こんにちは。
MANHOLEの河上です。
セミが鳴き始めました。
五月蝿い。
小さい頃は虫が好きで、ある程度どんな虫でも触れました。
ある年齢を境に、触れる虫の種類が少なくなった気がする。
なんでなんですかね。カマキリとかトノサマバッタとかアブラゼミとか、よく見ると結構グロいことに気付いてしまったんでしょうか。
今住んでるところは比較的木が多い場所なので、歩いているとたまに樹液の匂いがします。
カブトムシは自宅で簡単に養殖できることに気付いてから、あまり魅力を感じなくなりました。
あと一夏で死んじゃう。儚い。
ノコギリクワガタはフォルムはかっこいいんだけど、カブトムシ同様大体一夏で死んじゃうから悲しい。
ミヤマクワガタも一緒。
オオクワガタはかっこいい基準の要素が多すぎてしんどい。
ヒラタクワガタは小さくてもかっこいい。一番好き。
コクワガタはオオクワガタと交配が出来る、と聞いてから変な可能性を感じてしまう。
夏ですねえ。
今日紹介するのはNICENESSのWALTZ。
ビーチクロスの原点:ブラウンズビーチジャケット社のベストリファレンス。
2019A/Wにリリースされたモデル。
NICENESSの事務所に在庫があったのでMANHOLEで引き取りました。
色はBLACKとGREYの2色。
両面接結の2WAYストレッチウールの生地端を毛抜き合わせ。
このベストはその毛抜き合わせをしている部分がとても多いので、それが価格にも影響しています。
いや、価格はどうでもいいや。
大事なのは、手がかかった分がちゃんと面に出てくれていること。
ベースのモデルの存在を一ミリも感じさせない、NICENESS流のビーチベスト。
適当な格好に適当に合わせるくらいが良い。
NICENESSを試着する中台を見ていると、そう感じるタイミングが多い。
同生地のPUAF。
カットソー一枚、シャツ一枚、スウェット一枚で合わせるくらいで「なんか十分だな。」と、感じさせるトラウザース。
この前のBlogではさらっとした紹介しかしていなかったので、今日改めてじっくり書こうかな〜、と思っていたのですが…。
撮影している内に「穿けばわかってもらえるだろう。」と思ってしまいました。
言葉が出てこない。
NICENESSの洋服は大体そんな感じ。
頑張って言語化しようと思えば出来るんだけど、何故か言葉にすればするほど野暮になってしまう気がする。
MANHOLE official instagram
河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
シルクっていいですねえ
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
最近は古着のシルクワッフルをよく着ています。
Tシャツより涼しい。不思議と風を通して気持ち良い。
普通に洗ってる。
ジャケットのインナーに用いてもそんなに嫌じゃない。
洗って色褪せていくのは個人的にあまり気にならないので、そういう意味でも僕にとってはちょうど良い洋服なのかもしれません。
シルクって良い素材ですね〜。
来年の夏向けに何か企画したいなあ。。
MANHOLEで扱っている洋服の中で、「シルク」と言えばNICENESS。
このブランドは「シルク」という素材の新しいキャラクターを、僕らにわかりやすく見せてくれるような気がしています。
今日紹介するシャツはコットンシルク。
2018S/Sシーズンのもの。
NICENESSの事務所に在庫があったので、MANHOLEで引き取りました。
伝統的なブリティッシュチェックに、アメリカ感のあるN.Yカラーを落とし込んだNICENESSオリジナルのチェック生地。
コットンネルの起毛感をシルクネップで表現。
シルクという素材のキャラクター、コットンという素材のキャラクター、両方の良さを感じるコットンシルク。
ヨーク裏には細番手で織り上げたシルクグログランを使用。
生地の雰囲気や、綺麗な色もそうなんですが、個人的には丸っこい襟や丸っこいポケットに魅力を感じます。
一見アメリカンな力強い洋服のように見えるのですが…。
柔らかな素材感、ふんわりとした着心地、丸っこいディテール。
どれもちょっとした違和感。
NICENESSらしい絶妙なズレを感じます。
アメリカのカバーオール、アメリカで買ってきた適当なジャージに合わせてもあまりアメリカらしさを感じないですね〜。
涼しいシルク、暖かいシルク、涼しくて暖かいシルク、涼しくも暖かくも無いシルク。
シルクも色々あるけど、割とどのシーズンに着ても良さを感じられる気がする。
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
MANHOLEを立ち上げるか立ち上げないかくらいのタイミングで耳にした「エモい」という言葉。
初めて耳にするけどなんとなくの意味はわかる。
言葉って不思議ですね。
本日紹介するのはCLASSのパンツ。
の前に少し余談。
これは5年くらい前のCLASSのパンツ。
確か航空機のパイロット用のツナギをパンツにしたモデルだったと思う。
当時働いていたお店で、SIZE:1を2本だけオーダーしていた。
入荷後しばらくしても誰も触りもしなかったので、試しに穿いてみたらめちゃくちゃよかった。
すぐに買った。
それを見た中台も買って、店頭分が無くなった。
今だったら絶対にやらない非生産的行為だけど、同じパンツを穿いても全然違う印象になって、お互いにそれを楽しんでいた気がする。
中台はどうやら数年前に手放したみたい。
僕はまだ持っている。ここにも性格の違いが出る。
たくさん着て、たくさん洗濯したせいか、多分元の寸法よりもかなり縮んでいる。
特に縦に短くなった。
腰回りがキツく感じるのは僕が太ったせいじゃなく、横にも縮んだんだと思いたい。
WALDESの無骨なファスナー、大きいウェスト、深い股上、ハチャメチャなヒップ寸。
毎シーズン、CLASSがリリースするミリタリーリファレンスのパンツを見ると、僕はこのM426Aを思い出す。
そして、当時は出来なかった「お客さんに着て楽しんでもらう。」という目的の為に、オーダーをするようにしている。
50年代のイギリス軍のオーバーパンツに、アメリカ軍のパラレスキューパンツに装着されているアイコニックなポケットのスペックをそのまま合体させたトラウザース。
素材は、ガスボイル糸をシルケット加工せずに高密度に織り上げた80/2二重織の生地を使用。
素材本来の風合いや表面感が特徴的。
大きなウェストをベルトで絞り上げて穿くパンツ。
サイズが1だろうが2だろうが3だろうがあまり関係なさそうなので、MANHOLEではSIZE:2のみオーダー。
特に穿き方に正解も無いので、好きなように穿いてください。
二人で適当に穿いてみた。
同じパンツだけど、印象は違う。
歳はとったけど、二人ともあまり変わらないみたい。
そして、穿いたらこのパンツが欲しくなっているのもお互い変わらないようです。
冒頭のパンツ:M426Aは、クローゼットの中で眠ることになりそうなのでバイトの悠人にあげることにした。
彼が好き勝手着てくれることで、僕らにとっては過去の思い出にしかならないこのパンツに新しい可能性を見つけることが出来たら僕は嬉しい。
ちなみに同型で別生地のWOOL / PAPER GABERDINEもオーダーしていたけど、このタイプは悠人の友達が買っていってくれた。
内覧会でバタバタしてる最中の一瞬の出来事。良い値段なのに…若い子のパワーはすごい。
この2人の関係性を見ていると、僕と中台の昔を見ているようで不思議とエモい気持ちになる。
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
昨日は一人で黙々と片付けをしていました。
ちょっと下げてた商品なども出しつつ、「ある程度形になったかな〜。」なんてタイミングで気付いた。
店頭に並べる靴が無くなりそう。
なんとな〜く、靴はお店の面だと思っている。
出来ればずっと何かしらは並んでいる状態が望ましい。
先日入荷したFG498も残りは一足のみ。
このサイズやその人のキャラクターにも合いそうなお客さんの顔を頭の中で探してみたら、結構思い浮かぶ。
しばらく店頭にあった象革のチャッカブーツも、ELIGHTの斉藤さんが最近買っていってくれた。
台に置くものが無かったので、ELIGHTの斉藤さんがオススメしてくれた「田中みな実の写真集」を代わりに置いてみたんだけど、なんか違う。ここには靴を置きたい。
次の入荷も1〜2ヶ月くらい先。
「どうしようかなあ。。。」なんて今日ふらふらとWHEELIEの秋山さんの事務所にお邪魔したら、ちょうど良さそうなのが見つかりました。
Marmolada定番のトレッキングシューズ。
このモデルはそれのローカット版。
甲革にはエレファントレザーを採用。
現在F.LLI Giacomettiで用いているのは艶の無いマットな表情の象革。
このモデルに用いられているのは艶と光沢感のある表情の象革。
別にどっちがどっち、という訳ではありませんが…。
手入れがいらない、悪天候に強い、軽くて丈夫なのに変わりはありません。
この革のノルベジェーゼ製法の靴を持っていると、雨の日でもあまり嫌な気持ちにならない。
ちょっと前に作ったものが裏から出てきたようなので、MANHOLEで引き取りました。
サイズもある程度幅があるので、気になる方にはご案内しやすい状況です。
象革特有の天然シボも、コンクリートクラックのような腑の表情もキラキラ光っている。
以前紹介した、このローファーや、このトレッキングの写真と比較すると違いがわかりやすいかもしれません。
このモデルはサンプルしか見たことが無かった。
改めてじっくりと製品を見てみると、付属がかっこいい。
革の表情や型自体の形や各ディテールがかっこいいのはもちろんだけど、こういう道具としての面の良さが出る部分がかっこいいのは気分が良い。
従来のトレッキングシューズと比較すると、靴紐をスニーカー感覚で結べるのもライトで良い。
トレッキングは足首で靴全体を前に持っていけるのですが、このモデルは短靴のようなフィッティング。
悪路に強いノルベジェーゼ製法の上、vibramを履かせているので履き馴染みは悪く感じると思いますが、一度ソールが返ってくれれば大丈夫。
特に合わせ方もどーも無いので、かっこいいと思うように合わせて欲しいです。
値段のハードルさえ越えてしまえば、これほど気軽に履ける本格靴は他に無いような気がする。
履いててかっこいい、眺めていてかっこいい、道具としての使用感もかっこいい。
靴ってやっぱり楽しいですねえ。
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河上 尚哉
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
7月23日から本日まで四日間開催した内覧会、無事に終了しました。
また、23日に公開したONLINE STORE。
まだまだ調整や改善が必要な部分はありますが、順調に稼働していて安心しました。
内覧会にお越しいただいた / ONLINE STOREをご利用いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
それにしてもONLINE STOREってすごい。
僕らがお店でお客さんと話している最中にも注文が入っている。
今までご不便をおかけしたことは申し訳なく思いますが、このタイミングで公開したからこそ、ONLINE STOREの利便性や遠方のお客様の存在を再認識できました。
見てくださる方と、僕らが飽きないように引き続き内容を詰めていきたいと思います。
楽しみですね。
7月23日から販売を開始した、cantateのジャージートラックパンツと、CLASSのテーラード:SOCKSは完売しました。
cantateのジャージはそんなに扱ったことの無い単価と数量。
CLASSのジャケットも決してわかりやすい洋服では無い。
正直発売する当日までビビっていたのですが、お客さんのすごさと僕らのこれからの可能性を感じることが出来た気がします。
僕らと取引先の方とお客さま。
これからもどこかが一方的に疲れすぎないように、新しいことに挑戦していきたい。
それにしても、今回cantateの松島さんと山栄毛織の山田さんと職人のみなさまに作ってもらった「コーウィー」の生地は本当に良い。
ジャージーなだけじゃなくてちゃんと品もある。
簡単な言葉だけど、穿いてて気分が上がります。
コストはかかるけど、可能性のある素材。
その内また何か作ろうかなあ。
ジャケット欲しかったなあ。
ジャケット欲しいなあ。。。
別注発売の告知準備、内覧会準備、ONLINE STOREの準備と、バタバタした2週間でした。
とても楽しかったです。
普段僕らは本当に暇してるので、たまにはこういうのもいいですね〜。
準備段階の、お互いがピリピリ/イライラ/ドキドキしている感覚は懐かしく、良い時間だった気がする。
毎日だらだら過ごしたいけど、だらだらを楽しむ為にはピリピリした時間が大事なんだなあ、なんて。
そういう意味でも、僕らに常にプレッシャーと機会を与えてくださるお客様の存在には感謝しきれない。
さて、そんなこんなでお店はご覧の有様。
とてもじゃ無いけど明日はお店を営業できる気がしない。
というわけで、7月27日(月)はお休みをいただきます。
僕は取引先の方々へサンプルの返却、中台はまた引っ越したので家具や一人暮らしに必要な物を買いに行くそうです。
7月28日(火)以降は通常通り営業致します。
一時的な疲れで燃え尽きそうだけど、ちょっと休めばすぐに火がつくのは僕らが単純なのか、人の人生なんてそんなもんなのか。
いずれにせよ、明日も明後日も明々後日もそれ以降もそんなに悪くない一日になりそうな気がしますねえ。
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河上 尚哉
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