こんにちは。
MANHOLEの河上です。
しばらくの間完売していたBLESSのブランケット。
新しい柄が入荷しました。
昨年からなんだか問い合わせが多いです。
一応問い合わせを頂く度に代理店を通して本国に在庫確認してもらっているのですが、ここ半年ほど音沙汰がありませんでした。
きっとBLESSのチームは僕たちの想像以上にマイペースなんだと思います。
(きっと思わないだろうけど)僕らが「ブランケットブランケットうるせえなあ。」と先方から思われるのは全然構わないのですが、出来れば在庫がある内にお買い求めください。
お客さんの中には、このブランケットが入荷する度に買ってくださる方もいます。
3枚目以降から「もう、いらないんじゃないですかね。置くとこないですよ。」とお伝えしている方が何名か思い浮かぶのですが、その内の一人の方からは「絶対にそう言われると思って、古いのは人にあげました。」という答えが返ってきました。
どこかにかけるだけで部屋の風景が変わるBLESSのブランケット。
気持ちはなんとなくわかりますが、その情熱は一体。
さて、今回MANHOLEで用意した柄は4型。
今回は面白いことに、いくらオーダーを見返さない僕でも「これは絶対にオーダーしていない。」と明らかにわかるものも入荷しました。
BLESSのブランケットに黒ベースのデザインはそんなに多くないので、これはこれでかっこいいからまあいいや。
どこかのタイミングで誰にも伝えずにデザインが変わったんでしょうか。
こういうことが起こる度に返品するのも面倒なので、そのまま引き取るようにしてます。
あと、滅多にありませんがこういうことはたまに起こるので、MANHOLEでは商品の受注も受けないし、展示会資料などを事前にお客さんに見せることもしません。
裏表のコントラストがはっきりしているので、柄のバランスを考えることなく適当にソファなどにかけても面白い。
この柄のみ縦長のデザイン。
他の3型は横長の風景系。
全部違いますが、全部一緒なので第一印象で気に入った物をお選びください。
一度悩み始めたら一生悩み続けられる気がします。
冒頭に登場するお客さんはそうして悩むのをやめた結果「家にある見慣れたデザインの物は人にあげればいい。」という所まで辿り着いてしまったのかもしれません、そこまでする必要はきっとないけど。
悩んでもいいし、悩まなくてもいいですね。
家でギャル待ちのシミュレーションをする中台。
頑張って一人で全てを見せようとする中台。
セルフタイマーを使って協力して撮影をしてみるも、全くグルーヴ感のない二人。
今日もそんな感じです。
BLESSのブランケットは今回も変わらずどれもかっこいいなあ。
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河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
先日サラッと紹介したm’s braqueのオープンカラーシャツ。
非常にシンプルな見た目だけど、身頃脇のシームを排し、肩のシームを後ろにズラした作りが特徴的。
MANHOLEではクリーム色/つるつるなポリエステル100%ツイルでオーダー。
インラインの型の生地を変えただけ。
別注する際に付いてくる「釦どうします?」などの仕様を全部お任せした結果、元々パジャマのような洋服がさらにパジャマのようになった。
ポケット内の品質表示タグが少し邪魔なので、気になる方はご自分でお取りください。
品質表示タグを取るとクリーニング店で受け取りを拒否されるようになりますが、手洗い可能。別にクリーニングに出す必要がある洋服でも、きっと無いはずです。
昨日来たお客さんの彼女さんが気に入ってくれて「パジャマでも着たいです〜。」と、言いながら買っていった。
どうやら、パジャマでもいいらしい。
未だにほぼ全裸に近い状態で寝るせいか、パジャマだろうがTシャツだろうがスウェットだろうが、誰かに寝巻きと分類されてしまうような物でも、僕にはちゃんと全部「洋服」に見える。
パジャマを買ったこともあるんだけど、あのパジャマは今、一体どこにあるんだろう。
さて、フロントの見返し/大きい釦/緩い身幅などの作りを拾っていくと、この洋服はシャツジャケット。
と、いうわけで色々と合わせてみて欲しい。
この洋服は「高級」とされている天然繊維を使っていない点が好きです。
ポリエステル100%。
と言っても、加工次第で化繊も高級品なんですが。
それなりに高い、触れただけで肌が喜ぶ天然繊維で洋服を作ることは今はまだ出来る。
ただ、将来的にそれが出来なくなった時/その価格に手が出せなくなった時、その質に慣れてしまった人は一体どうするんだろう。
「昔は良かった。」と、当たり前のつまらないことを誰かに伝え、昔に縛られ続けるんだろうか。
どんな物にも良さを感じられる人でなければ、本当に良いものの良さに気付くことは難しい。
僕らは出来る限り、目の前にある物の良さを探していけるようになりたい。
そういえば、これもこれもこれも化繊。
高そうな洋服にも安そうな洋服にもぶつけてみて欲しいです。
その間の落ち着く部分がきっと、その人にとっての今の位置なんだと思います。
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河上 尚哉
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こんにちは。
MANHOLEの中台です。
久しぶりに眼鏡を追加。
今回もあまり馴染みのない、楽しめそうな形を中心に揃えています。
少し極端なラインナップですが、MANHOLEでは新しい自分のバランスを楽しんでもらえたら嬉しい。
僕らにとって眼鏡は、絶対に必要というものではない。
だからこそ、自分の外側にある感覚が得られるものを選びたい。
実際の用途は違うけど、先日紹介した、NICHOLAS DALEYのハットやブッダマシーンと感覚的には同じもの。
試してみて、気分が良くなればそれでいい。
普段の洋服が違って見えたりするのも面白い。
「僕、眼鏡ダメなんですよ…。」
そう言われることも多い、だけど、似合う/似合わないはそのタイミングだけでは決まらない。
様々な状況によって変化するものだ。
「こういう顔の形にはこのシェイプが合う。」等の、誰が決めたのかよく分からない基準に囚われる必要もない。
今日似合わなくたって、明日は似合うかも。
逆もまた然り。
その時の自分が、未来の自分の感覚まで決めてしまうのはもったいない。
いいと思ったものを、いいと思った時に選んでみて下さい。
不安も楽しみ方の一つ。
気付けば馴染みの一本になる時が来るはずです。
中台 竜郎
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今秋企画中のRENOMA:MULTI POCKET BLOUSON。
サンプルが上がってきた。
この企画に関してはいつか唐突にリリースするつもりだったんだけど、なんだかこのタイミングであらかじめ紹介する必要を最近、感じていた。
製品は10月頃発売予定。
CLASSデザイナー:堀切さん率いるジャパンライセンスのRENOMAでは過去3度リリースされてきた型。
情報が少なすぎて定かではないが、本国RENOMAでは定期的に作られていたようだ。
サンドベージュの印象が強いけど、レザーのモデルや袖が取れる仕様のモデルなども存在する。
アンディー・ウォーホルが北京を訪れた際の写真が象徴的。
だけどこのブルゾンは決して、当たり前のようにそれだけでは無いはずだ。
さて、近年3度リリースされたRENOMAのMULTI POKET BLOUSON。
僕は洋服屋さん以外で着ている人を、一人しか見たことが無い。
僕は「洋服屋さんしか着ていない洋服」にあまり良い印象を覚えない。拡がりが無い。
社販で完売する商品を仕入れることに一体なんの意味があるのだろうか。
これは散々そういうことをやってきた僕ら自身への戒めでもあるのだけれど、僕ら販売員は目の前のお客さんにご飯を食べさせてもらっている。
納品時に生まれる「欲しい。」という気持ちを「欲しい。」というお客さんを探す情熱に、僕らは変えたい。
と、いうわけでMANHOLEではお客さんに紹介するために作ってもらった。
「どうせ作るんだったら、(デザイナーさんが)やりたいことをやりましょう。」と、いうわけで当初の試算より予算はオーバーした。まあ値段はお客さんが決めるから別にいい。
その分、お互い納得いく内容に近付いたと思っている。
ジャパンライセンスといえど「RENOMA」というブランドネームを掲げて誰かに渡す以上、その歴史を未来に紡いでいく物を世に出す必要がある。
モーリス・レノマ達が築き上げたRENOMA。
各時代の人達が愛し、支えてきたRENOMA。
デザイナーはそういった過去を背負い、単なる生地替えやリプロで終わらない物作りをしているはずだ。
どうせやるなら、過去の本物を超えることの出来る今の地点を目指した方が面白いだろう。
かっこいい正解、知らない何かは常に過去にある。
僕らはまだまだその引き出しが少ない。知らないことは自分の想像以上に、多い。
それを出来る限り知っておく必要はある。ただ、知っているからと言って必ずしもそれにならう必要は無い。
過去の本物を追い求める作業は、時に楽しく、時に虚しい。
僕らは今作られているもの/今あるものを使って、誰かと一緒に今を楽しみたい。
どうせやるなら。過去の本物に、いつの日か、なりたい。
ブランドの過去を理解し、本物を見てきた、創業者本人から認められたデザイナーが「今」作るRENOMAのMULTI POCKET BLOUSON。
ただ単に「RENOMA」の名を冠するだけではなく、この洋服からは過去の本物を、今の感覚を、確かに感じることが出来るだろう。
こうして「RENOMAブランドとしてのMULTI POCKET BLOUSON」を実際に今作ることの出来る状況で。
似寄りの洋服をRENOMA以外で今、作る必要は本当にあるのだろうか。
洋服を作る上/仕入れる上/扱う上で、必要な要素である「ある何か」は、そこに本当に存在するのだろうか。
その答えは、僕らにはわからない。
何が本物で何が本物じゃないかは受け取る人が決めることだ。
だからこそ、どうせやるなら。
過去の本物を、圧倒的に、超えていて欲しい。
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河上 尚哉
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とりあえず届いた商品を何個か店頭に出してみました。
意外と統一感がある。
まあまだ2,3ブランドしか入って来てないし、同型サイズ違いで並べてるから当たり前か。
前シーズンから「すみません、売り切れました。」という言葉を極力減らす為、縦にたくさん詰んでみてます。
お客さんに紹介したくて仕入れている以上、1個/2個とか仕入れてもあまり意味がない。
なので、お店に出してみてもストックはぱんぱん、いずれにせよ僕の肩身は狭いまま。
私物、持って帰りますかね。
もけもけ、つるつる、さわさわ、かりかり、じゃりじゃり、ざらざら、もちもち。
春夏の洋服にはない手触り、やっぱり秋冬物の方が当たり前のように触っていて楽しい。
今日はm’s braqueから届いた白いパンツを紹介します。
そういえば、去年「汚れてもいい白パン」と銘打って発売したULTERIORの白パンを買ってくれたお客さんが「汚しながら穿いてて、あの後何本か白パン買ってみて思ったんですが、汚れちゃいけない白パンの方が少ないっすね。」と、なんだか嬉しくなる言葉をくれました。
本当にその通り、なにかが伝わった気がしてやりがいを感じる。
さて、m’s braqueの白いパンツ。
写真だとサラサラしてそうに見えますが、実際はすとんと落ちる重みのある生地。
ポリエステル100%のアムンゼン織。
股上の深いイージー仕様/太いワタリからまっすぐ伸びる寸足らずの丈。
吊るしで見るだけだと全然気分じゃない。
「ちょっと前のOLのシルエットだな。」とすら思ったんですが、穿くと意外と悪くない。
改めて、人の気分や感覚なんてあてにならない。
半年前はネイビーのブレザーとかいいかな、と思ったんですがグレーのスウェットでもいいですね。
なんでもいいんだろうなあ。
と、紹介の仕方は適当ですが、ちゃんとおしゃれなパンツです。
さらっとなんでも無いように穿いた方が、男らしくていいかもしれない。
うん、いいと思います。
最初は全然良いと思わなかったパンツ、穿くだけでなんとなく、受け入れられる。
そこからは簡単。なんでも。
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