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FUZZYなハット






こんにちは、中台です。


約半年前に、NICHOLAS DALEYの展示会に行った河上が「なんか、カワイイ帽子があったから中台も見てきてよ」と言ってきた。
河上が言う「なんか、カワイイ」がどんなものなのか気になった僕は、その帽子を見に行った。

その帽子は懐かしさも感じられる質感だけど、被るとフレッシュな印象を受けるNICHOLASの新作だった。
その日ははちゃめちゃな二日酔いで頭がぼんやりしていた僕は「なんか、カワイイかも」と思いながらも「これ、別の色も作れるんですか?」と無意識のうちに尋ねていた。


そんな感じで始まった、今回の企画。



HAND KNITTED FUZZY HAT
インラインで展開していたBLACKとBURGUNDY




後日、使える色糸のスワッチを送ってくれたので見てみると。

最初に目に留まったのは発色の良いグリーン。
どうやらボーダーもできると分かり、折角だし色の組み合わせを考える事にした。
ボーダー柄にはNICHOLASのイメージから遠い配色の方が面白いかも。とぼんやり考えていたら、気づけば適当にぼんやりとした配色を選んでいた。







「FUZZY=あいまいな、はっきりとしない、ぼんやりとした」

いつもはジュートやウール、コットンなど比較的輪郭がはっきりとした素材で編まれるNICHOLAS DALEYのハンドニットシリーズだが、今回はけばけばふわふわてろてろのアクリル製。
配色だけでなく、フォルムまでもFUZZYな感じ。







鮮やかなグリーンも、アイスクリームみたいなボーダー柄2色も、「あいまい」にぼやけさせてくれる。
コーディネートも決め込まず、いつかぶるのか?なんてこともシリアスに考えなくていい。
この帽子にはそんな軽やかさがある。



” NICHOLAS DALEY for MANHOLE “
– HAND KNITTED FUZZY HAT –
Color : Green
¥31,900-(tax included)
Color : Silver×Sky / Mustard×White
¥35,200-(tax included)



あいまいな感覚のままで、ぼんやりと手に取ってみれば、そのうちはっきりと輪郭が見えてくるだろう。

とりあえず被ってみる。

そこから始まりそうな気がする。



※NICHOLAS DALEY for MANHOLE – HAND KNITTED FUZZY HAT -は10月7日(金)より発売いたします。オンラインストアには同日正午に掲載予定です。 



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中台 竜郎

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枯れたい



一回仕入れ始めると春だろうが夏だろうが秋だろうが冬だろうがお店に並べたくなる、白いパンツ。
昔はそもそも自分が白いパンツを穿かなかったり、仕入れても作る過程やお店に並べる過程で汚れるので選択肢にすら上がらなかったのですが、一度受け入れてみるとすんなり自分の中に入ってくるのも白いパンツの良いところだと思ってます。
今シーズンはFRANK LEDERが彼らしいシルエットの白いパンツを作っていたので仕入れてみました。

FRANK LEDER本人のスタイルとして欠かせない(と、僕が勝手に思っている)のがストレートシルエットのトラウザーズ。裾上げも適当。裾にくしゅくしゅ溜めて履いているイメージ。
本人がスラッとしているせいか、彼が作るその「ストレートシルエットのトラウザーズ」はヒップも小さいしワタリも細い、ものすごくマイペースな形をしています。
僕はそのマイペースさが好きです。それが欲しくてそこに行ったらちゃんとそこにある感覚。

タックが入ったカジュアルパンツにお腹いっぱいな方、このFRANK LEDERのマイペースなトラウザーズ、いかがでしょうか。


ボタンフライ


ドイツ:バイエルンにある刑務所のヴィンテージブランケット
とても希少で、入手困難どころか実物を見る機会すらなかったものだそうです
マニアック
今は綺麗だけど汚れた方が自然に見える


耳付きのパッチポケット


河上、Mサイズ



昔はSサイズでもウェストが余っていたのに今はMがジャストサイズ。
中台に至っては穿けませんでした。
俺ら、つい最近まで細かったのにな。時間の流れは残酷です。
その代わり、以前は選択肢にすら上がらなかった白いパンツを普通に穿いている自分を見ると時間の流れはそんなに悪くないですね。



グレーのジャケット、黄緑色のニットポロ、フランネルの白いパンツ。
このまま一緒に枯れることが出来そう。枯れたい。



” FRANK LEDER “
– GERMAN PRISON BLANKET TROUSERS –
¥63,800-(tax included)


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河上 尚哉

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物語のように



最近SNSをぼーっと見ていると、パリファッションウィークの様子が視界に飛び込んでくる。そういえば、4年前に行った冬のパリ。寒さにやられて風邪を引き、ホテルの部屋でひとりガタガタと震えていたことを思い出したりして。

こんにちは、鶴田です。

ヨーロッパの冬は寒い。

(僕の渡航歴の中で言えば)ロンドンやヘルシンキも当たり前のように寒いんだけど、やはり冬のパリは寒かった。特にクリニャンクールの蚤の市など、パリの繁華街からちょっと北上したあたりは容赦なく寒く、僕はその日に風邪を引いた。底冷えするというのか、いまも思い出すのは日本とは違うあの寒さ。

そして、個人的には冬のパリよりも更に寒く感じた都市、ベルリン。



FRANK LEDERから届いた毛羽毛羽のヘリンボーンツイードジャケット。ざらりとしたドライタッチのウール生地はチェコのシュレジェン地方の(既に閉鎖された)織物工房で手織りされたものらしい。プラハの仕立て屋が保管していたこの希少なヴィンテージファブリックを見つけたフランクが今回のコレクションに使用している。

誕生から数十年の時を経て、シュレジェン~プラハ~ベルリンと旅してきたこの生地の由来を聞くだけで、それはいかにもヨーロッパ的な浪漫を感じさせてくれる。

襟を立ててチンストラップを留めればマフラー要らずになる首周りのディテールや、風が吹き込んでこないように袖口を絞るための二つ並べられたボタン。ヨーロッパの厳しい冬を想像させる乗馬由来の男服は実にフランクらしいクリエイションだと思う。



僕も河上もいつも通りな感じで着てみた。
(※最近シャツ+タイにハマっている河上)



旅芸人の一座にいそうな感じの鶴田。
オーストリアあたりでダイヤモンド売買でもやってそうな感じの河上。

いずれにしても、日本を飛び出して、遠いどこかへイメージを飛ばしてくれるこのジャケットにはFRANK LEDERの物語が詰まっている。なんてことをいうと、実在感のない架空の人物が出来上がるような気がするけれど、そうではない。



僕と河上は、ずいぶんと昔からフランクが紡ぎ出す(どこか御伽噺めいた)物語に触れてきた人間だ。あるいは、ふたりともロマンチストなのかもしれない。しかし、僕らは、MANHOLEのお客さんは、FRANK LEDERを着るすべての人々は、実生活の中を生きている。



最近シャツ+タイにハマっているいる河上。

彼自身の現在の趣向が素直に反映された今日の河上は、7年前の河上ではない。その変化こそが実生活の証でもある。彼が何かを考え、感じながら生きているという証。


“ FRANK LEDER ”
VINTAGE CZECH WOOL 2B JACKET
COLOR : Herringbone Brown
¥151,800- ( Tax Included )



ハードシェルもヒートテックも存在しなかったその時代、ヨーロッパの雨風や厳しい寒さから体を守るためにチェコのシュレジェン地方で織られた毛羽毛羽のツイード。遠く離れたその地点から、様々な物語の洗礼を受けて僕らの手元に届いたこのジャケット。その物語を実生活に手渡すためにMANHOLEという洋服屋が存在する。目の前にいるお客さんに洋服を渡す瞬間、物語は現実のものとなる。それこそが現段階での僕らの実生活でもある。

そして、例えば20年後。むかし外苑前にMANHOLEというお店があったことを、人が語り始める。新たな物語の誕生である。それは、実生活の積み重ね、人が実際に生きた痕跡。



15年以上前、僕は初めて訪れたベルリンで突然の雹(ひょう)に降られた。バラバラとコートの上で跳ね返る氷の粒。その時に着ていた黒いコートはFRANK LEDER 2004秋冬コレクションのものだった。ヨーロッパの寒さは厳しい。その厳しさを体験した僕が2022年の青山でFRANK LEDERの洋服を売っている。

僕の実生活としての「冬の寒さ」や「ベルリン」や「FRANK LEDER」の中だけにある物語。
あなたの実生活としての「冬の寒さ」や「東京・青山」や「FRANK LEDER」の中だけにある物語。

どれだけ空想を飛ばし、物語に没入しようとも、着地点は必ず同じ場所。いま自分が生きる場所。物語の中で僕らが生きるのではない。僕らが生きる中に物語があるだけだ。




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鶴田 啓

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みなさんが何かを「いいな」と思う瞬間はどんな時に訪れるでしょうか。
僕が何かを「いいな」と思う瞬間の一つは、その光景がとても自然で普通であると感じた時です。



「鶴田さん、MANHOLEにドレスシャツを並べたいので企画していただけませんか?」
そう鶴田さんにお願いしてから半年後、このシャツはMANHOLEに並びました。
半年という時間は僕からするととても短い時間ですが、20余年ドレスシャツを好きで着続けて「ドレスシャツを着ている自分が普通」という鶴田さんだからこそ、このスピードで形に出来た企画だと思います。

ハリとコシのある生地選び/色柄/ロングポイントのレギュラーカラー/狭いタイスペース/フライフロント/そして二つの胸ポケット。
英国の物理的にも硬い、雰囲気的にも堅いドレスシャツが好きな一方で、デザイナーズブランドの感覚的な部分にも共感を覚える、鶴田さんらしいシャツです。ドレススタイルだけが好きな人間、デザイナーズブランドだけが好きな人間ではこういう形にはならない。

僕はまず、このシャツをMANHOLEの普通にしたい。
なにかに映るこのシャツを着ている自分を、自然で普通の光景にしたい。
その為には着慣れるしかないのです。が、全てを劇的に変える必要なんてありません。
自分の今までの普通を織り交ぜながら、自分のいつかの普通に進んでいける懐の深さがこのシャツにはあります。



僕もいつもの鶴田さんや昨日の中台のように、自由に着てみました。
いつもの格好の僕の洋服に、ドレスシャツ。
あとはこれを僕にとっての普通にしていくだけ。



ファッションがエリートにより規定され、一般大衆がそれに追随していた時代は遥か昔。
男性服も多様化が続き、その結果何が現代風で何がそうでないのかを正確に切り分けるのが難しくなってきています。が、2022年。最早切り分ける必要なんて本当にあるのでしょうか。
古着、デザイナーズ、そしてドレスシャツ。
全部細かく分けるからわかりづらくなるだけで、全部ただの洋服でいつかは全部古着になります。
更にその「洋服」は別にMANHOLEに並んでいるものでなくても構いません。
僕らはほんの小さなきっかけになれれば嬉しい。
自分が興味がある、楽しいと思う、かっこいいと思う場所、音楽、人、物。
なんだっていいと思う。大きなきっかけはいくらでもある。
ただ、全部ただの洋服/いつかの古着でも、それを着る/利用するのは人。
大切なのはその人にとっての、その人が向かう場所にとっての、その人が生きる時代にとっての、普通。


” Leonard “
– Double pocket shirt –
Color : WHITE/BEIGE/BLUE/KHAKI/RED ST/GRY ST/YELLOW ST
Size : 36-42
¥26,400-(tax included)



その人にとっては自然、その人にとっては普通。
その場所にとっては自然、その場所にとっては普通。
その時代にとっては自然、その時代にとっては普通。
いいですよね。

が、その「普通」の背後にはその人ならではの生活や習慣があるし、もしかするとその「自然さ」を生み出すためにその人は努力したのかもしれません。
そしてきっと、当の本人はその「自分の普通や自然さ」が生む異常さに気付いていない。
そこもいいですよね。

僕は、自分が一朝一夕では作り出すことの出来ない誰かの何かの積み重ねに魅力を感じるのでしょう。
誰かの日常は自分にとっての非日常、誰かの自然は自分にとっての不自然なんです。
だからこそ、憧れてしまう。




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河上 尚哉

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