスがなになにで〜。」とか「なになにの生地で作られていて〜。」なんていう情報以上に、(時に)どうでもいい「〜校出身」や「〜でパタンナーをやっていて」や「〜のお店で取り扱っていて」という、目の前の物が置き去りにされた「おまけの情報」を謳い文句に洋服を紹介しているのをよく目にする一方で。

「いや、あなたはどこの誰ですか?」と誰もが感じる程、自分の情報を表に出さないSADEの影山さん。

彼の作る洋服が、色々な人に気に入ってもらえることが僕は嬉しい。






河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892





僕らは手ぶらが好きだ。
手ぶらで歩くための努力を無意識にしている。

お客さんからの「なんかオススメの鞄ありますか?」という質問に僕は「無いです。」と答え、中台は「俺が鞄持ってるところ見たことある?」と答えている。

手ぶらが好きと言っても、鞄が嫌いな訳では無い。
用途が全くわからない、何が入るのかわからない鞄を見ると無性に気になる。
他人が持っている鞄はよく見える。
それが背景や場面とマッチする、あるいは極端に馴染まない場合は余計によく見える。
きっと、鞄が嫌いというよりも荷物を自分で持ち歩くのがたまらなく嫌いなんだと思う。
どこかに入る時に荷物があると単純に邪魔だ。
どこかのどこかに荷物を置いたとしても、常に頭の片隅に自分が持っていた荷物がある。
買い付けをしているときはどんどん増えていく荷物が楽しくてしょうがないけどそれはアドレナリンが出ているせいだ。
ある瞬間を境に荷物や鞄など自分が抱えているもの全てが嫌いになる。

荷物を持ち歩きたく無い人間が鞄を持つ理由は、単純に「荷物を持ち歩く為」だ。
そこに少しでも楽しさを見出したい。
だから、僕らが仕入れる鞄はどうしても先日発売したLYNCHや去年発売したNIPPONJACKのように「持っていて、使っていて楽しそう。」というある種のインパクトや、LOWEのような鞄を大切に使うことの出来る人への憧れが、きっと必要なんだと思う。
それが結果的に使いやすいのか使いやすくないのか、生きやすいのか生きやすくないのかは別として。





bagjackのBike Carrier XS。
その名の通り、輪行袋がデザインソース。

折りたたんだ状態だと携帯/財布などの小物を収納するためのポケットが二つついたショルダーポーチ。
拡げた状態だとトートバッグになる。

「お、仕入れ行く時いいじゃん〜。」と、感じたので仕入れることにした。
その時には気付かなかったけど、お店に納品されて使ってみたら鞄としてもちゃんとかっこいいことに気付いて嬉しい気持ちになる。

このバッグに対して僕が一番気に入っている点は、ショルダーポーチ→トートバッグ、トートバッグ→ショルダーポーチと形状を変える際の動作が全く面倒じゃないことだ。
ジップを開ければ勝手にトートバッグになり、適当に折り畳んでジップを閉めればショルダーポーチになる。





昨日のBlogをご覧になった方ならばわかるであろう。
Bike Carrier XSの「XS」は、輪行袋を基準とした「XS」。
物はかなり入る。

意外と大きいBLESSのクッション
意外と嵩張る二度塗りふがし
意外と嵩張るトムヤムクンヌードル
意外と嵩張るSIX PADの棒(お客さんからお勧めされて買ってみた)を入れても尚、鞄としての形は崩れない。

持ち運びがスマートな高級エコバッグといえばそれまでなんだけど、このバッグにはbagjackの誇る機能がしっかりと詰まっている。





使うたびに「よく考えられてるな〜。」と思うショルダーストラップ。
ついてると嬉しい開口部のジップ、指馴染みの良いジップトップ。
持ち手を束ねるスナップがついてるのもいい。
ミニショルダー形状時のポケットは、トートバッグ形状時は底に来るので今は行きづらい海外旅行の際、セキュリティが必要な小物をここに入れてもいいかもしれない。





肩掛けの出来る長さの持ち手/取り外しが可能なショルダーストラップの2way。
加えて、サイドにつけられた容量調節用のテープアジャスターバックルを用いて斜めがけすることも可能。
この容量調整用のテープアジャスターバックルは、元々左右対称につけられていたんだけど、左右非対称につけてもらいました。

「ショルダーストラップを家に忘れた時とかいいじゃ〜ん。」と思ったので代理店側にアイデアを出したら採用されたんだけど、よくよく考えるとこのバッグを持ち歩く際にショルダーストラップを家に忘れることは、よっぽどじゃ無い限り無いですね。僕はありそうだけど。
無駄アイデアでしたが元々の用途/値段には影響していないのでまあいいか。
良さを感じる方は是非使ってみて欲しい。




” bagjack “
– Bike Carrier XS –
¥58,080- (tax included)






さて、「手ぶらが好き。」とか言っている僕らだけど、出かけると必ず買い物をする。
そして、結局家に帰る時は荷物を持っている。

僕は最近太ってきたせいかパンツの後ろポケットに財布を入れることが物理的に難しくなってきた、ポケットのついてないパンツを穿くことも多い。その為、大体財布を片手に抱えて移動している。
もはや手ぶらではない、ただの鞄を持っていない人である。
その事実に改めて気付き、「俺ってバカだなあ。」としみじみと思う時、僕は新しい鞄が欲しくなる。





MANHOLE official instagram



河上 尚哉

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東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892





ベルトはその日家を出るとき「なんか嫌だな。」と思わなければなんでも良いと思っている。
と言っても、この「なんか嫌だな。」という気持ちは一日中付きまとう。
そういう意味でベルトはなんでもよくは絶対にないんだろう。



” NICHOLAS DALEY “
– JUTE BELT – ¥17,600-(tax included)




MANHOLEに並ぶ靴は変な革の物もある。
NICHOLAS DALEYのJUTE BELTを取り扱っているのは「なんか良いじゃん。」という理由の他に、「異素材が故に合わせる靴を選ばない。」という理由もある。
あとは、必要以上に安そうにも、高そうにも見えないから。

MANHOLEのお客さんにはある程度行き渡ったのか。
今回仕入れたものは全く売れていない。
来年の春から変な色の靴にも手を出そうとしている僕は、まだこのベルトに可能性を感じている。





この、合ってても合ってなくてもいい感じ、良いと思うんですけどね。



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河上 尚哉

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MANHOLEがテナントとして入っているセントラル青山。
1970年に建てられた築51年の古い雑居ビルだ。
(この写真は2019年5月に入居した際に撮影したもの、今はMANHOLEの目の前にダイチャリの駐輪場が設置されている。)

好きで古い物件を借りているので、ある程度の不便さは覚悟していたけど。
この写真を見るだけでも水漏れポイントが3つある。





右下の植え込み、看板下の隙間、壁に空いた大穴。

雨が降ってくると、こういった場所に水が入り込み、躯体に染み込んでくるらしい。
それが濾過されて、MANHOLEに訪れる。
一昨年の台風の時は右下の植え込みから入って来た水がMANHOLEの店内に水たまりを作っていた。
ちょうど中台がタイに行っていたタイミング。
あの朝の驚きを中台に共有できなかった事は残念で仕方がない。

右下の植え込みはその浸水を防ぐ工事をする際に撤去された。
店内から見える緑の葉を僕は気に入っていたので、大雨の際にMANHOLEの店内に水たまりが生まれることさえ僕らが受け入れることが出来れば、この植え込みが撤去される事は無かったのかもしれないと思うと少し寂しい。

看板下の隙間は、上にテナントとして入っているレストランも困っていたようなので、今は修復済み。
壁に空いた大穴も鉄板とシリコンで塞がれた。
管理会社の人も水漏れの原因を一つずつしっかり潰していってくれているので、外的要因はかなり絞られてきていると思いたい。





さて、店内に入ってみよう。
左手にすぐ、水漏れが起こった場所がある。

ここを開くと水道メーターがあるので、たまに管理会社の人が覗きにくる。
僕らはここを開けるとゴキブリが飛び出て来そうで怖いので、自分たちで開けることはほとんどない。

ちなみに飲食店が立ち並ぶ南青山3丁目の外苑西通り沿いだが、セントラル青山は2階に事務所を構えるパワーストーン屋のオーナーさんが自腹で害虫駆除を定期的に行ってくれているので、ゴキブリを見ることはほとんどない。

この場所が水漏れを起こしたのは確か去年の3月。
2階の水漏れ工事を行った際に業者が配水管を傷つけてしまったようで、この扉を開けた光景はさながら滝だった。
豪快すぎて笑った。





そして入り口を抜けてすぐ。
ここは定期的に水が滴っている。
何故か長期間止まる時もある。
油断するとまた滴る。最近は結構暴れている気がする。

業者さんの一人は外壁の大穴と看板下の隙間から入ってくる雨水によるものだ、と判断したけど塞いでも水が落ちてくる。
業者さんの一人は2階のレストランのキッチンの流しから来る水だ、と判断したけど本当かどうか定かではない。
レストランの人たちは何故か責任を感じて定期的に謝ってくれる。
爽やかなイケメン揃いなのでイケメンが好きな人は特に行ってみるといいと思う。

配管に巻かれた鉄のワイヤーから出るサビ、コンクリートの成分を含んだ水なので、放置したら鍾乳石のように上からも下からも成長して一つの柱になるかもしれない。と思うと少し興味深い。
だけど入口が汚いのは嫌なので定期的に掃除している。
最近は心が折れそうになっている。





入り口を奥に進んだ壁際。
ここに水たまりが出来た
焦ってすぐに片付けてしまったんだけど、カメくらいは普通に飼えた気がする。
そういえば一昨年は店内に小さなヤモリがいたんだけど、最近はゴキブリが駆除されているせいか最近は全く見かけることがない。

水の通り道が出来てしまったようで、一度水たまりが出来たあとしばらくは定期的に水染みが出来ていたけど、外の植え込みが犠牲になったおかげで水が滲み出ることは無くなった。
今は安心して什器が置ける場所になって嬉しい。





更に店内を奥に進むと頭上に見えるのが、今年の3月に水漏れが起きた場所だ。

僕が休みの日に中台から電話がかかって来ることはほとんどない。
だけど、その日は中台から電話がかかってきた。
少し嫌な予感を覚えながら電話に出たら「河上、レジ上が潮吹いてる。」と言われた。

潮を吹き始めた段階で中台が大量のキッチンペーパーと雑巾で水をせき止めたら止まったらしい。
その後来た業者さんが「もし再発しても大丈夫なように。」と養生してくれたけど、彼は本当にこれを仕事として行っているのかどうか疑問、本当に再発しても大丈夫なのかも不明である。
まあいいけど。

幸い被害は無かった。
運が良いのか悪いのかは自分たちでもわからない。





そして、最後に古着コーナー右手入り口の鏡の裏。
思えばここがMANHOLEで起きた(認識した)一番最初の水漏れ。
2019年6月に左官工事した際に発見した、懐かしい。
原因は2階の空調室外機から滴り続けた水滴。
それがMANHOLEに滲み出てきたようだ。
すぐに管理会社が水滴の流れを変えてくれたので、ここから水が滲み出ることはそれ以降無くなった。





自慢じゃないけど、セントラル青山はすごく居心地の良い場所だ。
当初覚悟していた不便さは全く感じない。事務所として上に一部屋借りたい。
住人の方々はみんな優しい。
髭面のおじさん二人組がタバコをくわえながら行う「こんちわー。」という挨拶にも、にこやかに応えてくれる。
中台は住人の女性が引っ越す際にデンマーク製のソファを貰っていた。
その際に初めて上階に上がったけど、気持ちの良い景観だった。青山霊園があるおかげで高い建物が無い為、遠くまで見渡せる。

隣のたゔぇるなのマスターは会うたびに「今日もかっこいいっすね。」と言い続けた結果(本当にかっこいい)、たまにアイスコーヒーをご馳走してくれる。
従業員のゆかちゃんは70s〜80sの思い出を僕らに教えてくれる。
オーナーのママさんはレジェンドのオーラが出ている。
昔は井上陽水さんなどが出入りしていたらしい。看板/店内のイラストは古川タクさんが描いていることにこの前気付いた。

最近入った清掃の人は「え、そんなところまで丁寧に!」と感じるほど細かく掃除をしてくれる。これは当たり前のことでは、無い。

設置当初はひどく邪魔に感じたダイチャリも便利だ。
人気で大体止まっていない。
たまに中台や悠人が家に帰る際に使っている。
ダイチャリのカゴがゴミ箱になっているのを見たお客さんが「景観が乱れるっすね。」と言って回収してる姿を見た時は心が温かくなった。

何より一番驚いたのは、配送業者さんの質の高さだ。
佐川急便の人たちの仕事は丁寧で気が利いている。ヤマト運輸の人たちは当たり前のように気さくで良い。

気にいっているポイントが多すぎて、水漏れなんて些細なことのように感じてしまう。
管理会社も業者の引きが弱くて対応に手こずっているだけなのかもしれない。
昨日来た配管業者のおじさんは頼もしかった。
普段業者に厳しい中台でさえも「あいつならやってくれる。」と言っていた。
中台が一体何様なのかは知らないけれど、確かにやってくれると嬉しい。





さて、今回記憶を辿るためにwordpress上で「水漏れ」と検索したところ、何故かperiod featuresのシャツを紹介してる日は大体水漏れしていることに気付いた。なんでだろう。
と、同時にperiod featuresのシャツを1型紹介し忘れていることも思い出した。

シルクに手刺繍を施した迫力のあるシャツ。
来週紹介します。





シャツといえば。
一月に発売したcantateのコットンシルクのシャツ。
襟型とネック寸を変えたモデルを企画しています。
これも後日改めて紹介させてください。



先日から引っ張っておいて全く締まっていないのが気になりますが、今日は素直に諦めたいと思います。
なんでもその日の内にやり切らないとダメですね〜。


あ、ご入店の際はくれぐれも頭上にお気をつけください。
ご不便おかけして申し訳ございません。
来週の月曜日に施工が入るのできっと止まるはずです。

それではまた。




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河上 尚哉

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