さて、BLESSのJEANSFRONT。
S/Lの2サイズ展開。
SとLの寸法差はレングスの長さくらい。
MANHOLEに納品された物はSで股下83cm、Lで股下87cm。
お客さんの中には驚くべき足の長さを持つ若者もいるけど、僕らを含めた大半の人にとって、このパンツのレングスはきっと長いはずだ。
もちろん、直すことは出来る。
僕らも納品された当初は「ちょっと想定よりもレングスが長いから、直し前提で案内するか。」と、考えていたけど、実際に穿いてその考えは変わった。
前はデニム/後ろは梳毛ウールという、イレギュラーなディテールにより。
長い間邪魔だった裾まわりのクッションが、長い間しなかったロールアップ/ターンナップが、新しい顔を見せてくれるはずだ。
このパンツは長いから良い。いや、長くても良い。
その日履きたい靴、トップスのバランス、靴下の色。
それらに合わせて変化させるのが、今は面白いのかもしれない。
その人の体型に合わせて丈くらいは最低限直した方がいいパンツは多い。
だからと言ってなんでもかんでも直せばいいとは限らない。
「なんの為に僕らはたくさんの服を、靴を、装飾品を持っているんだろうか。」
なんて、冷静に振り返る瞬間がたまにある。
そういう時間は「好きだから、まあいっか。」という理由で多くの場合なし崩し的に無かったことになるんだけど、最近は「自分の内側にない新しい感覚/新しいバランスを受け入れる為に、たくさんの服を、靴を、装飾品を持っている。」と考えるようになった。
物を自分に合わせるのは簡単だ。手段と方法さえあればいつだって出来る。
反対に、自分を物に合わせてみる。その物自体をそのまま、受け入れてみる。
そうすることで「ただ新しい物を買う。」という行為は「ただ新しい物を買う」以上の時間を、自分に与えてくれるのかもしれない。

” BLESS “
– JEANSFRONT – ¥85,800-(tax included)
MANHOLE official instagram
河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
古着のユーロデニム(本作はカツラギ)と、BLESSが定番的にリリースするスリムテーパードスラックスをドッキングさせたパンツ:JEANSFRONT。
よく見かける「縫製が〜、生地が〜、作りが〜。」という世界観とは対照的なパンツ。
全体の一部分のみに注目してしまうと、このパンツが「美しい/かっこいい/魅力的な洋服」には到底見えないだろう。
なんせ、ごわごわした古着のデニムと糸の細い艶やかなウールの生地を無理矢理縫い合わせている。
それにより、おそらく「美しい/かっこいい/魅力的な洋服」には絶対に存在してはいけないような皺、ねじれ、荒さが生じている。

” BLESS “
– JEANSFRONT – ¥85,800-(tax included)
と、一見ネガティブに見える紹介だけど、別にそんなつもりはない。
この洋服は「着ること」により、その真価を発揮するのだ。
着るために作られた洋服だから当たり前なんだけど。
その当たり前が「〜だから良い」等の様々な記号的情報のカーテンに隠され、発見しづらくなっている気がするのは、僕らだけだろうか。
吊るされた状態では、全くわからない。
手にとって細かい部分を見るだけでは、絶対に伝わらない。
JEANSFRONTという一つの物、そしてそれを着る人がいてはじめて。
このパンツは誰かにとっての「美しい/かっこいい/魅力的な洋服」に変化するはずだ。
もちろん、BLESSは「縫製が〜、生地が〜、作りが〜。」という部分部分に拘った物作りも出来るだろう。
だけど、このパンツを見る限り、彼らがそういったテクニックに価値を見出しているようには思えない。
BLESSのデザインチームは「自分以外の他人によって定められた価値観」を、自らのコレクションを通して、いとも簡単に破壊する。
一見複雑に見えるけど、彼らが作る物に複雑な要素はあまりない。
直感的に。
無邪気に。
目の前にある物でただひたすら遊んでいるようなBLESSの物作りは、何かで固められた僕らの頭をほぐし、いつの間にか勝手に背負っていた肩の荷を、少しだけ軽くする。
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河上 尚哉
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何度見ても袖がない、SADEのスリーブレスジャケット:VE01。
生地を変えたモデルが再納品された。
大振りのフラップがあしらわれたチェンジポケット付きの1Bピークド。
「どう合わせれば」と、考えてしまいそうだけど、袖が無い時点でどう着てもいい。
ただ着るだけなので、興味がある人は是非着てみてほしい。
袖が無いなら足せばいい。
おそらく家にたくさんあるであろう、着ていない洋服。
新しく洋服を買うということは、同時にその着ていない洋服を活かすことにもなる。
「どう着れば」と、考える前に一度。
その着ていない洋服達と無造作に合わせてみるといい。
人に教えてもらったものよりも、自分で見つけた発見の方がよっぽど楽しい。
洋服の場合は「ただ重ねる」だけで、新しい何かが始まる場合がある。
「ただ重ねる」以上の何かは、ただ重ねた後に考えればいい。
ストックをごそごそして見つけた、適当な洋服を合わせておしまい。

SADE
– VE01 – ¥121,000-(tax included)
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河上 尚哉
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あげるの忘れてましたよ
こんにちは。
MANHOLEの中台です。
昨日に引き続きNICENESS。
コットンとはいえ真夏に秋冬物かあ。なんて思ってしまうような暑さが続いていますが、そんな気持ちがゼロになるパンツの紹介です。


40年代のBritish Army OverpantsとUSMC Frogskin Pantsの要素を随所に取り入れたハイブリッド、NICENESSのFIELD PANTS : COLLINS。
別国のミリタリーパンツを掛け合わせていて、フレッシュな印象はあるけど、妙に馴染みが良い。
新顔なのに、昔からいたような存在感。



細かい付属やディテールもNICENESSらしい。
ベルトを引っ張るだけで、簡単にウエストを絞れるのも男っぽくて好感が持てる。
職人が一点一点手描きで染め上げた、NICENESSオリジナルのカモフラージュ生地もかっこいい。
40/3(三本撚糸)の糸を高密に織り上げた生地、ブリティッシュの中にどことなく和を感じるカモ柄。
適当に穿いたり穿かなかったりした後に、どんな色・表情になるのかあまり想像が出来ない点も面白い。





ヴィンテージなディテールやタフな生地、迫力のあるシルエットは馴染みの”軍パン”を思い出させるけど、フロントポケット内に隠された バックポケットやベルトアジャスト等、機能はモダンにアプローチしている。
新しいバランスを確かに感じながら。
気付けば、昔よく穿いていたあの軍パンと同じように、なんだか手放せない存在になっているだろう。

” NICENESS “
– COLLINS – [ BRUSHED CAMO BFA FIELD PANTS ]
¥75,900-(tax included)
本来、戦地で敵から身を隠す為に存在している迷彩柄。
NICENESSの迷彩は、退屈な毎日と戦う為に作られた現代の戦闘服だ。
身を隠したり、大衆に馴染むためではなく。
今という時間を最大限に楽しむことを目的とした洋服である。
中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
写真がオレンジだらけだ。
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
今日紹介するのはNICENESSのOXFORD B.D SHIRT:MCCOY。
他にも色展開のある型ですが、MANHOLEでは”SUN”と名付けられた発色の良いオレンジのみオーダー。
資料に ” 6月末納品予定 ” と書いてあるのを見て。
「梅雨で鬱々としてる時期。この鮮やかな色のシャツを着たら、6月の曇り空にやられた心に日の光が差すかもしれない。」なんて繊細なことを僕らが思うはずもなく、着てたらすごく目立つ事が出来そうなので売り場に並べることにしました。あとはかっこよかったから。
たまにお客さんから「暗すぎてよくわからない。」という言葉を頂く、MANHOLEの暗い撮影環境でも圧倒的な存在感が出てるなあ。
と、ほとんど色に引っ張られてオーダーしたんですが、なんだか言葉に出来ない着心地がある。
エジプトの超長綿糸を高密度に打ち込んだ生地。
化繊が入っているような発色/シャリシャリとしたドライな見た目なのに、着ると柔らか。
オックスフォード地と説明されなければ、それだと気付かないかもしれません。
新品時のピカピカした感じ、適当に着たり着なかったりした後のヤレた状態、全然違う印象の洋服になる気がする。
一つ一つのディテールにも少しずつ違和感を覚えるけど、シャツ全体で見るとちゃんとまとまっている、NICENESS流の新しい形のB.Dシャツ。
アメリカで見る作業着。
中台が高校の時にバイトしてた寿司屋のデリバリーの制服。
コンビニでたまに売ってる冷凍みかん。
二十年ぶりに読むドラゴンボール。
ライトアップ東京タワー。
ゴジラvsデストロイアに見るオレンジ。
いつどこで見たかわからない記憶の中の太陽の光。
そんな色。そんな色?

” NICENESS “
– MCCOY – [ OXFORD B.D SHIRT ]
¥42,900-(tax included)
さて、そんな色。
ちゃんと色を出そうと頑張って写真を撮ってみたんですが、どの写真も実物とは全然違うなあ。
ついでに言うと物に対する紹介文も、毎回その時思いつく言葉を乱雑に並べてます。
と、いうわけでお店に遊びに来て欲しいです。
なぜなら僕らは暇だから。
このBlogも楽しく暇をつぶす為に書いてます。
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河上 尚哉
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