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blog




什器を買う為にラックを削ってスペースを確保しながら営業していたのですが、やっぱり秋冬の洋服は春夏の洋服よりもボリュームがある。

というわけで、CLASSのfukinseiを並べるために模様替えしました。
と言っても、椅子を動かしてラックを一本出しただけだけど。
それだけでなんだか変わった気になれるので、僕らは結構単純な奴らです。





古着もちょっと入れ替えて、すっかりお店は秋模様。
革靴も無くなってきたので、こっそり入荷していたローファーを並べました。
完売していたUNLIRICEも、ごっそり追加分が到着です。

今日は悠人と昼にタイ料理を食べて、お客さんとぼーっとしてたら終わった。いい一日でした。
明日もいい一日になるといいです。



それではまた。




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河上 尚哉

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CLASS:fukinsei





さて、明日から発売するCLASS:fukinsei。
このスウェットに関しては「一度、受け入れてみてほしい。」ということを、まず最初に伝えたい。

「自分には似合わない。」
「着るのに勇気がいる。」
「着方がわからない。」

このスウェットに限らず。
自分の引き出しにない物に対して、その便利な呪文を唱えながら避けるのは物凄く簡単で、どうやら僕らはその言葉を放ちながら、何かを見て見ないふりをしながら通り過ぎるのに少しだけ飽きてしまったようだ。
通り過ぎた結果手にするのは、きっとまた同じようなもの。
そんなことを繰り返しているうちに、どんどんと増え続ける同じようなもの。
その内、同じようなものの輪の中で飽きた結果、気持ちだけが萎んでいくのだろう。
そうして日々、消費されていく「同じようなもの」。
それは本当に「消費されて」いっているんだろうか、自分の中の気持ちを「消費して」いるのは自分自身なのではないだろうか。

クローゼットに溢れかえる同じようなもの。
お店にたくさん並んでいる同じようなもの。
インスタグラムを開けば目に飛び込んでくる同じようなもの。

今日も作り続けられる同じようなもの。
今、インターネット上に見る洋服の商品説明のほとんどが「その同じようなものとはどう違うのか。」を解説するためだけの言い訳にしか見えない。
生地が良かろうが縫製に凝ってようが、シルエットを現代的にアップデートしようが、ほとんど同じものが同じようなものに変わっただけではないだろうか。






かといって、そう見えるものに対して唾を吐いてもしょうがない。
場合によっては、僕らも同じようなものを並べ続けているように見えるかもしれない。
いや、きっと同じようなものを並べ続けている。
僕も同じような物が好きだ。自分が好きなものが好きだ。好きなんだからしょうがない。
好きなものは良くも悪くもそう簡単に、変えることが出来ない。

でも、それを小手先のテクニックや打ち出し方で違うように見せるのは限界がある。
「自分が好きだから良い。」なんて前向きさで自分を、誰かを誤魔化すのにも限界がある。
「自分のスタイルはこうだから。」なんて、ひたむきさを自分の中に感じたこともない。
何故なら僕らは僕らで今の自分に満足しているわけではない。
「別注で差別化する。」なんて安易な考えで物を作り続けるのも限界がある。
本当に何かを作ることで差別化出来ているんだろうか。
「差別化すること」が目的になってはいないだろうか。
その差別化するために作ったものを着て、お客さんは楽しんでくれるのだろうか。
ここでまた、疑問が一つ二つ三つ、増える。





と、そんないつ答えが出るかわからない疑問を延々と考えながら時間を潰すのも限界が来る。
仮に答えが見つかったとしても、きっとまたすぐ堂々巡りする。
たまにはその堂々巡りの輪っかが生み出す輪郭から、能動的に少しだけはみ出してみたい。

ここで、振り返ってみる。
その堂々巡りの輪っかからはみ出す為に出来る行動で一番簡単なのは「まず、自分の中にないバランスを受け入れてみること」だ。

同じようなものの中に紛れる新しいバランス。
その違和感は、きっと思った以上に自分の中に変化をもたらしてくれる。






僕らは「常に新しいものを探し続けたい。」なんて向上心も、残念ながら持ち合わせていない。
ありがたいことに新しいものなんてそう簡単に出会わないし、今のところ、新しいものは偶然出会うくらいが感動的で良い。
だから、僕らに必要なのは「自分が好きなもの」と「自分が無意識に避けていたもの」だ。
今はそれで十分で、何かを受け入れられる余裕が自分の中にあれば、変わりたい時にいつでも変わることが出来る。

自分が無意識に避けていたものを受け入れた結果増える新しい選択肢。
自分が無意識に避けていたものを受け入れた結果見える、同じようなものの新しい顔。
自分が無意識に避けていた物を受け入れた結果広がる、新しい世界。

それを感じた時、まだまだ目の前にあるもので遊び続けられるような気がしてとても嬉しい。
幸い、世の中はたくさんの物で溢れている。




” CLASS “
– fukinsei – [off shoulder neck sweatshirt]
Color:Grey
Size:2/3
¥40,700-(tax included)




さて、CLASS:fukinsei。

用いる特殊裏毛/ショルダーシーム、サイドシームが無く生地を背中で接ぎ合わせた作り/直線的なアームホール/接ぎの無い筒状リブなど。
特徴的なデザインが詰め込められているはずなのに、初見であまりその部分に目がいかない理由は、やはり天幅35cmというオフショルダーネックラインが生み出す大きな違和感によるものだろう。

ただ、この洋服もやはりいつも通り「ただ、着るだけ」。
大雑把に言うと首元が大きく空いた、ただのスウェットだ。
ただのスウェットに人間が負けるわけがない。





「自分には似合わない。」
「着るのに勇気がいる。」
「着方がわからない。」

安心して欲しい、僕も一年前まではそう思っていた。
僕よりも許容範囲の広い中台ですら、そう思っていた。
悠人は「僕、これ買えますかね!?」と、最初からワクワクしている。可愛い。

CLASSが数年前作っていたスウェット:fukinseiを復刻した。
以前は受け入れられなかったバランス。
だけど、僕らの目には今、ちゃんと。
このスウェットが「かっこいいもの」として映っている。





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CLASSのカジュアルジャケット:BLACK PINE。
誰がどう着ても構わないようなジャケットだけど、MANHOLEでは「バイト代や月給を工面しながら熱心に買い物をしてくれる若者に提案したい。」と考えてオーダーした。

大きいのでアウターのようにも使える。
もちろんアウターとしては寒い。だからこそ、頭を使って冬を乗り切って欲しい。
家にある洋服、これから手にする洋服、それらを使って冬を乗り切って欲しい。
僕らも若い頃そうしていた。そうした結果、今の僕たちがある。
それが良いか悪いかは別として、今のところ、僕らは毎日が楽しい。

お金を出して暖かいものを買うのは簡単だ。
お金を出さなくても、暖かいものを買うのは簡単だ。
ただ、冬の装いにおいて楽しいのは「洋服単体での暖かさ」ではなく「それぞれの生地/糸/作りが持つ機能、特徴、特性」を組み合わせ、どう寒さを乗り切るか/どのバランスで気分が良かったかを実際に体感して試行錯誤することでもある。

このスウェットは寒そうで実は暖かい。
このニットは暖かそうに見えて実は寒い。
何かの下にデニムジャケットを合わせたら風を通さなくて暖かかった。
フリースの上に風を止められる物を着たら暖かかった。
このタッチのカシミアは外だと暖かくて室内では暑すぎなかった。
布帛に布帛を重ねても暖かくなかった。
で、その上で自分の中で「格好いい」と思える組み合わせ、最低でも「気分は悪くない」くらいの地点に落ち着く必要がある。

その答えは、人の言うことを聞いているだけでは見つけることが出来ない。
自分の住む場所、自分の肌とあう生地、自分の生活スタイルに基づく自分だけのバランス。
そして、大切なのは部分じゃない。
合わせる洋服合わせる靴合わせる装飾品、そして、それを着ている自分を合わせて全部で一つ。






ちなみにCLASSの洋服:BLACK PINEも一つ一つの作りが合わさって全部で一つ。

「このジャケットのどこがかっこよく見えて、どういう意図でこのデザインになっていて、どういう点が拘っている。」
という一つ一つの部分を(ある程度)説明することは出来るけど、だから一体なんなんだろうか。

合わせる洋服合わせる靴合わせる装飾品、そして、それを着ている自分を合わせて全部で一つ。






「ジャケットだからこう合わせなければならない。」
「ジャケットだからこう合わせた方がかっこいい。」
「ジャケットだからこの組み合わせは向かない。」

「ジャケット」という形をしているだけで、そういうロジカルな何かが付き纏うけど。
僕らはかっこよければいいと思う。同時にロジックから飛び出すならばかっこよくなければ駄目だと思う。
ちなみにそういうバランスは「着崩し」なんて適当な言葉では表すことが出来ない。
洋服の組み合わせだけで、人間が歴史/生活背景/時代を背負いながら作ってきた「洋服」を崩すことが出来るわけがない。

合わせる洋服合わせる靴合わせる装飾品、そして、それを着ている自分を合わせて全部で一つ。




” CLASS “
– BLACK PINE –
BROWN : ¥110,000-(tax included)
KHAKI : ¥97,900-(tax included)





大切なのは部分じゃない。
部分部分が全部で一つ。
だからこそ、結果的に一つ一つの部分が大切なのではないでしょうか。





さて、CLASSのfukinsei。
今日は空いた間をシャツとネクタイで穴埋め。
空きっぱなしも芸がないので、たまには他の何かで埋めてみるのも良いと思います。





折角なので、シャツとネクタイとジャケットで穴埋め。
あ、この上から更になんか着ることが出来そう。
楽しい。



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こんにちは。
MANHOLEの中台です。

今日紹介するのはCLASSのプルオーバーベスト:JAPANESE DOGWOOD。

デザインされているのかいないのか、素っ気ない印象を受ける。
だけど、どうやら中綿として薄いダウンが入ってる点をはじめ、全体的にどこかズレたバランスを見る限りは完全にデザインされた洋服。

一見シンプル、なのに着る際に少しだけ考えてしまう。
だからこそ、とりあえず何も考えずに着ると楽しいベストだと思います。
ちょうどよくこのベストも、とりあえず何も考えずにどんなものの上からでも着られるようなサイズ感。

ベストという洋服を着ることは僕にとって、帽子を被ることに近いイメージ。
なくてもいいけど、あってもいい。
無い方がいい日もあるし、あったほうがいい日もある。
朝帽子をかぶる時/どの帽子かを選ぶ時に理由なんていらない。日々、なんとなくです。







共生地のパンツ : AMARYLLISを穿いて、店頭に並んでいる適当な古着のシャツを合わせた。
同じ生地だけど、洋服として持つ雰囲気は全く違う。

ちなみにこのパンツは僕も河上も穿くと欲しくなってしまうから、あまり見ないようにしている。
そろそろ河上が紹介してくれるはずです。











ベストは単体じゃ何もできないから、強制的に何かと合わせることになる。

僕はジャケットやコートの上にも着たい。
ボロボロの古着がファッションになる可能性もあるし、渋いコートに渋い以外の印象を持たせることもできる。

何も考えなくてもいい楽しさ、何かを考えながら洋服を合わせる楽しさ。
その二つが、どんな洋服にもある気がします。







今週末に発売するfukinseiにも合わせてみた。

昨日学大の古着屋さんで買った変な道着パンツ、いつも着ているロンT、今日着てきた洋服の上にただ重ねていっただけだ。


ジップを開けっ放しのままにすると楽だったのでそのまま開けておく。

これは色々考えながら洋服を着ていると、出来ない組み合わせかもしれない。

考えたり、考えなかったりの、色んなバランス。



” CLASS “
– JAPANESE DOGWOOD –
BROWN : ¥71,500-(tax included)
KHAKI : ¥62,700-(tax included)





なくてもいいけどあってもいい。
だったら、あった方がいいかもしれないです、ベスト。



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中台 竜郎

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「この洋服は、僕にとってのワンマイルウェアなんですよね〜。」

5年前にCLASSのウルトラスエードのパンツ:lo-loを買ってくれたお客さんが、最近そう呟いていた。
表面にスムースレザーのような加工を施したウルトラスエードのイージーパンツ。
横ハギの無いストレートシルエット、裾の処理は三つ巻きのタタキ幅1cm、ウェストゴム/内側に2段階調整が出来るアジャスター釦がついていたのが特徴的なモデルだった。
値段は確か¥56,000+tax-だった気がする。
当時は「高えなあ。」と、思ったけど今はそんなに高いとは思わない。(もちろん経済的に、という意味ではない。)
僕も持っていたけど、自宅-店間で私物の往復を繰り返した結果半年くらい行方不明。
僕のlo-loは一体どこに行ってしまったのだろう。

「予算が〜」とか「売り場のフェイスが〜」とか、それっぽい言い訳をして、実際は覚悟があまり足りなかったのか。
綺麗にスパッとなくなるくらいの量で十分。
そんな仕入で自分を納得させてた当時の僕にとって、その「lo-lo」というパンツは珍しくたくさん仕入れた洋服だった。
思えば「好きなものを自信を持ってたくさん仕入れる。」という行為に対して僕がそんなにビビらなくなったきっかけは、lo-loというパンツをたくさん仕入れたことも影響しているのかもしれない。

今でも当時買ってくれたお客さん達はたまにlo-loを穿いてお店に遊びにきてくれる。
それを見てたまに穿きたくなるんだけど…僕のlo-loは一体どこに行ってしまったのだろうか。





CLASSのウルトラスエードのパンツ:MUKUが入ってきた。
ウルトラスエードにクロコダイルのエンボス加工。
写真では捉えきれず、シワのように見えるけどクロコダイルの革柄に型押しされている。

僕はこのパンツを「便利な洋服」として紹介するつもりはあまり無いけれど。
lo-loのように結果として、誰かにとっての「便利な洋服」になってくれるのは嬉しい。






さて、今回のCLASS:MUKU。

“クロコダイルエンボス”というワードだけを拾ってしまうと「着る人を選びそうですね。。。」と思ってしまいそうだけど、なんてことはない。
なんてことのないスウェットを華やかに。
なんてことのあるコートも華やかにしてくれる。

装飾品は異素材と異素材の組み合わせ。
手持ちの洋服にない素材を取り入れてみるだけで、手持ちの洋服の可能性が広がるのは、言うまでもない。





ただのカットソー、ヘビーウェイトのリネンジャケット、コットンのニット、ブロードのシャツ、メルトンのコート、変わった畝のコットンシャツジャケット、リネンシルクのカバーオール、縮絨ウールの半袖カットソー、布帛のタンクトップ、ツイードのコート、ツイードのシャツ、ウールシルクのシャツ、ベンタイルのブルゾン、ウールカシミアのミドルゲージのニット、ケンプツイードのジャケット/ベスト、ゴアテックスのシェルジャケット、玉虫色のコットンコート、フランネルのジャケット、フランネルのシャツ。

MANHOLEのラックに並ぶ洋服を右から順番に合わせていっても、格好いい組み合わせが想像出来る。

それ以上にお客さんの家にも、このパンツに合う洋服がたくさんあるはずです。
「着心地が良い、シルエットが綺麗、ディテールに凝っている。」
そういう洋服に新しいイメージを付け足してくれるのが、今回のウルトラスエードのようなパンツなのではないでしょうか。





今週末に発売するfukinseiとの「いつもと違ったバランスのリラックスウェア」なんていかがですか。

別にこのスウェットも、このパンツも、そういう洋服として紹介するつもりはあまりないんだけど。
結果的に誰かにとって日常的に着ることの出来る洋服になってくれるのは嬉しい。




” CLASS “
– MUKU – ¥81,400-(tax included)








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河上 尚哉

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UNLIRICE



今どこに行きたいかと聞かれたら、僕はアジア圏に行きたいと答えるだろう。
なぜなら、知らない/分からないことが多いから。

アートやファッション、写真、映像、文学、音楽等、過去から現在に至るまで、今までは知らなかった、アジア圏の様々な興味深いクリエイティビティ。
それが最近少しずつ、情報として洩れ始めているのを肌で感じないだろうか。
もはや、欧米の文化を飲み込んでしまうほどのパワーを目に、耳にすることも少なくない。

実際、MANHOLEのBGMプレイリストには、アジアのアーティストの割合も増えてきている。
数年前まで、こんなことはなかったはず。

うーん、やはり気になるアジア…。




ひょんなことからMANHOLEで取り扱うことになった「UNLIRICE」。


現代アジア各国の知られざる文化事象を、写真やインタビューをメインに464ページ。
もの凄いボリュームで内容も濃い、面白い内容になっています。

全編英語のテキストで内容をしっかり補完するには少し時間がかかりそうですが、最近読んだ刊行物の中で、何かを感じられた数少ないものの一つ。


自分の” 知らない/わからない事 “が、” 気になる事 “に変わる機会を与えてくれるはずです。








Nighttime. As walk home, I see people hanging out in front of a convenience store on the side of the road. The view I see and the view you’re picturing are different. The convenience store could be a 7-Eleven or a 全家 (Family Mart). It could be a 好德 (all- days), CU, or GS25. The young people might be sitting on a curb or plastic chairs in front of the store. The drinks they’re holding could be watery canned beers with low alcohol content, or some absurdly strong canned chuhai. You may be imagining a food stand, not a convenience store. You may be thinking of a local grocery store. But you might not find such a scene in the city today, no matter where you look. People should be (and should have been) hang- ing out everywhere in the city, however they please. This creates the city’s scenery and its culture as well. I’m not talking about street culture or anything. We hang out in various places and talk about all sorts of things, at times stupid, at times serious. In Bangkok, Seoul, Shanghai, Kuala Lumpur, Jakarta, Tokyo. Even if the location is different, I bet everyone is hanging out in the same way. The young people sitting in front of Lawson in Tokyo don’t know about the young people sitting around 罗森 (Lawson) in Shanghai. But that’s not a bad thing. It’s not like you’d make more friends if you knew about this. Though it may look the same, per- haps everything is different. But learning about the ways people do things differently elsewhere helps us see the world in a different light, no? Or to open our- selves to different possibilities? l’m not talking about something dramatic like encountering different cultures or understanding diversity. We don’t know where you are. We can’t see you, and you can’t see us. That’s why our gazes don’t meet. All we can do is to use the various practices carried out in various places as clues, and imagine where the other person is. While you chat with others at the tables in front of CU in Hongdae, try recalling the eat-in space in Shibuya’s Family Mart. Think of the headlights of the taxis that go by 全家 in Xiangyang Bei Lu and the taillights of motorbikes passing by the 7-Eleven in Yaowarat. That way, you and I will cross paths somewhere, someday.




上記のテキストは冊子の冒頭、編集者のmoteslimさんが書いたものだ。

僕がここで連想したのは、ラスタファリアンの” I&I “(あなたと私)という考え方。

他者の中に自分を見出すような、考え方や物事の捉え方が出来れば、日常の中に何か新しい可能性を見出すことが出来る。

他国のことを自国のことのように、もっと身近に感じることが出来れば、僕ら(あなた)の世界はさらに広がっていくのかもしれない。




” UNLIRICE “
– Volume 00 Domains –
¥4,950-(tax included)



河上はお店で本を取り扱えることを喜んでいる。
中身を理解しないまま、何かを感じた本をここ最近買い漁っている彼は、自分が覚えたその楽しさをだれかと共有できることが、嬉しいのだろう。

本を買う行為は、洋服を買う行為に似ている。
中身を最初から理解する必要はない、大切なのは外見を気に入ることから始まって、どこかで何かを感じることのように思う。





そこで、UNLIRICE。

内容はわからなくてもいい、英語が読めなくてもいい。
仮に英語が読めたとしても、内容が理解できるとは限らないし、すぐに理解しなくてもいい。
幸いなことにUNLIRICEには文章以外の。
いや、文章も含めた視覚的情報が膨大に詰まっている。

大切なのは内容を理解することよりも「なにか」を感じ、受け取ることだ。
そして、その「なにか」がなんであるのかも、すぐに理解する必要はない。

いつかどこかのタイミング、なにかが何かがなにかであるのかをわかる瞬間が、訪れるかもしれない。
だけど、まず「なにか」を受け取っていなければ、そのタイミングが訪れることはおそらくないだろう。

UNLIRICEは一つのきっかけ、入り口であり誰かにとっての出口である。

洋服は買ってまず着るだけ、本は買ってまず読むだけ。
始まりに難しいことは何もない。
自分の知らない世界は、自分次第で案外簡単にその扉を開いてくれる。





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中台 竜郎

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朝起きたら寒い。
でも、今、買ったばかりの秋冬物を着て外を歩いたり電車に乗ると汗だくになることを僕は知っている。

と、いうわけで今日はタンクトップの上にウルトラスエードで編まれたニットを着て出勤。
厚みはあるけど暖かさはゼロ。
これくらいの感じで、ゆるゆると寒さに向かっていくと良いのかも。



確か4,5年前に買ったCLASSのウルトラスエードのニット。
ウルトラスエードのニットはここから3シーズンくらいリリースされたけど、
編むのが大変すぎてそれ以降職人さんが作ることを拒否しているらしい。

買った当時、これを着て取引先の人と新宿のおっぱぶに行ったせいで、
最初から着丈がものすごく伸びている。





このニットを気に入っている点が「首元が空いているから」だと気付いたのは、買ってからしばらく経った頃。

何故か「首元が詰まっているもの」が重宝される中で、ある時僕はこのニットを素肌に着たことで「首元は詰まっていなくてもいい。」ということを知った。
そもそも何故首元が詰まっていることが良しとされているんだろうか。

首元が詰まっていようが、詰まってなかろうが。
選ぶ人次第でかっこいいものはかっこいい。良いものは良いし、楽しいものは楽しい。





散々引っ張ったCLASSのオフショルダーネックスウェット:fukinseiが届いた。
今朝の寒さを感じるまでは「どうやって紹介するか考える時間が欲しいなあ。」と思っていたので、発売は9月後半を予定していましたが。

これから徐々に涼しくなったり暑くなったりを繰り返す中で、このスウェットが僕らにとって「ゆるゆると寒さに向かっていける洋服」になる可能性を、今感じている。
あと、多分去年やこの夏買ったタンクトップ、まだまだちゃんと良い動きをするはずです。



” CLASS “
– fukinsei – ¥40,700-(tax included)
SIZE:2/3
09.10(fri〜)


既存の男性服では到底生まれないような、「間」が生まれるスウェット。
その間は空いたままでもいいし、もちろん何かで埋めてもいい。
これは間の無い洋服だときっと、楽しむことの出来ない過程だと思うんです。


売り場に並べるのは9月10日から。
ストレートに女の子が着ても、きっと可愛いだろうなあ。

来週、改めて紹介します。





今日はもう一個紹介します。
去年の秋に納品されたFRANK LEDERのパンツ。

そもそもFRANK LEDERが梳毛ウールを使うこと自体が稀。
なんかそれが気になって仕入れました。
あとノープリーツのスリムストレートを売り場に並べたかったから。





デッドストックのイギリス生地を使用。
サッカー地のような凹凸あるユニークな表情。
ウェストバンドに生地の耳を持ってくるのもアホっぽくて可愛い。


が、地味すぎたのか目立たず。僕らですら存在を忘れた瞬間があります。
まあ、よく見ないとただのグレーのスラックス。
その内本格的に寒くなってしまったので「グレーのスラックスにシーズン性もクソもない。来年紹介すればいいか。」としまっておいたのを昨日発見。





僕は太いパンツも細いパンツもそのどっちでもないパンツも穿くので、今どっちがいいとかあまり無いのですが。

単純に、数年前と履く靴が変わっている頃だと思います。
改めて、良いと思える形なのでは無いでしょうか。

「優等生のグレー」ではなく「労働者のグレー」。
地味ですが、FRANK LEDERの格好良さがちゃんと出てる洋服です。





こうやってグレーのウール地の洋服と合わせてみるとわかりますが、「割と何にも考えずに穿けるグレーのスラックス」という良さ以上の選ぶ理由があるパンツだと思います。
地味だけど。だから良い。



” FRANK LEDER “
– VINTAGE BRITISH WOOL TROUSERS –
¥52,800-(tax included)




こんな感じでMANHOLEの秋冬シーズンはゆるゆると進めます。
はやる気持ちを抑えると。
今着たい洋服、なんとなーく見えてきませんか。




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河上 尚哉

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涼しいけど暑いのが9月。
油断しちゃいけない、暑がりの僕の中で5月から11月初旬までは夏です。
11月の初旬頃から風が寒くてサンダルが履けなくなる。
11月中旬から12月が秋。1月2月は冬。3月4月は春。あとは夏。





今日紹介するのはBLESSのjeansfront。
前回紹介したモデルの生地違い。
「河上さん、これ売り場に並べてください〜。」と、代理店から送られてきた。
わかりました。お任せください。適当に並べます。





何種類か存在するjeansfront。
というか、この世にジーンズが存在する限り、BLESSがLevi’sから怒られない限り、BLESSのデザインチームが飽きない限りどうにでもなるのかも。

今回送られてきたモデルはコントラストがはっきりとしたタイプ。
ブラックデニムをウール地のマイクロチェックで切り替えてます。

MANHOLEで仕入れたモデルは「ネイビーのブレザーと合わせて欲しいなあ。」と思って選びました。
今回のモデルはどうでしょう。





穿いた印象としては、ただのブラックデニムです。
ただのブラックデニムとして穿くといいと思います。
ただ、ただのブラックデニムにしては生地が切り替えられてるだけあって少し派手。
レングス、今回はちょうど良い長さですね。





こういう洋服こそ、「生地が切り替えられてるから、なに?」くらいの余裕を持って穿くと格好良いと思います。
デザインされた物だけど、フロントはデニム。
穿きたい時や「今日、良いんじゃないかなあ。」と思った時に穿いてください。

BLESSのデザインチームも、きっとそれくらいの気持ちで作ってる物のような気がします。



” BLESS “
-jeansfront – ¥85,800-(tax included)







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いつもだったら僕から改めて紹介することの無い流れですが、いつも通りもつまらないのでちゃんと紹介します。

TENDER Co.のBASTE POCKET JACKET。





TENDER Co.自体、あまり細かい情報を頭の中に入れずに仕入れることを決めたブランド。
「いいな。」と思えるタイミングでちょうど目の前にあったので、MANHOLEに並んでいます。
が、何回かコレクションを見ることで、自分の中で良さを説明出来るくらいにはなった気がする。


洋服の作り方、ビジネスの仕方も話を聞く限りスローなペース。
先シーズンはオーダーしたのを忘れたくらいのタイミングで入荷したので、今回の納品も遅いのかな〜と思っていたら意外と早く届きました。



Color : RINSED


Color : INDIAN BLACK DYED




このジャケットの特徴は生地/色/ポケットの形状。

” Cotton Chain Cord “という、今回のコレクションのために織られた生地。
生地を織る際、経糸が布の後ろから前に引っ張られることにより捻れた隆起を形成、生地の表面に垂直の紐状リブが出てきます。

” Baste Pocket Jacket “のポケットは、前見頃の生地を長くとり、折り返してポケットになるように作られています。
ビスポークのラフフィッティングで使われる工程を参考にしたディテールだそう。
寸法を最大限変更できるように生地を残して折り畳み、” Baste “と呼ばれるしつけ糸で縫い付ける。
そこから、このジャケットはBaste Pocket Jacketと名付けられました。

RINSED(オフホワイト)は洗いのみがかけられています。
INDIAN BLACK DYEDは焼いた象牙とイカから得られた黒い染料で染められているそうです。


と、オリジナルの生地/オリジナルのアイデア/自然由来のアナログな染色方法で作られたTENDER Co.のBASTE POCKET JACKETですが、大事なのはそこじゃない。
聞かれたら説明出来る要素は多いけど、そういうのを知らなくても「いいなあ。」と思って買うことが出来る洋服なんです。

生地に用いられたテクニック、着る上で使うディテール、布が褪色していく美しさ。
そういうのは気に入って着ている内に自然とついてくる、美味しいおまけのようなもの。




洋服の形自体はシャツジャケットに分類されるような物だと思うので、提案としてはいつも通り。
みなさん、好きなように着てください。


説明だけ聞くと、作り手の拘りが強そうなイギリス物。雰囲気も十分すぎるくらいちゃんとある。

その為、物としてのキャラクターが強いように見えますが、実際は選ぶ人自身のキャラクター/好きなもの/持っている洋服に印象が左右される洋服だと思う。柔軟。
僕はこの細さが気に入ってます。なんか生地が奇妙にストレッチするのも笑える。


” TENDER Co. “
– BASTE POCKET JACKET –
¥57,200-(tax included)




「着る人を選ぶ洋服」という表現をたまに見かけますが、MANHOLEを始めてからそんな物はこの世に無いのかもしれない、と思うようになりました。

大体の洋服は、選ぶ人が着るだけです。
で、あるならば、僕らはお客さんと一緒に「着る人」ではなく「選ぶ人」になっていきたい。

例えば、TENDER Co.のような。
理屈もあるけど理屈じゃない良さを感じる洋服からは、その「選ぶ人」になるためのヒントを感じます。




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一人でもいい








こんにちは。
MANHOLEの中台です。


先シーズンも何となく気に入っていた、TENDER Co.からシャツが届いた。

何か新しいものが入荷するのは嬉しいが、前回のBLOGの時より、さらに何も知らない。
河上に聞いてみると「どういう作りだとかの詳細は覚えてない、その内思い出す。最悪恥を忍んで代理店に聞いてみる。だからそういう聞けばなんとかなる情報はおいといて、かっこいいな。」とのこと…。

まじかよ…仕方ない。
9月から頑張ってくれるらしいから、まあいいか。
僕は大人、何とかします。










見たことがない、触ったことがない風合いのコットン生地。
コードレーンともシアサッカーともコーデュロイとも全然違う、生地が縮みすぎてナチュラルな横ストレッチを生み出している。

色は無染色のナチュラルと、鉱物で染めたような印象のライトグレー。
うん、確かにかっこいいし欲しくなる。

でも「確かにかっこいいから、お客さん、是非どうぞ!」じゃ流石にまずいので、改めて河上になんかないか詰めてみたところ。

「俺が感じるTENDER Co.の良さは、男性的な洋服だとか経年変化だとかイギリス製だとかはどうでもよくて。いつも見え方はあまり変わらないんだけど、実はシーズンが切り替わるごとに型自体も生地自体も作りが変化していること。もちろん定番品や継続品番もあるんだけど、それとは別枠で毎シーズンリリースする洋服は、変わらないように見えて実は変化を続けている。こういう物の作り方をしているブランドは多いようで少ない。だから、そういう意味でもMANHOLEでは大事にしていきたいと思っている。あと、今日のシフト組みミスっててごめん。」

すごいちゃんとした答えが返ってきてびっくりした。。。
たまにはストレートに聞いてみるのも良いですね。

今日は河上がシフトを組むことすらミスっていて、僕一人出勤だったので着用画像はありません。
河上がきっとまた、9月中に紹介してくれるはずです。


それではまた。




” TENDER Co. “
– BASTE POCKET SHIRT – ¥57,200-(tax included)








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中台 竜郎

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