先日のAdに登場したノースリーブ、SADE:CS12。
「なんかいいですね、コレ」
という声をすでに何度も聞きました。
というわけで、今日はその「なんか」の源泉となる魅力のヒミツに迫っていこうと思います。
源泉‥魅力‥ヒミツ‥
いいものには何か理由があるものだと、どこかで聞いた気がします。
毎日のようにタンクトップを着て、言ってしまえば袖なし慣れをしている僕ですが、
このノースリーブを着た時は、「なんか」新鮮に感じました。
このCS12はタンクトップとは違うから、当たり前じゃない?という声が聞こえますが、
その声は真摯に受け止めつつ、一旦置いておかせてください。
みなさまも、僕と一緒に「なんか」の源泉となる魅力のヒミツに迫ることができましたか?
・・・あまり迫った自信がないので、実際に着てみて迫ってみて欲しいです。
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吉田 悠人
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昨晩、フジロックに向かった山崎くんと中台の代わりに彼らがNYで買い付けてきた古着を店頭に並べています。
まずはTシャツから。
他のものは彼らが明後日帰り次第、並び始めると思います。
2ヶ月近くスカスカだったラックがパンパンになって嬉しい。
「これは中台がピックアップしたんだろうなあ」とか「これは山崎くんがピックアップしたんだろうなあ」とか。Tシャツだけどそれぞれのキャラクターを感じることが出来て面白いですね。
笑えるTシャツも多いので、頭空っぽの状態でお楽しみください。
現行のデザイナーズは今の季節に現実的に使うことが出来そうなものから徐々に並べ始めています。
しれっと今シーズンから取り扱いを始めるインポートのデザイナーズブランドもお店に並んでいたりしますが、まともに洋服を紹介できる気温ではないので、のんびりじっくり大切に紹介していきますね。
それではまた。
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河上 尚哉
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こんにちは、中台です。
今シーズンも、NICENESSと一緒に制作した6パネルキャップが届きました。
昨年発売したこちらのキャップと同型、生地や色は新たに、前回買ってくれた方もフレッシュな気持ちで楽しめる8パターン。
生地の違いによるものなのか、前回よりも形が良くなっている気がする。
当初はニューヨークでこの帽子の撮影をしようと、手荷物として持って行ったのですが、忙しさと疲れ、そして治安の悪さによって撮影は途中で断念…。
買付けとヴィジュアル製作は頭の使い方が全く違っていて、同時並行して行うには相性が悪いようです。
ニューヨークでは沢山の帽子を見ましたが、どんな帽子にも負けない存在感と繊細さ、そしてフィッティングの良さを再確認することができました。
様々なロケーションやシチュエーション、着用するそれぞれのキャラクターや個性に合わせて色々な顔を見せてくれる。そんなキャップです。
恒例のオリジナルロゴがプリントされたアジャスター、恒例のオリジナルステッカー付き。
NICENESS、ありがとう。
今日から店頭、オンラインともに発売を開始します。
本日分の注文は明日以降の発送になります。何卒ご了承ください。
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中台 竜郎
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中台と山崎君はアメリカから届いた荷物を検品中、ニューヨークで買い付けてきた古着を店頭に並べる準備に勤しんでいます。皆様と同様、僕も楽しみにしています。
お久しぶりの、鶴田です。
ということで、今日はSADEから届いた盛夏アイテムをご紹介。暑い暑いと言っていても始まらないので、ご機嫌な半袖シャツを見ながら気分だけでも爽やかに。ゆうとに着てもらいました。
襟無しで、Tシャツのような四角いボディ。布帛を縫い合わせて作られてはいるけれど、シャツのカッチリ感はほとんど感じられない気軽なプルオーバー。ただ、カットソーのようなドレープは出ないので、着ると意外にシャキッとした印象。光沢があるドビー織の生地が、どことなくドレッシーなムード。
直線的なネックラインからそのまま水平に伸びる肩線、首元には四角いスライダーのジップ。あらゆるディテールがスクエアに徹している。
風通しの良いこのシャツを着て、ゆうともご満悦の様子。
新人の、ぜんのこうし君にも着てもらった。
涼しいスクエアシャツの中に、涼しいレース素材を重ねて。
スクエアだらけの中にあって、ドロップしたショルダーラインだけが控えめな曲線を描いている。
曲線と立体感を重視するテーラードジャケットの中にスクエアシャツを仕込んでみると、首元や裾に直線の重なりが生まれるので、とっても新鮮。
同型の生地違いも二人に着てもらった。
水平線のような横縞模様に、オレンジ×イエローの配色。夕焼けを乱反射する波のようにも見える、ポリエステル×シルクの面白い生地。僕は勝手に、映画「エンドレスサマー」(1966)を思い出した。SADEのデザイナー・影山さんはサーファーなので、あながち的外れでもなかったりして。
ゆうとの夏もまだまだエンドレス、終わりそうもにないね。
ぜんのこうし君には横縞と縦縞を組み合わせて着てもらった。カリフォルニアとニューヨークが一緒にやってきたかのようで、個人的にもなかなかお気に入りの組み合わせ。
組み合わせついでに、ジップネック×シャツ襟にもチャレンジ。以前に紹介したノースリーブシャツをレイヤードしてみた。共生地だから合うのは当たり前ってわけでもなく、突如、首元に出現するミニVゾーンが楽しい。
ぷかぷかと浮いた裾周りも涼しげ。
ちょっと透け感のある薄い生地。ホリゾンタルストライプが斜めに傾く、ヨーク部分のバイアス取り。部分的によくよく見ていくと、色んなことを計算しながらしっかりとデザインしてあるのが分かるけれど、全体としてはなぜだかすっきりさっぱりとした印象に思える。違和感の隣にまた別の違和感をそっと添えているようなデザイン。
直線的で四角いデザインは、ともすれば無機質で冷たいイメージで語られがちだ。しかし、SADEの面白いところは、「冷たさの中にどこか有機的なイメージを潜ませている」点、つまりそれはデザイナーの人間性が感じられるということ。僕がこのシャツを見て「エンドレスサマー」を想起したように、SADEが作る洋服からは、どこかに影山さんというデザイナーの実在を感じることができるということ。
デザイナー本人がどんな人間であるかを直接的には知らなくても、想像を膨らませることができるということ。同素材を使ったノースリーブシャツと同様に、このスクエアシャツからはSADEというデザイナーズブランドの作家性を確かに感じ取ることができる。
僕は別にノスタルジーに囚われたアンチAI思想の持ち主ではないのだけれど、こういった人間的デザインは僕にとって好ましいファッションのうちのひとつであることは間違いない。
河上はSADEのクリエイションを「良くも悪くもエゴイスティックに、デザイナーが好きなものを作る姿勢」と評していたけれど、僕もそうだと思う。ChatGPTで小説が書ける時代なので、いずれはAIがエゴや作家性を獲得する時代もやってくるのだろうけれど、僕らはまだもう少しだけ、SADEやCLASSやNICENESSやFRANK LEDERたちのエゴと作家性に振り回されていたい。
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鶴田 啓
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