毎年、正月が明けてから欲しくなるのがミドルゲージ〜ローゲージのクルーネックニット。
なんでだろう?と自分の中で色々と考えてみたところ、いくつかの答えに辿り着きました。
正月明けのボケた頭/緩んだ体、まともに洋服を着るのがしんどい。
あと、例年まともに寒さを感じることが出来るのは大晦日の夜くらいから。
ただ着るだけで暖かい洋服が、欲しくなる。
が、自分が欲しい時期に自分が欲しい物がパッと見つかるほど、世の中は自分にとって都合良く出来ているわけでは無いらしい。
と、いうわけで今年は僕の都合に合わせて作ってみました。
cantate、ウールカシミヤのクルーネックニット。
近所のコンビニから、表参道まで。
合わせる洋服、合わせる靴を変えて、いかがでしょうか。
と、当初「正月明けニット」として本当に正月から発売する予定だったのですが、今年は寒くなるのが早かった。
「30枚くらいあるから、大丈夫だろ。」と、お店に遊びに来てくれるお客様へ先にご案内していたところ、売り場に並ベていないのに、残り3枚になってました。
正月明けニットではなく、サイズの欠けたニット。
・・・自分の都合に合わせて作ったから、まあいいか。
44が2枚、46が1枚。
1月4日から店頭に並べます。
さて、今回企画したクルーネックニット、一部の仕様を除いてcantateのインラインのモデルと大枠は変わりません。
企画を進める過程で、僕はデザイナーの松島さんから「cantateのウールカシミアのクルーネックニット」について色々と教えてもらいました。
実際に着て、適当に扱ってみたところ、他との違いも体験することが出来た。
僕が感じたこのニットの良さは、文字に起こさず言葉にして、直接お客さんに伝えたいです。
僕にとってcantateとの物作りは、自分がわからない点や曖昧にしていた部分を洗い出して納得する時間。
かつて昔の上司に「お前はわからないことをわからないままにして気持ち悪くないの?」と、言われてハッとしたことを思い出しゾワゾワする、良い時間なんです。
「知らないからこそ出来ることもあるけど、知っているからこそ出来ることの方が多い。」
それを僕らが忘れない為の楔として、MANHOLEにはcantateが並んでいます。
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河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
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年末のご挨拶
昨日のサンダルと違い、工夫しても今は穿くことの出来ないSADEのトラウザーズ:PT10。
先日販売したモデルのグレーバージョンです。
真冬用に作ったチェック生地のモデルが想像以上に早く無くなった為、売り場に並べます。
値段は変わらず税込59400円。
「絶対に欲しくなるだろうから作っておこう。」と、思っていてもいつの間にか忘れているのがグレーのトラウザーズ。
その為、別注じゃなくてインラインで作ってくれているのが望ましいのですが、そんなのこっちの事情なので、僕が忘れないようにするのが一番良い。
今回は忘れる前に作っておきました。が、生地が寒々しい。
強撚した梳毛ウールを使った英国生地、カリカリしてます。
一応合物ですが、どう見ても涼しげ。冬の涼しさはそのまま寒さです。
暑がりな僕に向けて影山さんが選んでくれた生地。
僕も僕で生地を確認した際に「あー、僕暑がりなんで、これくらいでいいです!」なんて言っていた気がするなあ。
洋服になってみると、どう見ても寒々しい。
もう暑がりアピールはやめよう。
さて、今回のPT10。
納品時、生地を触った瞬間に「素直にウールフランネルでお願いすればよかったかな。。。」と、感じました。
来年以降、12月納期のパンツを企画する際は素直に冬用の生地で作ろうと思います。
受け取るタイミングって大事だな〜(良いはずのものも良く見えなくなる。)と、改めて考える一方で、受け取るタイミングだけが全てでも無い。
普通に寒々しく見える今、発売します。
今は穿けないけど、冬以外は穿くことが出来る。
ポジティブ。
あと、このパンツの魅力は生地ではない気がします。
1月4日から。
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年末のご挨拶
この写真は今年の3月頃に販売したF.LLI Giacometti、クロコダイルのダブルモンクストラップサンダル。
珍しくグレーのクロコダイルが使えた(しかもかっこいい)ので、その際はグレーのみピックアップ。したのですが途中で気付いた。
「珍しさに惹かれてグレーを選んだけど、普通に黒とか茶色も並べればよかったなあ。」なんて。
と、いうわけで黒(NERO)と茶色(GOLD)もオーダーしておきました。
このサンダルの甲革に用いられるクロコダイルは、常に用意できる物ではありません。
天然皮革、特にエキゾチックレザーは作るのも仕入れるのも買うのもなんでもかんでもタイミング次第。
タイミングが合う方、この外がめっちゃ寒い時期にいかがでしょうか。
気に入りさえすれば、どうにか工夫して履くことが出来る。
この時期/この寒さだからこそ、春夏秋より良く見える履き方が。
きっと、あるはずです。
さて、真冬のサンダル。
折角の冬なので、春や夏や秋では合わせることの出来ない物を合わせてみてください。
ウールのソックスでも、レザーのソックスでも、自分が寒くなければなんでもいいと思います。
「真冬にサンダルを履く」行為が面白いのではなく、真冬に「どう」サンダルを履くかが、面白い。
ちゃんと伝えていた鶴田さんと、何も伝えなかった中台。
2人ともよく似合っている。
この対照的な2人を見ていると。
何かを魅力的に感じるのに必要な要素は「何を身につけているか」なんて単純な話では無いのだなあ。と、改めて思う。
誰が/いつ/どこで/何を/どう、身に付けているか。
物に寄りすぎたり、人に寄りすぎたり、物語という名の妄想に寄りすぎたりしても多分、きっと違うんです。
ついつい忘れがちな何かを思い出させてくれる物の一つとして、MANHOLEが提案したい「真冬のサンダル」。
「どこでも/いつでも/なんでも/どうとでも」なんていうリアルさは。
物に頼るべき要素ではなく、自分自身で作り出していくものなのでは無いでしょうか。
※1月4日(火)から販売します。
※靴のサイズ展開、良くお問い合わせいただき嬉しいのですが、履いてみないとご案内出来ないのでお店までお越しください。
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
バタバタしていてスルーしていましたが、MANHOLEにスタッフが1人増えました。
悠人やよしろうや相川くんのような週一いるかいないかのアルバイト(彼らにも本業があるのですが、無理言って週一出てもらっている。)ではなく、普通に1人増えました。
そう、鶴田さんです。
MANHOLEオープン時、「お店が立ち行かなくなったら日銭にして。ならないだろうけど。」と、FRANK LEDERのコートをくれた鶴田さん。
鶴田さんが原宿から銀座へ異動したタイミングで「びっくりしてもらおう。」と大きな買い物する気満々で臨むも結局僕はソックスしか買えなかった思い出の、鶴田さん。
別日にタートルネックのニットを買いに行った際、色々と提案してくれた鶴田さん。
MANHOLEを誰かと形にするならば「一緒に仕事していて、僕に全く影響されない人がいいなあ。」と、考えた際に一番最初に頭に浮かんだ顔が、中台。
そして、次に浮かんだ顔が、鶴田さんでした。
今年の7月頃。鶴田さん行きつけの池袋の居酒屋にて、本気でお誘いしてから数ヶ月。
まさか本当に入社してくれるとは。。。
僕も中台も、そしてきっと鶴田さん自身も実感が湧かない数日を過ごしていますが、何はともあれMANHOLEにおじさんが1人増えました。
と、いうわけで今日はみんなで大掃除。
合同会社daf(よしろうと相川くんの会社)からはよしろうが代表して参加してくれました。
去年も思ったけど、何故よしろうは他人の会社の大掃除で僕ら以上に仕事してくれるんだろうか。
悠人は今年も変わらず僕らの仏頂面を打ち消す爽やかな笑顔です。
人増えたなあ。
不思議な感覚です。
このメンバーで働くことで、僕ら自身がどう変化していくのか。
楽しみです。
よく聞かれるけど店舗、増やすつもりは当面ありません。
とりあえず、MANHOLE。
とにかく今は、MANHOLE。
色々とキャパオーバーになるまで、この場所でやり切ってみたいと思います。
来年も当たり前のように良いことと、悪いことがあるだろうけど、僕らにはこのお店がある。
お客さんにとっても、そう感じられるような空間にしていきたい。
実感は無いけど、実際にそうだからきっとそう。
来年もお店を潰さない程度に、毎日楽しく頑張りたいと思います。
新年は1月4日(火)12時より営業を開始します。
今年は気合を入れて4人で臨んだところ、暇でした。
来年もきっと暇だろうなあ。
それでは皆さま、よいお年を。
と、締めるところですが、なんだか色々入荷したので年内のMANHOLE Blogはまだまだ続きます。
だって、年末、やることないんだもん。
多分、きっと、もしかすると、書く。
それではまた。
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今年もありがとうございました。
本年の営業終了。
どうせ暇だろうから締めのBlogでも書こうと思っていたのですが、思いのほか人気店だったらしく未だ盛り上がりを見せています。(現在、22時43分。)
と、いうわけで今日は諦めます。
それではまた。
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