107-0062
central aoyama #003
4-1-3 minami aoyama minato-ku,tokyo

W : manhole-store.com
M : info@manhole-store.com
T : +81 34283 8892

2024/10


ナンジャ!?



これは、FRANK LEDERのAUSTRIAN ORGANIC MULTICOLOUR KNITTED WOOL HOODYです。
ウール100%です。

赤・白・濃紺の3色で編まれていますが、たった3色とは思えないほどにカラフルな印象を受けます。ずっと見ていると、何やらボーダーのような、意図された柄のようにも見えてくる不思議な配色ですね。比較的アームや身幅は細めで、ゆったりというよりはコンパクトなシルエット。ですがこれはローゲージニットなので、ギュッとした窮屈さは無く、ストレスの無い着心地。フードもボディ同様、伸縮性があるので、被った時の心地よさはニットフーディ特有ですね。

と、感想を織り交ぜながら説明することも可能なわけですが‥あっ、ニットだから「織り」はまぎらわしいか‥編み混ぜながらひとつひとつ説明していくこともできるのですが、

これは、ニットのフーディです!
と言うこともできますよね。間違いありません。


ついこの前の雨の日、MANHOLEからの帰りに映画館に寄りました。観終わって外に出るともちろん引き続き雨。わー地面びちゃびちゃだなーと思いながら歩いていると、
「ウワっ!ヘビぃ!ひぃ!」
‥‥


フツーのネクタイでした。


「ニットのフーディです。フツーですよ、フツー。」
みたいな感じで進めてみようかな?なんて一瞬考えていたぼくですが、後ろ姿、フツーじゃない。
フツーじゃないというか、かわいい。
でも、ニットのフーディであることは間違いない。
結局、遠回りして辿り着いたのは、
フーディですから、一旦フツーにフーディらしく着てみましょうよということですよね。
フツーじゃないからこそ、フツーにしてたら光ります。
そういうのって、良いですよね。


とりあえず、シャツの上に


くるみボタンで首、留められます


袖のリブ、裾のリブ、お腹のポケット
ニットフーディ


グレーのフーディに、黒いダウンベストを着るみたいに、
カラフルニットフーディに、チェックのダウンベスト。
こういう事なんですよね。


こういうこと?


こういう事ってどういうことなんだぁ〜と頭を抱える必要はありません、ということです!
これは紛れもなくカラフルニットフーディとチェックベストですが、かわいいです。
フツーに、かわいい/かっこいいと思ったものはそのまま、良いものです。


古着のデニムを穿いて、古着のコーデュロイブルゾンを羽織っています。
中にグレーのスウェットフーディを着ているのを想像してもらえると、冒頭の「光る」ってこういうことなのかも!と少しわかる気がしますよね。

なーんにも考えずに、ひとまず羽織る。というのがフツーなのか、
「フツー」って何なんだ?と、敢えてフツーにしてみるのか、
ぼくはフツーは嫌!なのか、
人それぞれのフツーアプローチがあると思います。

そんなアプローチに、「斬新なデザイン」の類とは違った角度の、フツーじゃない洋服っていいと思います。
FRANK LEDERの、カラフルなニットフーディでした。


なんか最近フツーに寒いので、フード被って帰ります


” FRANK LEDER ” – AUSTRIAN ORGANIC MULTICOLOUR KNITTED WOOL HOODY –
¥129,800- (tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

堀切道之の穴



人間には穴があいている。
誰にでも穴があいている。
僕にもあいている。
おなじ理由で堀切さんにもあいている。

ここでいう僕、つまりこのブログを書いているのは、こんにちは、鶴田です。
そして、ここでいう堀切さんとは、勿論CLASSのデザイナー・堀切さんです。

堀切さんはこのブログで「こんにちは」と言わないので、堀切さんの代わりに僕が「こんにちは」しておきます。
はい、こんにちは、堀切道之です。

(こんにちは~)



1999年の映画で「マルコヴィッチの穴」というものがあります。1990年代初期からミュージックビデオや短編映画でその鬼才を発揮していた映像作家のスパイク・ジョーンズが初めて手掛けた長編映画作品で、その内容は「主人公の人形師が俳優ジョン・マルコヴィッチの頭に通じる穴を見つける」というもの。奇想天外な脚本を担当したチャーリー・カウフマンは数々の賞を受賞しました。



このジャケット(ブルゾン?コート?)にも穴があいています。この穴は果たしてどこに通じているのでしょうか?

(鶴田さん、安直に、僕の頭の中に通じさせないでくださいよ~?この穴を)

とりあえず、中に入ってみましょうか。



どうやらここは1980年代らしいぞ。パリコレ会場?真っ黒のニット、そこらじゅうに穴があいている。これって、コムデギャルソン?モード界のタブーに挑んだ伝説のコレクション?ジャーナリストたちは全員揃ってイヤそうな顔をしている。革命って、こういうことを言うんだろうな。

(ギャルソンはやっぱり偉大ですよね~)



中綿入りキルティングの裏地がついた、このアウター。外側だけで見ると、バルカラーコート×テーラードジャケット的、普通のルックスなんだけどなぁ。



両肘の内側に、バイクパンツの膝みたいなダーツが数本入っていて、そのダーツを目で追っていくと吸い込まれるように辿り着く、穴。



穴。
穴。
穴。
ANA。

穴・ウインター。穴と雪の女王。アリ穴・グランデ。サイコ穴リスト。愛しのタチ穴。穴ーキー・イン・ザ・UK。

大盛り上がりのMLBも、かつてはひとつだった「穴リーグ」が袂を分かち、現在では「ア・リーグ」と「ナ・リーグ」になったとかならないとか。

人間には穴があいている。
誰にでも穴があいている。
僕にもあいている。

おなじ理由で堀切さんにもあいている。

(あいてますかね~?)



ここは1920年代のパリ?ホテル「ル・ムーリス」?ホテルマンが着ているジャケットの両脇下に、穴。ジレのようにぴったりとフィットしたエレガントなボディでも仕事をしやすいように、脇に穴をあけて可動域を広げている?サーヴァント・ジャケット。

穴あきって、アナーキーなだけじゃないんだなぁ。



映画「マルコヴィッチの穴」劇中で、主人公の人形師(ジョン・キューザック)はオフィス内で偶然見つけたトンネルを抜けてマルコヴィッチの脳内に忍び込むが、それは(15分間だけ)ジョン・マルコヴィッチの頭の中に接続されるという世にも不思議な体験だった。そのうちに、この脳内トンネルを使って「1回200ドルで15分間、誰でもマルコヴィッチになれる」という商売までもが始まってしまう。

(鶴田さん、そっちじゃないですよ~)



さっきから、穴の中で堀切さんの声がこだましている(気がする)。

おかしいな、この穴は一体どこに通じているのだろう。

確かめようと思って、光の射す方へ。穴から出てみたら、そこはさっきの入り口と同じ場所だった。

“ CLASS ”
– CCEA15UNI B –
¥148,500- (tax included)



そこは、正真正銘、ただの穴だった。入り口と出口は同じだった。中まで潜り込んでみたところで、ジョン・マルコヴィッチや堀切道之の視点から世界を見ることは出来なかった。なにか新しい景色が欲しくて、洋服の中の奥深くまで入り込んでみたけれど、結局、世界は同じだった。何も変わらなかった。

こちらから覗き込むものではなかった。
むこうから覗かれるものでもなかった。

それは、ただの穴だった。

(そりゃそうですよ、僕は穴をあけただけなんです)

そこで、こだまはぴたりと止んで、それっきり彼の声が鳴ることは二度となかった。気づいたら、僕の洋服の両肘には穴があいていた。ぽっかりと、真っ黒な空洞のままで。その穴を埋めるのは哲学でも歴史でも思想でもなく、ただ僕の身体だった。

堀切道之は洋服を作る。僕は彼が作った洋服を着る。ただそれだけ。

洋服とは観賞用のアートではない。身体を中に入れ、その精神が自ら躍動し始めたときにだけ、初めてファッションとして機能する。それ以上でも以下でもない。つまり、これは単なる「洋服」に過ぎない。だからこそ、こんなにもカッコいいんだと思う。





MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

鶴田 啓

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


しわくちゃタンクトップ1枚では寒々しく見えるようになりましたね。
こんにちは。

秋の味覚、と言ったらサンマでしょう。ぼくサンマ〜食べたいな。いや、あたしマツタケ食べたい。「〜♪いしや〜きいも〜♪お・い・も♪」あっ、イモイモ!ヤキイモも買っちゃお!ずるい!あたしもおいも!

そんな欲張りなあなたに、本日はジャージをご紹介します。
NICHOLAS DALEYより、WIDE LEG TRACK PANTです。
とっても太いジャージ。ジャージってやっぱり良いです。
そんなの、知ってるよ。穿いてるもん。っていう方もこの機会にまた思い直してみて下さい。


動き〜


易い〜


つまりしゃがみ易い〜ノンストレス。


ジャージは、ラク。快適。
流石にこのことをお忘れの方は居やしませんかね。
ジャージがラクなのは当たり前。だからこそ一番大事なポイントとも言えるかも知れません。
ここからジャージは始まるのです!

素材はコットン。薄くも分厚すぎもしない、こりゃあ年中穿けるな、という感じです。
色名は、NAVY/BURGUNDY。オレンジや濃い赤も参加してます。


ウエストはもちろんイージー。
ぎゅーんと縛り上げましょう。


ワイド!


ワイド!

というような感じで、ジャージって、ぼくたちにとって馴染み深すぎて、これで十分なんですよね。
テキトーにぷいっと穿いて、ぎゅーんと締めてなんか着てなんか履いて外に出る。中にいても良いですけど。それにこのニコラスのジャージは太くて存在感があるし、センタープリーツもあってかっこいいし、サイドのラインもいい色でかわいい。

こんなに隅々まで説明するのが少し気恥ずかしいくらい。
友達を目の前でベタ褒めするような感じですよ。


あ、こんなところにNDロゴ
そうでした。これはNICHOLAS DALEYのWIDE LEG TRACK PANT。



NICHOLAS DALEYのパンツだからと言って、特別扱いはしないぞ‥‥ジャージはジャージだ。

と、謎の意地を張ってこのまま終わらせることもできるのですが、もちろんそんな意地はありません。
ジャージと言っても、くたびれ気味の古着のジャージとはやっぱり違います。
それは、良い悪いの話ではなく。
スラックスとジャージが比べられないのと同じように、古着のジャージとこのジャージも比べられませんよね。
「新品だから、そりゃ違うよね!」
まあ、それはそうなんですけど!なんかもっとニコラス独特というか‥

「それにこのニコラスのジャージは太くて存在感があるし、センタープリーツもあってかっこいいし、サイドのラインもいい色でかわいい。」

すでに、言ってましたね!


ピタッとカーディガン


「かっこいい〜ジャケットにジャージ、逆に良いんじゃない?」
という着崩しをMANHOLEで見慣れたぼくは、もはやこれがクラシックスタイルにさえ見えます。
誘ってくれさえすれば、ディナーにだって行きたいし、買ってこいと言われたら走ってヤキイモだって買ってきますよ。


チャリーン!



謎のサイクリングスタイル。
裾幅ありすぎて、絡まっちゃうよ!の方はバンドで巻いたり靴下にぶち込んだりしたらOK。
やっぱり、ジャージですから。でも無理に痛めつける必要はありません。親しい仲にも礼儀あり。

「お洒落」「かっこいい」とかを忘れて、
「なんか、良いじゃん。良いんじゃない?」っていうのがいわゆるジャージだとすると、
忘れ物が勝手に後から付いてくるのが、このジャージ。やっぱりこれもNDのパワー?

欲張れるなら、欲張ったもん勝ちですよ。
ぜひ友達になりたいジャージ。

” NICHOLAS DALEY ” – WIDE LEG TRACK PANT –
¥71,500- (tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

二つの顔


こんにちは。禅野です。
FRANK LEDER、以前紹介したカーディガンと同じく太いウール糸が甘く織られた、冬らしさを感じる生地。表側はブラウンとベージュの糸、裏は起毛した黒の糸が出るように織られています。
襟と前立て、胸元の片玉縁ポケットは同素材の裏使い。異なる素材ではなく、同じ素材での切り替えというのがわざとらしくなくて良い。
で、ウールシャツ。
古着でも現行のデザイナーズブランドでも特別珍しいものでもなんでもないのですが、個人的にはいつ着れば良いのかわからないものでもありました。使われている生地も起毛感はあるけど薄手のものが多い。いかにも着ることが出来そうな見た目をしている梳毛のウールシャツでも湿度がない地域だったらある程度着ている姿が想像できるのだけど、ここは日本。


その点、FRANK LEDERのTWO SIDED BROWN WOOL SHIRTに使われている甘織りのウール生地ははまるでジャケットやコートにも使うことが出来そうな存在感。
その最早シャツではない冬らしい顔を利用して、ウールのニットの上にファサッと羽織って上からウールのコートなんか着てみてはいかがでしょうか。いや、コットンのスウェットの上に〜コットンのコートなんか〜みたいな感じでもいいですね。「洋服」と言っても色々ある。
ので、異なる糸、異なる編み方、異なる織り方で色々な組み合わせを楽しんでみましょう。同じ生地ですら、裏表の二つの顔を利用して遊ぶことが出来るということをFRANK LEDERがこのシャツで証明してくれています。

“FRANK LEDER” – TWO SIDED BROWN WOOL SHIRT –
¥75,900-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

禅野 晃士

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

K8.0 Hug+ / Crunchy+

K8.0 ” Hug+ ” Color:BROWN Size:ONE
¥44,000-(tax included)
K8.0 ” Crunchy+ ” Color:BROWN Size:ONE
¥22,000-(tax included)


MANHOLEに来てくれる数少ないスタイリスト:猪塚さん。
仕事に来ました!って感じではなくお喋りしに来てくれる感じがなんだか心地良いし、その会話の内容も自然でいい。猪塚さんは自然な人ですね。
だからでしょうか。写真よりも実物の方が肉感あって好印象なニットはもちろん、本来自然じゃないはずのニットバッグも自然に映る。

かわいいピンズで取り外し可能なケアラベル。着用時の違和感を削り取る、シンプルで大胆なアイデア。



さて、K8.0。
MANHOLEが出来て1,2年経ったくらいの頃でしょうか。
いつものようにお喋りに来た猪塚さんが「最近、洋服作ってるんだよねー。MANHOLEに並べてみない?」と、声をかけてくださったのですが、その時は「僕らの力なんかなくても直接欲しい方に届くんじゃないですかね」と、断ってしまいました。なんなんでしょうね、あの頃の僕。
まあ、その「僕らの力なんかなくても直接欲しい方に届くんじゃないですかね」という言葉は今でも変わらないし、実際そうなんだろうとも思うけど、フィジカルな場所として改めてMANHOLEを選んでくれたことが今の僕たちは素直に嬉しい。

ここ数年間、一人で出来ることや自分たちだけで出来ることだけではなく、周りを巻き込んだり巻き込まれたりすることに、より魅力を感じるようになりました。
もちろん、一人でやった方が早いことも多いので、普段はみんなそれぞれバラバラなことをやっているけど、たまに気まぐれで「やったりますかー」みたいに結束するチームのような感じ、なんか、いろんな感情が芽生えていいですよね。いつだって頑張るのは変わらないけど、もっと自然に頑張れそうな気がする。

というわけで、試着したい方は是非お店までお越しくださいませ。
遠方の方はK8.0からどうぞ。



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892