カッコいい柄。 カッコいい生地。 カッコいい形。 こんにちは、鶴田です。
” m’s braque for MANHOLE “ – Coverall – [ 陶芸柄 ] Size : SM / ML ¥118,800-(tax included)
– m’s braque for MANHOLE – ” 1-INTUCK BAGGY PANTS ” [陶芸柄] Size : 36 / 38 / 40 ¥70,400-(tax included)
今、MANHOLEの話題は陶芸柄のカバーオールとバギーパンツで持ち切り。それもそのはず、納品された商品を見たとき、三人ともが口を揃えて「最高にカッコいいね」と唸ったのだから。河上と中台が書いているように、これらの陶芸柄アイテムには二人が積み重ねてきた洋服の遍歴や経験、趣向が詰まりに詰まっている。やっぱり、個人的な思い入れが注入された洋服は、強い。 ブランドのアーカイブに存在した陶芸柄も、70年以上前から存在するアメリカ製のカバーオールも、MANHOLEのフィルターを通すことで誰も見たことのないアイテムに転生した。それはそうだ。これはリプロダクトでも復刻でもなく、はじめからMANHOLEの頭の中にしか存在しなかった着地点なのだから。 河上に至っては4年前の前職時代から「このプリントを使って違うアイテムを作りたい」と考えていたらしい。昨年の12月から彼らと共に働いている僕は、進行中のこの企画を横で見ていた。ボタンのチョイスや、襟型のバランス、袖の振りなどについて河上に尋ねられたら具体的な意見を述べるようにはしていたけれど。 この洋服は、結局のところ「河上と中台が出会ったことで生まれたアイテム」なのだと思う。
MANHOLEの思い入れが詰まった陶芸柄のアイテムに鶴田も袖を通してみる。いつも通りのブレザースタイルにタイドアップ。ボトムスを陶芸柄バギーパンツに変えてみた。
臈纈染めやバティックプリントなど、この手の総柄生地を使ってボトムスを作るときには、例えばドローコード付きのイージーパンツなど、リラクシンな洋服として世に出る場合が多い。そもそもが都会的な柄ではない(暑い国を連想させる)のだから、当たり前か。しかし、このバギーパンツはれっきとしたテーラードスタイル。
英国製のブレザーに合わせても遜色ないシルエット。直線を多用したソリッドな柄、しかもモノクロなので意外とシャープで都会的に見える。
ネクタイとの柄合わせも、もはやお構いなし。気にしない。 そう、MANHOLEで「柄」と言えば鶴田。この陶芸柄が好物でないわけがない。
セットアップで着るのも大好物。ざっくりした着こなしは二人に任せておいて、鶴田は細いベルトでカバーオールのウエストをマークしてみた。
首元には鮮やかなスカーフを。
ポケットや袖口を見ればモチーフが分かる人には分かるけれど。
全体で見たときに、アメリカの面影はもうない。只、ひたすらに柄である。
陶芸柄セットアップの上から真っ赤なコートを羽織ってみた。柄の面積は減ったけど、赤の分量が半分になった。全体の印象は変わらず力強いまま。
いつからか、時代の中で「強い洋服」は敬遠されるようになった。「マイルドな洋服を自分のバランスで着る」ことがもてはやされるようになった。多様性が叫ばれる現代においてそのマインドはごく当たり前のようにも思えるが、一方でそれは「自分らしく自然体で」というオブラートに包まれた筋肉弛緩剤のようでもある。やがて手軽に作られた洋服を気軽に着るだけの脱力ファッション時代に取り囲まれる。 簡単に手に入るもの、簡単に身に着けられるもの、簡単に手放せるもの。 倦怠感にまみれたその世界の中で、人々には前に進むどころか立ち上がる力すら残されていない。
生みの苦しみ、生きる喜び。 原初のファッションが持っていた力。
このカバーオールとバギーパンツには力がある。僕は何もサイズ感や柄の話をしているわけではない。 河上が中台のカバーオールを欲しがり、中台が河上の総柄パンツを羨(うらや)んだ。前向きな嫉妬が掛け算された結果、生まれ落ちたこのアイテムには特別な力がある。 力がある洋服は、時に強い。 力がある洋服は、時に重たい。 力がある洋服は、時に高い。 力がある洋服は、時に。
時に僕らに力をくれる。 あとは、力があるものに正面から相対する用意があるかどうかだ。 自分自身の力を信じて。
※- m’s braque for MANHOLE [陶芸柄]シリーズは4月29日(金)から発売します。 オンラインストアには同日正午に掲載予定です。
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こんにちは、中台です。 今週末から発売する、m’s braque for MANHOLE [陶芸柄]シリーズ。 この柄を初めて目にしたのは、おそらく4年くらい前。 河上と久しぶりに渋谷で会った時に彼がこのパンツを穿いていた。 僕は当時古着屋で働いていて、アフリカや東南アジアのバティックを目にすることも多く、柄物が好きだったが、古着のいなたいパンツには限界がある。 「こいつお洒落なパンツ穿いてんなあ…。」と、河上を羨ましく感じてしまったことが少し悔しかったのを覚えている。
– m’s braque for MANHOLE – ” 1-INTUCK BAGGY PANTS ” [陶芸柄] Size : 36/38/40 Price : ¥70,400-(tax included)
今となっては、河上と同じ場所で同じものを紹介するようになっているんだけど、このパンツに関しては、僕から特に何も言う事がない。 河上が穿いているのを隣で見続けてきたからこそ思うけど、とりあえず穿くだけでかっこいい。 古着では絶対にカバーする事ができないタイプのパンツ。
色とりどりな手刺繍のシルクシャツに黄色い網タンクトップ、そして陶芸柄パンツ。 単語でイメージすると、やりすぎなくらい派手に感じる組み合わせだけど、意外といける。 大丈夫、このパンツはかっこいい。
4〜5年前、僕が当時働いていた古着屋で買ったカバーオール。
本当に紹介したいのはカバーオール。 これにはMANHOLEらしさが詰まっている。 当時働いていた古着屋で買ったデニムのカバーオールは本当によく着たし、今も着ている。 河上にも「それちょうだい!」と、よく言われた。 僕が河上のパンツを羨ましく感じたように、きっと彼も僕のカバーオールを羨ましく思ったのだろう。 今では、河上は僕以上にカバーオールを着るようになったどころか、カバーオールしか着てない時期すらあった気がする。
” m’s braque for MANHOLE “ – Coverall – [ 陶芸柄 ] Size : SM / ML ¥118,800-(tax included)
昨日のBLOG で河上が「僕の好きと僕の好きを掛け合わせた洋服。」と、書いていたが、僕の好きでもある。 今回m’s braqueに作ってもらった陶芸柄のカバーオールは、ちょうどお互いの好きがバランス良く形になったと勝手に思っている。
柄物だからといって、シンプルに合わせてバランスを取る必要はない。 もちろん、シンプルな格好でもサマになる洋服なんだけど。 デカすぎるBLESSのTシャツや赤いローファー等、クセのあるものを合わせても面白い。 夏を過ぎて涼しくなってきたら、コートや何かの上に羽織ってみれば、いつもの洋服も全く別の表情を見せてくれるかもしれない。
ジャケットのインナーにすると開衿シャツみたいな顔をする。シルクリネンだけど、シルクリネンだからこそ着たい時に、合わせたいように着ることが出来る。 タンクトップの上に羽織るだけでも楽しめそうだけど、それだけではもったいない。 気に入ったら気に入った分だけ楽しめる洋服なんだと、僕は感じます。
デニムのカバーオールや古着のいなたいバティックだって僕をずいぶん楽しませてくれたけど、今まで着てきたどの洋服にもできない楽しみ方ができるのではないか。 そんな可能性が見えるカバーオール。 ワクワクします。
※- m’s braque for MANHOLE [陶芸柄]シリーズは4月29日(金)から発売します。 オンラインストアには同日正午に掲載予定です。
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さて、生地を復刻する気持ちの準備が出来たはいいものの。 昨日紹介したパンツだけを作るわけにはいかない。とんでもない数になる。 折角作るのだから、出来るだけ嫌いになりたくない。 では、生地の用尺がたくさん必要で、かつ自分が気に入って着られるものはなんだろうな〜。 と考えたところ、目に止まったのがアメリカのカバーオール。 カバーオールは大きければ大きいほどかっこいいので、生地をたくさん使う意味はきっとある。 柄のカバーオールはワークウェアブランドの特定の品番や、ラルフローレン、ペンドルトンなどで想像が出来るけど、今回の柄はそういったアメリカ物とは根本的なノリが違うので全く新しいものを作ることが出来るかもしれない。
中台の50年代のカバーオール。サイズ44くらい。 ボロい。ポケットや肘がダレている。
僕の40〜50年代のカバーオール。サイズ48くらい。 ボロい。ポケットや肘がダレている。
というわけで、アメリカサイズで42(XLくらい)をSM、アメリカサイズで48(4XLくらい)をMLに設定。 SM/MLの2サイズ展開で作ることにした。 大きいカバーオールは襟下がりがついてかっこいいんだよなあ。 あと、デニムカバーオールはボロい方がいい。 年代のせいかもしれないけど生地が痩せてペラペラしてるのもいい。 ピカピカのデニムカバーオールは着る気にならない。 が、今回の企画はデニムカバーオールではないので、その点を考える必要がない。 生地自体に既に、パワーがある。 昨日紹介した僕のパンツが5年程で穴が空いたことを考えると、そこまで時間をかけずともヤレて更に雰囲気が増すと思う。
この時点で既に格好がいい。期待出来る。
では、年代どうこうや生地の経年変化どうこうは置いといて、何故ボロいカバーオールがかっこよく見えるんだろう?と、考えてみた。 もしかすると肘の生地がダレていることや、ポケット口がダレていることも作用しているのかもしれない。 「肘やポケット口のダレた感じは残して、全体的なバランスはお任せします。」と伝え、僕と中台の私物のボロいカバーオールを数点預けて出来上がったのが今回のカバーオール。
で、出来上がったのがこれ。 完璧だと思う。 かっこいい。 僕の好きと僕の好きを掛け合わせた洋服。 普段そういう「ぼくがかんがえたさいきょうのようふく」みたいな企画はしないようにしているのだけれど、たまにはいいかもしれないなあ。 もう、細かい説明をする必要すら感じない。 そもそも「ぼくがかんがえたさいきょうのようふく」を僕から説明するのも恥ずかしいので、そういうのは中台と鶴田さんにバトンタッチ。 あとは2人に任せます。
ポケット口や肘のダレた感じも完璧。 パタンナーさんや縫い子さんって、改めてすごいですね〜。
気に入ってます。 お客さんも気に入ってくれると嬉しいです。
” m’s braque for MANHOLE “ – Coverall – [ 陶芸柄 ] Size : SM / ML ¥118,800-(tax included)
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ノルヴェジェーゼ製法特有のステッチ。 そして、トゥのみが見えている状態ではブーツか古臭い短靴。
甲の部分のみが見えていると、つっかけのサンダル。
バックストラップ、シルバーバックルが顔を覗かせた瞬間。 急に色めき立つF.LLI Giacomettiのスリングバック。 ナースサンダルによく見るデザイン。 「サボ」と言った方がわかりやすいかもしれない。 スリングバック自体は同ブランドのトレッキングラインであるMarmoladaで昔から作り続けている型。 僕が初めて目にしたのはカビ加工されたモデル。確か10年ほど前だった。 最初は「変な靴だなあ。カビ生えてるし。」と思ったけど、誰かが履いているのをしばらく眺めている内に「この靴にしか出来ないことがあるのかもしれない。」なんてことを期待させてくれる靴でもあった、今はジャコメッティならではの代表的デザインだとも思っている。 が、残念ながら踵が無い高級本格靴なんて必要とする人間はそんなに多くないのであまり日の目を見ない靴なのかもしれない。僕はその点も気に入っている。みんながこんな靴を履いていたら嫌だ。だからそんなに頻繁にオーダーはしない。何か発見があった時、この靴にしか出来ないことがある時、僕は売り場に並べるようにしている。
私物のMarmolada。 ヌバックでスクエアトゥ。
Marmolada名義でリリースされるスリングバックはブーツ木型、ノルベジェーゼ製法、Vibramを履かせたボリューミーなモデル。 対してF.LLI Giacometti名義でリリースされるスリングバックはスリッポン木型、ノルヴェジェーゼ製法、レザーソール。
イギリス製のネイビーブレザー、ロングポイントのレギュラーカラーシャツをタイドアップ。 そしてグレーのスラックスに合わせてみると「まさかこの靴に踵が無いなんて信じられない。」くらいの仕上がりにはなるのだけれど、この靴には実際に踵がないし鶴田さんがやると逆に普通に見えるのが不思議。 用いられるスリッポン木型はRossa。 鶴田さんが履いているモデルの甲革はUtah Calf。この靴 にもこの靴 にもこの靴 にもこの靴 にも使われている木型だし、甲革もクラシックなのに踵が無いだけでこうも違う。
一度歩き出せば、踵から覗く靴下に目が行く。 地味だけどアイキャッチ。 これが「この靴にしか出来ないことがあるのかもしれない。」と見る人に感じさせる理由の一つである。 ちなみに僕はレングスをズルズルにしてパンツを穿きたい時にこの靴をよく履いていた。 踵にパンツの生地を滑り込ませれば、よっぽど長いか裾幅が広く無い限りパンツは擦れない。 いや、厳密にいうとソールと自分の肌で擦れるので生地は痛む。だけど、地面に擦れるよりよっぽどいい。レングスは直したくなった時に直せばいい。 そもそもレングスをズルズルにしてパンツを穿く必要なんて無いんだけど、レングスをズルズルにしてパンツを穿かなければ出来ないことだってあるのだ。
「だからそんなに頻繁にオーダーはしない。何か新しい発見があった時、この靴にしか出来ないことがある時、僕は売り場に並べるようにしている。」 と、先に書いたのに今回MANHOLEに並べた理由の一つは、去年裸足で履いてみたら気分が良かったから。この靴に対して飽きた時、どうでも良くなったタイミングでやってみてほしい。 僕はそれでこの靴の新しい顔、手持ちのパンツの新しい顔、そして自分の素足の新しい顔を見た。別にやる必要も無いのだけれど、少なくともやらずに飽きるよりよっぽどいいと思う。 もう一つの理由はスリングバックも黒スエードも、必要ない人にはとことん必要のないものだと感じたから。 一生手にしない人だってたくさんいると思う。 冷静に考えるとノルヴェジェーゼ製法である必要が無いし踵が無い必要もない。 が、この靴は踵があってはならないしノルヴェジェーゼ製法でなければならない。 誰かにとって無駄なデザインはこの靴がこの靴である為に必要なのだ。
” F.LLI Giacometti ” – FG484 – [ Utah Calf Nero ] [ Velvina nero] ¥110,000-(tax included)
世界中に溢れる不必要なもの。 それが自分にとって必要か必要で無いかは、自分にしかわからない。 別に全部が全部最後までわからなくてもいいとさえ思える。 僕にとって洋服や装飾品は、そのことを理解するきっかけの一つ。 一見不必要な何かも誰かが必要としているから今、その形で残っている。 そう考えると今日より明日はもう少しだけ、知らない誰かや隣の誰かに優しく接することが出来る気がする。
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僕は、パンツが好きだと思う。 中台もパンツが好きだと思う。 鶴田さんもパンツが好きだと思う。 まず、パンツを穿かないと外に出られない。 いや、仮に穿かずに外に出られるようになったとしても、僕はきっとパンツを穿いて外に出かけると思う。パンツのおかげで外に出ることが出来ている。パンツが無かったら僕は家でずっと漫画を読んでると思う。 僕は家の中ではほぼ全裸なので、パンツを穿いた時点で外に出かけるスイッチが入る。 ベルトが必要ないくらいのサイズ感のパンツを穿くとなんだか気分がいい。 中学生の頃に気にしていた、お尻がぷりぷりする感じもおじさんになった今はなんだか逆に気分がいい。あー、お尻ぷりぷりでよかった。 お尻ぷりぷりを気にしていたが故にウェストもヒップも大きいパンツをベルトで締め上げて穿くような穿き方は長い間やっていたせいか妙に落ち着く。 ウェストのサイズを気にするのすら面倒になったタイミングで手にしたイージーパンツは「これはイージーパンツです。」という名前によってちゃんとした物っぽく見えるけど、根本的にはウェストの大きいパンツをベルトで締め上げて穿く行為の拒否感を和らげる為の便利な洋服だと思う。好き。 「大きいパンツのウェスト余りを横に逃すとあまりもたつかない。」ということを昔発見した時はウェストさえ通ればどんなパンツだって穿けるような気がして楽しかった。 でも、これはミリタリーやスポーツウェア等のサイドアジャスターと同じ発想。 昔の人がちゃんとディテールとして形にしている。 もっと遡ればただの布をただの紐で固定していた名残。昔の人には敵わない。 一言に「パンツ」と言っても色々ある。 書き上げていくとキリがない。 頑張って書こうと思ったんだけどパンツがゲシュタルト崩壊を起こしそうになったからやめた。 そのパンツが作られた当時の「目的」の先に、シルエットやディテール/機能や当時の気分がある。 現代人の僕らは「昔から目的や気分を元に作られてきた、目の前にある穿いたことのないパンツ/穿いたことのあるパンツ」を穿きながら日々洋服を着ることで。 今この時この場所で、自分が、隣にいる人が、あわよくば道行く大勢の内の誰か一人の気分が良くなるように過ごす事が出来る。 機能やシーンやディテールも全く関係がない、今は休日も平日すらも関係がなくなった東京の街で。 それが出来ることはなんて楽しく幸せで、なんて素敵なことなんだろうか。 今日も僕はパンツを穿いて外に出ている。 当たり前なんだけど、それを当たり前以上にする楽しさは自分で能動的に「穿くこと」でしか味わえない。
MANHOLEをオープンして以降、度々作ろうと企画するもその度に断念していた洋服がある。 洋服、というか正確にいうと生地と柄。 2017年春夏シーズンにm’s braqueからリリースされた、臈纈染めで同ブランドオリジナルの陶芸柄を施したシルク生地だ。 何故断念していたかというと、値段と数量をこなせる自信がなかったからである。 プリント物のロットはいつだって僕らの想像を上回ってくるし、この柄は安い生地に乗せても絶対に良くは見えない。ので、数が少ないと作ることが出来ないし、数を回しても値段は安くはならないというジレンマの生地。
この生地、何が良いかというと単純に格好がいい。 フランス製デッドストック/無地のロウシルクをベースに、ドイツ人陶芸家:ハンス・コパーをイメージした2017年春夏シーズンに登場したm’s braqueのオリジナル柄を乗せている。 (著名な陶芸家:ルーシー・リーのビジネスパートナーでもあったコパーはリーに比べ知名度は低い。が、当時陶芸と建築との融合を目指した革新的な陶芸家である。) このオリジナル柄の制作は、ウイーン分離派に属した新進芸術家集団のうちの建築家2名による工房の作風をイメージソースにしてる。 アールデコにも通じる、直線的で幾何学的なそのデザインがよく見える。
2017年春夏シーズンにリリースされたm’s braqueのバギーパンツ。 本当に良く穿いていたのでMANHOLEのお客さんであれば見覚えがあるだろう。 股上の浅いワンインプリーツのバギーシルエット。 迫力あるプリーツ、ワタリからズトンと裾に向かって落ちるシルエット。 なのにヒップ寸はすっきりしている、m’s braqueの松下さんが作る「同ブランドらしい」バランスだ。 ロウシルクの特性によるものか春先から秋口まで快適に過ごすことが出来る為、ついつい手に取ってしまう。 真夏に穿いても全く蒸れないのも暑がりの僕向け。 僕らは大体その日の格好にただ合わせてBlogを撮影することが多いので、必然的に登場頻度も高かったと思う。 元々掠れた風合いなので、いかにシルクといえど何も考えずに洗濯機に突っ込むことが出来たのも良い。 と、結果的にとても気に入っているこの生地だけど、リリース当時お客さんに全く相手にされなかった。 確かそのシーズンで陶芸柄を用いた洋服は6,7型リリースされていた気がする。 きっと松下さんも「数を回しても値段が安くならない。」というジレンマと戦ったのだろう。 覚えている限りカットソーで約三万円、ベストで五万円弱、パンツで六万円弱、スモックで六万円強、ジャケットで九万円弱。 今見ると普通の値段(いや、普通の値段ではない、高い。けど、普通に感じてしまうくらいここ数年の物価の上昇は凄まじい。)だけど、5年前の当時は値段のインパクトと同時に柄のインパクトもあったせいか全く売れなかった。 結局「響かなかったか。。。」と、半分喜びながら、半分肩を落としながら僕ともう1人のスタッフで購入した。 が、暫く着て穿いていると「それ、格好いいですね〜。欲しいです!」と声をかけてくれる人が徐々に増えていくのも、この手の最初人気が全く無い洋服の醍醐味である。 結局翌年/翌々年に代理店在庫を掻き集めて僕のお客さんにほぼ全ての型を渡すことになる。
さて、そんなm’s braqueの陶芸柄のシルク生地のパンツ。 去年の8月頃についに穴が空いてしまった。 最初は「ポケット口に穴が空いたから直さないとな。。。」と思っていたのだけど、よく見ると股の部分も裂けていた。流石に穿けない。 ミシンで叩いても違うところにすぐ穴が空きそうだ。 叩き続けた結果は格好良さそうだけど、そのイタチごっこに付き合う体力は僕には無い。 ちなみに穴が空いた理由は「生地が弱いから」とか「無理矢理洗濯機で洗っていたから」という理由ではなく、単純に「穿く頻度が高かったから」だ。 あとはレシートでパンパンになった財布を無理矢理ポケットに突っ込んでいたから。 まだ飽きてないし穿きたい。 自分の周り以外で着ている人間を全く見かけないというのも良い。
と、いうわけで。 m’s braqueのシルク生地の陶芸柄を復刻。 数量とかコストとかを理由に断念していたけれど、そもそもMANHOLEはそんな難しいことを考える店では無いことを思い出しました。 生地はシルクリネン。シルク68%/リネン32%。 ロウシルク100%の生地よりもベースが白いのでパキッとしています。 穴の空いた私物にネップを強く感じるのは単純に僕が洗いすぎたせい。 今回のシルクリネンの生地も着ている内にネップが出てくるはず。
形はそのまま。m’s braqueのバギーシルエット。 柄かっこいい、楽しい。 穿くと、もっと楽しい。 このパンツもただの「太いパンツ」ではあるけれど。 裾幅/膝幅/ワタリ幅/ヒップ寸/プリーツの深さ/股上の深さ/クリースが入るか入らないか/裾の処理は何か。 そういう繊細な部分だけでもパンツは、変わる。 その上に生地や、作る上でのテクニック、ディテールなどが覆い被さる。 ただの「太いパンツ」なのに、なんて選択肢が多いんだろう。 パンツ選びで大切なのはシルエットやサイズではなく「穿く人がかっこよく穿けること」。 そもそもシルエットの良し悪しの基準って一体、何?
ただの黒と白のパンツなので、合わせ方は特にない。 ただ穿くだけ、ただ何か洋服を、靴を、合わせるだけ。 そうしている内に、自分にとってしっくりくるバランスがきっと、見つかると思います。 あと自分にとってしっくりこないバランスも見つかるはず。
「太いパンツ」が売り場に飽和する中で、お客さんの口からも「太いパンツはたくさん持ってるので。」という言葉がちらほら聞こえるようになりました。 ただ、僕たちは昔から太いパンツを穿いていた。 「細いパンツ」が売り場に飽和する中でも、無理矢理太いパンツを探して穿いていた。 (ちなみに、今そんなに太くは見えない今回のm’s braqueのパンツは5年前、割と太いパンツの部類だったと思う。) それでも、まだ、飽きない。 十数年前と履いてる靴、合わせてる洋服も違う。 数年前と履いてる靴、合わせてる洋服も違う。 更に、一概に「太いパンツ」と言っても。 裾幅/膝幅/ワタリ幅/ヒップ寸/プリーツの深さ/股上の深さ/クリースが入るか入らないか/裾の処理は何か。 そういう繊細な部分だけでもパンツは、変わる。 その上に生地や、作る上でのテクニック、ディテールなどが覆い被さる。 ただの「太いパンツ」なのに、なんて選択肢が多いんだろう。 結局、飽きる飽きないはその「繊細な部分」から生まれる違いをどれだけ楽しめるかに左右されるのではないだろうか。 結局、流行に流されるか流されないかは、流行の入り口からどれだけ深くその物を好きになれたかに左右されるのではないだろうか。 洋服の場合はその上に「その人の体型が生み出すシルエット」と「その人が持っているもの」と「その人が好きなもの」などが覆い被さる。更に「自分の感覚の外側にある物」を受け入れ始めたら、そのただの「太いパンツ」の選択肢は広がり続ける。 結局、飽きるか飽きないかは全部自分次第で、目の前の物のせいではないのだろう。
– m’s braque for MANHOLE – ” 1-INTUCK BAGGY PANTS ” [陶芸柄] Size : 36/38/40 Price : ¥70,400-(tax included)
僕らは、飽きてもいいと思っている。 別にパンツのシルエットが太かろうが細かろうが、柄だろうが無地だろうがその時穿きたいものをその時穿きたいように穿ければどっちでもいい。 ただ、いつか飽きるのであればとことんやりきってから飽きたい。 僕らには暇な時間しかない。 その時間を何かに注ぎ込むことで、暇な時間は何か別の時間にきっと、変わる。
あ、カバーオールも作っちゃいました。 気に入ってます。
※- m’s braque for MANHOLE -” 1-INTUCK BAGGY PANTS ” [陶芸柄]は4月29日(金)から発売します。 オンラインストアには同日正午に掲載予定です。
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” renoma “– Raiatea – [open collar shirt] ¥52,800-(tax included)
” NICENESS “– WEBB – [超かっこいいチノパン] Size : S ¥68,200- (tax included)
” NICENESS “– WEBB – [超かっこいいチノパン] Size : M ¥68,200- (tax included)
” NICENESS “– WEBB – [超かっこいいチノパン] Size : L ¥68,200- (tax included)
” GUIDI ” – PL1 – ¥205,700-(tax included)
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4〜5年履いているにも関わらず。 去年の夏に「この靴、裸足で履けるじゃん。」ということにようやく気付いたF.LLI Giacomettiのスリングバック。 この靴を裸足で履き始めてから、僕は革靴を裸足で履くことに抵抗がなくなりました。 もちろん形によるけれど。別に大体のものは裸足でいけます。物理的には。 素足に革靴 = イタリア親父という日本人のイメージは既に過去のもの。 靴下を履かないだけで同じ格好をしていても雰囲気が変わるので、裸足で履けそうな靴を持っている方は試してみてください。この靴に限らず、ブーツ以外の靴はなんでもそうだと思います。臭いやムレは気にしたことが無いからわかりません、どこかで迷惑かけてたらすみません。出来るだけ日々気をつけて生きています。 そういえば、BEAMS時代の上司が「素足は最高のソックスだ。」と言っていたのを思い出しました。 「ジャケットの中に着られる物だったらなんでも入れていい。」と言っていたのもその人。 そういえば別の日に「パンツの中に入れられる物だったらなんでも入れていい。」とも言っていました。 当時は「この人は一体何を言っているんだろうなあ。」と、聞き流していました。 が、今ではなんとなく理解している自分がいます。 自分では気付かないだけで、結構自分自身は変化し続けているのかもしれません。
さて、変化といえば。 しばらく積極的に触ることの無かったジョッパーズパンツを仕入れてみました。 m’s braqueのOut 1-tuck Jodhpurs Pants。 6,7年前、セレクトショップの売場がテーパードシルエットに溢れて以降、全然良く見えなかったシルエット。 ちなみに入荷した2022年1月当初は「このパンツの何を気に入って仕入れたか。」を完全に忘れていたので、僕自身最近までずっと「なんで仕入れたんだろ?」と疑問に思っていました。 穿いたことが無い人はまだしも、穿いたことがある人は今あまり気分では無いはず。
今朝、何故仕入れたか思い出しました。 「そうだ。たまたま素足に革靴で、そして暑い時期に試着したからめちゃくちゃ良く見えたんだ。」 というわけで、気温が上がってきた今。 m’s braqueのジョッパーズパンツ、良いと思います。
股上の深いアウト1タック。 ヒップはすっきりしていますが、タックでつまんでいる分量が大きいせいか見た目以上に動きやすいです。僕はそんなに動かない割に良く食べるし「絶対に明日胃もたれするよなあ。」とわかっているにも関わらず深夜にも良く食べるから太ってるんですが、動きづらいより良いです。 腰位置でレングスの調整が出来ます。 今の僕には腰位置高めで足元すっきりしているくらいの穿き方がなんだかバランスがよく見えます。
で、履いた印象はどことなくエスニック。この点もm’s braqueのバランス。 松下さんのイメージはイギリスに渡ったジョッパーズパンツではなく、インド発祥/プリミティブなジョッパーズパンツなのでしょう。 柄や色やゆったりとしたトップスを合わせたくなるのも。 何故か裸足に革靴を履いて合わせると良く見えるのも。 そのイメージに無意識に引っ張られているせいなのかもしれません。
鶴田さんも裸足に革靴。 NICENESSのトライバル柄に80年代のイッセイミヤケのジャケット。 丸っこいジャケットに、裾幅だけシャープなパンツ。 鶴田さんは入荷当初「このパンツってどんな人に向けて仕入れたの?」と、僕に聞いてきました。全然気分じゃなかったんでしょう。 先に書いた通り、僕はこのパンツを何故仕入れたのかを忘れていたので「さあ、何を思って仕入れたんですかねえ。」と過去の自分のせいにしてその場を逃れることにしたのですが、今朝「素足に革靴。そして暑い時期に試着したからめちゃくちゃ良く見えたんです。」と、伝えたところ納得してました。よかったです。
” m’s braque “ – ONE IN TUCK JODHPURS PANTS – ¥50,600-(tax included)
穿いたことが無い方はもちろん。 全然気分じゃない方、いかがでしょうか。 僕は去年の8月、この全然気分じゃないパンツを穿いた時、全然気分じゃなかった分だけ楽しかったのです。
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” FRANK LEDER “ – STRIPED LINEN OLD STYLE SHIRT – ¥52,800-(tax included)
FRANK LEDERの中でもお馴染みの形であろう、オールドスタイルシャツ。 控えめな印象のストライプでサラッとした雰囲気の良いリネン生地。 長い着丈、ラウンドした裾等、特に目新しさは感じないバランス、いつものFRANK LEDERのシャツだ。 きっと河上や鶴田さんにとってはそんな印象だろう、と思う。 なぜなら、彼らはFRANK LEDERに慣れているし、このシャツはずっと変わらないから。 こんにちは、中台です。
一方で僕にとっては少し違う印象を覚える、オールドスタイルシャツ。 買って着たことがないからなのか、長い着丈、ラウンドした裾等、このバランスがまだまだ新鮮に映る。 古着では補いきれない色気と感性、新品の洋服には見られない雰囲気と表情がある。 現行でこんなバランスのシャツを作っているのはFRANK LEDERしかいないだろう。たぶん。
ゆったりしたシルエットだから、ボタンを留めず適当に羽織るのもいい。 リネンの清涼感も相まって、サラサラ心地良い。 どんなに適当に着ても、静かに品は感じられるような、FRANK LEDERらしい美意識が見えるシャツ。
どうやらボタンを留めるだけでも雰囲気が変わるらしい。 裾のラウンドがより際立ち、袖には溜まりが。 このシャツ本来のシルエットが見えてくる。
タックインしてもいい。 裾に入れられてクシャっとしたリネン生地が良い顔をしている。 特徴的な裾のラウンドは見えなくなるが、存在感は消えない。
ミスマッチなシャツを上から重ねても面白い。 何かと組み合わせると生地のコントラストが楽しめるから、色々合わせてみたくなる。 今、ふと思った。 このシャツの一番の魅力は「変わらない」ことなのかもしれない。 時代に合わせて変化を重ねていくことも必要。 だけど、様々なことが目まぐるしく変化していく中で変わらないものはありがたくもある。 そういうものほど腐らないし、自分が変われば新しく見えることだってある。 このシャツはFRANK LEDERにあまり馴染みがない方には、僕のように新鮮さを感じてもらえるだろう。 そして、もう見慣れてしまった方。 いつの間にか自分のバランスが変わっていることもある。 見慣れたからと言って、スルーしてしまうのも勿体ない。 改めて見てみると、何か新しい発見があると思う。
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季節の変わり目。雨が降ってミョーに肌寒いかと思えば、突然「え、夏ですか?」というくらい暖かいを通り越して暑かったり。日本の四月は気まぐれ。 こんにちは、鶴田です。 洋服が好きでカッコつけることが大好きな人にとって「着心地がいい」というフレーズはいつだって「かっこいい」の二番手に甘んじる言葉だ。多少着づらくても、かっこよければそれでいい。僕もほとんどの場合は、そう思っている。 しかし、ごく稀に「着心地もいいし、かっこいい」洋服に出会うと、「着心地」という要素の重大さに改めて気付かされる。
僕が着ている、見るからに着心地が良さそうな服。見た目はシンプルな丸首のカットソーみたい。だけど。
河上が着ているのを見ても、やっぱり着心地が良さそうだ。明らかに柔らかそうな、細かいドレープが見てとれる。鹿の子?
ちらりと見える「MADE IN ITALY」のタグ。 こんなに細かい鹿の子、見たことない。 鹿の子って、そもそもはラコステの創始者が初めてポロシャツの素材に使い、世間に広まっていったスポーツウェアの代表みたいな生地だということは知っている。でも、この鹿の子からはスポーツウェアの匂いをまるで感じない。 むしろ、エレガントなムード。
” ES:S “ – SADDLE SLEEVE KNIT – WHITE/NAVY ¥59,400- (tax included)
「MADE IN ITALY」のハイクオリティニットと聞いて、勘のいいお客さんは「あのニット 」のことを思い出すかもしれない。そう、ご名答です。この鹿の子ニットは「あのニット」と同じファクトリーで作られている。超高級メゾンの仕事もこなすイタリアの名門ファクトリー製なので、そのクオリティはやっぱり超絶レベル。鹿の子生地を縫い合わせたものではなく、完全なるニット成型。 当時、日本でJP BLUMの代理店を務めていたSEKOND/吉田さんから仕入れたこの鹿の子ニット、ES:S(エス)というブランド名がついている。
超・ハイゲージの鹿の子編みをリンキングで成型したニットからは、もうなんというか特別なオーラが放たれている。それは「ニット成型だからゴワゴワしない」とか「ハイゲージ鹿の子の肌触りが恐ろしく軽い」とか、着心地を左右する一面もあるんだけれど「圧倒的な作りになればなるほど見た目がかっこよくなる」というオーラ。「鹿の子だとは思えないくらい柔らかくて豊かなドレープ」もその一端である。 コーディネートは、普通に丸首ニットのつもりで着てもらえれば大丈夫。
天竺のハイゲージとも違う柔らかさにサドルスリーブのスクエアな肩回りがいい感じ。 河上は、よりTシャツ感覚で着用。
袖口リブのテンションはしっかり目なので、暑い日はグイっと袖まくりしてもいいかもしれない。そもそも、鹿の子は凹凸感のある編地なので肌との接地面が少なく、涼しく過ごしやすいだろう。
着心地の良さが、そのままかっこよさに繋がっている感じがする。
スポーツ素材の機能性がハイクオリティの成型に出会うと、これほどカッコよくなるのか。いや、それだけではない。きっと、このファクトリーの美意識とプライドが作用した結果だろう。 「ラグジュアリー」や「着心地」に引っ張られ過ぎた退屈アイテムが嫌いな僕から見ても、これは素晴らしいアイテムだと思う。なにより、美しい。 Tシャツのように着ても、圧倒的に、ニット。 いいね。
MANHOLE official instagram 鶴田 啓
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