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2021/08




いつもだったら僕から改めて紹介することの無い流れですが、いつも通りもつまらないのでちゃんと紹介します。

TENDER Co.のBASTE POCKET JACKET。





TENDER Co.自体、あまり細かい情報を頭の中に入れずに仕入れることを決めたブランド。
「いいな。」と思えるタイミングでちょうど目の前にあったので、MANHOLEに並んでいます。
が、何回かコレクションを見ることで、自分の中で良さを説明出来るくらいにはなった気がする。


洋服の作り方、ビジネスの仕方も話を聞く限りスローなペース。
先シーズンはオーダーしたのを忘れたくらいのタイミングで入荷したので、今回の納品も遅いのかな〜と思っていたら意外と早く届きました。



Color : RINSED


Color : INDIAN BLACK DYED




このジャケットの特徴は生地/色/ポケットの形状。

” Cotton Chain Cord “という、今回のコレクションのために織られた生地。
生地を織る際、経糸が布の後ろから前に引っ張られることにより捻れた隆起を形成、生地の表面に垂直の紐状リブが出てきます。

” Baste Pocket Jacket “のポケットは、前見頃の生地を長くとり、折り返してポケットになるように作られています。
ビスポークのラフフィッティングで使われる工程を参考にしたディテールだそう。
寸法を最大限変更できるように生地を残して折り畳み、” Baste “と呼ばれるしつけ糸で縫い付ける。
そこから、このジャケットはBaste Pocket Jacketと名付けられました。

RINSED(オフホワイト)は洗いのみがかけられています。
INDIAN BLACK DYEDは焼いた象牙とイカから得られた黒い染料で染められているそうです。


と、オリジナルの生地/オリジナルのアイデア/自然由来のアナログな染色方法で作られたTENDER Co.のBASTE POCKET JACKETですが、大事なのはそこじゃない。
聞かれたら説明出来る要素は多いけど、そういうのを知らなくても「いいなあ。」と思って買うことが出来る洋服なんです。

生地に用いられたテクニック、着る上で使うディテール、布が褪色していく美しさ。
そういうのは気に入って着ている内に自然とついてくる、美味しいおまけのようなもの。




洋服の形自体はシャツジャケットに分類されるような物だと思うので、提案としてはいつも通り。
みなさん、好きなように着てください。


説明だけ聞くと、作り手の拘りが強そうなイギリス物。雰囲気も十分すぎるくらいちゃんとある。

その為、物としてのキャラクターが強いように見えますが、実際は選ぶ人自身のキャラクター/好きなもの/持っている洋服に印象が左右される洋服だと思う。柔軟。
僕はこの細さが気に入ってます。なんか生地が奇妙にストレッチするのも笑える。


” TENDER Co. “
– BASTE POCKET JACKET –
¥57,200-(tax included)




「着る人を選ぶ洋服」という表現をたまに見かけますが、MANHOLEを始めてからそんな物はこの世に無いのかもしれない、と思うようになりました。

大体の洋服は、選ぶ人が着るだけです。
で、あるならば、僕らはお客さんと一緒に「着る人」ではなく「選ぶ人」になっていきたい。

例えば、TENDER Co.のような。
理屈もあるけど理屈じゃない良さを感じる洋服からは、その「選ぶ人」になるためのヒントを感じます。




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一人でもいい








こんにちは。
MANHOLEの中台です。


先シーズンも何となく気に入っていた、TENDER Co.からシャツが届いた。

何か新しいものが入荷するのは嬉しいが、前回のBLOGの時より、さらに何も知らない。
河上に聞いてみると「どういう作りだとかの詳細は覚えてない、その内思い出す。最悪恥を忍んで代理店に聞いてみる。だからそういう聞けばなんとかなる情報はおいといて、かっこいいな。」とのこと…。

まじかよ…仕方ない。
9月から頑張ってくれるらしいから、まあいいか。
僕は大人、何とかします。










見たことがない、触ったことがない風合いのコットン生地。
コードレーンともシアサッカーともコーデュロイとも全然違う、生地が縮みすぎてナチュラルな横ストレッチを生み出している。

色は無染色のナチュラルと、鉱物で染めたような印象のライトグレー。
うん、確かにかっこいいし欲しくなる。

でも「確かにかっこいいから、お客さん、是非どうぞ!」じゃ流石にまずいので、改めて河上になんかないか詰めてみたところ。

「俺が感じるTENDER Co.の良さは、男性的な洋服だとか経年変化だとかイギリス製だとかはどうでもよくて。いつも見え方はあまり変わらないんだけど、実はシーズンが切り替わるごとに型自体も生地自体も作りが変化していること。もちろん定番品や継続品番もあるんだけど、それとは別枠で毎シーズンリリースする洋服は、変わらないように見えて実は変化を続けている。こういう物の作り方をしているブランドは多いようで少ない。だから、そういう意味でもMANHOLEでは大事にしていきたいと思っている。あと、今日のシフト組みミスっててごめん。」

すごいちゃんとした答えが返ってきてびっくりした。。。
たまにはストレートに聞いてみるのも良いですね。

今日は河上がシフトを組むことすらミスっていて、僕一人出勤だったので着用画像はありません。
河上がきっとまた、9月中に紹介してくれるはずです。


それではまた。




” TENDER Co. “
– BASTE POCKET SHIRT – ¥57,200-(tax included)








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中台 竜郎

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S.E.H KELLY復活。

ブランド自体が休止していたわけではなく、数年間本国でクオリティコントロールを行なった後、今年の秋冬シーズンから日本の市場に帰ってきました。

おかえりなさい、日本はまだまだ暑いですね。





MANHOLEではトレンチコートをオーダー。

冬の東京に映えるライトグレー、目付けの重いヘリンボーン。
当たり前のように暖かいとは思いますがMANHOLEのお客さんであれば、この暖かさ(僕風にいうと暑さ)、うまく使いこなせると思います。
英国のトレンチコートですが、別に教科書通りのクラシックな着こなしを目指す必要はない。





僕の想像以上に物が揃った8月。
体感では半分以上入荷してるんじゃないでしょうか。

その割に全然やる気が出ないのはなんでなんだろうか、と考えていたところ。
昨日他所のお店に遊びに行きパンツを試着した際に、その理由がわかりました。

タンクトップに短パン、更に靴下すら履いてない。
靴も靴下履かずに履いてもそんなに罪悪感を覚えないものしか履いてない。
こんな格好で冬物を紹介する気なんて起こるわけが、無い。

と、いうわけでまずは靴下を履くことから始めよう。
9月から頑張ります、きっと。




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河上 尚哉

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こんにちは。
MANHOLEの中台です。

今日は、何も知らない、何も伝えられていないシリーズ。
河上、なんとなくでいいから教えてくれよ…。

とはいえ、僕も大人なのでそんなことは言ってられない。
経験と感覚でなんとかしようと思います。







モーニングのような裾の曲線が特徴的なFRANK LEDERのBROWN MIXED WOOL CUTAWAY JACKET。

裏地はないのでロングシャツの延長線上にあるような印象。
シャツジャケットとしても使えそう。
渋いけど、よく見るとカラフルな生地は、写真でも伝わるくらい圧倒的な雰囲気。

違和感のある、手持ちの洋服にはないパターン。
「どう着ようかなあ。」なんて思うかもしれないけど、怖気づく必要はない。
そういう洋服は、まず、何も考えずにあわせてみる。










やはり、怖気付く必要はない。ちゃんとなんとかなる。
改めて、ジャージの最強さを思い知る。
本当にとりあえず着ただけなので、下に着ているのはタンクトップ。
ツイーディな洋服と素肌のコントラストも良いことに気付いた。
どうでもいいけど、意外とチクチクはしない。






このままだとジャージ最強、タンクトップに合わせられない物は無いみたいなBlogになりそうだったので、悠人にもとりあえず着せてみる。

悠人が今日着てきたのは、去年MANHOLEで売れたであろうBLESSのパンツ。
メルカリに「去年の夏頃、青山のMANHOLEにて購入致しました。」という紹介文と共に出品されていたのを悠人が発見、そのまま悠人が回収したらしい。
おかえりなさい、BLESSのパンツ。

とりあえずULTERIORのモックネックカットソーを着てもらったんだけど、やっぱりなんとかなる。
「どう着ようかなあ。」と考える洋服こそ、もしかすると着るとなんとかなるのかもしれない。







と、適当なことばかり書いていると、流石に河上に呆れられそうなのでここからは少しだけちゃんとやります。最近あいつも適当だけどな。

もうすでに見慣れた着丈の長い洋服の着方に変化をつけることの出来るFRANK LEDERのBROWN MIXED WOOL CUTAWAY JACKET。
なんせ裾がカッタウェイしてる。
着丈の短い洋服との相性もいい。





さて、「少しだけちゃんと書くか。」と思った矢先ではありますが。

こういう新しい着方を楽しませてくれそうな洋服。
僕らが「こう着るといい、ここが良い、こう思ったから仕入れた。」を伝えすぎてしまうと、お客さんの「こう着ると良い、ここが良い、こう思ったから選んだ。」という発想を奪うようで勿体ない気がしてきた。



” FRANK LEDER “
– BROWN MIXED WOOL CUTAWAY JACKET –
¥74,800-(tax included)





折角の新しい感覚、僕らの言葉を通さずに、自分の目で見て楽しんで欲しい。





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中台 竜郎

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「細番手のファインウール糸を高密に織り上げたギャバジン生地を表面に使用し、裏面に透湿効果のあるナイロントリコットをボンディングしたハイブリットなオリジナル生地を作成。
シーズン毎にご好評頂いたCPO型ドレスシャツをブルゾンライクにアップデート。
50sに将校クラスのみ着用を許された幻型をベースに、現代的にモディファイド。
仕様面でも止水テープ始末などを施し、軽さと高級感を持たせています。」

というのがNICENESSオフィシャルの商品説明。
元の古着に対して単純に上質な生地を用いて着心地やシルエットを改善しただけではなく、機能的なハイテク素材を用いて着心地やシルエットを現代的にアップデートしたわけでもなく。

パッと見で感じる印象も、ちゃんと着てから覚える印象も、結局ローテクなのかハイテクなのかわからない生地をオリジナルで作ってまで形にしたのがNICENESSのCPOシャツ:ZAKだ。





「黒い洋服」は、MANHOLEの暗い撮影環境と相性が悪い。
一応「なんとなく伝わればいいな。」と思って中台と朝から光を待ちながら撮影してみたんだけど、撮った写真を改めて見返すとあまり伝わる気がしていない。
「まあ、物撮りで細かく撮ればいいか。」なんて話していたら、途中でお腹が空いてきて昼飯を食べに出かけてしまったので、肝心の細かく撮るはずだった物撮りも結局光量が足りず撮れていない。

朝から「この洋服に対してどういう紹介の仕方をしようかなあ。」となんとなく考えていたんだけど、想像以上に暗い物撮りを見た時に全部、忘れた。
今度から黒い洋服を紹介する際は、外の自然光で撮影するか、お腹が空いたからといって撮影途中に昼食を食べに行かず、ちゃんとやり切ってから出かけようと思います。




” NICENESS “
– ZAK – ¥69,300-+TAX-




幸い、NICENESSのZAKは僕のこんな落書きみたいな文章で良さを伝えられるようなものではなく、実際に着ないとわからない洋服だ。

ローテクなのかハイテクなのかわからない生地や、洋服としての形、合わせ方まで。
一度や二度着ただけでもわからない、実際に着て生活することで買った時よりも、もっと好きになることの出来るものだと思う。


と、上手くまとめた風で今日は終わります。
それではまた。





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