SADEに短パンを作ってもらいました。
ボリューミーなワンタックショーツ。
昨年作ったPT10がベースです。で、中台が良く穿いている中途半端な丈の短パンくらいになればいいな、とショーツ用にパターンを引き直してもらいました。
PT10の最大の特徴であるフロントエラスティック、大きな前立てや腰を包むようなフィッティングとヒップトップから裾までストンと落ちるワイドなシルエットは変わりません。
生地は黒いサマーウールとベージュのコットンツイル、そして鮮やかなブルーのウール。
黒いサマーウールとベージュのコットンツイルは盛夏用の生地ですが、ブルーのウールは合物生地です。去年SADEがコートやジャケットに使っていた生地ですね。冬はレギンス、暖かい靴下やブーツなどと合わせても楽しそうな気がします。
いずれもインポートのドレス生地。ざっくりとした形ながら上品な面をしています。
サイズ展開は0,1,2,3の4サイズ展開。値段は税込48,400円。
昨日中台にビジュアルの撮影をしてきてもらいました。舞台は彼の地元、千葉県美浜区/花見川区周辺です。
折角なので写真が出来上がってから店頭に並べようと思います(来週くらいですかね)が、物は既に用意が出来ているので週末ご覧になりたい方は是非遊びにいらしてください。
というか、今日遊びにいらしてください。大雨で絶望的、いつも以上に暇な予感のMANHOLEです。
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河上 尚哉
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コーディネートに溶けるように静かなフレンチカーフと比べると明らかに異質な存在感のある象革のFG619。
同じ木型でも甲革が変わると見え方が大きく変わりますね。
コントラストのぼんやりとした静かな色の組み合わせでも。
靴にピントがあっていない写真ですら、靴に目が行きます。
エキゾチックレザーのパワーを感じる。
ものに身を委ねたい時も委ねたくない時もある。どっちも楽しい。
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NEW ZONEふたたび
隙間(すきま)産業って言葉があります。ニッチな市場を開拓する産業とでもいうのでしょうか?
ニッチ市場(ニッチしじょう)とは市場全体の一部を構成する特定のニーズ(需要、客層)を持つ規模の小さい市場のこと。狭義には、その中でも商品やサービスの供給・提供が行われていない市場とされる。(Wikipediaより)
最も代表的なものに、例えばセブンイレブンが挙げられるようです。セブンイレブンは創業当時に7時〜11時だった営業時間を24時間営業にしたことで「いつ行ってもやってる」というイメージを打ち出すことで大成功したらしいですが、その後、他社も24時間営業に追随。今では当たり前の業態となり(少なくともコンビニエンスストア業界において)営業時間の隙間は無くなりました。しかし、どれほどマーケットが成熟しようとも技術が発達しようとも、隙間というものは、いつの世も存在するようです。
ってことで、今日紹介するのは先日ゆうとが提唱していたNEW ZONEブログの、いわば続編的な。
シャツ。
こんにちは、鶴田です。
おかしな位置で袖を断ち切られたノースリーブシャツ。いや、元々袖が付いていたものを断ち切ったわけではないので「おかしなノースリーブシャツ」で十分かもしれませんね。言ってしまえばラグランスリーブのような位置で斜めにアームホールが開いているのですが、ここでもやっぱり「ラグランスリーブ?袖、付いてないじゃん」となるので、やっぱり「おかしなノースリーブシャツ」で十分なんでしょうね。
つまり、スリーブがノー(No)なわけです。でも、それだとありますよね、メンズのノースリーブシャツという既存の市場に対して供給が。消臭力のCMソングを歌ってる人が着てそうなイメージで。
袖は、無い。
袖は、無い。
でも、他の洋服と組み合わせてみると…
あっ!無かったものが、生まれた!
そこは、そこは、そこは、そこは、NEW ZONE。
洋服と洋服の間に隙間が生まれた瞬間。
「無い」が「在る」って感じです。
単なる「セクシー」とか、そういった既存の概念ではない肌見せ感。
ゆうとも書いてたけど「フェミニン」とか、安直に「性差」を感じさせるだけではない隙間。
でも、一枚で広げてみると単純に「無い」だけなんですよねー、袖が。
不思議ですね。
イタリア製のドレスシャツに重ねてみる。
このノースリーブシャツを重ねた瞬間から「身体とノースリーブシャツの間にドレスシャツが在る」かのような感覚に。
ドレスシャツの上にノースリーブシャツを羽織ったんじゃない。
ノースリーブシャツと身体の隙間からドレスシャツが生まれてきた。
そんな感じがしませんか?
この組み合わせなんて、特にそう。
「メッシュTの上にノースリーブシャツを重ねてる」はずなのに、「ロングスリーブシャツの上にメッシュの袖を重ねた」ものに見える。この不思議感覚は、CLASSで過去にリリースされたアイテム「レザーの袖」と表裏一体であると思う。
シャツ袖が無いはずなのに、メッシュ袖を付け足した感じに見えるのは何故だろうか?
隙間には無限の可能性がある。
「無かった」はずのものが「在った」になり、「在った」はずのものが「消失する」地点。
そこは、そこは、そこは、そこは、NEW ZONE。
未知の世界や新しい感覚には、ただ身を委ねればいい。
事前に謎のすべてを解明することができるのだとしたら、そこはもはや隙間の「無い」世界。
24時間営業だと分かっている店に対して「いつ行こうか?」と思うことが「無い」ように。
考えろ。考えるな。試してみろ。見よ。しかし見るな。惑え。踊れ。感じろ。聴け。それについて話せ。しかし求めるな。答えを出せ。いや、そんなものは出ないという事実を認めろ。
めくるめくNEW ZONEへようこそ。そこは身体ごと入ってみないと分からない謎の世界。
「着てみれば分かる、語ることは何も無い」というだけのシャツに対して僕がこんな長文を書けること自体、「無い」を「在る」に変える隙間がこの世にはまだ存在することの証でもある。
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鶴田 啓
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スパッ‥っと竹を切り落とす達人の技なのか、
「かけ違えてるよ、ボ・タ・ン」なのか‥
ボタンはかけ違えていません。
たぶん居合切りもしていません。
何はともあれ、ズレています。
CLASSより、半袖白シャツ:CCES17UNI A です。
100% COTTON の半袖シャツ。夏と共に来ます。着ます。暑さにやられてこんな事しか言えません。いやいや、初夏バテしていては夏本番に立ち向かえませんね。
「明日の最高気温は40℃です。昨日より2℃低い予報ですね。」「ソラジロー倒れる」こんな夏はイヤ‥
はい、恒例の夏愚痴をこぼしたところで、仕方がありませんので!
夏に必要不可欠なもの、それはズバリ
水分・塩分・半袖白シャツ。
どうしても爽やかな白シャツを目の前にすると、
『ソナチネ』の村川(ビートたけし)を思い出します
青い海、焼けた肌、色とりどりのアロハシャツ
そこにポツンと白シャツが、印象深いですよね
「知らないよ!」「そこじゃないよバカヤロー!」と言われたって構いやしません
今日はどれだけズレたっていいんです
シャツがズレているんですから
「どれだけズレたって」とは申しましたものの、そんなにズレているわけでもないのがミソ。
数センチです。
街ですれ違ったって、気づかないかも知れません。
でも、前をこの人がしばらく歩いていたら、やがて気がつくことでしょう。
鋭い人であれば一目で気がついても不思議ではありません。
気づいていても、気づいていなくても、ズレています。
自分すら気づいてないくらいでも良いんです。
自分ではマトモだと思っていることが実は周りからするとズレていた、みたいなことってありますよね。
大体のことは、どこかから見たらどこかしらズレてます。よし、深い感じが出たところで一旦ズラかります。
‥‥‥。
実は袖が長めだったり、右袖だけラグランになっていたり、
思わぬところで左右非対称に切り返されていたり。
お気づきでしたかね!
周り回って、「コレズレてるんでしたっけ?」と言わんばかり
つまり白シャツの魅力はブレません
いや、逆にブレてもストライクのナックルボールなんでしょうか?
素直に、白シャツとチェックスカート、かわいいですね
この夏は、素直に行きましょうかね!
本日は、暑さのせいか、つらつらかと思いきやつれづれなるままに、みたいな感じでしたね。
ピッチャー、投げました!
あっズレた‥と思いきやジャストミートで場外ホームラン。
というわけで
まさに、夏にピッタリなすばらしい半袖白シャツです。ズレてますけど。
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吉田 悠人
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履いた方がかっこいい靴
こんにちは、禅野です。
河上さんが棚卸しに飲み込まれているので、河上さんの代わりに僕が文字を打ち込んでます。
口頭伝達打ち込み系Blogです。
新木型:FUXIAを用いたモンクスリッポン、FG619。
タン裏にエラスティックが付くのでストラップを外さずに脱ぎ履きが可能。
高いトップラインがロングノーズに見せています。
ブレイク製法、軽くて返りが良く足馴染みも早いです。
が、ハンドソーングッドイヤーと比較すると地面が近いせいか長時間履いていると疲れます。
長時間履きたい人は若さや体力でカバーしてください。
俺も若い頃は足の疲れとか気にならなかったんだけど、、、まあ最近は昔ほど歩き回らなくもなったし考え方次第だな、と河上さんが隣で呟いています。
MANHOLEではフレンチカーフとグレーの象革でオーダー。
フレンチカーフの写真を撮り終わった後に象革もあることを思い出しました。
象は象で別の日に紹介させてください。
この、なんていうんでしょうかね。物で見るよりも履いた方がかっこいい靴だな、と思ったのでオーダーしました。いや、なんか物だけ見るとどうにもおじさんくさい印象の靴です。形もヴァンプもストラップも。
例えば、この形にラバーソールで甲革も付属も作りも安っぽかったら見え方が全然変わりますね。
けどFG619。線が細くて薄くて平たくて興味をそそる、試しに履いてみるとかっこいい。
し、誰かが履いているのを見てもかっこいい。履いた方が線の細さと薄さが際立ちます。
不思議なバランスですね。
僕はおじさんくさいものが好きなので、おじさんくさいのにかっこいいこの靴を見てビビッと来ました。(ここだけは僕のコメントです、禅野)
履く前よりも履いた後の方がかっこいい靴、身につけるには理想的なのではないでしょうか。
どんな物でも、まずは身につけている自分が楽しいのが一番です。
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禅野 晃士
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