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2020/06






こんにちは。
MANHOLEの河上です。

昨日紹介した、らしくない洋服。
この洋服を仕入れた一番の理由は、自分が無意識に避けていた柄だから。

「僕は、僕が既に好きな洋服しか着てこなかったんだなあ。」なんて反省する事がこの一年間で増えて来ました。
そういう意味でも良いタイミングだったと思います。



「なんでもカッコよく着られるようになるのが一番かっこいいよなあ。」なんて話を二人で暇な時に良くしています。

この「なんでも」というのは、もちろんなんでも良いわけでは無いんですが。。。
自分が「良いなあ。」って思う物であれば何を着てもいい状態まで持っていくことが出来れば、もっと色々な事を楽しめるはず。




80年代のTimney & Fowlerのデッドストック生地を使用したプルオーバーシャツ。

ミリタリーのスリーピングシャツをモチーフにして作られた一枚。
前後で生地が切り替えてあり、後ろ身頃は同じくTimney & Fowlerのボーダー生地を。
肩の釦には50年代のフレンチのガラスボタンを用いています。

ハイネック / 柄のバランス / 半袖のプルオーバー / 雰囲気のある付属。
いずれもvaseの平井さん「らしい」洋服。




「このバランスの洋服を、僕が少しでも僕らしく着るとしたらどうするんだろうなあ。。。」

なんて考えた結果、最近ハマっているタンクトップをインナーにして、釦も留めずに着てみたら割としっくり来ました。
ジャケットのインナーに用いても良い感じです。

ポストモダンに対しても明るくないし、Timney & Fowlerに対する知識もそんなに無い。
そんな僕が、今まで通ってこなかった場所に寄り道するきっかけを作ってくれそうな気がしています。



” Timney & Fowler “
– ANGEL – [ Vintage fabric S/S Shirt ] ¥36,000+TAX-




洋服は、ただ単純に「着るだけ」で自分が知らない分野に興味を持つ道筋を作ってくれます。


こだわりを持つのは大切な事ですが、最近はそれが足枷になる場合が多い事に気付きました。
” こだわり / スタイル / 〜系 “
聞こえは良いですが、本当に大事な部分はそこじゃ無いのかも。

もしかするとこだわりを持っていいのは「自分らしさ」を気にせずに「自分らしくない物」まで全て着てみた人だけなのかもしれないなあ、なんて。

僕らはまだまだ知らない、わからない事が多い。
そういう部分をポジティブに楽しんで行きたいですね〜。




vaseの平井さんは、独立するかしないかウダウダと悩んでいた当時の僕の話をず〜っと聞いてくれた大人の一人。多分相当ウザかったと思います。

自分が興味の無い事に興味を持たせてくれる人って意外と出会えなかったりするので、そういう意味でも僕はこの洋服をお店に並べる事が出来て良かったなあ、と思っています。





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河上 尚哉

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こんにちは。
MANHOLEの河上です。


「河上くん、面白いものを作ったのでお店用にどうですか?」


数年前からたまに遊びに行っていた中目黒:vaseの平井さんからそんな連絡が来ました。

ちょうど夏物が無くて困っていた時期。
割とタイミングに身を任せながら毎日を過ごしているので、これもきっかけの一つなのかも。と思いながら、vaseの平井さんの感覚で作られた洋服をお店に並べてみました。





我ながら「らしくない」洋服を仕入れたと思います。
” Timney & Fowler “のデッドストックファブリックを使用した一枚。

ポストモダンに対しても明るくないし、Timney & Fowlerに対する知識もそんなに無い。
柄物に対してそんなに抵抗も無いけど、この手の柄は無意識に避けていたかもしれない。
そういう意味でも僕らしくない洋服。



” Timney & Fowler “
– ANGEL – ¥36,000+TAX-




今日は珍しく雑務でバタバタしてしまい、あまり頭が回らないので明日また書きたいと思います。

今、僕の頭上には天使の代わりに数字が舞っていますよ。。。
やだなあ。







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河上 尚哉

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知らなくても




こんにちは。
MANHOLEの中台です。


今日は河上が忙しそうだったので、僕がのんびりブログを書くことにしました。


MANHOLEの店頭に、僕が気に入っているFRANK LEDERのプルオーバーがあるんですが、意外と残っている。
ちゃんとかっこいいんですけどね。。






FRANK LEDER
–ROOT DYED SOFT COTTON TOP –
¥48,000+TAX-



薄くて軽いですが、とても雰囲気のある良い生地。
長袖だけど、Tシャツより涼しく過ごせそう。

ベージュと言ってしまえばそれまでだけど、お店の中を見渡しても同じ色は見つからない。
自然の中にあるような優しくも力強い色。

CLASSのナイロンパンツやadidasのジャージなんかと合わせたくなる雰囲気です。


どうやら過去にリリースされていた形らしいのですが、僕はその辺なんにも知らないです。
そういった情報を知らなくても、今僕が魅力を感じている事は確か。
何も知らない方が楽しめることだってあります。


詳細は後日、色々詳しい河上に書いてもらいます。

それでは、また。











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中台 竜郎

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リブパンツが好き





リブパンツが好きだ。
正確に言うと、リブパンツに合わせてジャケットを羽織るのが好きだ。
もちろん、リブパンツも羽織るジャケットもなんでも良いわけじゃない。
リブパンツにも色々ある。
厚手のスウェット、薄手のスウェット、厚手のナイロンのもの、薄手のナイロンのもの、暖かみのあるウールのもの、なめらかなウールのもの、などなど本当に色々ある。
裾の仕様も生地を折り返してゴムを入れただけのものから、フライスを用いて肌によりフィットするようにしたもの、ドローコードを入れたもの、ジップがついているものなど色々ある。

作られた目的は様々だけど、今の時代では大体がスポーツ/リラックスウェア。
部屋着の上からたまたま近くにあったジャケットをそのまま羽織ってきた、くらいの感じは今までの自分にとって、とても現実的で共感の出来るストーリーだ。

季節に応じて、天候に応じて、気分に応じて、生地も仕様も形自体も合わせるジャケット自体も変化させられる点は何より飽きが来ない。
ジャケットを羽織りたくない時はニット、シャツ、スウェット、カットソー、割となんとでも合わせる。
部屋着の上からたまたま近くにあった洋服をそのまま着て来た、くらいの感じも今までの自分にとって、とても現実的で共感の出来るストーリーだ。

季節が変わって、天候が変わって、気分が変わって、リブパンツを外に着て出かけない事も当たり前にあるけど。

リブパンツが好きだ。
正確に言うと、リブパンツに合わせてジャケットを羽織るのも好きだ。





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

CLASSにリブパンツを作ってもらいました。
素材は今シーズンのコート:SHELTERと同じリサイクルナイロンです。

この素材を用いた理由や、このパンツを作ってもらった経緯など。
自分が今抱いている疑問を解決できる答えになればいいなあ。なんて気持ちを少しだけ詰め込んだストーリーがあったりするんですが、ネット上に記録として残しておく程の物でも無いので、お店でお話し出来ると嬉しいです。




ナイロンパンツはよっぽどの理由でも無い限りコレクションブランドで買うものでも無いし、古着で買ってもすぐに飽きちゃうので、その「よっぽどの理由」を感じさせてくれるんじゃ無いか、なんていう期待も込めて作ってもらったのですが・・・。

はっきり言って、かなりストイックな仕上がり方をしたと思います。
2018年春夏シーズンにリリースされた、このナイロンパンツと同じパターンのウォッシャブルシルクのタイプも持っているせいか、余計に地味に感じる。





” 細番手のリサイクルナイロンを使用した、打ち込みの強い特徴的な生地 “を用いているとは言え。

” 横ハギが無く、ウェストからヒップまでと膝部分を、補強とデザインアクセントの意味合いを持たせて生地を二重にしている “という、用尺も食う上に手間もかかる作りをしているとは言え。

もしかすると、普通に展示会に並んでいたらピックアップしないかもしれない程のわかりづらさ。
あ、もちろん納品を受け取った時からちゃんと「かっこいいじゃ〜ん。」と思いながら書いてます。念の為。




作って満足で終わってもしょうがないので、「自分で穿いて、良さをある程度説明出来るようにしたいなあ。」なんて気持ちでずっと穿き続けてみました。

驚くほど軽いし、湿度が高い日でも意外と蒸れません。快適。
自分で「〜しよう。」なんて決意しても大抵長続きしない僕でも、ストレスなく穿き続けられるパンツです。

細番手のナイロン糸を強く打ち込んでいるせいか、全然期待していなかった撥水性もあります。
今年の梅雨の雨くらいだったらコロコロ弾いてくれるので気分が良い。



” CLASS for MANHOLE “
– GLASS – [ Recycle nylon washer ] ¥38,000+TAX-




穿いている内に、パッと見「地味な仕上がり」も、このパンツの良さだと気付けるはずです。

自分の中の感覚に限界を感じているし、疑うようにもなりました。
他の人の感覚をそのままスッと受け入れてみることこそが楽しいことであり、可能性はむしろそこにしかないんじゃないか。なんて話を二人で良くしています。

このパンツはまさしくそんな感じ。
自分の食わず嫌いや買わない理由を探す行為なんて、本当にどうでも良いことなのかもしれません。




最近は「CLASSだから間違い無いですよね。」と、おっしゃるお客さんもいるくらい。
わかるような〜、わからないような。

僕らにとってCLASSは、「出来ればずっと間違え続けていて欲しい。」なんて不謹慎な事を期待してしまうブランドであり、「やりたいことをやることは、そんなに怖い事じゃ無いんじゃないか。」なんて前向きな気持ちにさせてくれる存在でもあります。

「好きという気持ちは全ての原動力であると共に、周りを見えづらくさせるんだなあ。」なんて思いつつ、「正しく好きでありたい」なんて思いつつ、「正しく」ってなんなんだろうなあ、なんて。


同じところをぐるぐるぐる。
自分でも気付かない内に拡がっているといいんですけどね〜。


ナイロンパンツは今日から売り場に並べています。
穿いてもいいし、穿かなくてもいいものなんだけど、僕は作ってもらってよかったな〜と思っています。







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河上 尚哉

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憧れの




“すけすけのタンクトップ”



” CLASS “
– INDIANA – [ Double Russell Jacquard Tanktop ]
¥19,000+TAX-




こんにちは。
MANHOLEの中台です。


夏のタンクトップ、今は憧れます。
というのも、僕は太ってしまいました。
一枚で着るのは少し厳しい。。。

カッコ良く着られるイメージは沢山持っているのに着られない。
もどかしい気持ちになります。(今年は痩せます、、)


CLASSの”INDIANA”は、手に取る人次第で様々な着方が出来るタンクトップ。
前回の河上のブログをチェックしてみて下さい。


色々な可能性があるけれど、やっぱり僕は一枚で着るタンクトップが好きです。





細身のユウトに着てもらいました。
いいなあ〜。

女性が着ても良さそうです。

コットンでは感じられないようなひんやりとしたドライなタッチや、ストレッチ性も楽しめるはず。
一枚で着ても透けないので安心して下さい。





インナーとして着ても、変化を感じられると思います。

夏場は着られる洋服の種類も限られてくるせいか、いつも同じ格好をしているような倦怠感を抱くんだよなあ。
こういう些細な変化で夏を楽しめるような繊細さを身に付けたいところですね。


それでは、また。









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