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自由について。

こんにちは、鶴田です。

昨日の河上からキラーパスが飛んできたので、今日の僕はそれに答えてみたいと思います。

「自由」について考えるとき、例えば「ルールに縛られない」というワードは比較的簡単に(中二でも)思い浮かべることができる。ではここで「いかにも自由そうな行動・態度」=「ルールに縛られない行動・態度」をひとつ挙げてみよう。

「車のボンネット上に全裸で寝転がり大きな声で奇声を発する男を乗せたまま車は東京・青山の外苑西通りを時速120㎞で逆走していく」とか。もう道路交通法も猥褻物陳列罪も関係なし、誰も俺を裁くことはできない。規則でがんじがらめな日常にオサラバ。穴あき。うーん、自由だ。

一方でそれは「ルールや常識を破壊する行動を取っている自分への恍惚や陶酔」と言えなくもない。すでに「仮想敵」としてのルールを意識した時点で縛られているような気もする。実際に、もしそれ自体が何ら法を犯すものではなくジェットコースターに乗る程度の合法行為だった場合。逆走全裸はなかば社会現象的なエンタメとして大ブーム的になり、われもわれもとフォロワー達が殺到。むしろ外苑西通りは右側通行が当たり前となり、大衆はフルチンにも見慣れ、なんならボンネット上で全裸をサポートするためのベルトが人気商品となり、もちろん合法である以上警察が注意する筋合いもないからスリルも無し、それは日常の光景となり、ふたたび退屈がやってくる。結果としてちゃんと服を着て運転席に座り左側通行している奴の方が白バイに追われたりして、その白バイも全裸で右側通行、なんか走りづらいね左側通行に戻そうか、なんつって。服、着よっかな。


“ Leonard ”
– Double Pocket Stripe Shirt –
Color : Gray Stripe / Yellow Stripe /Wine Stripe
¥26,400- ( Tax Included )



いや、何の話かというと、MANHOLEにドレスシャツが入荷した。鶴田は「自由に着てください」というけれど、ほんとに自由に着ていいんですか?という話。 「 中台の普段通りの格好に合わせてこのシャツを自由に着る楽しさを鶴田さんから紹介してもらおうと思います。楽しみです」とは、昨日のブログにあった河上の言。 例えば、ドレスシャツをほとんど着たことがない中台でも自由に着られるのか。そんな疑問に今回は実践を交えながら答えてみようと思う。



この3種類のストライプシャツを使って、中台のために鶴田がスタイリングしてみた。



実例①普段通りの中台にイエローのストライプシャツとナロータイをプラス。



実例②普段通りの中台にグレーのストライプシャツをプラス。



実例③普段通りの中台にワイン色のストライプシャツとプリントタイをプラス。



自然?不自然?

3種類のコーディネートをセットして、中台に代わる代わる着てもらいながら「どう?」と尋ねたら「全然大丈夫ですね、ドレスシャツ。イケます!」と言っていた。僕もそう思う。もはやシャツを着ていない中台の姿を思い出せないくらい、初めからシャツを着ていたような佇まいで、彼はそこにいた。

「自由に着る」という行為は、自分の中で設定した仮想敵を打倒するために振りかざす武器ではない。そんなものは自由ではない。まずはじめに「この服を着てみたいな」「あんなカッコしてみたいな」という意思があり、その意思がリアリティを生み出す。シャツを3枚重ねた堀切さんもそうだった。中台の場合もやはり根底には「ドレスシャツを着てみたい」という気持ちがあった。レザーシューズでもジャケットでもいいんだけど、これからチャレンジしてみたいアイテムを前にしたときに「仮想敵サイドのルールを意識しすぎて逆にがんじがらめになるフルチン」と「自分の傍に引き寄せてバランスを取ろうとする人」とでは着こなしのリアリティに大きな差が出ると思う。

もちろん、ドレスアイテムやハイブランドのコレクションピースなど、敷居が高いと思われがちな洋服にはやはりそれなりの強さがあるので、感覚が硬直してしまう気持ちも分かる。自分自身も20年前はそうだったから。しかし、所詮は只のシャツである。



バランスを取るということ。

中台は一見すると只の自由人に見えて、実は優れたバランサーでもあると思う。新しいアイテムを取り入れた時にも、バランス感覚を重視していると思う。今回は僕が選んだコーディネートだったけれど、実際に彼がやっても同じことなんだろう。

他人からの借り物のようなアイテムを手に入れた時、借りた相手の顔色を伺いながら着るのか。それとも、目の前で鏡に映った自分自身と向き合うのか。借り物が借り物のままで終わるのか否か、その差は大きい。前者のような状態を、僕は「不自由」と呼ぶ。



誰もが自分自身のバランスを持っている。顔の似た兄弟が同じドレスシャツと同じブレザーを着ても、微妙かつ大幅に、これほどにまで出来上がりは違うのだ。



「このシャツ、”自由に着たらいい”って鶴田さんは言いますが、本当ですか?」

そろそろ、この問いに答えよう。

「はい、本当です。ただし、自由の形は人によって異なるのだと思います」

そして、その形の本質は他人である堀切さんや僕や顔の似た兄弟の目の中には宿っておらず、あなた自身の心のフォルムと照らし合わせて見つけるべきものだとも思う。テクニックはいくらでもお店で教えることができる。しかし、リアリティをもって着るためのフォルムを見つけることはできない。そういった意味で、バランス感覚とは他人との距離ではなく、自分自身との距離を測る物差しでもあるのだ。

繰り返しになるが、僕はこのシャツをお客さんに「自由に」着てほしいと思う。心から。






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鶴田 啓

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” Leonard “
– Double pocket shirt –
Color : WHITE/BEIGE/BLUE/KHAKI/RED ST/GRY ST/YELLOW ST
Size : 36-42
¥26,400-(tax included)




今年の春夏シーズンから始まった鶴田さん企画、MANHOLEオリジナルドレスシャツのLeonard。
白/青/ベージュの無地。
そこに新色のカーキが追加され、気付いたら8月に柄物も増えていました。
グレーのロンドンストライプは既に生地屋さんのシャツバンチから消滅してしまった為、もう追加生産が出来ない(現在庫Size:36/37/41のみ)のですが、それ以外の生地は定期的にリピートしています。

というわけで現在、MANHOLEには7色のドレスシャツが並んでいます。
ハリとコシのある生地選び/色柄/ロングポイントのレギュラーカラー/狭いタイスペース/フライフロント/そして二つの胸ポケット。
このシャツを構成する要素全てに鶴田さんのキャラクターが見え隠れ、、、いや、隠れてないな。見えてます。

このシャツは鶴田さんが現行のデザイナーズ、そして古着の両方が並ぶMANHOLEの為に企画してくれたシャツです。
鶴田さんが「MANHOLEに来るお客さんに自由に着てもらえたらいいな。」と考えながら作ったシャツです。


が、ここでドレスシャツをほとんど着たことのない中台が一言。

「このシャツ、”自由に着たら良い”って鶴田さんは言いますが、本当ですか?」
中台、ありがとう。きっと同じことを感じているお客さんもいらっしゃるはず。
なんかかっこいい気がする、ありそうでないのはなんとなくわかるけど、どう着ればいいかわからない。
ましてや自由になんて想像がつかない。たまには誰かに導いてほしい。

と、いうわけで明日は中台の普段通りの格好に合わせて「このシャツを自由に着る楽しさ」を鶴田さんから紹介してもらおうと思います。楽しみです。




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河上 尚哉

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リアリティ



1年半前の春。前職時代の僕は先輩・後輩と一緒に中目黒でちょっとしたイベントを催した。そこにぶらりと顔を出してくれたのが、CLASSのデザイナー・堀切さんだった。いつもどおりのテンションで柔らかく挨拶をしてくれた堀切さんは、よく見るとシャツを3枚重ねて着ていた。

こんにちは、鶴田です。



僕の隣にいた先輩は堀切さんと20年以上の付き合いがあることもあってか「鶴田、鶴田、シャツを3枚重ねて着ている変な人がいるぞ。1枚着てることを忘れて、もう1枚着ちゃったのかな?」と堀切さんを指さした。もちろん、このセリフに嘲笑の意味は全く含まれておらず、むしろそれが親密さやリスペクトの感情を素直に表現した言葉であることは、先輩の笑顔を見てもすぐに分かった。

それにしても、シャツを3枚も重ねて着るなんて。ほんとに忘れちゃったのかな。でもボタンを留めるのが異常にめんどくさい時点で流石に気づくだろ。って。


“ CLASS ”
– CCCA11UNI A –
COLOR : WHITE
¥82,500- ( Tax Included )



CLASSから3枚重ねのシャツが届いた。生地違いのオーセンティックなボタンダウンシャツが3枚も重なっている。



すさまじいナンセンスの嵐。


“ CLASS ”
– CCCA11UNI B –
COLOR: LT.GREY
¥132,000- ( Tax Included )



生地の組み合わせは2バリエーション。こちらは1枚目に比べて和紙繊維×カシミアという謎のナンセンス素材を含む分だけ、プライスが高い。



堀切さんが作る服を見て「こんな(不思議な、おかしな、アヴァンギャルドな)洋服、ほんとに着る人いるの?」と言う人がいる。

いる。

まず、デザイナー本人が実際に着ている。



僕が堀切さんと初めて会ってから15年ほどが経つ。会うときはいつも「その日、堀切さんが何を着ているのか?」と、目を皿のようにして見てしまう。この目線は冒頭で堀切さんを「変な人」扱いしていた先輩も同様らしい。で、「面白い洋服着てるなぁ」とか「変わった着方してるなぁ」とか、こちらがそう思っていると2~3シーズン後にCLASSのコレクションで実際にそんなアイテムがリリースされたりする。

堀切さんは、自分を使って実験している。自分の感性の矛先を、まず自分に向ける。その感性のソースは、もしかするとほんとに「寝ぼけて、シャツを重ねて着ちゃった」瞬間かもしれないし、そうではないかもしれない。とにかく、自分で実験しながら「気分がいい」と思えたら、実際にそんな洋服をCLASSのアイテムとして作り始めるんだと思う。



朝、寝ぼけていたので着ているシャツの上からもう1枚シャツを重ねてしまったかのように。2枚重ねたシャツの上から、さらにもう1枚シャツを。そしてジャケットを。

そんな、ばかな。



シャツを3枚の重ねて着ていたら、前立てが多すぎてボタンを掛け違えてしまったかのように。

そんなばかな。



ちなみに、このシャツは3枚のシャツを肩とサイドだけでつなぎ合わせてある。背面はボタンダウンシャツとしてはオーセンティックな、センターボックスプリーツ。 内側のシャツ2枚は背中半分しか生地がないので、実際に3枚重ねになっているのは前身のみ、という複雑なつくり。



なので、裏返すとこんな感じ。暗い部屋でシャツを着たら、裏表を間違えてしまったかのように。着ることもできる?できない?できない?

そんな、ばかな。

3枚重ねのシャツを2着重ねたら、襟が6枚になる?

そんな、ばかな。



「そんなばかな」に僕らがリアリティを感じるのは実際にこの洋服を作った人が「そんなばかな」着方を実践していたから。ただ、堀切さんの場合は「本当に」ボタンダウンシャツを3枚重ねていた。 そして、それをファッションアイテムとして形にした。

堀切さんが作る服を見て「こんな(不思議な、おかしな、アヴァンギャルドな)洋服、ほんとに着る人いるの?」と言う人がいる。

答えは、いる。

そして、その「実在感」は洋服がハンガーにかかっているだけの状態ではなかなか発現しない。その洋服を着た人が実際に街を歩き、生活をしたという痕跡だけが「ファッションを現実へと向かわせる」のだ。それはSNS上のみで繰り広げられる見映えの問題だけでは獲得できないリアリティなのだ。



「このばかばかしいシャツを着てみたい」と思う人が「このばかばかしいシャツを着て」「街に出る」限り、このシャツはファンタジー上にのみ存在するペガサスのような存在では決して、ない。リアリティは他人の中にではなく、自分の中にだけ存在するものだと思う。

僕は、このシャツを着て街を歩きたい。それは本気でばかばかしさを信じたデザイナーの姿が僕に植え付けたリアリティだと思う。




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鶴田 啓

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こんにちは、中台です。

前のシーズンでもなんだか好評だった、RANDYの変なパンツ: Muscleが今シーズンもやってきました。







今シーズンはカーゴポケット付きで、フロッキープリントが施されていたり、生地も変わり、前シーズンからいくつかのポジティブな変化が見える。






改めて見るとすごいシルエット…楽しいです。
横から見ても後ろから見ても、自分に対して抱いたことのない違和感。

色、柄、素材の変化がどうでもよくなるほど、前後4つのコブは強烈に魅力を放っている。




前からパッと見たときにはあまり違和感に気付かないのも面白い。





いつもの河上よりキュート。
普段からこれくらい可愛く過ごして欲しいものです。



“ RANDY ”
– Muscle Ⅱ –
SIZE : 1/ 2 / 3
¥50,600- ( Tax included )



きっとこのパンツに計算は必要ない。
合わせるものなんて、鏡の前で自信がつけばなんだっていい。
自分のバランスを変えなくたっていいだろう。
思いのままに、気の向くままに。
カルチャーやバックボーンも気にしない。
理由なんていらない。

ピュアに楽しむ気持ちさえ持っていれば、このパンツは最高に変で最高。
そう思えるはずです。







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中台 竜郎

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みなさんは「エキゾチックレザー」という単語を聞いて、何を思い浮かべますか?

鶴田さんは金持ちを。
僕は幼い頃どこかで拾って机の中で大切にしていた蛇の抜け殻を。
中台は父親が履いていたクロコダイルの靴を。

NICENESSのデザインチームはベビーパイソンの革を見てロンドンという街が一番色鮮やかだった時代:スウィンギングシックスティーズを連想したようです。お洒落だな。

「人は自分が生まれついた階級に一生とどまっていなければならない」という前提を吹き飛ばしてしまった戦争。それが終結することにより「父親と同じ格好をする子供」から「父親と違う格好をする子供」へ徐々に移り変わっていった1930年代から1950年代。
すなわち、若者達にとって「自分が着る物は自分で選ぶ時代」が訪れました。
退屈な毎日を少しでも楽しく過ごすための音楽、服装、映画、場所。
上流階級/中流階級/労働者階級の対立、(例えば)ダンディズム/ボヘミアン/耽美主義等といった個人、あるいは集団的な主張はそれぞれテディーボーイ、カミナリ族、ビートニク、モッズ、ロッカーズ、ヒッピー、スキンズ、グリーザーズ等を生み出します。アメリカやイタリアやフランス等様々な国の文化を輸入、あるいは逆輸入しながら発展していったイギリスのユースカルチャーは結果的に、長く続いた「灰色のロンドン」の街並みを徐々に、時に爆発的に色鮮やかに彩っていくのです。


” NICENESS “
– DADA – [ ベビーパイソンポシェット ]



以下、NICENESSの公式商品説明より引用
1960-70年代にムーブメントを築いたイギリス伝説の「名店」でもパイソンレザーはよく扱われていて、当時のミュージシャンたちはこぞってエキゾチックレザーを着ていました。そんな華やかな時代を彷彿とさせるような、現在では手に入らなくなっている希少なベビーサイズパイソンを少量入手しました。
今回手に入れることができたパイソンレザーは、通常のパイソンに比べて全体的に小ぶりで、柄やウロコも小さめなので、小物を入れるアイテムに仕上げるのが良さそうと判断しました。
ご覧いただくとおわかり頂けると思いますが、ウロコが留まっていて剥がれにくく、ツヤのある仕上げになっています。
パイソン模様をエキゾチックに感じ、どこか自然の神々しさを感じます。
ヘビそれぞれに個体差があるうえに、今回は手染め仕上げをしておりますので、柄や模様に同じものはなくそれぞれ異なります。

使い込むうちに ウロコが一体化していくような美しさは、実に独特な経年変化ですので、長い時間を共に過ごす楽しさもベビーパイソンアイテムならではかと思っています




(例えば)神秘的な東洋、コサックのシャツ、ペルーの手編みハンドバッグ、モロッコのローブやラグやクッション、そしてカウボーイとインディアン。
その国独自の文化が海や国境や時代を渡ることで本来の文脈からある意味で離れ、もしくは過剰すぎるほど忠実に再現されてツイストしていく光景は、人類が今も尚ずっと続けていること。
昔の人たちの特権だけではありません。
僕らも今、自分が着るものは自分で選べるのです。

いつかのどこか誰かにとっては装飾品。
いつかのどこかの誰かにとっては実用品。
いつかのどこか誰かにとってはお土産物。
いつかのどこか誰かにとってはただのゴミ。
いつかのどこか誰かにとっては宝物。
いつかのどこか誰かにとっては。


” NICENESS “
– DADA – [ ベビーパイソンポシェット ]
Color : / Y.CAMEL / ORANGE.B / PURPLR.B
Size:FREE
¥64,900-(tax included)



NICENESSのDADA。
僕らはとてもシンプルに「いいじゃん。」という感想をもって仕入れました。
このバッグは退屈に見える毎日を少しでも楽しく出来るものの一つとなってくれるような気がしています。
使い方も特に考えてませんが、同じく「いいじゃん。」と感じる方に買ってもらえたら嬉しいです。



” NICENESS “
– DADA – [ ベビーパイソンポシェット ]
※コンチョNNシルバーボタンカスタム
Color : / Y.CAMEL / ORANGE.B / PURPLR.B
Size:FREE
¥104,500-(tax included)





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河上 尚哉

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