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2021/12





毎年、正月が明けてから欲しくなるのがミドルゲージ〜ローゲージのクルーネックニット。
なんでだろう?と自分の中で色々と考えてみたところ、いくつかの答えに辿り着きました。

正月明けのボケた頭/緩んだ体、まともに洋服を着るのがしんどい。

あと、例年まともに寒さを感じることが出来るのは大晦日の夜くらいから。
ただ着るだけで暖かい洋服が、欲しくなる。



が、自分が欲しい時期に自分が欲しい物がパッと見つかるほど、世の中は自分にとって都合良く出来ているわけでは無いらしい。

と、いうわけで今年は僕の都合に合わせて作ってみました。

cantate、ウールカシミヤのクルーネックニット。
近所のコンビニから、表参道まで。
合わせる洋服、合わせる靴を変えて、いかがでしょうか。



と、当初「正月明けニット」として本当に正月から発売する予定だったのですが、今年は寒くなるのが早かった。

「30枚くらいあるから、大丈夫だろ。」と、お店に遊びに来てくれるお客様へ先にご案内していたところ、売り場に並ベていないのに、残り3枚になってました。
正月明けニットではなく、サイズの欠けたニット。
・・・自分の都合に合わせて作ったから、まあいいか。

44が2枚、46が1枚。
1月4日から店頭に並べます。


” cantate ” [MANHOLE EDITION]
– Crew Neck Sweater –

Color : Nice Brown
Size : 44/46/48(sold out)
Price : ¥96,800-(tax included)



さて、今回企画したクルーネックニット、一部の仕様を除いてcantateのインラインのモデルと大枠は変わりません。
企画を進める過程で、僕はデザイナーの松島さんから「cantateのウールカシミアのクルーネックニット」について色々と教えてもらいました。
実際に着て、適当に扱ってみたところ、他との違いも体験することが出来た。

僕が感じたこのニットの良さは、文字に起こさず言葉にして、直接お客さんに伝えたいです。



僕にとってcantateとの物作りは、自分がわからない点や曖昧にしていた部分を洗い出して納得する時間。
かつて昔の上司に「お前はわからないことをわからないままにして気持ち悪くないの?」と、言われてハッとしたことを思い出しゾワゾワする、良い時間なんです。


「知らないからこそ出来ることもあるけど、知っているからこそ出来ることの方が多い。」

それを僕らが忘れない為の楔として、MANHOLEにはcantateが並んでいます。




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河上 尚哉

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年末のご挨拶





昨日のサンダルと違い、工夫しても今は穿くことの出来ないSADEのトラウザーズ:PT10。
先日販売したモデルのグレーバージョンです。

真冬用に作ったチェック生地のモデルが想像以上に早く無くなった為、売り場に並べます。
値段は変わらず税込59400円。
「絶対に欲しくなるだろうから作っておこう。」と、思っていてもいつの間にか忘れているのがグレーのトラウザーズ。
その為、別注じゃなくてインラインで作ってくれているのが望ましいのですが、そんなのこっちの事情なので、僕が忘れないようにするのが一番良い。

今回は忘れる前に作っておきました。が、生地が寒々しい。




強撚した梳毛ウールを使った英国生地、カリカリしてます。
一応合物ですが、どう見ても涼しげ。冬の涼しさはそのまま寒さです。

暑がりな僕に向けて影山さんが選んでくれた生地。
僕も僕で生地を確認した際に「あー、僕暑がりなんで、これくらいでいいです!」なんて言っていた気がするなあ。
洋服になってみると、どう見ても寒々しい。
もう暑がりアピールはやめよう。




さて、今回のPT10。
納品時、生地を触った瞬間に「素直にウールフランネルでお願いすればよかったかな。。。」と、感じました。
来年以降、12月納期のパンツを企画する際は素直に冬用の生地で作ろうと思います。

受け取るタイミングって大事だな〜(良いはずのものも良く見えなくなる。)と、改めて考える一方で、受け取るタイミングだけが全てでも無い。



” SADE ” [MANHOLE EDITION]
– PT10 –

Color : Grey
Size : 0/1/2
Price : ¥59,400-(tax included)




普通に寒々しく見える今、発売します。
今は穿けないけど、冬以外は穿くことが出来る。
ポジティブ。
あと、このパンツの魅力は生地ではない気がします。


1月4日から。



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年末のご挨拶





この写真は今年の3月頃に販売したF.LLI Giacometti、クロコダイルのダブルモンクストラップサンダル。

珍しくグレーのクロコダイルが使えた(しかもかっこいい)ので、その際はグレーのみピックアップ。したのですが途中で気付いた。

「珍しさに惹かれてグレーを選んだけど、普通に黒とか茶色も並べればよかったなあ。」なんて。



と、いうわけで黒(NERO)と茶色(GOLD)もオーダーしておきました。
このサンダルの甲革に用いられるクロコダイルは、常に用意できる物ではありません。
天然皮革、特にエキゾチックレザーは作るのも仕入れるのも買うのもなんでもかんでもタイミング次第。

タイミングが合う方、この外がめっちゃ寒い時期にいかがでしょうか。

気に入りさえすれば、どうにか工夫して履くことが出来る。
この時期/この寒さだからこそ、春夏秋より良く見える履き方が。
きっと、あるはずです。



さて、真冬のサンダル。
折角の冬なので、春や夏や秋では合わせることの出来ない物を合わせてみてください。
ウールのソックスでも、レザーのソックスでも、自分が寒くなければなんでもいいと思います。

「真冬にサンダルを履く」行為が面白いのではなく、真冬に「どう」サンダルを履くかが、面白い。


「明日、茶色のクロコダイルのサンダルを履いてもらいます。」と、伝えておいた鶴田さん。


何も伝えなかった、中台。



ちゃんと伝えていた鶴田さんと、何も伝えなかった中台。
2人ともよく似合っている。

この対照的な2人を見ていると。
何かを魅力的に感じるのに必要な要素は「何を身につけているか」なんて単純な話では無いのだなあ。と、改めて思う。

誰が/いつ/どこで/何を/どう、身に付けているか。
物に寄りすぎたり、人に寄りすぎたり、物語という名の妄想に寄りすぎたりしても多分、きっと違うんです。


” F.LLI Giacometti “
FG332 [SANDALO] -Double Strap Sandal –
Coda Cocco Nero / Gold
¥190,300-(tax included)




ついつい忘れがちな何かを思い出させてくれる物の一つとして、MANHOLEが提案したい「真冬のサンダル」。

「どこでも/いつでも/なんでも/どうとでも」なんていうリアルさは。
物に頼るべき要素ではなく、自分自身で作り出していくものなのでは無いでしょうか。


※1月4日(火)から販売します。
※靴のサイズ展開、良くお問い合わせいただき嬉しいのですが、履いてみないとご案内出来ないのでお店までお越しください。



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年末のご挨拶



こんにちは。
MANHOLEの河上です。

バタバタしていてスルーしていましたが、MANHOLEにスタッフが1人増えました。
悠人やよしろうや相川くんのような週一いるかいないかのアルバイト(彼らにも本業があるのですが、無理言って週一出てもらっている。)ではなく、普通に1人増えました。





そう、鶴田さんです。

MANHOLEオープン時、「お店が立ち行かなくなったら日銭にして。ならないだろうけど。」と、FRANK LEDERのコートをくれた鶴田さん。
鶴田さんが原宿から銀座へ異動したタイミングで「びっくりしてもらおう。」と大きな買い物する気満々で臨むも結局僕はソックスしか買えなかった思い出の、鶴田さん。
別日にタートルネックのニットを買いに行った際、色々と提案してくれた鶴田さん。

MANHOLEを誰かと形にするならば「一緒に仕事していて、僕に全く影響されない人がいいなあ。」と、考えた際に一番最初に頭に浮かんだ顔が、中台。
そして、次に浮かんだ顔が、鶴田さんでした。

今年の7月頃。鶴田さん行きつけの池袋の居酒屋にて、本気でお誘いしてから数ヶ月。
まさか本当に入社してくれるとは。。。

僕も中台も、そしてきっと鶴田さん自身も実感が湧かない数日を過ごしていますが、何はともあれMANHOLEにおじさんが1人増えました。





と、いうわけで今日はみんなで大掃除。
合同会社daf(よしろうと相川くんの会社)からはよしろうが代表して参加してくれました。

去年も思ったけど、何故よしろうは他人の会社の大掃除で僕ら以上に仕事してくれるんだろうか。
悠人は今年も変わらず僕らの仏頂面を打ち消す爽やかな笑顔です。

人増えたなあ。
不思議な感覚です。
このメンバーで働くことで、僕ら自身がどう変化していくのか。
楽しみです。

よく聞かれるけど店舗、増やすつもりは当面ありません。
とりあえず、MANHOLE。
とにかく今は、MANHOLE。
色々とキャパオーバーになるまで、この場所でやり切ってみたいと思います。





来年も当たり前のように良いことと、悪いことがあるだろうけど、僕らにはこのお店がある。
お客さんにとっても、そう感じられるような空間にしていきたい。

実感は無いけど、実際にそうだからきっとそう。
来年もお店を潰さない程度に、毎日楽しく頑張りたいと思います。


新年は1月4日(火)12時より営業を開始します。
今年は気合を入れて4人で臨んだところ、暇でした。
来年もきっと暇だろうなあ。


それでは皆さま、よいお年を。
と、締めるところですが、なんだか色々入荷したので年内のMANHOLE Blogはまだまだ続きます。
だって、年末、やることないんだもん。





多分、きっと、もしかすると、書く。
それではまた。




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本年の営業終了。
どうせ暇だろうから締めのBlogでも書こうと思っていたのですが、思いのほか人気店だったらしく未だ盛り上がりを見せています。(現在、22時43分。)
と、いうわけで今日は諦めます。

それではまた。




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案の定、なんの反応もない赤い靴。
勧めても、そっぽを向かれる赤い靴。
どう見ても赤い、赤い靴。

象とか蛇とかワニはオッケーで、何故赤は駄目なんだろうか。
だけど、この反応の無さは想定の範囲内。大丈夫です。

興味持ってくださる方を地道に増やします。



さて、今回仕入れた赤い靴。
セメント式やインジェクション式のおもちゃみたいな赤い靴ではなく、本気で作ってる赤い靴。
おもちゃみたいな靴の安っぽいファニーな表情もたまには悪くありませんが、僕らはこういうイロモノこそ真面目に本気で提案したい。

甲革は仏:Dupuy社のボックスカーフ。
木型はスリッポン木型のRosso。
底付けはハンドソーングッドイヤーウェルテッド。





「赤い靴に合う格好はなんだろう?」なんて、考えて履く必要はありません。
赤い靴はどこまで行っても赤い靴。
黒靴や茶靴の代用には絶対にならないのです。

だからこそ「靴が赤いから何?」くらい、なんでもないような態度で履いていて欲しい。

僕らがお店を始めてから今まで。
お客さんに色々な洋服を渡し続けているのは、将来的に「どんなものでも、(外向きには)なんでもないような態度」で着てもらう為です。

質の良い物も、ノリだけの物も、質とノリの両方を併せ持つ物も、全部一緒。
自分の、あわよくば他の誰かの気分を良くする為に、そこにあります。



” F.LLI Giacometti “
FG562 – Rossa – [ Puy Rosso ]
¥107,800-(tax included)








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こんにちは。
MANHOLEの河上です。

ご案内が遅れました。
年内の営業は12月27日(日)20時まで。
年明けは1月4日(月)12時から営業致します。

12月28日〜1月3日の期間にオンラインストアでご注文頂いた商品は、1月4日以降順次発送致します。
何卒ご了承ください。

と言っても、去年同様滅多に注文が入らない。
その分、ご注文頂いた時はとても嬉しい、サプライズされた時に感じるような種類の嬉しさすら感じます。相変わらず、何を言っているんだろうか。

来年の抱負もオンラインストアを投げ出さないことです。
頑張ります。


それではまた。


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巻物は良い。
暑がりである自分の冬場唯一の弱点である、首周りや肩周り。
そういう、洋服だけだとカバーしきれない部分は巻物を適当に巻けば暖めることが出来るし、暑い時は巻物を外せばいい。

外した後の巻物の所在も、適当であればあるほどなんだか格好がいい気がする。
その「巻くだけ/羽織るだけでいい」という機能性と「巻くだけ/羽織るだけでいい」という自然な所作が好きでついつい買ってしまう、巻かないのに持ち歩いてしまう。

巻物の大きさは大きければ大きいほどいい。
大きければ大きいほど、なんだか便利な気がするし、なんだか格好がいい気がする。
実際は大きければ大きいほど邪魔だし側から見ていて格好良いかどうかは、知らない。
それでもいい。


ただ、巻き方は知らない。
色々あるのは知っているし、やれって言われたら出来るけれどそこにあまり興味がない。
複雑な巻き方、自然に出来るならいいと思うし憧れる。
だけど自分にそんな器用さは、ない。



NICENESSのガウンストール:JAKKO。
形も特徴的だけど、このストールは特に生地が変わっている。
今まで触ったことの無い独特なタッチ、妙な軽さがある。そして、見るからに高そう。

ここで、いつも通り商品説明に目を通してみよう。


モンゴル原産で希少種のホワイトカシミア糸(16,5μ)とスーパーファインウール(17.5μセミ梳毛タイプ)を掛け合わせオリジナル糸を製作。
通常の織物とは違い7ゲージで編んだニット地に強縮絨を加えさらに手作業でスプレーにて染色を施し少し汚れたような風合いに。
染色後にさらに縮絨を加えることで、ビンテージ物とは違う軽さの残る凹凸感と高級感を演出。

普段、こういう内容を見ても「へ〜。」としか思わないけれど、このストールに関してはスッと入ってくる。

どうりで触ったことの無い独特なタッチ、妙に軽さのある生地。
見るからに高そうな理由が納得出来る。




さて、NICENESSのJAKKO。
特徴的なのは生地だけではなく、形も変わっている。
2枚の生地を真ん中まで接いで、残りの半分は泳がせている。
ここまでだと既視感があるけど、その変わった形に変わった生地が乗る事で更に変わった物が生まれる。
大判ストールならではの「ドレープ」なんていうのは生まれず、羽織っても体の形に全く沿わない。
一度や二度試しただけでは使い方の想像が出来ないのも、JAKKOの特徴なのではないだろうか。



ただ、羽織っただけだとこんな感じ。




巻いてみると、こんな感じ。

そう、器用そうな見た目なのにすごく不器用なのがNICENESSのJAKKO。
実際に生活する上で使ってみて、良さを体験しなければ好きになれない物だと思う。
ただ、実際に生活する上で使ってみて、良さを体験出来たのであれば好きになれる物だとも思う。

ストールの半分は背中を覆うため、とにかく暖かい。
2つに分かれた生地をぐるぐる無造作に巻けば、とにかく暖かい。



(本当に寒い時)僕がお勧めしたいのは巻いた上からコートを羽織る使い方。
前述した通り、ストールの半分は背中を覆うため、とにかく暖かい。
2つに分かれた生地をぐるぐる無造作に巻けば、とにかく暖かい。
コートで風を止めてあげれば、大丈夫。




暑い時は、外して腕にかけてコートのポケットに手を突っ込んで、おしまい。




スリットを真横に持ってきて巻いてみても面白いかもしれない。
生地を半分に折り畳んで、首に単純にぐるぐる巻くだけでも面白いかもしれない。
寒い時は取り敢えず持って外に出て、適当に巻いてみるだけでも面白いかもしれない。



” NICENESS “
– JAKKO –
¥90,200-(tax included)


少なくとも、このストールの格好良さは巻き方うんぬんのみで表現できるものではきっと、無いと思う。


巻き方を知らない、使い方の想像が出来ない。
だからこそ、自分の使いやすいように使う。
それくらいが面白い、そんなストール。




※年内の営業は12月27日(月)まで。
12月28日(火)〜1月3日(月)はお休みをいただきます。


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こんにちは、僕ですの鶴田です。

今年はなんだか、冬の訪れが早い。この前なんて、朝起きたら霰(あられ)が降っていた。一日の始まりからモチベーションがダダ下がり。そう、僕ですの鶴田は寒がり。暑がりの河上がいる夏のMANHOLE店内は冷房18℃の極寒地帯なので、そのころにはこの会社を辞めてるかもしれない。彼のタンクトップ着用時体感温度は、僕のジャケット着用時体感温度をヨユーで超えてくる予感がしているから。



寒がりの僕は、店内であったかそうなベストを見つけた。
ベースはALPHA社の民生用MA-1。ゴールド、ってところもたまらない。袖を断ち切りベストにして、ライニングにはふわふわのフォックスファーをあしらっている。



裏返すと、こんな感じ。どちらが表なのかはその人次第だけれど、暖かいのは間違いなくファーを内側にして着る方。でも、せっかくなので狐を陽の目にさらしたい。



出勤時の身なりにそのまま羽織ってみたら、こんな感じ。「コーディネートとして合ってるとか合ってないとか」そんな気忙しさをヨユーで超えてくる何かが、即座に出来上がった。



ツイードと狐だから「ハンティング?」とか理屈上では合っているんだろうけど、それはヘリクツでしかないし、そんなことを想像しながら他人のコーディネートを見ている人はどこにも存在しない。



テーラードジャケットの上にフライトジャケットを羽織るのは(裾リブのテンションがいい意味でシルエットを崩してくれるから)昔から好きだ。そこに加えて狐の存在感。ファンタジー。

おじさんがジャケットの上から羽織っても良いわけなので、若い女性が素直に羽織っても勿論良い。



ほら。



ね。



女の子がハイゲージニットの上にさらりと羽織るとボリュームのメリハリがついていいよね、みたいなロジックをヨユーで超えてくる。ファッションなんて、ぱっと見が8割。「一口食べてまずい料理でも、我慢して食べ続けているとだんだん美味くなる」なんてことがほとんどないのと同じように。

逆に、ぱっと見でカッコよかったものは、よくよく見るうちに更にカッコよくなることが結構ある。第一印象の「カッコいい」が既に興味を引いているいる時点で、8割方勝負は決まっているからだ。反対に幻滅することがあり得ないわけではないけれど、それは第一印象を見極める自分の目がまだ未熟だっただけのこと。たぶん、最初から大してカッコよくなかったんだよ、それ。っていう。



まぁ、でもこの狐の場合、最初からカッコよかったんだろうな。そうでなきゃ、こんな笑顔にはなれない。おじさんの笑顔と違ってカラッとしてますねぇ。この表情だったら、膝小僧の寒さもヨユーで超えてくる。

そうそう、河上はこの狐を見ながら「ギャルよ、来い」と繰り返し呟いている。女の子に買ってほしいらしい。寒がりの僕は「春よ、来い」と繰り返し呟いている。しかし、春を待つ寒がりの僕でも狐面を表にして着たいくらい、このベストは冬をヨユーで超えてくる。


BLESS
– Richboypoorboy Vest –
¥354,200- (tax included)



なんだかんだ言って、冬のほうが洋服を着ることを純粋に楽しめるから。

ファッションは、僕らが思っているよりもずっと多くの色んなものを、ヨユーで超えてくる。





鶴田 啓

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[ USED ] Levi’s Red
– DRAPING FLAIR DENIM PANTS –






























ACRONYM®️
– J1W-GTPL –
¥308,000- (tax included)


























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