107-0062
central aoyama #003
4-1-3 minami aoyama minato-ku,tokyo

W : manhole-store.com
M : info@manhole-store.com
T : +81 34283 8892

2024/10


こんにちは、禅野です。
NICENESSダッフルコート第二弾。Lilian herringbone duffle coat:PIERRE。
5色の絣染めを施したウール糸で織ったヘリンボーン生地を使用した、裏地のつかないダッフルコート。生地の表側はマルチカラーの覗く白、裏側は白の溶け込んだマルチカラー。
で、リバーシブル。

基本的な仕様は全く一緒だけど、NAVYのライトウェイトメルトン:WETTONではデザインの一部だったデタッチャブルフード/デタッチャブルトグルのようなディテール。
それが、本モデルではリバーシブルにする為のディテールに置き換わっている。
はっきり言ってスナップ式のトグルボタンを一々付け替えるのは面倒だし、ボタン式のフードを一々付け替えるのも面倒だけど、気に入って着てしばらく経った後「そうか、これリバーシブルだったのか」と思い出した時に付け替えるのはなんだか悪くない気がする。

さて、そんなリバーシブルとしての機能は結局リバーシブルにしない僕にとってはどうでもいい。
どうでもいいと言い切ってしまえるくらい、このダッフルコートは表と裏、どちらもそのままの姿で「良い」と思える。


絣染(一本の糸を複数の色で染め分ける染色方法)が施された5色のウール糸。
その年、その日、その時によって変わったり変わらなかったりする自分の洋服の色、朝適当に手に取ったマフラー、朝適当に穿いたカラーソックスを、このコートは無造作に拾う。
このダッフルコートの良さは、冬の色を意図せず楽しめることではないだろうか。


別に洋服に色が入っていなくてもいい。
ロマンを感じる、冬の白。

“NICENESS” – PIERRE – [Lilian herringbone duffle coat]
Color:OFF WHITE×MULTI Size:L
¥297,000-(tax included)


なんて、それっぽいことを書きましたが、この洋服は無造作にかっこよく、無造作にかわいいダッフルコート。丁寧な仕事はNICENESSが作る時に既に終えているので、安心してざっくりとこのコートに身を委ねるだけでオッケーです。そういう意味では昨日悠人くんが紹介したBLESSのパンツと一緒ですね。
シンプルに楽しみましょう。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

禅野 晃士

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892


チョココロネじゃないです



こんにちは。超太畝です。
ちょうふとうね。BLESSです。

畝(うね)とは、畑で土を盛り上げて、それが長くまっすぐ伸びて横にいくつも連なっているやつですよね。
で、コーデュロイパンツの織られたコードが、それに似ているよね〜みたいな感じで、コーデュロイパンツの幅のある線、コードを「畝」と呼び始めたのでしょうか。
ある人が畑を耕していて、「ちょっとさ、土をさ、コーデュロイパンツみたいにしようぜ!!」と言って畑に畝が生まれたとは考えにくいですよね。

またちょっと話が前後してしまうのですが、このBLOGを書き始める直前、
「コーデュロイパンツのコレって、畝っていうよな?うねって読むよな?太いやつはふとうねだよな?」と、無知への不安が拭いきれなかったので、一瞬調べてみました。カタカタカタ‥
「おおっ良かった良かったうねだ。UNE。太いやつはふとうね。よし。‥‥ん‥?」

“通常より少し太めの幅が特徴のコーデュロイのことで、いま話題のアイテムの1つだ。”

ふむふむ、太畝がふつうより少し太いのは見れば誰でも分かるとして。
‥この文章が書かれたのは2017年らしい。いまは2024年。笑っちゃいますね。

時の流れは置き去りにして、BLESSのこの超太畝パンツは(少なくともぼくの中では)超話題。
何てったって、みんな(ぼく)大好きUltrawidepleatedパンツですから。


ちなみに色名は、”Ultra Jumbo Beige Cord”
ウルトラジャンボ!
100% COTTON
made in Franceです


型名、Ultrawidepleated。
プリーツの入ったぶっといパンツ。ウルトラワイドなプリーテッドパンツ、というわけです。
ぼくは以前買った別生地のUltrawidepleatedパンツをよく穿いているのですが、穿きすぎて友人から
「オマエのウルトラワイドプリーテッドパンツ、欲しくなってきたよ」
と言われたことさえあります。日常会話でこのフルネームが友人の口から飛び出すとは思わなかったので、何だかすごく笑った記憶があります。

そんなウルトラワイドなパンツ、しかも超太畝。つまり超かわいいですよね。
ふざけてなんかいません。
超かわいいです。


ぎゅぎゅっとプリーツの、線
コーデュロイの、線、幅


かわいいパーカーに、かわいいパンツ


太い、かわいい、楽しい
三拍子が揃いました


薄めのブラウンに近い、ベージュ
ベージュは本当に色を選びませんね
赤にも青にも合ったら向かうところ敵なし



きっと、この明らかに超太いけれど、洋服として現実離れしていないバランスが良いんだと思います。
裾幅広いしジャンボな畝だしウルトラワイドプリーテッドだし、存在感も強いけど、「俺が俺が」タイプではないというか。赤いパーカーも青いトラックジャケットもとてもよく見えました。

「変わった服すぎて何とも合わないから逆に何でも合わせられる」というパターンもありますが、
このコーデュロイパンツは意外とストレートに「何でも合う」パターンな予感。


裾幅、ブーツ


変わった生地のジャケットと変わったネックレスと変わった色の靴とぶっといベルトとウルトラジャンボベージュコードウルトラワイドプリーテッド



このパンツは超かわいいです。

テキトーに言ってると思われるかも知れませんが、そういう訳ではありません。
真剣に言っていますが‥‥しかしある意味ではテキトーなのかも知れません。
大味なデザインが、結果的に繊細なバランスで成立した形。
なんにも考えずに、とりあえずいつもの感じでテキトーに穿いたら、かわいい。何なら超かわいい。
ぼくはそういうパンツが好きなんです。
このウルトラジャンボはそういうパンツです。

” BLESS “- Ultrawidepleated –
color: Ultra Jumbo Beige Cord
¥119,900- (tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892




少し前のブログでは、直線&曲線ジャケットの相方としてひっそり登場していたあのパンツ。

m’s braqueはジャケットだけではなくパンツも得意なんです。当然ですよね、パンツは松下さんの卓越したパターンメイキングが反映されやすいテーラードアイテムなんだから。つまり、カジュアルパンツではなく、ドレスパンツってこと。

こんにちは、鶴田です。



それがこちら。m’s braqueではお馴染み。膝下が細めストレートの、アレ。

丸い曲線ジャケットに、よく似合います。これも当たり前か、セットアップなんだから。でも、よくよく考えてみると(よくよく考えてみなくても)ドレスパンツって何?その定義は「ドレス縫製のパンツ工場で作られた、テーラードジャケットの組下になり得るトラウザーズ全般」ってことなんでしょうけどね。ともかく、なんだか、カタそうな呼び方だ。

「カジュアルパンツ」と「ドレスパンツ」をいちいち分けて考えながら洋服を着ることなんて、あります?



あります。あるんです。

ありますよね、キチンとした感じで洋服を着たいとき。それが日常的にあるかどうかは人によりますが、例えば何かのセレモニー、大事な人に会うとき、敷居の高いレストランに行くとき。ジーンズやチノパンやジャージじゃダメな瞬間(ダメじゃないけど、キチンとしていることで自分も周りも気分よくなれる)に、穿くとしたらドレスパンツ。

たまにお客さんから言われることもあります。

「よく考えたら、僕、ちゃんとしたパンツを持っていないことに気付いて…」という相談が、MANHOLEのように雑多なセレクトショップでもあるんです。だから、きっと、あるんですね。少しだけ「ちゃんとしたくなる」瞬間が。

この数年間、MANHOLE内でのそういった需要に応え続けてくれたのが、m’s braqueのこのパンツ。シーズンごとに素材や副資材を変えながら、いつみてもイヤな感じがしない稀有なパンツ。2024年のいま見ると(ワイドやフレアが当たり前にある中で)裾幅が広すぎない点にも好感が持てます。

で、今年のバージョンは「グリーンやイエローをかすかに感じるスミクロ色」をしたヴィンテージファブリック。派手見えはしないけど、迫力のある生地です。



フロントは2プリーツ、安定の膝下ストレートシルエット。ヒールブーツも難なく受け止める。



本格的なテーラードジャケットに合わせても、まったく遜色ない「きちんと感」。



ドレスシャツ、プリントタイでコンサバティブに。足元こそブーツでハズシてる感じがあるけれど、全体的にはオーセンティックで静かな感じのコーディネート。

グレーのドレスパンツって、いい意味で黒子(くろこ)のように存在感を消して、ただそこにいてくれるんですよね。



裾幅が広くない、とはいってもウエスタンブーツのシャフトくらいは中に収まる。



そして、このヒップラインは出色の美しさ。

少し前にゆうとが書いていたように「シルエットが綺麗」って言葉は実に曖昧で、何が綺麗(カッコよくて)で何が汚い(カッコよくない)かは人の好みによるところが大きいけど、少なくともドレスアイテムに関しての「綺麗なシルエット」とは人体のカーブにしっかりと沿いながら、(運動量は十分に確保したうえで)無駄なしわが入らず、(メンズの場合は)男性の肉体をより美しく立体的に見せてくれるシルエットのことを指している。



デザイナーズブランドの洋服というほどにはデザインされていない控えめなモノ作りのなかに、ドレスクロージングの精神がたしかに宿っている。それがm’s braqueの独自性。

なんだ、じゃあやっぱりこのパンツはドレスっぽいコーディネートに取り入れていくしかないのか、というと、僕の論旨はそうではなく。



MANHOLEオリジナルのテーラードジャケット、CLASSのウエストコート、m’s braqueのドレスパンツ、F.LLI Giacomettiのレザーシューズ。古着のレザーブルゾンはさておき、これらすべてのアイテムの根底にはドレスクロージングの精神がたしかに宿っているけれど、それをどう取り入れるのか、という点において僕らは徹底的に自由だ。



結局、何を着るかではなく、どう着るか。



例えば「F.LLI Giacomettiのレザーシューズを履いて3on3をやる」ことは絶対に出来ないことではないけれど、だったら普通にバッシュを履くよね。「バッシュを履いて成人式に出る」ことは絶対に出来ないことではないけれど、だったら普通にレザーシューズを履くよね。つまり、スポーツアイテムやドレスアイテムにはそれぞれ「本来の役目」があるということ。つまり、それは目的があるという強度。

アイテムとしての強度が高いからこそ、そのアイテムはどのようにでも着ることができる。



このふたつのコーディネートを見て、同じパンツを穿いていると瞬時に分かる人はきっと少ない。ドレスアイテムの良いところは、コーディネート全体において、そのアイテム単品の存在感が薄いということ。しかし、言い換えればそれは他に代えようのない薄さだ。だからどのような色にも染まる。

そして「いつもよりキチンとした感じで洋服を着たい」と思うとき、この薄さは圧倒的な武器になり、その武器はチノパンもデニムもジャージも代わりになることができない強さとなる。つまり、このパンツは「単なるドレスパンツ」という括りを超えて、「どのような穿き方もできるパンツ」となる。

“ m’s braque ”
-2 pleated trousers-
¥63,800- (tax included)



この数年間、MANHOLE内でのそういった需要に応え続けてくれたのが、m’s braqueのこのパンツ。しかし、お馴染みの形だからと思って油断しないでほしい。シーズンごとに素材や副資材を変えながら、いつみてもイヤな感じがしない稀有なパンツ。薄さの中に強さを加えているのは、m’s braqueらしい生地と副資材だ。今年のバージョンは「グリーンやイエローをかすかに感じるスミクロ色」をしたヴィンテージファブリック。派手見えはしないけど、迫力のある生地です。

つまり、薄くて強いパンツ。見落としがちだけど、見逃さないでほしい。





MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

鶴田 啓

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892



CLASS:CCEA06UNI A。
一見ただのスウェットフーディに見えるけど、この洋服はコットン(またはコットンポリエステル)のスウェットは古着の方がかっこいいという事実を飛び越えてMANHOLEに並んでいる。
デザイナーズブランドによるデザインされたスウェットフーディ。

カシミアやシルクのような素材に頼らず、堂々とコットン100%。
しかもオーセンティックな形に真正面から向き合っている。
ここで、改めて上の写真を見てみてほしい。セットインスリーブでもラグランスリーブでもフリーダムスリーブでもない、仮に名前をつけるとしたらノーシームスリーブといったところ。まあ、でも変形ラグランなのか。
裁断と縫製のみで肩傾斜や曲線を作り上げるという、テクニック溢れる作りをしているのにも関わらず「一見ただのスウェットフーディに見える」というのも、この洋服の異常さを表している。
が、着ている本人はその異常さをわざわざ人に伝える必要はない。普通に着てみてほしい。
せっかくオーセンティックな見た目をしているのだから、普通に楽しんでみよう。
閃きと実践、好奇心と情熱。そして、それを形にする技術が生んだ、CLASSのパーフェクトフーディ。



中台が「スウェットパーカーオブザイヤーですね〜」と言っています。
長年空席だったそうですが、彼の厳しい審査を通過して見事受賞。
なんでしょうね。ひとまず、おめでたいです。

“CLASS” -CCEA06UNI A-
Color:GREY ¥66,000-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892



今日はコレです。
コレは何かっていうと、CLASSのCCES19UNI A。
素材は100% WOOL。色はCHARCOAL。
薄手のリブ編みウールカーディガンです。伸縮性もあり、とても気持ちの良い素材。
いつも通りタンクトップ一枚にピョっと羽織ってみると、一発で分かりますね。
河上さんに「これはなんのウールですか?」と聞いたら「メリノウールだ」と言ってました。
「俺は暑がりだから夏は無理だけど、メリノウールは吸湿性と通気性に優れているからこれくらいの重さだったら冬は暖かく夏は蒸れずに通年着ることが出来ると案内されると思う。俺はその説明を聞くたびに暑がりに夏は無理だろ、と毎回思う」と言ってました。
確かに夏場でも冷房がキツい場所では活用できそうですね。弾力もあり皺も目立たないのでくしゃくしゃ丸めてカバンにポイっと出来そうです。

さて、このカーディガンの大きな特徴のひとつに、前後の違いというのがあります。
前後(どちらを前とするかは人それぞれかも知れません)両方にボタンがあり、首の仕様もクルーネックとVネック。分かりやすいように、今日は一応クルーネックを「前」としましょう。

こんな状態で話しても仕方がないので、ひとまず着てみましょう。
まずは前から。


クルーネックaka丸首(前)

よし、クルッと後ろ向いてみましょう


Vネック(後)

前にも後ろにもボタンが付いていて、丸首とVネック。
こういうことです。
チャコールで、ピタッとまではいかないけれどスリムなシルエット。
ですが、リブ編みなのでよく伸びます。
クールな要素と、この前後仕様。ギャップがあって可愛いですよね。

ということは、


セパレートできます。
カーレフト君と、ディガンライト君。


あぁ!逃げちゃう!


この伸縮性。
前(丸)を前に来ていましたが、ここらで一旦ぐるっとVしてみましょう。


フロントV


丸い後ろ


ふぅ〜


そろそろ皆さん、
「このカーディガン、肘がなんだか変わっているぞ?」とお思いの頃でしょうか。
はたまた、最初からお気づきでしょうか。鋭いですね〜
肘は、ぽっこりです。



伸ばしていても、ぽっこりデザイン。
腕を曲げたときや、袖をすっとたくしあげたときにできるような膨らみが、在ります。
逆に腕まくりするとこのぽっこりがペコっと潰れて可愛かったり。
提灯みたいですね。
・・・。



ちょうど良い薄手加減。うっすら向こう側の様子が伺えます。
障子みたいですね。
・・・。

気持ちの良いウールで、この薄さっていうのが良いですよね。
インナーにもピッタシ。ジャケットやら、コートやら、ブルソンやら、パーカーやら。
何か羽織ものの下に、このカーディガン。
かっこいい上着を脱いだらなんだかチンマリ‥それはちょっと寂しいですよね。
CCES19UNI Aにそんな心配は無用です。カフェ入って上着脱いでカーディガンになってコーヒー飲んでゆっくりしてふぅ落ち着いた、上着を席に忘れないようにご注意ください。

さて、薄さを活かして自然にインのお時間です。


着丈長めで着るのも可愛くしなやかですが、
インしてもシックでかっこいい


ちょっと上からボタン開けちゃったりして、インならでは。


お待ちかね、コートの中


ウェットスーツジャケットの中に、ラフにカーディガン
~ゆったりスウェットを添えて~


図らずも何かの下ばっかりでしたが、シャツの上にカーディガン
もちろん良いですよね


デニム、古着のブルゾンの、中
やっぱり素敵なカーディガン


裾から、素敵にセパレート裾
着丈の長さが魅力的ですね



メリノウールで、チャコールで、前にも後ろにもボタンがあって、前と後ろで首が違っていて、肘がぽっこり膨らんでいて、ちょうど良い薄さで。
色んな要素、魅力的なディテールが目白押し。
やっぱり洋服をなんとか必死に説明しようとすると、自然とこうやって要素を1つづつ挙げていくことになります。
でもそれがひとつにまとまったのが洋服です。
でも、このカーディガンは二つに分かれます!

” CLASS ” – CCEA19UNI A –
¥90,200- (tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892