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2024/07



ちょっと前にも「肩」の話をしましたが、今日も「肩」の話をします。

「肩」の話をするということは「肩以外」の話をすることにもなるんですけど、どうぞお付き合いくださいませ。こんにちは、鶴田です。

前回の「肩」は「本気のパワーショルダー」って話でした。今回の「肩」は何ショルダーと呼べばいいんでしょうか?どれどれ、どちらの肩のことを言っているの、あなた、さっきから?



ドシン。この肩です。



どんな感じ?このお方。



このお方の、お肩。

「御肩」、おんかた、って尊敬の接頭語を乗せてもいいくらい、ツンツン尖った、高貴な御肩。



先日書いたrenomaの「パワーショルダー」は、その名のとおり「幅広で」「厚みがあって」「力強い」そんな肩。しかし、この御肩は「コンケーブショルダー」とも「パゴダショルダー」ともひと味違う、お顔立ち。そもそも「コンケーブ」「パゴダ」のお二方は、襟元から肩先にかけて窪むように湾曲・カーブしたショルダーライン、いわばトミー・ナッターとか、アレキサンダー・マックイーンとか、ピエール・カルダンにあるような、方々。

じゃあ、一体どなたなんですかね?それらの方々とも異なる顔をしたこの御肩は?

肩自体もそうなんだけど、このジャケットの独自性は肩とボディのマッチングにある。



前身ダーツは無し、シェイプのないバックスタイルは少し泳ぐような感じ。テーラードジャケットというよりはミリタリー由来のコートみたいなボディに、立体的すぎるくらい立体的な御肩が鎮座している。ツンツンに尖った顔をして。



スクエア気味のフロントカットはボタンレス、裾は少しだけ左右にカッタウェイしている。なぜ、このボディにこのショルダーがセットされている?うーん…独自性。いや、ここでデザイナーの意図や思考回路を想像することには意味がないので、すぐにやめますが。

とりあえず、資料ベースを含めて、ほとんど見たことのないような形状の御肩が、いま、僕らの目の前にいらっしゃるという事実。初対面の緊張感は多少あれど、ツンツンな人ほど打ち解けてしまえば仲の良い友達になることも。



表面上で敬語を使って、他人行儀に敬えば敬うほど距離が縮まらない関係性、なんてのはよくある話。ここはひとつ、僕らの方から積極的に声をかけてみる方が得策。だって、この機会を逃すと、これほどツンツンした人とお近づきになるチャンスは金輪際ないわけです。名前も何も知らないけど、この御肩、別にいいじゃないですか。気軽に声をかけてみれば。



そういえば、ツンデレって言葉は「特定の人間関係において敵対的な態度と過度に好意的な態度の二つの性質を持つ様子、またはそうした人物を指す」ようで。こうなるともはや、しっかりと仲良くなって確かめてみたいですよね。この御肩がデレデレと自分に懐いてくれる姿を。

“ CLASS ” – CCEA10UNI A –
¥157,300- (tax included)



実際に近くで見ると、肩山のおかしな位置でいびつに角ばったプレス跡が残っていたりして、まるで職人が袖のいせ込みを途中であきらめて投げ出したかのような「不完全の美」にさえ思えてきます。



バサッと羽織っても、ツンと尖っている。
ツンと尖っているけど、ラフに羽織ることができる。



港区・青山にあるMANHOLE。以前から知っているけれど、なんとなく入りづらい感じがして未だに行けてない。なんて。

MANHOLEは決してツンデレで売っているお店ではないけれど、たま~に聞こえてくるそんな声。でもね、実際に着てみて、触ってみてください。肩がツンツンしているなんて、実は大したことじゃないんですよ。この御肩、想像よりもずっとチャーミングな表情を見せてくれます。何事も、遠くから眺めるだけでは分からないことが沢山あるもんです。

CLASSとMANHOLEに共通して言えること。それは先入観を取り払って洋服を楽しむ、ということ。たまにはデレデレさせてくださいよ。







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鶴田 啓

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みなさん、こんにちは。
本日は、CLASS、CCEA18UNI Aです。

この間紹介されていた半袖の、長袖ヴァージョンです。
フェイクレイヤードの、カットソー。100% COTTON。

レイヤー[ド](layer[ed])とは、重なって、層を成すこと。
洋服に使われるときは、「重ね着」という意味で使われていると思います。まあ、つまるところ、大したことではないのです。
タンクトップ一丁!とか、素肌にTシャツ一枚!とかは、もちろんノンレイヤードですが、それ以外は言ってしまえば全部レイヤード。
が、流石にパンツ履いてズボン履いて、「レイヤードです」と言われましても‥という感じですよね。(最近はパンツが最下層じゃないパターンもたまに見かけますがね)
とどのつまり、わざわざ「レイヤード」と呼ばれるのは、ある程度楽しいもの、ということなのではないでしょうか。

「これさ、レイヤードしたら見えんじゃん。」「たしかに」
「レイヤードできそやない?」「ほんまや、ええやん」

たまに聞こえてくる、楽しげな会話。

これとこれを重ねて着たら、かわいい気がする!醍醐味。
ただただ重ね着すりゃかわいいってモンでは無いと思いますが、楽しみのひとつであることは間違いありません。

喋りすぎましたね。フェイクな会話、飽きましたか?

「ケッ!何がレイヤードや!そんなもんするときゃ勝手にするし、しないときゃーしないわ!」
ごもっとも。そして大いに結構です。

なにせ今日は関係ありません。「フェイク」ですから。



フェイクレイヤード。
袖、首、レイヤードしているように「見える」。
言ってしまえば、「レイヤードしていない」ということですね。

だからもう「レイヤード」という言葉はあまり意味を持ちません。
これはきっと「フェイク」だからこそ、くすぐられるものがあるんです。
その証拠に、ぼくはコレを見て「かわいい、好きだな」と思いましたが、コンパクトなロンTを探して、コンパクトな半袖を探して、重ねようとは思いませんでした。今書いていてゾッとしたほどです。

フェイクレイヤードというのが便宜上いいのでしょうが、これはもはやレイヤードのフェイクではありません。
本物の一枚です。魅力的。

微かな違和感、かわいい

「本物の一枚」とはよく言ったものですね、自分で書いておいて笑けてきましたが、
本心です。

シンプル。
だけどカモパン穿いて白T着ただけには「見えない」。

ふつうのインナーです
くらいにシレっとするのも良いでしょう


お次は、黒。
ハリのあるコットンの光沢がいいですね。この雰囲気は、新品のTシャツを買うことの魅力を物語っています。逆も然り。
普段、意識して真っ黒になることってほぼ無いような気がするのですが、たまにはいいですよね。
単純にスッキリして気持ちがいいですし、加えて、形が強調されます。

シルエット、というやつです。

ツンと短い袖から、スリムな長い袖。
ギリスポーティじゃないでしょ、という雰囲気が素敵です。
やっぱり、身体とは密着していない、この服独特の形があるからだと思います。

袖なし、袖、袖
三層と見せかけ二層構造。遊べますね。



「見える」とか「見えない」とか、ゴニョゴニョして来ましたが、
基本的には、見たまんま。そしてもちろん、着たまんまです。

見た目はなんだか不思議だけど、着ると一枚のロンT。楽だなあ。
そんなところに魅力を感じたのであれば、きっと皆さんの気に入る洋服だと思います。

” CLASS ” – CCEA18UNI A –
Color:WHITE/BLACK Size:1/2/3
¥36,300- (tax included)


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吉田 悠人

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“F.LLI Giacometti” -FG501- [ Oxford shoes ]
Forma:Verde,Goodyear,Superbuck
¥110,000-(tax included)


英国のクラシックシューズを模した木型:Verde。
半カラス、爪付きのヒドゥンチャネルのレザーソール。
内羽根のオックスフォードシューズ。

と、格式高そうな仕様ですが、鳩目付きの黒スエードです。
定期的にMANHOLEに並ぶ靴、なので値上がり前に再オーダーです。
コーディネートは素材合わせ。光らない黒靴を洋服との組み合わせで光らせてあげてください。
この靴を作った時に自分の中で腑に落ちた部分があるのですが、東京はシティでもカントリーでもありません。格式気にせず気軽にどうぞ。


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河上 尚哉

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梱包用ビニールに包まれたままのボアのブルゾンを見た中台の「真夏に見る冬物って不思議とよく見えるよなあ」という一言。
「確かにな〜」と思ったので、とりあえず届いているもの全部並べてみました。
CLASSの秋冬コレクションです。一つ一つ紹介するのはまたの機会に。

今日は僕も中台も暑い中ほとんど外に出ていたのですが、帰り道はそんなに悪い気持ちじゃなかったです。
暑くても寒くても、なんかワクワク出来るものが見つかれば大丈夫なんだな〜って思いました。
とはいえ暑くて体はフラフラするので、もう帰ります。それではまた。


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現実と幻想



今日出勤した中台。
timberlandのロンTにKIKWEARの化繊のバギーカーゴ。にオペラパンプス。
動きやすい洋服にフォーマルシューズ。
文字だけ見ると全然合わなそうだけど、実際に合わせてみると収まりは良い。
距離が遠ければ遠いほど、実際に合わせてみると合わなすぎて合ってしまったりするのは時代が進んでジーンズが化繊のパンツに変わっただけで、例えるならば1960年代にrenomaが提案していた「ドレスアイテムにジーンズを合わせる」というものに近い感覚でしょうか。

さて、今は2024年。1960年代よりも時間も経っているし物も増えています。
色んな壁がとっぱらわれた上に物が増えすぎて実際に交わることが出来るけど、交わる機会がないものも多い。だからこそ、やれることは多い。
例えば、MANHOLEとBOURRIENNE PARIS Xのフリルシャツ。

“ Bourrienne Paris X ”- GODARD BOUDOIR –
Color:WHITE/BLACK Size:36/40
¥79,200- (tax included)


「なんか楽しいことないかな」という現実に「なんか」なんて幻想はなかなか訪れませんが、幸いなことに「なんか」の一つはここにあります。まずは来たまま着たまま着てみてください。

MANHOLEにとって、BOURRIENNE PARIS Xのフリルシャツはファンタジー。
現実から切り離された幻想ではなく、リアリティを持って楽しむことの出来るファンタジーです。


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