今日はお店がガラガラだったので、朝から売り場をガラリと変えました。
ガラリと変えるためにガラガラだったんだと信じて、明日も前向きに生きていきたい。
本当に暇だったね、中台。
お店を始めた当初の空気を感じてワクワクしてます。
さて、古着をたくさん出そうとしていたところ、現行のデザイナーズの納品もたくさん来ました。
共生地のパンツだけ先に納品されていたFRANK LEDERのシャツ生地のコート。
必ずしもセットアップで提案したいわけではないんだけど、共生地で上下があると何故だか一緒にオーダーしてしまいますね。
FRANK LEDERが日本の真夏を体感した頃から、徐々に生地が軽くなっていったFRANK LEDERの春夏コレクション。
このコートも先日鶴田さんから紹介があったものと同様、シャツのような軽さですが、縦長な印象だったこのモデルと比較すると今回のモデルは用尺たっぷりで体の動きに合わせてバサバサ動きます。
着た印象は軽いけど雰囲気は重い、FRANK LEDERのバランス。
反対に共生地のジャケットだけ先に納品されていたNICENESSのパンツ。
これはセットアップでお勧めしたいね、と中台と話してました。
パンツもジャケット同様、表面のみを顔料でコーティングした後にエイジング加工を施した、既に雰囲気が出ているのに新しいユニークな風合いです。
NICENESSの小物。
bless定番のultrawidepleatedも楽しそうな柄がラインナップされています。
見た通り、フラミンゴ柄です。
シックなんだけどアヴァンギャルド。
サラサラした梳毛系サマーウールにピンドットサイズのパンチングを施したblessのultrawidepleatedと、Neckchiefdress。
blessの洋服は基本的に変わらないけど、こちらの気分次第でたまにとても新しく見えるから楽しいですね。
ultrawidepleatedはblack表記だけどどう見てもダークネイビー。
Neckchiefdressはgrey表記だけどどう見てもネイビーです。
同じような生地なのにトーンが微妙に違う、blessはとてもヨーロッパですね。
透けて光がキラキラ見えます。
キラキラ繋がりでシャイニーなカーテン生地を用いたSADEの5-pocket pants。
同じくシャイニーだけどマットなNICENESSの可変式リバーシブルブルゾン:ENNIS。
個人的には裏面が好みです。ポケットがいっぱい。
マットなコットンの中にキラキラと光る糸。
白いジップアップニット:PICKFORDと白いロールネックニット:JONATHAN。
カリカリなモヘアの肌触りが嬉しい、よく見なくてもキラキラしてるNICENESSのショートブルゾン:SANDERSと共生地のパンツ:NICHOLSON。
SADEのおふざけテーラードも届いてます。ふざけてるけど格好がいいです。いや、ふざけているから格好がいいのか。
ジャケット、ベスト、トラウザーズの3ピース。
ですが、トラウザーズはまだ届いていないのでまだ2ピース。
自信を持ってバラバラで着ることが出来るのもデザイナーズブランドのセットアップの魅力なので、是非バラバラでどうぞ。
ベストに関しては「タンクトップの上から着るためのベストを作りたくて」と、SADEデザイナー:影山さんが言っていました。実にMANHOLEらしい洋服だと思います。
本来であればここでとても上手い締め言葉が登場するはずなのですが、今日はほぼ中台としか喋っていない、というか中台とは長い間会話じゃない会話しか交わしていないので頭が回りません。
人と喋りたいです。
それではまた。
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河上 尚哉
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今はまだ、かぶり慣れていない
フィッシャーマンハットやサファリハットなどのディテールを取り入れ、独特な型を形成したチノハット:CHAPMAN。
「独特な型を形成した」だけあるせいか、店頭ではあまり手に取る人がいないけど中台をはじめとする帽子が好きな人間の様子を見ると、その「独特の型」がクセになるポイントである気がします。
「いつかかぶり慣れる」という過程も含めて、今はまだかぶり慣れていないということすらも、この帽子の魅力なのではないでしょうか。
幸い、ちゃんとかぶり慣れることが出来るよう、CHAPMANは日常的に扱いやすいチノ生地で作られています。
1940sのミリタリーチノをイメージして作られた、NICENESSオリジナルのチノ生地。
使い込まれ馴染んできたようなコシの抜けた風合い、特殊加工によるナチュラルなシワが足されています。
フィッシャーマンハットの名残で、うなじを日差しから守るために後ろのツバが長く設計されています。が、東京の環境では必ずしもうなじを日差しから守らなければならないわけではないと思うので、この帽子にかぶりかたの正解はありません。自分の心の収まりが良いようにかぶってください。
気に入ってかぶり続けた帽子の風合いの良さ。
それは、新品のピカピカした帽子ではいくら加工されていようと表現しきれないという事実をこの帽子をかぶったたくさんのお客さまが僕らに伝えてくれました。
みなさんがかぶり慣れた頃に「それ、買っておけば良かったな」と思えるのも、僕らにとってお客さんに帽子を売る楽しみの一つです。
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「男らしさ」とか「女らしさ」とか「日本人らしさ」とか、そういうフレーズは(声高に叫ぶのも憚られるくらい)どんどん時代遅れのものになっていく世の中で。MANHOLEには実に「イギリスらしい」ニットが届きました。
こんにちは、鶴田です。
日本人が真似する「パリっぽさ」でもなければ、イタリア人がかぶれる「アメリカンテイスト」でもない。
S.E.H KELLYは英国人が作るイギリス製の洋服ブランドだ。
首元が詰まったVネック、サドルショルダーの切り替え、ターンナップ式のロングな袖リブ。
前身と後ろ身で編地が切り替えてある点も、いつもどおりのニット。そして、この変わらなさこそが「S.E.H KELLYらしさ」であると同時に「イギリスらしさ」の根源でもある。それでも、最近では生産が第三国に移ったり、素朴さを捨ててお洒落方面に走り過ぎてしまうブランドも多いわけなんだけど…。
英国・ウェールズのファクトリーにてフルファッションで編み立てられたハンドフレームニット。しなやかなコットン糸を使ってざっくりと作られている。前身&袖はピケみたいな編地なので、鹿の子ポロを着ているときのような(接地面の少ない)ドライな着心地。
そして、やはり「イギリスらしい」曇った4色展開=グレー、ネイビー、オリーブ、ベージュ。と言ってはみたものの、それぞれが複数の色糸を撚り合わせた色出しなので、なに色とは断言しづらいスモーキーな杢調が光の当たり方によって様々な表情を見せてくる。
177㎝のゆうとがMサイズのグレーを着てみた。
袖リブは折り返さず、くしゅくしゅにたるませて。シャツは裾出し、パンチングウルトラスエードのパンツでラフに合わせたにもかかわらず。
なんだか「いいとこの子」に見える。育ちがよさそう。
という感想をそのままゆうとに伝えたら「ホント、そうですね!育ち、よさそうですね、ぼく!」と笑っていた。
続いて、オリーブのXLサイズをたっぷりと着たゆうと。
カーゴパンツに合わせて一枚でざっくりと、でも袖口はきっちりと折り返してみた。開きすぎていないVネックは、襟なしでも品が良く見える。
初夏にも十分通用しそうな、軽快でラフでリラックスした装い。サイズ感やバランスだけの整いではない雰囲気が、このニットにはちゃんとある。
鶴田は着てきたシャツタイの上からレイヤード。178㎝でLサイズ着用。イギリスでは昔からプルオーバーのニット全般を指して「ジャンパー」と呼ぶことがある。ジャケットの代わりに着てみると、たしかにちょっとアウターらしいカッチリ感を感じることができるかも。
変な柄のプリントタイやチャラチャラしたグラスチェーンを付けていても、品があるニット。
別に僕らは上品な洋服や歴史の長さに由来するクラシックな洋服だけを選んでいたいわけではないんだけど。逆に言えば、僕らは飽き性だし、なんでも着てみたい欲張りだからこそ、S.E.H KELLYが作る「イギリスらしい洋服」が好きなのかもしれない。
何ひとつルールが存在しない世界で自由を叫ぶのが難しいことと同様に、「自分らしさ」とは必ず「他人らしさ」と対になってくる。そんなわけで、僕らは今シーズンも「イギリス人デザイナーが作るイギリスらしい洋服」=「S.E.H KELLYのニット」に好感を持っているんだと思う。
現在MANHOLEに並んでいるコットンやシルクやラミー素材を使った国も年代もバラバラでフリーキーな古着ニットと同じ目線で見比べながら、是非このニットを手に取ってみてほしい。
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鶴田 啓
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こんにちは。山崎です。
RANDYからLEATHER CHAPS:TAPEが届きました。
冷たいグレーのカウレザー、同色のパイピングテープ、ポップな金色のジッパー、幅を調節できるストラップ。
装着しなければ使い道のわからない革の板。
いつも通りの僕。
最近よく履いているベロアパンツにスエードのスリッポン。
着けただけでいつもとは違うバランス。
昨日のパンツ同様、一度受け入れてみたくなるRANDYの感覚。
色々な素材、色々な靴、色々なパンツと合わせてもカッコいい。
今何を着てもパッとしない、これじゃないんだよなぁって感じてる人たちをTAPEは楽しませてくれる気がします。少なくとも、僕はそうでした。
自分の外側にある感覚を受け入れるのは中々勇気がいる行為ですが、自分の理想を超えるものは、いつだって自分の想像とは違うもののような気がします。
MANHOLEのお客さんには、その楽しさを味わって欲しい。
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山崎 修也
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SHOPPING CART
こんにちは、中台です。
見た目では何のことかよく分からない、RANDYの変なパンツ: SHOPPING CART。
並大抵のことでは驚かなくなった僕らも、驚き、惹かれている。
ショッピングカートが重なる様を表現したようなプリーツ。
日常から切り取った、未知のバランス。
毎シーズン、チャレンジングな精神を見せてくれるRANDYが好きです。
穿いてみると案外なんてことない。
パンチの効いたデザインがフレッシュな気持ちにさせてくれるけど、いつものバランスに普通に馴染んでいるような気がする。
意外だったのは、結構穿きやすいということ。
プリーツがアクションプリーツのように機能してくれたり、サラリとしたサマーウールが快適で着用中に何のストレスも感じない。
穿く時に少し引っ掛かるくらいだけど、それも慣れればスッと穿けそう。
誰の目にもクラシックに映るデニムジャケットにも、何か別のイメージを持たせてくれるパンツ。
古着やテーラード、デザイナーズまで、どんなバランスも受け止めてくれて、洋服を着るのが楽しくなりそう。
今穿いているパンツのバランスに飽きているのなら、試しに穿いてみてもいいと思います。
このパンツをパッと見で選択肢から外してしまう方にこそ、お勧めしたいパンツ。
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中台 竜郎
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