107-0062
central aoyama #003
4-1-3 minami aoyama minato-ku,tokyo

W : manhole-store.com
M : info@manhole-store.com
T : +81 34283 8892

2024/01

空白に立つ



夜更かしをすると、翌朝が朝寝坊になる。当たり前ですね。

朝寝坊すると、動き出しが遅くなる。動き出しが遅くなると、出かけるのがおっくうになってそのまま一日中家にいる。朝と夜、家の中と外の間にあるはずの境界がぷるんと溶け落ちて、誰もいない空白の上にただぽつんと立ちすくす。

そんな経験ありませんか?こんにちは、鶴田です。



MANHOLEでは創業以来、新品と古着の両方を品揃えし、それぞれを同じように販売してきた。

古着、と言われるものだって元は新品。「着る」という目的のために作られたものである以上、どちらも同じ「服」であることに変わりはない。新品にしかない「クオリティ」、古着にしかない「ノリ」の部分はそれぞれあるとしても、着てしまえばただの「服」。

例えば上の写真。どれが新品でどれが古着なのかなんて関係ない。関係ないし、実際に僕らの家のクローゼットはこんなもんだ。新品と古着で分けてクローゼットに収納している人なんて(多分)いやしないだろうと思う。実際に、この写真に写っているキャップは新品、パンツは新品、ベースボールシャツは古着。



色が褪せて生地が痩せたコットンネルのシャツみたいに、ヘロヘロのパンツ。しかし、これは今シーズンに入荷したばかりの新品だ。m’s braqueのシンチバック付きバギートラウザーズ。なんて切ない色をしているんだろう。

“ m’s braque ”
– ONE-INTUCK BLEACHED WIDE PANTS –
¥55,000- (tax included)



後ろ股上がやや深いハイバック、フロントには浅めの1プリーツ、筒状のセミワイドなシルエット。



同じく切ない色目のアーガイルニットや、真っ黄色のスニーカー、グッドバランスの黒レザーブルゾンに合わせてみると、すべての年代やブランド名が消え去ってしまう。新品/古着の境界線がぷるんと溶け落ちて、ただ服を着た人がそこにいるだけ。



そんな服を着た人が、ただ街を歩いているという日常風景。



ちょっとかしこまって、ジャケットを羽織りネクタイを巻いてみたところで結果は同じ。新品/古着の優劣なんてない、ただ服を着た人がそこに立っているだけ。



古着、古着、古着?



新品、新品、古着?



古着、新品、古着?



答えはm’s braqueのパンツを含めたすべてが新品。そして、この問いに全く意味がないことに気付く。

今シーズン入荷したm’s braqueのパンツはコットン100%のチェック生地をパンツとして縫製したあと、ヨレヨレに色が痩せるまで退色させ、そしてそれがいま僕らの目の前にある。このパンツが目指した地点は「ヴィンテージデニムの美しい色落ち」でもなければ「着古して男っぽく味の出た軍モノ」でもない。美化されたヴィンテージアイテムを目指していかないこの姿勢には、正直、意味がない。

意味のない経年変化。



僕らには知識や情報が乗っかり過ぎてしまったのかもしれない。こういった意味のないパンツを、例えば蚤の市でぽろっと見つけたとき、果たして僕らはこのパンツを素直に買うことができるのだろうか?新品、古着、値段、縫製、加工、ブランド名、そういった知識や情報を頭の中から一旦追い出して、パンツそのものを見ることができるのだろうか?

家のクローゼットでは新品と古着で分けてクローゼットに収納している人なんて(多分)いやしないだろうと思う。しかし、そのものを買う前の時点では、しっかりとそこに意識が働いてしまうのが現代人なのかもしれない。

朝寝坊して、動き出しが遅くなって、出かけるのがおっくうになるその前に、ごちゃまぜのクローゼットの中から迷わず掴み取り、素早く穿いてそのまま出かけられるようなこのパンツには、区別されるという意味がない。意味がないことの強さ、潔さ。このパンツは極めて古着っぽい新品ではない。ただ、服と服の間にあるはずの境界がぷるんと溶け落ちた、誰もいない空白の上にただぽつんと立ちつくしている。そして、意味や理由、区別に疲れた手のひらが繰り返し掴んでしまうような服だと思う。

優しい服。





MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

鶴田 啓

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

“NICENESS”
– REYES – [リバーシブルT L/S]
Size:M/L Color:BLACK/LIGHT GREEN
¥39,600-(tax included)



こんにちは。禅野です。
本日はNICENESSのリバーシブルL/S Tee:REYESを紹介します。


REYESの表生地にはスーピマの超長綿とサンホーキン長綿のブレンド糸を使用。
繊維長が長いほど高級とされるコットン。アメリカ産の高級コットン”ピマコットン”の中でさらに厳選された最高級長綿スーピマコットン。
優れた吸水性や柔らかさ、繊維の丈夫さを活かし、タオルの生地に用いられることの多いサンホーキン綿。
どちらもアメリカを代表する毛羽の少ない上質な長綿。その2種の繊維をブレンドすることで、光沢感のある生地に仕上がっています。
グレーの面は手摘みのペルーコットンを使用した、ふんわりと伸縮性のあるフライス編み生地。

90年代のカジュアルなダブルフェイスロンTをリファレンスしたモデルですが、上質な糸で編まれたカットソー生地によってカジュアルさの中に色気を感じます。



ぼくが気に入って履いているスカートトラウザー。
イタリアのデザイナーが作るエッジの効いたパンツですが、負けじと光沢感を放つREYES。
頼もしいロンTです。


古着のダブルフェイスのTシャツでよく見るブランドネームの付け方。
かわいらしくて好きです。



中台さんはカフタンの上から。いつも通りその日の格好にそのまま着用。
今日の中台さんのように、毎日難しく考えずサラッと着れそうですね。



光沢感のあるプレーンな生地の端に裏生地の杢グレーのフライスニットがちらりと見える。
アメリカな雰囲気がほんのり香ります。



ぐるりと裏返すと単色グレーのロンTに。
グレーの面で着ると襟元、袖、裾のリブが隠れます。
裏返して着用することにより色だけではなく、形も少し違うように見えますね。



NICENESS:REYESは古着をリファレンスしていますが、古着ではカバーすることができない、
着心地のよさや色気を備えたいいバランスのリバーシブルロンT。
その日の気分に合わせて〜なんて考えるまでもなく、適当に手を伸ばして着た時もちゃんと楽しめそうですね。



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

禅野晃士

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

アミアミの向こう側から、こんにちは

どちらかといえば、こちらがわ、ですかね?

というわけで、本日は季節外れのアミアミパラダイスです。

つまり、MANHOLEを見渡して、目に飛び込んできたアミアミたちを皆さんにお届けしよう、というわけです。

季節外れって、なんかいいですよね。
冬に咲く桜とか、まったく普通の日なのにクリスマスニットを着ているとか‥いくらでも出てきそうです。
ぼくの帰り道にも、ひまわりが咲いています。冬なのに。毎回目を奪われますよ。

寒いのにアミアミ、あったかいものにスカスカなもの、いいですよ。
何かの上にも、下にも、アミアミはどこへでも潜めます。

もちろん、春の桜が綺麗なように、オンシーズンアミアミも最高です。
それはいつかやってくるので、一旦お預け‥今を楽しみましょう!

 アミアミ
「編み編み」なのか「網網」なのか気になりますよね?
今日のアミアミたちは言ってみれば「網網」ですかね

ふと「編み編み 英語」で調べてみると
「knitting knitting」
当然でしたね
ニッティンニッティン!

アミアミって、スカスカなのに、存在感はミチミチですよね

” USED “
80s istante yellow leather mesh pullover

アミ越しの歌姫

military insect repellent jacket

CLASSのアームをアミにオン

“INSECT REPELLENT”
このパーカーは、ミリタリーの虫除けのようです

アミアミアーミーですね!

ちなみに、今日の修也さんはアミアミレースにモコモコです

葛(KUDZU)の網ジャケット

スカスカなのにパンパンで、かわいいですね

“CLASS”
– CCDS04UNI A –
¥286,000- (tax included)

この葛ジャケットを見ると、夏の浜辺バカンスなどなどが目に浮かびます
オンザダウンすると、また違った風景が広がりますね

何が浮かびましたか?

今日はアミの日でしたね。

最後に、ぼくがここ数年で仕入れたアミたちをいくつかお伝えしようと思います!

・(帽子を)あみだに被る 
このアミは阿弥陀から来ているようです。まぶかの逆ですね。浅く被ったツバが阿弥陀如来の後光に見えたそうです。いいですね!

・ami
アミ。フランス語でトモダチです。

それでは皆さん、みんなアミーゴということでアミアミを楽しんでいきましょう!
それではまた!



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892



よし、今日はNICENESSのレザーブルゾンの紹介でもしたいな。
と、思っていたのですが。気付けばこんな時間になっていました。
今日は中台と山崎くんが途中お出かけしたので久しぶりの一人営業。
のんびりお客さんと話せて良い1日でした。MANHOLEはじめたての頃を思い出しますね〜。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892




 ‥‥これは、何ですか?

というのが正直な感想でしょうか

何なのでしょうかね?
大きなワッフルですね

こんなに大きなワッフルがあったら、幸せですね
たっぷりメープルシロップ‥
おなかパンパンです

そういえば、昨日のブログも食べもの話でしたね
やはり、何か関係が‥‥
衣・食‥

忘れちゃいけません。
これは、服の生地です。

おや、着ましたね。
やはり、服でしたね!

もうこんな茶番は飽きましたね

それにしても、ここはどこなんでしょうか?
不思議な背景ですね‥

ハイ、さっき行ったので、知ってます。

それよりも、ベージュのワッフルからフワフワのコットンへの切り替えに目が行きますよね!



やっとこさ、紹介させていただきます。

ふわっと且つ迫力満点のこちらは、
BLESSの 6009 Scheich です。

存在感も相まって、コートのような佇まいですが、大きなカーディガンと言ってもいいですね。
つまり、コートとしても、大きなカーディガンとしても着れるという事です!

このモデルは、BLESSでは定番の型のようです。色んな生地のパターンがあるのでしょうね。
「これは、何ですか?」
とか言っていたものが実は定番だったなんて、笑っちゃいますね。

まあ、誰にとっても定番のものなんてきっと無いですからね。
鉛筆と消しゴムくらいじゃないですかね。

もちろん、これがいつものお気に入りの方には、定番に違いありません。
それと同じに、これが目新しく新鮮に映る方には、ワクワクする新作です。

いや、結局ニュー生地なので、みんなワクワクふわふわコートですね!

横にPOCKET

内側は、キモチいスウェット生地です
これ、手触り肌触り共に素晴らしいです

これでこのコートのふわふわ生地3種類コンプリートです

お気づきですね
2WAYです

というと語弊がありますが、
さっきまで首に溜まっていたワッフルを被りました

フードのように被ると、ふわふわなのに怪しげですね。
ナイスアンバランスといったところでしょうか。

今日は下もスウェットパンツで、ゆるっとした感じでしたが、
きっとメリハリが付いていても可愛いこと、マチガイナシでしょう。

それではこのままHEY TAXIで、さようなら!

– BLESS -” Scheich ” Size:L
¥130,900- (tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892