こんにちは。
MANHOLEの中台です。
僕が気に入って河上にリクエストした、圧縮ニット生地のアンコンジャケット。
ノーカラー、ボタンレスで独特なバランス。
いつものensou.のバランスとも少し違った雰囲気を感じる。
西川さんは「最初はダブルのブレザーを作ってたんだけど、やっぱり途中でやめて、こうなった。いいでしょう。」と言っていた。
元ダブルのブレザー。
店頭では静かに佇んでいるけど、着てみると楽しいジャケットだ。
シンプルなようでユーモアを感じるデザイン。
上襟とラペルをハサミで断ち切ることで、中になんでもない古着のシャツを着ても見え方が面白い。
フロントはホックで留められる仕様。
カーディガンみたいにラフなイメージで着ることもできそう。
全然違う生地のグレーと合わせるのもいい。
普通のジャケットだと出来ない組み合わせが出来るのもこのジャケットのいいところ。
元ブレザーなだけに、ちゃんと着ればちゃんと見えそうなジャケットだけど、何と合わせてもどんな着方をしてもいいはず。
発想次第。
最近のensou.には「やりたいことやります。」みたいな態度が見え隠れしていて嬉しい。
このジャケットにはそのマインドが現れているような気がしてならない。
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中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
出来れば別注したくないパンツ
男性服のド定番:グレーフランネルのスラックス。
週を跨いで驚くほど寒くなった今、いかがでしょうか。
地味なせいか誰も自ら手に取らないけど、気に入ってくれそうな人に勧めればちゃんと気に入ってくれる、良いパンツです。
股上の深いアウト2タック、ワタリから膝まで絞って膝下から裾にかけて緩やかなテーパード。
m’s braqueの定番モデル。
去年の秋はコットンウールの生地で作ってました。
わざわざ別注して作るまでもないんだけど、冬場はずっと売り場に並べておきたいこういう生地、こういう形のスラックス。
MANHOLEの取引先ではm’s braqueが継続的に作ってくれてるので助かってます。
たまにラインナップされてなくて寂しい。
出来れば、ずっと作り続けて欲しいなあ。
つるつるしたブロードのシャツから、ぼろぼろのスウェット、もけもけしたモヘアのニットまで。
一本買うと次が欲しくなる、そんなパンツ。
共生地でジャケットもあります。
ショルダーシームを無くすため、通常では考えられないような裁断を行い作られたジャケット。
後身頃と前身頃は、一枚の生地。
柄が入ってるとわかりやすいんですが、無地なのでわかりづらい。
だからいい。
今度改めて紹介します。
それではまた。
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河上 尚哉
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こんにちは。
MANHOLEの河上です。
冬から春、春から夏、夏から秋。
そして、秋から冬。
季節の変わり目はなんの洋服を勧めればいいのかわからないので、靴を紹介するのがなんだか気持ちいいです。
今日紹介するのはF.LLI Giacomettiのチャッカブーツ。
去年はスーパーバックの黒でオーダーしてました。
今年はスーパーバックの茶色。
木型はTANINO TR。
底付けはノルベジェーゼ。
インサイドストレート/アウトサイドカーブ、高いヒールに合わせた木型設計。
など、仕様は全く同じなのですが今年入ってきた物は去年の物となんだか様子が違う。
そう、甲革のつま先と踵が磨かれています。
「河上、ごめん。職人が間違えて磨いたみたい。どうする?」と、納品前に確認の連絡をいただきましたが、僕らはそんなこと気にしないし、そもそもオーダーしていたことすら忘れていました。
どうせ履いてたらトゥや踵の毛は潰れるので、予め潰してくれててありがたいです。
むしろ雨の日に気軽に足入れしやすくなっている気すらします。
なにより、ちゃんと、かっこいい。
ちなみにこのヌバックやスエードのような起毛皮革に磨きのフィニッシュをかけるのは仕様として存在するのでご安心ください。
コードバンなどがわかりやすく、あれは肉面の細かい毛を寝かせて光沢出してます。
甲が低いわけではないのですが、ノルベジェーゼの縫い糸分、甲が低く見えるのもかっこいい。
直角に積み上げられたヒールもかっこいい。
そして、磨かれたスエードもかっこいい。
内に振った木型と、高いヒール設計。
体の重心が変わるような、足入れすると気分が良くなる靴だと思います。
履くとわかるので、履いてみて欲しいです。
磨かれなくてもよかったけど、磨かれたからこそ新しい良さに気付くことの出来る靴。
どんな状況でも前向きな自分、いかがでしょうか。
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河上 尚哉
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夜、ベランダで煙草を吸う際に「寒いな。」と、思えるようになりました。
これくらいの気温になってやっと、冬らしい生地感ある洋服を手に取ろうかな〜と、思えます。
さて、そんな「冬らしい生地感のある洋服」と合わせる為のインナーなんていかがでしょうか。
シャツでもカットソーでもニットでも何でもいいんですが。
シャツは生地もたくさんあるし、襟の大きさ/襟の仕様等含めて去年とまるっきり同じでいいものだと妙に落ち着かない。結局どこかで帳尻が合うんだけど、シーズン初めは少し戸惑う。
ニットをインナーにするとまだ暑い。外はいいんだけど、中入ると後悔。
今時期はカットソーくらいがちょうどいいかもしれません。
(必要以上に)暑くない。
(場合によっては)着ていても邪魔じゃない。
ULTEIORのモックネックカットソーいかがでしょうか。
もけもけしてるものとスムーズに合わせられるスムースな表情がいいな、と思って仕入れてみました。
当たり前じゃないんだけど、当たり前のように着ていて気持ちがいいです。
地味だけど。だからいい。
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河上 尚哉
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こんにちは。
MANHOLEの中台です。
先日のBLOGで軽く紹介していた白いブーツ。
冬の白、最高じゃん。と僕らが思う反面、汚れが目立つ/似合わなそう/合わせづらい等々、色で敬遠される方もちらほら。
スニーカーの場合、白は定番色なはずなんだけど、革靴になるとなぜか難しい色とされてしまう。不思議。
かっこいいんだけどなあ…。
染めではなく、革の色を抜いて表現した白。
履いた際に重さを感じないのは色の印象かと思ったけど、色を抜くことで革が多少軽くなるらしい。
ウェルトやミッドソールもアッパー同様に白。
アウトソールは先日紹介したモデル同様、St.Moritz。
ナイスカラー。
ノルヴェジェーゼ製法なので、雨には強い作り。
だけど、流石に積極的に雨の日に履く人はいないだろうなあ。
汚れに関しては、ホワイトバックス的な扱い方でいいと僕は思う。
白いチョークで誤魔化したり、汚れている毛羽を削り落としたり。
このブーツはスポーツシューズではないが、それくらいの態度で履いた方がいい仕上がりになる気がする。
汚れた白はかっこいい。
あくまでも靴は道具として活用したい。
靴を大事にし過ぎて、履かないで家で眺めていることが必ずしも靴を大事にしていることにはならないと思う。
出勤時のままの格好で履いただけでも、なんとなく馴染んでいる。
合わせるのは意外と難しくないです。
白のスニーカーとそう変わらない感覚で履ける。
けど、やっぱり本格靴。スニーカーの代用には決してならない雰囲気がある。
ベースの型がかっこいいから黒でも茶でもいいけど、白でもいい。
色で悩んだり、避けたりするよりも、受け入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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中台 竜郎
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