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2021/03

パンツと靴





僕らはパンツと靴が好きだ。
気付いたらパンツと靴ばかり買っている。


大袈裟な話でもなんでもなく、パンツと靴さえ変えれば全部変わって見える。
もしかすると家で眠り続けている一昔前に飽きた洋服も新しい顔を見せてくれるかもしれない。
「なんか最近同じようなものばかり買っているなあ。」なんてモヤモヤしている方は、とりあえずパンツと靴を買ってみるといいかもしれない。
どんな名前がついたものでも構わない。自分が穿いたこと/履いたことのないもの/興味のあるもの。
その際、ブランドやお店が作るイメージは自分が新しいものを取り入れる為のきっかけにもなり、物を洋服として輪郭づけ、気分良く外を歩く手助けをしてくれる。






今日紹介するのはNICENESSのPETER。
中台が以前簡単に紹介してましたね。

細番手のファインウールを高密度に織り上げたギャバジン生地を使用したアウトツータックのワイドストレート。
裾についたドローコードで裾幅が、腰回りに付属するドローコードでウェストが調整出来ます。

このドローコードは結構破壊的なディテールで、上品すぎて違和感を覚える生地を使用したアウトツータックのクラシックなトラウザーに更に違和感を加えています。
素っ気なさそうに見えますが、ちゃんとデザインされた洋服なんです。




” NICENESS “
– PETER – ¥58,000+TAX-




NICENESSの黒いパンツ。
MANHOLEの店内では沈んで見えるらしく、手に取る人は少ない。
けど、一度穿いてみると「このパンツにしか出来ないこと」を感じることが出来るだろう。

ボリュームのある靴 / ボリュームのない靴。
合わせる靴の種類でこのパンツの役割は変わり、その日履きたい靴で上に合わせる洋服を導いてくれる。




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河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

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こんにちは。
MANHOLEの河上です。


CORGIのソックスがたくさん入ってきました。
自分の脳内からは絶対に出てこない色の組み合わせが多くて刺激的。
ふと思い立って「ソックスの企画でもするか。」なんて気持ちで色の組み合わせを想像することもあるのですが、最終的に「なんでもいいや。」となってしまう僕は絶対に企画に向いていない人間です。

そういう意味でも、このソックスは僕に色の楽しみ方を教えてくれます。





MANHOLEに並ぶCORGIのソックスは、毎年今の時期に色が一新されます。
その後一年間は代理店に在庫があるうちは補充が出来る。
僕は代理店に遊びに行くたびに、色が欠けるたびに買い足すようにしています。





今シーズンはこの10色が新たにリリースされました。
ソフトコットンを使用したモデルが4色。
マーセライズドコットンを使用したモデルが6色。





「代理店に行くたびに/色が欠けるたびに買い足している。」ということは当然、過去にリリースされた在庫も残ります。
去年のモデルは5色残りました。
一昨年のモデルはいつの間にか完売してました。





「5色残った。」と言っても、新しくリリースされた色に混ぜてしまえば全く残った感が出ません。コットンのソックスなので当たり前ですね。
きっと来年には何が新しくて何が古いのかわからなくなっているはず、ワクワクしてます。

僕はこの新旧入り混じる光景が見たくてCORGIのソックスをMANHOLEで仕入れ続けているんです。
こんな楽しいカラーリングのソックスは、色数が多く見れた方が選び甲斐があるに決まっている。
目で見て「欲しい!」と思えることほど楽しいものはありません。
このソックスは、そんな衝動的な買い物をするに相応しい。






そんなCORGIのソックスですが、選べるマーセライズドコットンの糸色が減ってきているそう。
今期はそういった理由からなのかどうかはわかりませんが、ソフトコットンの柄数が増えています。
タッチや発色の出方は確かに変わりますが、今のところ僕らの広いようで狭い「なんでもいい範疇」には余裕で収まっている。色、柄、可愛い。全部欲しい。

今当たり前にあるものがいつの間にか無くなっている、なんて光景は昔から今まで常に繰り広げられているもの。
「昔は良かったよね〜。」なんて誰もが抱く懐古的な考えにばかり囚われないように、今ある物を全力で楽しんで、新しいものを受け入れる前向きさが絶対に必要なんだよなあ、なんてことを最近良く考えます。

その為に僕らが選ぶのは「なんでもいい。」という道。
とりあえず古いもの/新しいもの、なんでも受け入れてみて、なんでも良く無くなったらその時に考えればいい。





” CORGI “
– SOFT COTTON SOCKS – ¥3,900+TAX-
– MERCERIZED COTTON SOCKS – ¥4,400+TAX-









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SADE – PT05 –





毎シーズン、少ない型数ながら僕らの気分ぴったりのパンツを作ってくれるSADEの影山さん。
本人は難しいことを考えながら結局難しいことを考えずに作りたいものを作っている様子。
単純に僕らと今、タイミングが合う人なんだろう。

MANHOLEオープン当初に発売したPT01は未だに頻繁に穿くし、欲しがってくれるお客さんも多い。
悠人はずっと欲しがっているのに「お客さん優先だから。」と言われていつも悔しそうな顔してる。かわいい。





今日紹介するのはSADEのPT05。
5ポケット型のウールトラウザーズ。

「どこどこのディテールが良い。」というよりか、全体のバランスがいい。
ポケットの形もかわいい。
玉虫色に光るウール生地も涼しげで良い。
腰回りもすっきりとしていて良い。
腰位置をあげて写真の中台のようにすっきり穿いても良いし、僕みたいにずるずると穿いても良い。

スタプレだと受け止めきれない上品な洋服や、スタプレだと受け止めきれないボロボロの古着を合わせたい。

「あー、これは穿くと絶対に欲しくなっちゃうやつですね〜。」と言って悠人は悔しそうにしていた。かわいい。





その日の天候、いる場所、履く靴、合わせる服。
「このパンツ以外の要素」を含めて無意識に楽しむことの出来る、良い洋服だと思います。
真夏はコンパクトなカットソーを合わせてビーサンで、おしまい。




” SADE “
– PT05 – ¥49,000+TAX-




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こんにちは。
MANHOLEの河上です。

大雨で朝から諦めモード。
今日は早々に切り上げて、中台と美味しいご飯でも食べに行って早めに帰ろうと思います。
昨日結構お客さん来てくれたからいいよね。。。





あまり気分の上がらない悪天候時も、外でリフレッシュすればまた明日から楽しく頑張れる気がします。


と、いうわけで今日は18時まで。
18時まではぼーっと過ごしてるのでどなたか僕らの相手をしてください。

明日以降は通常通り営業します。


それではまた。





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ボタンが16個







” RANDY “
– Pop Idol – ¥42,000+TAX-



こんにちは。
MANHOLEの中台です。


ボタンが16個付いたRANDYのパンツ: Pop Idol。
飾りなのかと思ったけど、機能するボタン。

ボタンを留める位置でウエストの調節が可能。
縦横4列で自由にボタンを留めたり、留めなかったり、折り返してシルエットを変えられる。





ハリのあるコットン生地。
ボタンで遊びながら立体感を楽しめそう。
渋くてかっこいい顔をした織り生地なんだけど、どこか女性的な柔らかいニュアンスも感じ取ることが出来るのがRANDYらしい。










サラっとシンプルな洋服や、なんでもない古着と合わせても、どこか違う印象を感じさせてくれるパンツ。
これが普通のチノパンだったら、物足りなかったり、ただ野暮ったく見えてしまうだろう。


RANDYの洋服は、古着に塗れた僕の感覚の中でいつも新しい。
若さがあると似合いやすい洋服だと思うけど、洋服には「似合わない」という楽しみ方もある。






僕はユウトより似合わない気がするけど、僕はこの馴染まない感覚が心地良い。

若い人はもちろん、大人にも穿いて欲しいです。
おじいちゃんが穿いたりしてもすごく良く見えそうなパンツなんですよ。









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中台 竜郎

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