こんにちは。
MANHOLEの河上です。
今日は中台にお店を任せて午前中から展示会だったり取引先に顔を出したり買い物をしたり銀行に行ったり、半日くらい外をぶらぶらしていました。
僕らのような働き方だと、どうしてもお店に閉じこもりがちになってしまうし、私生活と仕事の境界がそんなにはっきりしないまま毎日過ごす事になるので、今日みたいに外に出て人と会って話をするっていう時間は大事ですね〜。
良い息抜きになりました。
中台ありがとう。
外に出るたびに色んな人から「お店調子良さそうじゃ〜ん。」だったりの言葉を頂きますが、今日お店に戻って何人かお客さんがいる店内を見たときに「本当にすごいのは僕らじゃなくて、僕らの話をまともに聞いてくれるお客さんだったりするよな〜。」なんてエモーショナルな気持ちになりました。
変な天候続きで体調が悪いから弱気になっているのかもしれません。
今日紹介するのはBLOHMのハンタートラウザー。
コットンメインの四者混。
ウールのような綺麗な見え方をする生地感。
一見薄手に感じますが、発熱/保温性を持つアクリルレーヨンのソフトサーモの機能により着ると見た目以上に暖かさを感じるはず。
股上も深く、ヒップも緩め。
ワタリからテーパードするシルエット。
ブラックは黒ベースのヘリンボーンストライプと、グレーベースのグレンチェックのコンビ。
ネイビーはネイビーベースの千鳥とネイビーベースのピンストライプのコンビ。
好きなものははっきりしてるけど、ジャンルに捉われない大人が作る洋服。
僕らは来てくれた人を見て、何を勧めようか、どんなのが似合いそうか/あるいは全く似合わなそうかを考えながら洋服を紹介しています。
その中で勧めたものがバッチリ決まったり、僕らが想像もしなかったものがお客さんにハマったりする瞬間が最高に楽しかったりするのです。
だから、MANHOLEというお店には「誰にでも売れそうだな〜。」っていう洋服はあまり置かないようにしています。
企画として「誰にでもハマる洋服」を目指して作られた洋服は最高につまらない。
一方で、好きに作った結果「誰にでもハマる洋服」になったものは着ていて、穿いていて結構心地よかったりします。
BLOHMのHUNTER TROUSERSはまさしくそんな洋服。
穿いた時の気軽さも含めて、僕らにとってもお客さんにとっても息抜きになるような洋服だと感じるのです。
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河上 尚哉
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
今でこそ市場にはワイドシルエットのパンツが溢れかえっていますが、6,7年前は作っているブランド自体が少なかったです。
そもそもテーパードシルエットが主流、パンツはくるぶし丈が基本。
当時ワイドパンツなんて企画しようもんなら即却下されて中台と「わかってねえなあ。」なんて良く愚痴をこぼしていたのを思い出すなあ。
そう考えると「ドローコードのイージーパンツ」っていうジャンルもワイドパンツと同じ時期にポッと盛り上がって同じくらいのタイミングに落ち着きました。
トレンドや気分っていうのは本当に不思議なもので、今まで「良いなあ。」と感じていたものがそこまで魅力に感じなくなったり、そもそも興味すら無くなってしまうこともあったり。
自分が今好きなものや良いと思うものを好きで居続けたり、良いと思い続けるのは結構難しいことなのでしょうか。
FRANK LEDERならではのドローコード付きのワイドトラウザーズ。
このブランドならではの不思議な生地感。
このパンツならではのちょっと野暮ったい、抜けた様な印象のシルエット。
男性服は女性服と比較してそもそもの洋服の種類が少ないので、シルエットだったり細かなディテールだったり、素材感だったりで変化をつけていくしかないのです。
そう考えるとトレンドがコロコロ変わるのはむしろ良いことな気がします。
男性服は女性服と比較してそもそもの洋服の種類が少ないので、シルエットだったり細かなディテールだったり、素材感だったりをいじると結構変わった気になれるからです。
困るのは、一旦流行りだすと似た様なものしか売り場に並ばなくなること。
そういう意味では「ならではの」洋服作りをしているマイペースなブランドやデザイナーは、とてもありがたい存在なのです。
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河上 尚哉
明日、11月27日(水)はお休みをいただきます。
河上は風邪を引きました。
中台は高円寺で買い物をするそうです。
二人とも夕方ごろに合流して渋谷をぶらぶらする予定です。
11月28日(木)以降から通常通り営業致します。
「色柄が派手だから、そんなに目立つところに置かなくても気付くだろ。」
なんて理由で隅っこの方に追いやられたCORGIのソックスが気付いたら無くなっていたので色柄を増やして補充しました。
そういえばそろそろクリスマスムードですね。
贈り物とかにどうですか。
「気が利いている靴下くらいはオリジナルで作りたいね〜。」なんて話してから早半年は過ぎましたが、特に何もしていない僕らにとってCORGIのソックスは最後の砦。
ちなみに春夏はそのCORGIのソックスすら用意出来ていないので、そろそろ何か考えなければ。。。
それではまた。
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河上 尚哉 / 中台 竜郎
MANHOLE 2019AW PREVIEW “ALONE”
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
昨日はロンT一枚で歩き回っていたにも関わらず汗だくになったので、僕は今年の冬に対して絶望していました。
今日は寒くて嬉しいです。
電車の中もそんなに暑くなかったです。
それだけで一日気分が良いですね〜。
そういえばセレクトショップ界隈では「今年は暑いから洋服が売れない。」なんて悲観的な話題が多いみたい。
って言ってもあと一ヶ月ほどしたら確実に寒くなるので、お店はセールで価格を下げる時期を見直して、自分の首を自分で締める残念な行為を改めれば、もう少しまともな内容になるんじゃないですかね〜。
いずれにせよ、欲しいタイミングで欲しい洋服が買えるのがベスト。
そういう意味では、このブランドみたいに欲しい時期に納品してくれるのが一番いいのかも。
オープン前の内覧会の告知の際に紹介したALONEのカウチンニット。
この手の洋服は古着だと野暮ったすぎてまともに着る事が出来るものも少ないので、こういうバランスの良さは新品の洋服ならでは。
「国内外の3つの工場を経由して作ったんだよ〜。大変だったなあ。zipをririにしたのもお金がかかったけどやっぱりいいよね〜。」
なんて、全く大変さを感じさせない口ぶりでデザイナーの神谷くんが展示会の際に説明してくれましたが、このニットの仕上がりを見ると確かに手間のかかった雰囲気ある表情がしっかりと出ています。
ウールの質感、ボディバランス、エルボーパッチ、ハンドステッチ、ハンドウォーマーポケットなど。
全体的に丸っこい印象のカウチンニット。
カウチン特有のヘチマ襟等のディテールを省くことにより、更に野暮ったい印象を削り取っています。
カットソー/スウェットやシャツの上からライトアウターとして。
吸湿保温性も高そうなので、風を止めるものを上に着れば東京の冬くらいであればどうにかなるはずです。
ニット自体の生地感はかなりあるので、個人的には縮絨ウールの洋服などを合わせるよりも、生地感がドライなコットンや梳毛系ウール、化繊のものと合わせた方がバランスが取れると思います。
中台もどうやら同じ考えだったよう。
カウチン自体もスポーティなアイテム。
ニットの質感を拾って現代のスポーツものと組み合わせて上品に合わせてみると面白いかもしれません。
あれこれ考えるのが面倒な人は、普段の装いにシンプルに羽織るだけでも形になると思います。
シルクスクリーンプリントのTシャツを手売りすることから始まったブランド:ALONE。
19A/Wシーズンから1ラックのみの限られたラインナップながら、トータルウェアでコレクションを展開しています。
MANHOLEでは、彼のコレクションの中からカウチンニットのみをセレクトしました。
アメリカンカジュアルをベースに、ただそれだけじゃ無い彼の軌跡を確かに感じられる洋服が、正にこのアイテムだったからです。
国内外の工場をいくつも経由して作り上げられた、良い意味での野暮ったさと重みのある雰囲気を残した現代的なバランスのカウチンニット。
ALONEのブランド名は、デザイナーの神谷くんが所属していた前の職場で、ずっと一人で店頭に立っていた事からつけたそうです。
彼が一人で始めて、数多くの人たちに受け入れられたから続くブランド。
彼が一人でデザインし、数多くの人の手により形となったニット。
どこと無くアイロニカルかつ哀愁のある雰囲気ながら、彼自身の柔らかな人となりを奥底に感じるブランド:ALONE。
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河上 尚哉
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
11月21日に帰国しました。
本当は翌日の22日から営業する予定でしたが。。。
買い物した古着約160kg強+スーツケースを手持ちで持って帰ってくることが出来たので、空港での通関やら仕分けや入荷作業やらで想像以上に時間がかかってしまいました。
今度からは無理せずに現地から郵送しようと思います。
自分で商業用貨物として税関通すのも大変だったなあ。
買い付け自体はタイミングも良かったのか、ニューヨークから一切出なかったにも関わらずまとまった量が買えました。
中台は「古着屋として拾えるものは多かったなあ。」と言っていましたが、僕らは古着屋では無いので、そういう意味では比較的絞った内容で集めることが出来たと思います。
古着を物として一つ一つ紹介しても意味が無いので、買ってきたものに関してはお店に見にきて下さると嬉しいです。
約10日間ほどの滞在で、当たり前に雪も雨も降り、晴れの日もあり曇りの日もありました。
僕も中台も上着1枚、ロンT3枚、ボトムス2本に下着類と靴を一つくらいしか持っていかなかったのですが、海外の買い付けを過ごすにはちょうどいいくらいの内容だったと思います。
中台はF.LLI Giacomettiのサドルシューズ。
僕はF.LLI Giacomettiのモンキーブーツ。
革靴にとっては非常に良く無いことだけど、滞在中はずっと同じ靴で過ごしたわけですが、やっぱりジャコメッティのシューズは道具としても優れていることを実感した10日間でした。
ニューヨークは世界を代表する大都会とはいえ、日本の都市部と比較するとやっぱり汚い場所も多い。
靴としての歩きやすさはもちろんだけど、vibramのありがたみを思い知りました。
あの生ゴミの汁の水たまりが点在する街並みをレザーソールで歩くと思うとゾッとします。
アッパーもちょっと磨けばどうにでもなるし、気が向いたら丸洗いしてみようかな。。。
今期同モデルを買われた方は、何も気にせずに履いてあげてください。
多分この靴がもっと好きになるはずです。
そして、「便利そうじゃ〜ん。」なんて軽いノリで着て行ったACRONYMは大活躍。
前ポケは財布替わり。
雨の日も多かったし、想像を絶するほど寒かったので中に現地で買ったフリースさえ着てフードを被ることで快適に過ごすことが出来ました。
何より勝手がわからない海外で、ある程度のお金を持ち運びながらも小さなポーチすら持たずに手ぶらで出かける事が出来たのが一番大きいかも。
この洋服も道具として非常に優秀です。
持っている方は値段にビビらずにふつ〜に着ることをオススメします。
唯一の失敗点は、グラビティポケットに携帯を入れていたのを忘れて、「やばい中台、携帯を落とした。。。」と焦ったことぐらい。
普段使い慣れていない収納は海外では使用しない方が良さそうです。
中台が着て行ったのは過去のCLASS。
ウルトラスウェードのスノーパーカもまた、風を通さず中に着込めるので重宝していました。
僕らが感じる良い洋服というのは、どこの背景にも馴染んでくれるこういう洋服なのかもなあ、なんて改めて思ってみたり。
と、いうわけで11月23日(土)より通常通り営業しています。
古着は大体3〜4回転くらい出来る量もあるので、日々内容は変わっていくはずです。
今日からまたBlogも毎日更新していきたいなあ。
頑張ります。
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河上 尚哉